2020年秋の新作アニメ注目タイトルである「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」(略称は「キミ戦」)もいよいよ後半戦に突入しましたね!
そこで今回は第10話から本格的に動き始めたシスベル・ルゥ・ネビュリス9世のキャラクター性や能力を紹介すると共に今後の展開にも迫りたいと思います。
第10話の詳細は以下の記事をご覧ください。
目次
シスベルのキャラクター性を紹介
まずはシスベル・ルゥ・ネビュリス9世(以下は「シスベル」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
「ネビュリス皇庁」の第三王女
「ネビュリス皇庁」の第三王女であるシスベルはイリーティアやアリスリーゼの妹にあたるキャラクターです。
以前まではアリスリーゼにも負けぬ程のおてんば少女でしたが、現在では部屋に引きこもりがちで人とあまり関わろうとしておりません。
アリスリーゼの詳細は以下の記事をご覧ください。
かつてイスカが解放した”魔女”だった!
本作品の主人公であるイスカが第1話の冒頭場面で帝国内で監禁されている“魔女”を解放したことにより「使徒聖」の座を降格された上に彼自身が1年間にわたる監禁生活を送らされていたわけですが、実はこの時に解放した少女こそがシスベル本人だったのです!
イスカ「拘束された君をたまたま見かけて気になってた・・・星霊反応が弱い子まで片っ端から投獄するやり方はどうかと思うから」
始めはそう言ってくれるイスカの言葉も信用できていなかったシスベルは本当に解放してもらえた後に彼が本当に「使徒聖」であると同時に自分を解放した罪を処される形で「終身禁固刑」に処された新聞記事を見たことで真実であったことに気づいたのです。
そうして見るとイスカはアリスリーゼよりもシスベルの方と1年も早く出会っていたことになりますね・・・。
第1話の詳細は以下の記事をご覧ください。
引きこもりや拒絶はイスカへの想いから?
イスカの厚意によって解放されてから「ネビュリス皇庁」に戻ってからは、囚われる前までのおてんばぶりはすっかり消え失せたかのように部屋での引きこもり生活を続けてきたシスベルですが、それ以上に深刻化していたのは「人を避けるようになってしまった」点にあるのではないでしょうか。
その様子は第10話での来客だけでなく、実の姉であるアリスリーゼから声をかけられても同じように避けてしまうのです。
アリスリーゼ「あなたもお姉様のお出迎え?なら、一緒に・・・」
シスベル「失礼しますわ」
この時はたまたま部屋から出ていたに過ぎませんでしたが、アリスリーゼにとっても妹の顔を見ること自体が久しぶりだったようです。
他人を拒絶するだけならともかく、自分の家族まで拒絶してしまう様子を見ただけでも心を閉ざしているように見られがちなシスベルですが、その原因には自分が帝国に監禁されたことへの恐怖心よりも、自分を助けて解放してくれた“イスカへの強い想い“が大きいと思われます。
母親からの遠征任務で動き出す
長い引きこもり生活を送ってきたシスベルですが、そんな彼女にも母親であるミラベア女王から直々に出張任務を言い渡されます。
その任務内容とは「独立国家アルサミラへの遠征」ですが、この国は帝国にもネビュリス皇庁にも属していない上に”中立”すら宣言していない砂漠の国です。
さらに帝国の者を積極的に受け入れている報告を受けたミラベア女王は、このアルサミラが条件次第ではいつ帝国側に属するか分からないことを危惧して「裏切りがあるか否か」を調べる必要があると感じた末、そうしたことを調べるためには「シスベル自身の持つ星霊能力が必要」と判断したためです。
ミラベア女王の詳細は以下の記事をご覧ください。
イスカとの待望の再会!
