エヴァ開発責任者として、エヴァシリーズに重要な関わりを持ちながら登場した赤木リツコ。
本記事では赤木リツコの性格、綾波レイや碇ゲンドウとの関係性について紹介。
さらに旧劇場版での死亡と比較しながら、新劇場版の方で迎えた最後や結末についても考察してみます。
本作品の人物相関図は「シン・エヴァンゲリオン劇場版の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

赤木リツコ(あかぎ りつこ)とは

出典: BiBi
赤木リツコはTV版の第1話から登場したメイン級キャラクターの1人です。
主人公のシンジたち(チルドレン)が搭乗するエヴァシリーズの開発責任者であり、彼らのシンクロテストなどに大きく関わってきました。
また、葛城ミサトや加持リョウジとは大学時代からのつき合いのため、この2人に対しては友達口調で話すことも多いです。
加持リョウジの詳細に関しては「加持リョウジは誰に殺された?TV・旧劇と新劇の違いやミサトとの関係・息子について」の記事を参照ください。

赤木リツコのプロフィール
年齢 | 30歳(TVと旧劇場版、『新劇場版:破』まで) 44歳(『新劇場版:Q』と『シンエヴァ』) |
誕生日 | 11月21日 |
所属と職種 | ネルフ技術開発部技術第一課 E計画、エヴァ開発部責任者、 MAGIの管理および運営 (TVと旧劇場版、『新劇場版:破』まで) 空中戦艦ヴンダーの副長 (『新劇場版:Q』と『シンエヴァ』) |
リツコのキャラ設定はミサトと同じく、基本的には旧作から『エヴァ破』までにかけて大きな変更点はありませんでした。
しかし、物語の大きな転換期となった『エヴァQ』からは空中戦艦(ヴンダー)の副長となり、艦長となったミサトの補佐を務めながらかつての上官たち(碇ゲンドウや冬月コウゾウ)と敵対関係となって戦うなど、旧作(TV版や旧劇)にない展開や行動も見せてくれました。
また、エヴァに登場するキャラクターたちの苗字には日本で実在した軍艦の名称から取られており、リツコの苗字も「赤城」という有名な軍艦からつけられています。
赤木リツコの性格 | ミサトとは対照的に冷静かつ現実主義者
リツコは常に冷静沈着かつ完璧とまで言える“現実主義者”な性格です。
その冷静さが時には“冷徹さ”に変わる時もあり、TV版16話や『エヴァ破』の時を始め、エヴァ搭乗者の命よりも“エヴァそのものの無事や奪還”の方を優先に動こうとする一面もありました。
そのような性格や自身の考え方が災いし、時には正反対な性格や考え方のミサトと衝突することも多かったです。
とはいえ、リツコの冷静さも完全とは言い切れず、綾波レイや碇司令の前では意外な一面を見せることもありました。
(綾波レイや碇司令との関係性については後の項目で紹介します)
葛城ミサトの詳細に関しては「葛城ミサトは最後に死亡する?加持との関係 | 子供時代やTV・旧劇と新劇の違い」の記事を参照ください。

赤木リツコの太鼓シーンはPC用ソフトで登場した
赤木リツコにおいて“太鼓を叩く場面”が大きな話題となった時期がありました。
しかし太鼓シーンは、2001年に発売されたPC用ソフト「タイピングE計画」の中で出てくる特典映像として作られたものであり、アニメ本編との関連性はありません。
(このソフトは後にプレステ2用ソフトとしても発売されました)
そのため『シンエヴァ』まで公開された現在では入手自体が困難なソフトでもあるため、ちょっとした豆知識程度に捉える方が賢明でしょう。
赤木リツコの声は声優「山口由里子さん」が担当

出典:アニメイトタイムズ
赤木リツコの声を担当している声優さんは「青二プロダクション」に所属する山口由里子さんです。
山口さんは劇団に入りドイツやアジアとの合同公演など、主に舞台女優として活動されてきました。
声優としては1994年に放送された『超クセになりそう』や『モンタナジョーンズ』での出演でデビューを果たされました。
山口さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『ONE PIECE(ワンピース)』ニコ・ロビン役
- 『ジェネレーターガウル』斎藤リョウコ役
- 『霊剣山シリーズ』王舞役
- 『CONCEPTION』レオーネ役
赤木リツコと綾波レイとの関係性
リツコがエヴァ搭乗者の中で最も深く接触したキャラクターが綾波レイとなります。
とはいえ、この2人はシンジとミサトのようなケースとは違い、かなりドロドロした内容や展開が続きました。
ゲンドウの命令で綾波レイの身体管理を行なっていた
綾波レイの肉体は碇ユイの記憶やデータを元に製造されたクローン体のため、シンジ達とは違って「誰かがレイの肉体(人形)を管理する必要」がありました。
そして、その身体管理を行なっていたのがリツコであり、彼女もまた碇ゲンドウからの命令で行なっています。
旧作ではそのような様子がハッキリ見えなかったものの、後の漫画版(貞本版)や『エヴァ破』の中で分かりやすく描かれていました。
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