碇シンジは、エヴァシリーズの主人公でさまざまな問題にぶつかりながらも、周りの人に助けられて答えを見出すという物語に欠かせないキャラクターです。
そして、物語を通じて大人になっていき、私達と同じように現実から逃げたり葛藤したりして最終的に立ち向かっていく、芯は強く感動させてくれる一面もあります。
そんな、碇シンジについてこれから詳しく紹介します。
※ネタバレ含みますのでご注意ください。
目次
碇シンジとは?【サードチルドレン】
碇シンジのプロフィール
生年月日 | 2001年6月6日 |
身長 | 157cm |
血液型 | A型 |
エヴァシリーズの主人公で、劇中での時系列で2004年に初号機の起動実験で母を失い、父が「先生」と呼ぶ人物のところに預けられていました。
そして、2015年に父により「第3新東京市」に呼び戻されて、初号機のパイロットして活動していきます。
性格は、消極的で人との接触を拒むことが多く、1人で過ごしていることが多いです。
しかし、同居人となったミサト、そしてクラスメイトのトウジやケンスケと触れ合う内に人らしさを身に着けていきます。
さらに、エヴァのパイロットである綾波レイと惣流・アスカ・ラングレーと使徒を倒すうちに自信もつけます。
特に、劇中で「逃げちゃ駄目だ」といっており、自分に言い聞かせることで逃げようとする自分を押さえていたのはシンジなりの変わりたいという想いかもしれません。
ちなみに「逃げちゃ駄目だ」は、TVシリーズを作成した庵野秀明の心境をそのまま表現した言葉です。
また、意外?なのは料理が上手く家庭的なところがある点です。
もうお嫁に迎えたいといいたいくらい面倒見がよく、劇中ではだらしないミサトとアスカのお母さんのように身の回りの世話をしており、見ているだけで微笑んでしまうシーンがありました。
シンジは、ゲンドウの性格を見る限り、母のユイ寄りなんでしょうね。
担当した声優の緒方恵美は演じていく上で、シンジを以下のように捉えています。
「色々越えて経験してからの拒否で、言ってしまえば大人の迷い。絶望感の果てにもう一度人と関わろうとしたことが彼の成長」
出典:「碇シンジ」wiki
そして、エヴァシリーズの常に中心にいるキャラクターで、シンジが関わることで世界は大きく動くほどの力を持っています。
また、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』では、最終的に「いつの間にか大人になっていたんだな」と父に認められます。
最後は、背広を着て社会人になったシンジを見れましたし、子供という時期をのり超えて本当の大人になっていましたね。
ヒーローなのか重要人物なのかよくわからないところがあるよね
エヴァンゲリオン初号期パイロット
碇シンジは、エヴァンゲリオン初号機のパイロットで、劇中では「サードチルドレン」という設定です。
学校にいるトウジやケンスケなどの同級生にエヴァのパイロットということがばれないように、学校で勉強する顔と使徒を倒すエヴァのパイロットの顔、2つの顔を使い分けていました。
しかし、街中で使徒と戦う際にケンスケが使徒との戦闘に巻き込まれ、危険が及ばないように自身にLCLにいれたことからバレてしまいます。
もともと、ケンスケはエヴァに興味があったのですが、まさか使徒戦に巻き込まれて正体がバレるとは当時シンジは思っていなかったと思います。
さらに、エヴァのパイロットの中で一番シンクロ率が高いということもあり、アスカからは優等生とからからかわれていました。
しかし、実際はエヴァの中にはシンジの母の魂が取り込まれており、母との相性がシンクロ率を上げたのではと思います。
もし、エヴァの中に母の魂が取り込まれていなければ、高いシンクロ率を出すことはできなかったでしょう。
そして、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』では、シンクロ率が0%にもかかわらずエヴァンゲリオン初号機を乗りこなして、ゲンドウが乗っているエヴァンゲリオン第13号機と戦闘を繰り広げます。
そのため、今までシンクロ率が高いからエヴァンゲリオン初号機を乗りこなせたのではなく、お母さんである碇ユイが初号機に取りこまれていることから、息子が操縦できるようにしていたのではと思っています。
ただ、劇中でリツコが、シンクロ率0でもエヴァンゲリオン初号機を操縦できるシンジを見て以下のようなセリフをいっています。
「シンジくんのシンクロ率はゼロ%じゃなくてゼロに限りなく近い数字、無限大!」
結構無茶苦茶な理論だと思うのですが、確かに「ニアサード・インパクト」を起こすときに一度エヴァンゲリオン初号機と同化しているわけなので、あの時のシンクロ率を維持しているなら100%をさらに越して無限大になっていたというのは考えられますね。
また、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』では、「ガフの扉」の向こう側に、マリの乗る8号機に乗っていくのですが、そこのエヴァンゲリオン初号機がありました。
そして、エントリープラグ内にいたのは、髪が伸びたレイ。
劇中では「ニアサード・インパクト」に死亡したとされていましたが、エヴァンゲリオン初号機の中で生きていたようです。