自分にとって直属の使用人であるシュヴァルツだけを連れる形でアルサミラへと出向きますが、そんな中で仲間たちと共にバカンスとして訪れていたイスカとの再会を果たしたのです。
イスカ「君は、あの時の・・・」
イスカの方もシスベルの顔をまだ覚えていた様子でしたが、音々(ネネ)が戻ってきた瞬間に自分の姿をくらましてしまいます。
シスベル「とうとう見つけたの!私の理想の護衛を!」
自分から逸れていたシュヴァルツに歓喜の声を上げるシスベルですが、彼女はかつて助けてくれたイスカを“自分の護衛”として招き入れようと考えておりました。
音々(ネネ)の詳細は以下の記事をご覧ください。
姉のアリスリーゼも第3話で彼を”自分の部下”に引き入れようと勧誘したこともありましたが、やっていることは2人とも似たり寄ったりなんですよね。
ネビュリス皇庁の王女でも、さすがは姉妹・・・血は争えないと言うことですかね。
第3話の詳細は以下の記事をご覧ください。
シスベルの使う脅威的な星霊能力
ここからはシスベル・ルゥ・ネビュリス9世が使用する星霊能力について紹介していきます。
「灯」能力で過去の出来事を再現可能!
シスベルの持つ「灯」の星霊能力は過去に起きた周囲の出来事を“映像”と“音声”によって忠実に再現できてしまう画期的な能力です。
本人はその能力をアルサミラの中ではイスカと会うために利用していましたが、その再現模様はまさに現実世界で一般人たちが当たり前に観るような映像作品と何ら遜色なかったのです。
これまでに見てきた氷(アリスリーゼ)や土(燐)のような攻撃魔法ではない上に再現できるのは、あくまでも“過去の出来事のみ”であるため、戦闘向きではありません。
(未来予測まで出来るのであれば、戦場でも大きく活躍出来ていたかもしれませんが・・・)
燐の詳細は以下の記事をご覧ください。
ミラベア女王がシスベルに遠征任務を出したのも、彼女の持つ「灯」能力が必要であったからであり、その能力を駆使しながらアルサミラを満遍なく偵察してきてほしかったためです。
直接的な戦闘には向いていないものの、使いようによっては”危険な魔人”とまで呼ばれていたサリンジャーにも負けない脅威となるのではないでしょうか。
サリンジャーの詳細は以下の記事をご覧ください。
「灯」能力ゆえの苦悩も・・・
第10話の時点ではシスベルの星霊能力の凄さに圧倒された視聴者も多かったと思いますが、当の本人は自分の「灯」能力によって苦悩させられることの方が多かったのです。
最初はただ単に好奇心だけで自分の「灯」能力を使っては外の世界を堪能しながら楽しんでいただけですが、監禁生活から戻ってきたネビュリス皇庁では関係者たちによる「時期女王候補」の話題ばかりが舞いあがっておりました。
この時にシスベル自身もミラベア女王が自分ではなく、姉のアリスリーゼを次期女王の「第一候補として考えていること」を知ってしまいます。
さらに自分の星霊能力の“有効範囲や期間”においても実は母親にさえ話せていない重大な秘密もあったのです!
「灯」能力に隠されていた重大な秘密
シスベルの持つ「灯」星霊の有効範囲は300Mで見られる過去は20年前までとされていますが、それは彼女自身が周囲に流布していた“嘘”であることが判明します。
しかし、それは嘘というよりはあくまでも「7歳だった頃の限界点」でしかなかったのです。
実は大きく成長した現在では有効範囲も遡れる過去の年数も大きくバージョンアップしておりました!
