エヴァシリーズのアニメ作品は、新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)、新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生、新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に、REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q、シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇が存在します。
見る順番は結論から下記の通りです。
- 新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
- REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
- シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇
見る順番・時系列順の詳細と見どころを本文で解説していきます。
※ネタバレ含みますのでご注意ください。
目次
【アニメ】エヴァシリーズを見る順番は?時系列順に解説!
エヴァシリーズのアニメを見る順番は時系列通りで、下記の順番で見ればOKです。
(公開された順番=時系列順になっている)
見る順番 | 作品名 | クール | 放送時期 |
1 | 新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ) | 1期 | 1995年10月4日~1996年3月27日 |
2 | 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 | 映画 | 1997年3月15日 |
3 | 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に | 映画 | 1997年7月19日 |
4 | REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に | 映画 | 1998年3月7日 |
5 | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 | 映画 | 2007年9月1日 |
6 | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 | 映画 | 2009年6月27日 |
7 | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q | 映画 | 2012年11月17日 |
8 | シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 | 映画 | 2021年3月8日 |
エヴァシリーズはTVシリーズから始まり、1997年には劇場版まで終了しています。
しかし、2007年に新たにリビルドした形で新劇場版が公開されています。
ちなみに新劇場版は、並行世界というイメージのため、オリジナルから見ても問題ありません。
各作品のみどころをこれから1つづつ紹介します。
各クールあらすじと見どころまとめ
新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)
あらすじ
人類補完計画が発動したことが文字情報のみで示され、その中で絶望し苦悩するシンジの精神世界が描写される。これまでの主要登場人物(カヲルを除く)が次々と現れてシンジに語りかけ、その問答の果てに、シンジは今までとは全く違う世界を見ることになる。何の変哲もない学生生活を送るシンジと登場人物たち。母親(ユイ)も亡くなってはおらず、使徒もEVAも存在しない世界。その世界を見たシンジは「世界は自分次第であらゆる可能性がある」こと、そして「僕はここに居ても良いんだ」と気付く。そして登場人物たちから一同に「おめでとう」と祝福され、シンジは「ありがとう」と言って微笑んだ。
出典:「新世紀エヴァンゲリオン」wiki
個人的な見どころ
『新世紀エヴァンゲリオン』は、15年前に起こった大災害「セカンドインパクト」で人類の半分が亡くなった2015年の世界を舞台です。
そして、「碇シンジ」がエヴァンゲリオン初号機のパイロットとして、仲間、友達、上司、親と自分が求めている答えを見つけていく物語です。
そんな『新世紀エヴァンゲリオン』の見どころを3つ紹介します。
碇シンジの心の葛藤が見られるよね
見どころ①綾波レイの笑顔
「綾波レイ」は当初不愛想な女の子というイメージがありましたが、物語が進むにつれてクローン人間ではないかという話が当時出てきました。
そのため、ほとんどアニメの中では笑っていません。
しかし、劇中のヤシマ作戦時は、第5使徒ラミエルの加粒子砲からエヴァンゲリオン初号機を守るために盾を持って身をていして守ります。
その時に「碇君 さよなら」といったことからシンジはレイを心配して、エヴァンゲリオン零号機のエントリープラグを開きます。
偶然か、父である碇ゲンドウもエヴァンゲリオン零号機が暴走した際に同じようなことをしており重なります。
そして、エントリープラグの中を見たシンジとレイは以下のセリフを交わしています。
綾波レイ「ごめんなさい。こういう時どんな顔すればいいのか、わからないの。」
碇シンジ「笑えばいいと思うよ。」
この瞬間、画像のようなかわいらしい「綾波レイ」の顔が見られ、当時ファンの間では話題になりました。
見どころ②自分の存在を認めてもらう碇シンジ
今ままでエヴァンゲリオン初号機のパイロットとして、劇中で活動してきた「碇シンジ」。
しかし、最終話では自分の心と向き合うシーンが放送されています。
当時、最終話としてはちょっと終わり方が微妙な気もしますが。
ただ、タイトルが「世界の中心でアイを叫んだもの」だけに中心に立って自身の答えを見つけようとするシンジにはすごく興味をひかれました。
エヴァンゲリオンがない世界を選んだシンジの選択は、1人の人間として成長した姿を見れます。
そして、シンジと今まで知り合った人たちとの会話は、私たちの世界と同じ考えもあり共感できました。
特に、最後にシンジが自分は生きていい存在なんだといった途端にみんなから出たおめでとうは感動しました。
見どころ③まるで別アニメ!?