そして、シンジのシンクロ率が0なのは、レイがそう見せていたのではないかという説も上がっています。
最後の方で分かってくるので、どの情報が本当かわからないのですが謎ですね。
父は碇ゲンドウ
父はゲンドウで、特務機関NERV総司令でシンジの父親。
ちなみに碇の名字は母型で、結婚前の名字は「六分儀」です。
初号機の起動実験に失敗して、妻のユイをなくした時期から子供のシンジを知人に預けて特務機関NERVを立ち上げています。
その後、息子の碇シンジを第3新東京市に呼び戻していますが、それは初号機の専属パイロットにするため。
劇中では、たんたんとのべることが多く、冷静というよりは気持ちがない人形のような感じです。
しかし、劇中で碇ユイの墓参りに行ったシンジと合流しており、妻を思う気持ちがあることから全く感情がないというわけではないようです。
ただ、綾波レイに対しては感情を表に出すことが多く、それは「人類補完計画」の要となる存在でユイに会うための唯一の手段だったからだと思います。
結局、利用するために人を使っていたというイメージが強いですが、ユイはゲンドウを「とてもかわいい人」といったところをみると初号機の起動実験からおかしくなったと考えられます。
また、ニア・サードインパクト後の世界では、目にスマートグラスのようなものをしているのですが、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』ではその理由がわかります。
そして、ゲンドウは、ユイに会うために自身が人であることを捨て、使徒になることで銃で撃たれても死なない身体になっていました。
また、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』では、ゲンドウも息子のシンジ同様に世の中の人との関係が上手くいかず、1人になりたいと思った時期があったことを告白します。
そんなゲンドウを人の前に出るようにさせたのはユイ。
そして、ユイがなくなったことで、世界を認められなくなり、「アディショナル・インパクト」を起こしてユイのいる世界を作ろうとしていました。
やっぱり親子だと感じたのは、シンジも同様に自分が起こした過去をエヴァを使ってインパクトを起こすことで繰り返しをしていたところです。
最後に息子のシンジと分かり合えたのは、エヴァファンとして涙するところでしたね。
さらに、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』で判明したのですが、ゲンドウもシンジと同じ年ごろの時は嫌なことから逃げるために1人で音楽を聞いたことがわかります。
そして、ピアノが好きだったとか…。
また、誰かに似ているなと思った時に出てくるのが渚カヲルです。
私の推測ですがカヲルはゲンドウと同じ存在で、ゲンドウのシンジに対する素直な気持ちを入れたもう1人のゲンドウなのかもしれません。
劇中では、渚指令として碇指令に変わり総司令として立つ場面があるのですが、なんとなくゲンドウに似ていました。
加持もゲンドウに接するようにカヲルと話していましたしね。
劇中で渚指令が出たのは作者の想いなのか、それとも実際にありえた話なのか分からないのですが、謎を残しましたね。
母は碇ユイ
ゲンドウの妻で、シンジの母親。
ゲンドウが初号機起動実験をするのですが、その際に初号機に取り込まれLCL化しています。
当時、初号機からユイを引っ張り出すサルベージ作戦を決行しましたが、ユイは初号機の中にとどまることを選んだため救い出すことができませんでした。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』では、シンジが自身の乗るエヴァンゲリオン初号機とエヴァンゲリオン第13号機を巻き添えにして槍で貫こうとしたときにユイが出てきました。
今までは、魂のようなもの?が初号機にあるという印象はありましたが、最後で具現化したあたりファンとしてはすごく嬉しいです。
そして、劇中ではゲンドウがユイをサルベージした時にアダムと融合してできた人が綾波レイとなっており、使徒の身体を持ちながらもユイの面影があるというクローンができてます。
純粋にゲンドウはユイを取り戻したかったのだと思いますが、いろいろなことに振り回されているような気がします。
碇シンジが搭乗するエヴァンゲリオンの機体
シンジが登場するエヴァンゲリオン初号機。
エヴァンゲリオン初号機はシンジとレイしか乗れない特別な機体のため、他の人が乗ることができません。
そんな、シンジが乗ったエヴァンゲリオンを紹介します。
各インパクトの要となる機体だよね
エヴァンゲリオン初号機(TV・旧劇場版)
碇シンジ専用機で、当初父がパイロットとして呼んだと感じたことから乗ることをためらいますが、怪我をした綾波レイに乗れとゲンドウが命令したところをみてシンジはエヴァンゲリオン初号機に乗り込みます。
機体の色は紫で、双眼。
劇中では、主にプログレッシブ・ナイフやライフルを使用して戦うシーンが多く、シンクロ率は零号機や弐号機に比べて強いです。
そして、シンクロ率の上昇は上限がなく、劇中では母親のユイと同様初号機と一体化する場面がありました。
さらには、母親のユイが取り込まれていることもあり、零号機と弐号機にはない「暴走」というシステムがあります。
