2020年秋の新作アニメ注目タイトルである「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」(略称は「キミ戦」)
第3話で突然の復活を果たしてイスカやアリスリーゼとの激戦を繰り広げた始祖ネビュリスのキャラクター性や能力を紹介すると共にイスカとの関係性についても迫りたいと思います。
第3話の詳細は以下の記事をご覧ください。
目次
始祖ネビュリスのキャラクター性を紹介
まずは始祖ネビュリスのキャラクター性から紹介していきます。
最古かつ最強な伝説の魔女
「時空星霊」とも呼ばれる最古かつ最強の星霊を宿した少女です。
100年前にたった1人だけの星霊能力で帝都を火の海に変えてしまったため、帝国側からは現在でも「大魔女」と呼ばれながら恐れられています。
ちなみにアリスリーゼや燐たちが属している「ネビュリス皇庁」は彼女の双子の妹によって創始されたものです。
少女の姿を維持したまま眠り続けていた
赤銅色に日焼けした肌と真珠色を彷彿させるような髪色が印象的であり、見た目だけではまだ12、13歳程度の少女にしか見えません。
本人が帝都を火の海に変えてから100年も経過している現在では表向きでは“故人”とされておりますが、実はネビュリス皇宮の地下で眠り続けていたのです。
さらに驚くべきことに自分の宿している強大な星霊の力で時間の流れさえも遮断しながら眠り続けていたために生命だけでなく、当時の少女の姿までも維持し続けておりました。
破滅的かつ強大すぎる憎悪
100年もの長い年月をかけて眠り続けていた始祖ネビュリスですが、第3話で目覚めたと同時に中立都市にいるイスカやアリスリーゼの前に現れます。
始祖ネビュリス「星剣・・・星の裏切りの刃。帝国・・・この星の住処を蝕む者たち、全部消えればいい!」
アリスリーゼ「始祖・・・様?」
始祖ネビュリスはイザベラ女王の母であり、アリスリーゼやシスベルの祖母に当たるキャラクターでもあるのです。
帝国兵(イスカ)と彼の持つ”星剣”を目撃した途端、長い眠りから覚めたばかりとは思えぬような強大な「熱風」による星霊術を放ちます!
その星霊術を放った場所には自分の仲間であるアリスリーゼや燐も居ることを分かっていながらの行動でしたが、彼女にとっては同じ魔女であっても帝国兵と一緒にいる時点で“裏切り者”とみなしてしまうのです。
アリスリーゼ「おやめください、始祖様!」
始祖ネビュリス「星霊使いが私の邪魔をする?帝国に組するならば・・・この星から失せろ」
自分の子孫であるはずのアリスリーゼが止めに入っても、お構いなしに強大な「炎」による星霊を放ってしまいます。
ちなみにコミック版の方では、この時の始祖ネビュリスはまだ完全に目覚めたというわけでなく、これまでに放ってきた星霊は全てまだ眠り続けている本人を守るために「自動制御」が機能したことをアリスリーゼから解説されております。
アリスリーゼの詳細は以下の記事をご覧ください。
始祖ネビュリスの星霊能力
ここからは始祖ネビュリスーの桁違いな威力を誇る星霊能力を紹介していきます。
星紋が翼として具現化!
先の項目でも始祖ネビュリスによる星霊術の強大さに触れましたが、それは攻撃以前の問題でもあるのです。
彼女の背中から生えている両翼は実は本人の中で宿る強大な星霊によって具現化されたものです。
その漆黒の両翼はまるで「闇」を表していると同時に、全身から出ている紫色のオーラもまた「帝国への憎悪の大きさ」の表れでしょう。
他の追随を許さない強大な星霊能力
イスカたちの前に現れたと同時に「熱風」による星霊術を放ちますが、その後に止めに入ったアリスリーゼに向けて放った無数もの「炎」による星霊術を連発してきます。
燐・ヴィスポーズがアリスリーゼの前に出て自分の「土」の星霊術(ゴーレム)によって作り出したシールドで必死に防御しますが、いとも簡単に「炎」を連発するだけで打ち破ってしまうのです!