シンジが自分の存在を認めた途端に始まったのがありえたもう1つの未来でした。
レイやアスカやミサト、そしてトウジとケンスケなどの今までの登場人物が中学校を舞台にして日常が描かれるなど、まるで「別アニメ」といいながらもファンとしてはこういう道もあって欲しかったとついつい願ってしまいました。
これで、『新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)』は終了となるのですが、当時結構無理があるような終わりかたでしっくりきませんでした。
しかし、最後にレイがパンをくわえながら、シンジにぶつかるのですが、その時にパンツを見られた時の反応は女の子していて結構ホッコリしました。
レイが普通の女の子だったら、おそらく活発でかわいい女の子になっていたと思います。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
あらすじ
本作は、TVシリーズ(第壱話〜第弐拾四話)の再構成である『DEATH』編と、第弐拾伍話のリメイク(実態は完全新作)の前半部分『REBIRTH』編の2部構成となっている。なお、サブタイトルの「シト新生」は、DEATH & REBIRTH の直訳「死と新生」と「使徒新生」とを掛けている。
出典:「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」公式HP
個人的な見どころ
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』はTVシリーズを再構成したアニメ。
TVアニメシリーズの終わり方ではストーリーとしてしっくりこないところがあるため、改めてTVシリーズを再構成しながら自然な終わり方になるように作られています。
特に、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』と同時に『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』が公開されることが発表されて、さらに人気を出した作品です。
そんな『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』の見どころを3つ紹介します。
当時はまさかTVシリーズの25~26話をリメイクするとは思っていなかったよね
見どころ①ゼーレの反撃
ゲンドウがゼーレに反したと感じたのか、NERV本部にハッキングを仕掛けます。
しかし、リツコが阻止したため、力づくなのか戦略自衛隊を直接NERV本部に向けて派遣します。
ただ、NERV本部にいる人員の戦闘力では全く歯が立たず、次々に占領されスタッフは1人残らず殺されます。
一番の見どころとして挙げているのは、これが一番の人の欲望が出ているからです。
自分の思い通りにならなければ力づくでも押しかけるという対応は見ていて、人の傲慢さを感じました。
見どころ②渚カヲル君の首が…
フィフスチルドレンとしてシンジに近づいたカヲルですが、実は最後の使徒。
シンジは、自分に優しくしながらも裏切ったカヲルを許さないという気持ちになりエヴァンゲリオン初号機でエヴァンゲリオン弐号機を追いかけます。
その後、カヲルに追いついたシンジがカヲルを握り頭を落とします。
この後、自身がカヲルを殺してしまったと自身を責めますが、NERV本部に自衛隊が侵入してくるなど大変な状態になります。
このシーンは、ファンの中でも結構衝撃的な映像となり、「首ポチャ」で話題となりました。
見どころ③弦楽四重奏曲の練習
今までのエヴァンゲリオンにないシーンで、学校の体育館にシンジ、アスカ、レイ、カヲルが集まり、弦楽四重奏曲の練習をするのですが、その際にTVシリーズを見ていない人でも復習する場面として最適でした。
見どころにしたのは、エヴァンゲリオンのパイロットが4人集まるのは珍しいからです。
まず、正式な路線でいくとシンジ、アスカ、レイ、カヲルが一緒に練習をすることは考えられません。
エヴァンゲリオンファンとしては、思わずニヤッとしてしまうシーンですね。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
あらすじ
1995年秋から1996年春まで放送された同テレビアニメシリーズ、『新世紀エヴァンゲリオン』の第弐拾伍話と最終話をリメイクし、完全新作として上映されたものである[注 2]。本作をもって『新世紀エヴァンゲリオン』は完結を迎えた。
出典:「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」wiki
個人的な見どころ
『新世紀エヴァンゲリオン』のもう1つのエンディングを描いた映画作品で、最後はシンジとアスカだけになるというまるでアダムとイブを思わせるような終わりかたをしています。
ちなみに、作成した監督はこの作品以降に続編を作るのは不可能だといってしまうくらい完全な終わり方で衝撃な映像と共に歴史に残る作品となっています。
公開された当時はトラウマになった人が多かったよね
見どころ①エヴァンゲリオン弐号機が、エヴァンゲリオン量産機にめちゃくちゃにされる
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の見どころというよりは一番インパクトが強いシーンになります。
今まで眠っていたアスカは、周りの敵から襲われないようにエヴァンゲリオン弐号機の中に移されます。
そして、目覚めたアスカは外に飛び出すのですが、ゼーレはエヴァンゲリオン弐号機の危険性を感じて、対抗するためにエヴァンゲリオン量産機を投入します。