暴走したエヴァンゲリオン初号機は、使徒のATフィールドを破るほどの力を発揮して、敵味方関係なく内部電源が切れるまで暴れまくります。
厄介なのは、「暴走」する際はシンジの意図に関係なく起こってしまうことで、劇中ではゲンドウが強制的にエヴァンゲリオン初号機とシンジのシンクロを解除して「暴走」させるシーンがありました。
そして、サードインパクトを起こす起因となる機体で、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air』では、EVA量産機に襲われた悲惨な状態になった弐号機を見て、背中に12枚の羽根を出現させた姿になり、リリスと黒い月を崩壊させて、人類補完計画を破局させます。
このとき、シンジがゼーレのたくらみによりサードインパクトが起きなかったのは、そもそもシンジが人類補完計画を望まなかったとされており、世界の行く末の選択もできるほどの存在です。
エヴァンゲリオン初号機(新劇場版)
TV版と違い色が紫からバイオレットに変更されています。
はっきりとした違いは、一目ではわからないのですが、新劇場版の方は青寄りの紫です。
細部のデザインなど細かい場所もある程度変更されていますが、TV版のスタイルはそのまま持ってきています。
そして、武装はガトリング砲などの新しいものは加わるものの大きな変化はありません。
ちなみに『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』では、最後にシンジが搭載して、父の乗るエヴァンゲリオン第13号機と接近戦を繰り広げます。
擬似シン化第1覚醒形態
こちらが大きな違いになるのですが、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の最後の10使徒との戦いで、使徒に取り込まれた綾波を救うために、「擬似シン化第1覚醒形態」になっています。
「暴走」かと思ったのですが、きちんとシンジ意思で動いており、覚醒したような強さでした。
頭には、何か神々しさを感じる輪がついており、失った腕を仮想の腕として再生する能力も持っています。
さらに、目から光で大爆発、仮想の手を変化させて衝撃波を発生させるなど最強と呼べる存在になります。
擬似シン化第2形態
新たな世界線に繋がる「サード・インパクト」を起こすために、レイの姿を形どった巨大なヒト型と融合することで「擬似シン化第2形態」へと変化しますが、もうエヴァンゲリオン初号機の形すらも失われています。
さらに、ここから「サード・インパクト」が起ころうとしたときに、弐号機と8号機が止めに入り「サード・インパクト」ではなく「ニアサード・インパクト」が起こります。
中途半端な形でインパクトは起動しますが、そのまま初号機にシンジとレイがとりこまれたまま凍結されます。
エヴァンゲリオン第13号機
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』から登場するシンジとカヲルの専用機。
機体の色は、初号機と変わらないバイオレットなのですが、2人のシンクロで操縦できるダブルエントリーシステムを搭載しています。
これは、ロンギヌスの槍とカシウスの槍の両方を手に入れるために考えられた仕様のようで、カヲルがいうには世界の修復に欠かせない機体です。
実際は、「DSSチョーカー」でカヲルかシンジのどちらかが覚醒して死亡しても動く様にしていたという考えがあるようです。
武器はロンギヌスの槍とカシウスの槍はもちろん、胸部には2本の手があり展開することで4本の手で攻撃を仕掛けることが出来ます。
さらには、小型ユニット4基を搭載しており、展開することで自動的に攻撃を仕掛けてくれます。
そのため、近距離も遠距離もすべてこなす上に、2人の操縦でより細かい攻守を行うことができます。
ちなみに『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』では、使徒化した碇ゲンドウが乗ります。
疑似シン化第3+形態
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の最後で、シンジは、ロンギヌスの槍とカシウスの槍の2本があれば世界を修復できるというカヲルの言葉を信じて、再び「フォース・インパクト」を起こそうとするのですが、その時に「ガフの扉」を開くことができる「疑似シン化第3+形態」に変化します。
しかし、カヲルが槍に違和感を感じたこと、そして、マリが強制的にシンジのエントリープラグを射出させたことにより「フォース・インパクト」は止められます。
以下でエヴァシリーズの強さをランキング化していますので、ぜひあわせてお読みください。
TV・旧劇と新劇場版のシンジの違い
TV・旧劇版
新劇場版
時間軸的に見ると、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』までは、シンジが初号機に乗ってヤシマ作戦に参加したりと同じように進んでいきます。
ただ、リメイクではなくリビルド(再構築)のため、グラフィックなどは新しくなっています。