現在の正確な有効範囲と年数は以下の通りとなります。
現在の有効範囲 | 3,000M |
現時点で遡れる過去 | 200年前 |
こうして比べてみると7歳の頃から現在にかけてシスベルの星霊能力が大きく成長してしまっていることが解るかと思いますが、これは本人も自分の意思で成長させたというよりは、その時にあまりにも“恐ろしい過去の出来事”を見てしまったことが大きな原因なのかもしれません。
シスベル「あれは、もはや人間ではない・・・怪物!」
「灯」の星霊で周囲の者たちによる醜い内容の会話ややり取りを見れてしまっている故に人間不信な状態にまで陥ってしまったシスベルにとって信用できる部下はもはやシュヴァルツしかおりません。
自分の星霊に戦闘力がない上に、唯一信頼できる部下であるシュヴァルツも今では老齢の身であるため、自分だけで母親を守るために戦える力も手段もない状態に焦りも感じていたのです。
シスベル「お願い!誰か、私の味方はいないのですか?」
そう悩み続けた末に浮かんできた存在こそが、かつて自分を解放してくれたイスカの存在だったのです!
シスベルに襲いかかる今後の展開
第10話で待望の(あくまでも本人のだけにとっては)イスカとの再会を果たしたシスベルですが、今後はそうした行動によって“裏切り者”と判断されて、あの仮面卿オンから襲撃される展開を迎えてしまうのです。
イスカに迫るも返り討ちに?
アルサミラで「灯」能力を使ってイスカが仲間たちと共に宿泊するホテルや部屋まで突き止めたシスベルは夜中に忍び込みますが、すぐ気配に気づかれて抑えつけられてしまいます。
シスベル「1年ぶりですわね」
イスカ「君は・・・」
この時点でイスカの方もシスベルが、かつて自分が解放した魔女の少女であることに気づきます。
それからは改めてお互いに向き合いながら座る形で話し合いが始まりますが、シスベルの方が真っ先に自分の部下となるように誘います。
シスベル「次は私が報いる番です」
そう言いながらイスカ自身が失った地位や名誉などを約束することも告げますが、彼の瞳には前にも同じことを言ってきたアリスリーゼの姿が浮かんでしまうのです。
イスカの詳細は以下の記事をご覧ください。
長女の差し金により”裏切り者”扱いに?
アリスリーゼの時と同じく、シスベルから出した提案と交渉は成立しないまま引き下がることになります。
同じ頃、シスベルを強く心配するミラベア女王がアリスリーゼと燐も連れる形で本人が不在中となっている部屋を探る中で、ベッド上に置かれていたイスカの新聞記事を見られたことで彼との関わりがあったことを知られてしまいます。
さらには長女であるイリーティアが仮面卿オンに告げ口したことにより“裏切り者”扱いされる形で襲撃されてしまいます。
仮面卿オンの詳細は以下の記事をご覧ください。
そんな危機の中でイスカたちN07部隊メンバーが助けに来てくれるものの・・・仮面卿オンの方もまた、キッシングとはまた違う意味での驚異的な機械ロボット兵を用いて襲いかかってくるのです!
「帝国」やN07部隊メンバーに関しては以下の記事をご覧ください。
キッシングの詳細は以下の記事をご覧ください。
まとめ
今回は「ネビュリス皇庁」の第三王女であると同時にアリスリーゼの妹でもあるシスベルのキャラクター性や能力を紹介しながら、彼女自身に襲いかかる今後の展開にも迫ってみました。
- 「ネビュリス皇庁」の第三王女であると同時にアリスリーゼの妹でもある。
- イスカが帝国内で解放した少女こそがシスベルだった。
- 解放されて皇庁に戻ってからは以前までのおてんばぶりは見せなくなり、部屋に引きこもる生活を続けていた。
- 自身の持つ「灯」星霊は”映像”と”音声”により過去に起きた出来事を再現出来てしまう。
- 自身の能力でイスカと接触するものの、交渉が成立しないだけでなく、長女に差し金で”裏切り者”の汚名を着せられる形で仮面卿から狙われてしまう。
イスカとの因縁が深い点や彼を皇庁に誘うなど、やっていることは姉のアリスリーゼと変わらないものの、シスベル自身が抱えている苦悩は他のキャラクターたちとはまた一味違ったものなんですよね・・・。
本作品のアニメ動画や見逃し配信は以下の記事をご覧ください。
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