最初はエヴァンゲリオン弐号機が、優勢だったのですが内部電源だけでは活動時間に限界があることと、槍を投げられたことにより沈黙させられます。
その後、エヴァンゲリオン量産機がカラスにのようにエヴァンゲリオン弐号機をバラバラに食いちぎってしまい、最悪な状態になります。
まさに残酷という言葉がふさわしい現状に、当時はいろいろなところから規制するべきではという意見が上がっていました。
ちなみにこのシーンは、餓鬼をイメージしてという指示があったとか…。
見どころ②サードインパクト
アスカの乗るエヴァンゲリオン2号機のひどい姿を見たシンジは、エヴァンゲリオン初号機の中でただ発狂します。
そして、ゼーレはそんなことお構いなしに、エヴァンゲリオン初号機を依り代としてサードインパクトを引き起こします。
しかし、実際は失敗に終わりました。
もともと、セカンドインパクトが先に起こっていて、その恐ろしさを知っているからみんな起こらないようにしていただけにゼーレのもくろみは崩されましたね。
また、直前にミサトがエヴァンゲリオン初号機にシンジをのせようとしたのは、最悪サードインパクトを起こさせないためだったかもしれません。
セカンドインパクトで人類の半分は亡くなっているので、サードインパクトが起こったらどうなるか計り知れません。
見どころ③新生
『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズでは、ループ説が挙げられていますが、その中の1つの未来ではないかと思っています。
この時のシンジは新生をどうするかと尋ねられ、「他人なんてもういらない」「みんな死んじゃえ」と結論を出してます。
なかなか上手くいかない私達もついつい思ってしまうことですが、実際にシンジは誰もいない世界で生きていくことになります。
幸い隣に動かないアスカがいましたが、2人でまたアダムとイブとして生命をはぐんでいく可能性もありますが、現状のシンジの心境を考えるとありえないと思います。
私達の生きるリアルな世界でも同感できるところがあるだけに見て欲しいところですね。
REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に
あらすじ
1997年の春と夏にそれぞれ公開された「新世紀エヴァンゲリヲン劇場版 シト新生」と「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」から、TV版1~24話の総集編になる「DEATH」編と、完全新作の最終2話「Air」「まごころを、君に」をまとめて1本にしたエヴァ劇場版の最終バージョン。「DEATH」編は97年公開版にさらなる編集や修正が加えられた「DEATH(TURE)2」版になっている。
出典:映画.com
個人的な見どころ
『REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に』は、中途半端に終わった『新世紀エヴァンゲリヲン劇場版 シト新生』と、新たに劇場化された『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』を改めて1本にした映画です。
そのため、エヴァンゲリオンシリーズを把握するために欠かせない1本となっています。
そんな『REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に』の見どころを3つ紹介します。
旧劇場版って分かれていたから結構すっきりした作品に仕上がっているよね
見どころ①ミサトのシンジへの愛
今まで、シンジを思うミサトのシーンはあったのですが、劇場版では特にシンジに対しての想いが強くなったように思えます。
そして、シンジがカヲル君を殺してしまったことの罪悪感から立ち直らせた唯一の人物で、以下の言葉には凄く共感を覚えました。
「今、ここで何もしなかったらあたし許さないからね、一生あんたを許さないからね。今の自分が絶対じゃないわ。後で間違いに気づき後悔する、あたしはその繰り返しだった。ぬか喜びと自己嫌悪を重ねるだけ。でも、その度に前に進めた気がする。」
出典:BiBi
もともとお酒が好きで片付けもできない女性というイメージが強いミサトですが、年齢関係なく真剣に向き合うことができるというのはすごく感動しました。
最後にはシンジに大人のキスをしますし、シンジへの愛が感じられる見どころです。
見どころ②気持ち悪い
サードインパクトは、「碇シンジ」の考え方により失敗に終わりますが、白い浜に打ち出されたのはアスカとシンジのみでした。
もともと、シンジは1人になりたいと願っただけにアスカの存在が邪魔だったのかもしれないのですが、首を絞めるシーンはインパクトが強かったです。
もともと、新生された世界に人はほとんどおらず、何故アスカまで首を絞めて殺そうとしたのか彼の心理にも考えさせられるものがありました。
そして、首を絞めたシンジに対して、アスカが「気持ち悪い」といったのには驚きました。
何故なら主語がないからです。
見どころ③アスカの覚醒
アスカは精神攻撃で心身喪失になって戦えない状態でした。
アスカ自身心の葛藤をしている中「死にたくない」という言葉を口にするのですが、そこに出てきた言葉が母親の惣流・キョウコ・ツェッペリンの「死なせない…貴方を守る」でした。
もともと、アスカは誰かに認められたいという想いが強いため、母親に認められたことにより覚醒します。
いつも通りの強気な態度に戻りファンとしては大歓喜。
大好きなママと戦っているということもあり、さらに力強いアスカが見れた気がします。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