そしてシールドを破られた燐は全身に大火傷を負わされて身動きすら取れなくなってしまいます。
燐の詳細は以下の記事をご覧ください。
あらゆる事象(属性)の星霊を使いこなす
本作品の中では「1人の星霊使いが干渉できる(使用できる)事象(属性)は1種類のみ」と設定されておりますが、この始祖ネビュリスは例外でありイスカたちの前には空間を切り裂きながら破壊する形で現れた上に「炎」「氷」「土」「風」と、あらゆる事象(属性)の星霊術を使いこなせてしまうのです。
大火傷の重傷を負わされた燐をミスミスに運ばせた後にイスカとアリスリーゼの共闘による激戦が始まりますが、先までの「炎」の直後には「氷」に切り替えてイスカに向けて放ちます。
彼女から放たれた「氷」もまた、アリスリーゼの「大氷禍」にも引けを取らない程の威力を誇りますが、この時はアリスリーゼの星霊術によって食い止められます。
ミスミスの詳細は以下の記事をご覧ください。
自分の「氷」を止められた怒りを抱きながら、今度は「風」に切り替えてイスカたちを吹き飛ばそうとします。
これもまたアリスリーゼによって止められますが、その直後には両翼や全身から発せられている紫色のオーラを地面へと投げ下ろし「土」の雪崩のようなものを巻き起こしては彼女を吹き飛ばしてしまいます。
それでもアリスリーゼが作った「氷の階段」の上を走り続けた末に飛んだイスカの星剣で両翼を斬られます。
イスカ「もう一度寝てろ!次に目覚めた時には、世界はもう少しマシになってるさ・・・」
彼が告げるが如く、再び眠りについた始祖ネビュリス・・・彼女の敗北を見ると、イスカたちのこれまでの苦戦がまるで無かったかのようなアッサリと決着がついてしまったかのように見える視聴者もいるかと思いますが、これはあくまでもイスカとアリスリーゼによるコンビプレイだからこそ掴めた勝利なんですよね。
イスカの詳細は以下の記事をご覧ください。
始祖ネビュリス覚醒とイスカの関係性
ここからは始祖ネビュリス覚醒と主人公イスカとの意外な関係性にも迫りたいと思います。
始祖ネビュリス覚醒は”星剣”によるもの
表向きでは”故人”とされていながらもネビュリス皇宮の地下で眠り続けていた始祖ネビュリスの突然の覚醒に驚いた人もいるかと思いますが、彼女はイスカの持っている“星剣”に反応する形で目覚めたのです。
そのため、覚醒させた”星剣”に反応する形でイスカたちの前に現れたというわけですね。
ちなみに「帝国への憎悪」が1つの大きな特徴として挙げられている始祖ネビュリスですが、こうした私怨を強く抱いているキャラクターとしてイザベラ女王の存在も忘れてはなりません。
同じ「ネビュリス皇庁」のアリスリーゼや燐は始祖ネビュリスの姿を見た途端に驚きと恐怖を抱いたことに対して、イザベラ女王だけは違っていました。
イザベラ女王「始祖様の戒めが・・・けれど願ってもない!あの方のお力さえあれば、帝国打倒が見えてきた」
イザベラ女王が地下から感じた異変に気づいて駆けつけた時には始祖の方は既に自分にかけられている”戒め”から脱しており、姿すら見えなくなっていた(既にイスカたちのいる中立都市にまで移動していた)状況であったものの、まるで始祖ネビュリスの覚醒そのものを望んでいたような様子でした。
イスカの師匠とは「姉弟」の関係
イスカたちの前に現れた始祖ネビュリスの視線は真っ先に彼の持つ”星剣”へと向けられます。
始祖ネビュリス「私を起こしたのは、その“星剣”か・・・それはクロスウェルの物だろう?」
イスカ「なんで僕の師の名前を?」
始祖ネビュリス「まあ良い。貴様がこの私を止める未来など無い」
実はイスカが第1話で1年間の拘束から釈放された時に「使徒聖」から渡された“星剣”は彼がかつての師匠クロスウェルから授けられたものでした。
さらに、実はこのクロスウェル自身が始祖ネビュリスの弟だったのです!
そうなると始祖ネビュリスとクロスウェルは「姉弟」という関係であるということですね。
第1話の詳細は以下の記事をご覧ください。
まとめ
今回は最強の大魔女として帝国側からも恐れられている始祖ネビュリスのキャラクター性や強大な星霊能力を紹介しながら、イスカや”星剣”との関係性についても迫ってみました。
- 「時空星霊」とも呼ばれる最古かつ最強の星霊を宿している少女。
- 100年前に帝都を火の海に変えてしまったために帝国からは「大魔女」と呼ばれながら現在でも恐れられている。
- 「ネビュリス皇庁」は彼女の双子の妹によって創始された。
- 「時空の破壊」を始め、あらゆる事象(属性)の星霊を使いこなす。
- イスカに”星剣”を授けた師匠クロスウェルの姉でもある。
イスカとアリスリーゼの共闘の結果、再び眠りについたものの・・・このまま朽ち果てて終わるはずがありません。
弟のクロスウェルと同様に、まだまだ多くの謎に包まれているキャラクターでもある故、きっと遠くないうちに再び覚醒してイスカたちに襲いかかってきそうな予感が強いんですよね。
本作品のアニメ動画や見逃し配信は以下の記事をご覧ください。
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