あらすじ
舞台は、総人口の半分が失われたという地球規模の大災害「セカンドインパクト」から15年後の世界。主人公の碇シンジは、3年間会っていなかった父ゲンドウに呼び出され神奈川県第3新東京市にやって来るが、その途中、巨大な謎の生命体「使徒」(第4使徒)と国連軍との戦闘に巻き込まれる。
出典:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」公式HP
個人的な見どころ
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は、『新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)』の1話~6話をリビルドした内容となっています。
そのため、新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)を見ている人でも楽します。
そんな『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の見どころを3つ紹介します。
当時はグラフィックが綺麗になっただけと思われていたよね
見どころ①渚カヲルが月面で目覚める
『新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)』の「渚カヲル」は、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の最後の方で、「静かの海」で目覚めます。
これは、ファンからしたら?といった所ですが、ここで考察されたのがカヲルは複数いて、今回の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』に合わせて新たなカヲルが誕生したのではとも噂されています。
そして、さらにクローンと根拠づけたのは以下のセリフです。
「また3番目とはね。変わらないな、君は」
「逢えるときが楽しみだよ。碇シンジ君」
何故、まだ会っていない碇シンジのことを知っているのか、何故、3番目なのかなどついつい見てしまうシーンです。
これからのカヲルの考察に結びつくシーンでもあるので、見どころです。
見どころ②さらに美麗になったヤシマ作戦
『新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)』でもあった、第六使徒ラミエルとの戦い。
作戦終了後にレイが笑うので有名なシーンなのですが、なんといってもリビルドされたこともあって全てが綺麗になっていることです。
ほぼ3DCGといった感じで作り直されているので、動きも滑らかになっていて戦闘の臨場感も上がっています。
また、第六使徒ラミエルも結構綺麗に作り直されていて、新たなヱヴァンゲリヲンという気分が味わえます。
見どころ③ミサトの対応がシンジ寄り
『新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)』と『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を比較するとミサトの対応がシンジ寄りになっていることに気づきます。
特に以下の言葉は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』で追加されています。
「彼に託すべきです」
「自分の子供を信じてください」
もしかしたら世界観を変えているかもしれませんが、シンジに対するミサトの想いは見どころです。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
あらすじ
旧北極のNERV基地「ベタニアベース」[43] において、捕獲され実験に使われていた第3の使徒が封印から目覚め、暴れだす。これに対し真希波・マリ・イラストリアスが乗るエヴァンゲリオン仮設5号機が出撃。仮設5号機は大破しつつも第3の使徒を倒すことに成功するが、使徒のコアを破壊した直後、マリを脱出させた上で自爆する。
出典:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」wiki
個人的な見どころ
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は、『新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)』の8話~19話までを取り入れていますが、ここから世界観が変わってきます。
そして、一番の違いはアスカのファーストネームが違ったり、真希波・マリ・イラストリアスが登場したり、エヴァンゲリオン仮設5号機が登場するなど大きく変化しています。
そんな、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の見どころを3つ紹介します。
まさか、サードインパクトが起こるとは思わなかったよね
見どころ①レイを救う男らしいシンジ
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の最終周辺では、レイが第10使徒に喰われます。
そして、シンジは第10使徒の体の中にいるレイを救うために、エヴァンゲリオン初号機と共に神に近い存在になります。
しかし、神に近い存在になったということは「サード・インパクト」の引き金となります。
劇中の一番の見どころで、14年の空白を生んだきっかけともなるシーンなので是非見て欲しいです。
見どころ②アスカのプラグスーツがかわいい!
アスカのプラグスーツが、エヴァンゲリオン参号機の起動実験にアンかすることになり一新されます。
今までと違い体の部分がスケスケという事もあり、「サービス サービス」を思い浮かべてしまいます。
ただ、この後エヴァンゲリオン参号機は暴走して、シンジが強制的に暴走させられてとどめを刺すという最悪な事態になります。
ちなみに『新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)』では、鈴原トウジが搭乗者となっていたため、オリジナルを見ていたファンとしては結構違和感がありました。
そして、名前も惣流・アスカ・ラングレーから式波・アスカ・ラングレーに変わっています。
見どころ③アスカがシンジに興味を持つ!?
第8使徒をシンジとレイとアスカのチームプレイで倒したことをきっかけに、アスカはシンジのことを意識するようになります。
そして、ここからアスカは、料理をするなど女の子としての行動を意識するようになりました。
さらに、レイも料理の練習をするなど、「瞬間、心、重ねて」が今でも続いている感じでした。
もともとも、アスカもレイもシンジを意識していたようですが、まるでシンジの奪い合いをしているようでついつい見てしまいます。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
あらすじ
シリーズ第1作『序』は、TVシリーズ第壱話から第六話までのストーリーをほぼ踏襲していたが、第2作『破』からは、TVシリーズ第八話から第拾九話を元にしつつも、新たな登場人物、エヴァンゲリオン、使徒などが加わり『新劇場版』独自のストーリーへとシフトしていった。そして本作『Q』では、前作から14年後の世界におけるNERVと反NERV組織「ヴィレ」の戦いなど、TVシリーズや旧劇場版とは全く異なるストーリーが展開される。
出典:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」wiki
個人的な見どころ
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の14年後の世界を舞台にしています。
完全にオリジナルで、『新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)』の世界観から大きく外れます。
新しく葛城ミサトが作った「ヴィレ」とNERVは敵対関係にありました。
そんな、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の見どころを3つ紹介します。
当時はミサトさんがすごく大人っぽくなって別のアニメみたいに思えたよね
見どころ①14年後の世界で碇シンジが人類の敵!?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で、エヴァンゲリオン初号機を神に近い存在にしたことことで「サード・インパクト」が起こります。
しかし、「加持リョウジ」が自身の命を使って、「サード・インパクト」を防ごうとしますが、中途半端な形「ニアサード・インパクト」が発生します。
そして、14年後の世界となりシンジやアスカやマリやカヲル以外は年を取っています。
また、「ニアサード・インパクト」を起こしたことで、シンジは人類の敵として見られ、首に「DSSチョーカー」をシンジの首につけることで覚醒して次のインパクトを起こすことを防ぎます。
今までの世界観が大きく変わり、見どころです!
旗艦が登場
ミサトは、「ヴィレ」という組織を作ってNERVに対抗するのですが、旗艦として「AAA ヴンダー」が出てきます。
エヴァンゲリオンも格納できますし、攻撃方法も多種なのでNERV本部が空に浮かんだ感じですね。
そして、大きさに見合わず機動性も高く旗艦としては申し分ありません。
まるで、〇ン〇ムを思わせるのですが、そこは気にしないでおきましょう。
見どころ②フォースインパクト
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』以降は、シンジは人類の敵としてみられるのですが、世界をリセットするためにさらに「フォース・インパクト」を起こすことを決めます。
ちなみに、シンジが「フォース・インパクト」を起こそうとしたのは、カヲルの「2本の槍とエヴァンゲリヲン第13号機があれば世界を修復できる」という言葉でした。
そして、今回2本の槍、「ロンギヌス」と「カシウス」がを持って「フォース・インパクト」を引き起こそうとしますが、どちらも形状が似ているとカヲルはいいます。
そして、どちらも形状から見ると「ロンギヌス」。
さらにロンギヌスの役割は絶望なので、この2本をリリスとエヴァンゲリオンMark.06から抜いており、カヲルが考えたインパクトとは違う形で発動します。
また、シンジが今の世界を修復したくて起こした「フォース・インパクト」は、さらに人類を最悪な状態にするという流れでした。
ただ、シンジがこの世界を変えたくて起こした「フォース・インパクト」ですが、もう少し確認してから対応すべきだったかもしれません。
TV・旧劇シリーズでは、「サード・インパクト」までしか発動していないため、初めての「フォース・インパクト」になりますので見どころです。
しかし、最後はアスカとマリの妨害にあい、正式な発動は失敗に終わります。
見どころ③ダブルエントリーシステムを搭載した13号機
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』から登城する、シンジが乗るエヴァンゲリオン初号機はエヴァンゲリオン第13号機です。
ダブルエントリーシステムを搭載していて、劇中ではカヲルを相棒として2人で動かすことになるのですが、1人でも動かせるという特徴があります。
NERVのゲンドウが新たに建造したものですが、ファンネルは使えるわ、腕は4本あるわ、槍は2本振りまわすわで最強の機体です。
さらに、「フォース・インパクト」を起こす際は、疑似シン化第3+形態に変化するなどインパクトを起こす鍵となる機体です。
シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇
あらすじ
赤く荒廃したパリ市街地に、上空のWILLEの旗艦ヴンダーから艦隊とマリの乗るEVA8号機、そしてリツコが率いる作業員たちが降下し、「ユーロNERV第1号封印柱」の復旧作業を始める。そこにNERVの航空特化型 EVA Mark.44A の軍団や、陽電子砲をもつ EVA Mark.4444C、そしてそのための電力供給特化型 EVA Mark.44B の軍団が襲来するが、8号機によってすべて撃破される。復元作業を終えたパリ市街地は元の美しい姿を取り戻し、WILLEは旧ユーロNERVに保管されていたEVAの修理パーツを入手できた。
出典:「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」wiki
個人的な見どころ
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の後の物語になるのですが、約9年の時を経て「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」というキャッチコピーで公開されました。
そして、新たにアスカとマリのプラグスーツが変わるなど、変化があり楽しめる内容がもりたくさんです。
さらに、ゲンドウとシンジがお互いの認識を合わせるなど、今までになかった展開もあります。
そんな、『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の見どころを3つ紹介します。
最後のエヴァンゲリオンだけど結末が綺麗に終わって大満足!
見どころ①碇ゲンドウと碇シンジがお互いを分かり合う
『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』では、「碇ゲンドウ」が碇シンジが向き合うのですが今までとは違いお互いのわだかまりを捨て真の対話が始まります。
今まで、ゲンドウとシンジは親子でありながらお互いに同じ環境で生きていたことを初めて知ります。
ゲンドウがピアノ好きであること、1人が好きで音楽を聴いていることがわかりました。
もともと、ゲンドウはあまりしゃべらないので、息子のシンジと同じ雰囲気だったので似ているんだろうなと思っていたのですが、同じような生活をしていたことにはすごく驚きました。
さらに、ゲンドウがユイのおかげで一旦人とのかかわりを持つことを楽しみますが、思った通り「エヴァンゲリオン初号機」の起動実験時にユイを失ってから変わったことがわかりました。
そして、ゲンドウがシンジに「いつのまにか大人になったんだな」と父親らしい言葉を聞けたのは感動しました。
エヴァンゲリオン初号機のパイロットとしてのシンジではなくて、「碇シンジ」として見た言葉をゲンドウが放ったのは初めてです。
見どころ②エヴァンゲリオン第13号機VSエヴァンゲリオン初号機
『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』ではゲンドウが乗るエヴァンゲリオン第13号機VSエヴァンゲリオン初号機との戦いです。
そして、絶望の槍ロンギヌスはエヴァンゲリオン第13号、希望の槍カシウスはエヴァンゲリオン初号機、それぞれもってお互いの意見をぶつけあう姿は、父と子が殴り合ってお互いの素を晒しているようでした。
この後、ゲンドウとシンジはお互いに分かり合おうとするのですが、何故最後はエヴァンゲリオン同士の対決をさせたのは、旧と新の決着をつけるためだと私は思いました。
『新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)』では解決しきれなかった別の平行線、それが新劇場版だと考えると、旧と新が決着を付けることで2つの平行線がまじりあいループからの脱出をはかる重要なシーンと思います。
個人的には、エヴァンゲリオン初号機は量産できないのですが、まさか平行線で複製して対決させてきたのは驚きました。
見どころ③マリの正体はゲンドウとユイの同級生だった!?
突然『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から登場した「真希波・マリ・イラストリアス」ですが、ゲンドウとユイが大学生時代の同期に「真希波マリ」がいました。
※こちらは漫画版14巻にの「夏色のエデン」だけに出演しています。
ただ名前が微妙に違うこと、当時16歳なので年齢的に考えてありえないということで除外されていました。
しかし、劇中で「イスカリオテのマリア」と冬月がマリに対して発言したことで、ゲンドウとユイの同期であることが判明しました。
そして、マリはエヴァンゲリオンのパイロットとなっているので、もし、当時16歳時にエヴァンゲリオンのパイロットになっていたとしたら年を取らないのもわかる気がします。
後は、シンジに対して「いい匂い」といったのもユイの香りがしたからではないでしょうか。
特に劇中は「シンジ=ワンコくん」を迎えに行くというセリフが何度も出ており、間違いなくシンジに特別な感情を持っていたと思われます。
そして、劇中の最後には社会人となったシンジとマリが親密に話すシーンがあり、2人は付き合っているのかわからないのですが、親しくなっていました。
TV・旧劇場版と新劇場版の違いや繋がりは以下でまとめていますので、ぜひあわせてお読みください。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』が面白いか、つまらないかは以下でまとめていますので、ぜひあわせてお読みください。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』を実際に見た感想は以下でまとめていますので、ぜひあわせてお読みください。
まとめ
エヴァシリーズのアニメを見る順番をまとめてみました。
結論としては時系列順(=公開順)で見るのがオススメです。
- 新世紀エヴァンゲリオン(TVシリーズ)
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に
- REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)2 / Air / まごころを、君に
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
- シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇
エヴァンゲリオンシリーズとヱヴァンゲリヲンシリーズは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』をもって終了となりました。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』のチャッチコピーで、「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」といっている通り、エヴァンゲリオン初号機とエヴァンゲリオン第13号機は自身を槍で貫き、今までのエヴァンゲリオン全て貫いていきます。
これで、世界線にエヴァンゲリオンが存在することはなくなります。
そして、ミサトが命がけで作った3本目の槍ガイウスの槍をもって、ゲンドウが最後にもくろんだ「アディショナル・インパクト」を壊したところも凄くよかったです。
これで、「ニアサード・インパクト」後はインパクトが起こらず、通常の線に戻りました。
全てが完結して、エヴァのいない世界線を通常のルートで作ることで、ループを抜け出してシンジもマリも「せめて人らしく」年を取っていきます。
「ありがとう全てのエヴァンゲリオン」でしめくくりたかったですね。
是非、シリーズを通じてさまざまな世界線のエヴァンゲリオンを見ながら、最後はエヴァンゲリオンのいない世界を選んだシンジの成長を見てください。
こういうところも見どころだよという意見がありましたら、是非コメント下さい。
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