そして、変わったのは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』からマリが参加するなど、TV・旧劇から微妙にずれが発生します。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の最後で、シンジが初号機を媒体に「サード・インパクト」を起こそうとするのですが、途中で2号機と8号機に止められたこともあり、「ニアサード・インパクト」という形で終わります。
「サード・インパクト」は、完璧な状態で発動しなかったから「ニアサード・インパクト」になったんだよね
14年間の空白が存在
次期作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』では、14年後となっておりシンジだけが年を取らず、周りは14歳年をとったという流れになり置いてけぼりになった感じです。
この14年間の空白の間に以下が行われていました。
- ネルフに対抗する組織「ヴィレ」を発足
- サードインパクトで大地が浄化され、人が住めなくなる
- 母船「ヴンダー」が作られた(「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」では3本目の槍になります)
- L結界密度を減少させることで人が住めるようにしている
- 綾波の初期ロットが作られていた(アスカが『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の最後で漆黒のプラグスーツを着た綾波を見て初期ロットといっていました)
- レイの姿を形どった巨大なヒト型と融合することで「擬似シン化第2形態」となった初号機から、シンジをサルベージしていた(TV版では、20話でシンジのサルベージが行われていることから、新劇場版はこちらにあわせて違う時間軸に持ってきた可能性があります。)
他にも14年間の空白に行われたことはたくさんあります。
そして、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』では、リョウジがサードインパクトを止めるために自らの命を使って阻止したとなっており、そのころにはミサトのお腹の中に子供がいたことがわかります。
他にも、トウジがヒカリと結婚してしますし、トウジの妹であるサクラがヴィレに参加していたりと「ニアサード・インパクト」後に、メンバーで集まりいろいろな活動が行われたことが考えられます。
その間、シンジはサルベージされるまで初号機の中で眠ったままだったと思われます。
人類の敵として見られる
TV・旧劇と新劇場版の違いで、最も変化があったと感じたのは「碇シンジが人類の敵」だと認識されていることです。
ちなみに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の最初で「DSSチョーカー」をつけて、シンジが覚醒(エヴァンゲリオン初号機に乗って「フォース・インパクト」を発生させる)しないようにしています。
そして、周りからはエヴァンゲリオン初号機に乗るなと止められます。
そのため、当時シンジは人類の敵として見られていると思われ、レイの乗るエヴァンゲリオンMark.09に助けられネルフ跡に向かいます。
その後は、一旦シンジと「ヴィレ」が敵対する形になります。
しかし、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』で真実が語られました。
ミサト、サクラ、トウジ、ケンスケといったシンジを取り巻くメンバーは、シンジにこれ以上戦ってほしくない、もう充分戦ったからエヴァンゲリオンに乗ってほしくなったと思っていたようです。
もちろん、シンジがエヴァンゲリオンに乗ることで「フォース・インパクト」を発生させたくないという想いもあるかもしれないのですが、最終回を見て改めてシンジがみんなに愛されていたということを感じました。
碇シンジの人間関係
碇シンジは、皆の中心的な存在です。
特にミサトやアスカやレイとは、エヴァンゲリオンを操縦して使徒を倒す関係上深い関係にあります。
そんな、シンジと関係ある人物について紹介します。
碇シンジが人とあまり関わらないけど、いつの間にか仲良くなっている人がほとんどだよね
ミサトとは多面的な関係
葛城ミサトは、シンジの保護者的立場にあるキャラクターで、まるで母親のように接しています。
そして、エヴァンゲリオンの指揮官として劇中ではシンジたちと協力して使徒を倒します。
また、もともと仕事がオフな時はだらしない女性というイメージがあり、劇中ではシンジとレイとアスカがいい関係になるようにアドバイスをしたりもします。
そして、シンジに対しては自分の上司にあたる総司令のゲンドウがシンジの父親ということもあり、仲を取り持ったりということしています。
シンジが、自分の意見をいえる大人になれるように面倒も見るなど多面的な関係があります。
レイには母親を重ねている
綾波レイは、劇中ではクローンとして扱われています。
そして、誰のクローンなのかとなるのですが、ゲンドウがエヴァンゲリオン初号機からユイの身体を取りだしてアダムと融合させますが、魂だけがない状態だったためリリスの魂が注入されました。
そのため、魂さえ移し替えれば無限に作ることができる存在となっています。
綾波レイは、ユイの身体を情報を取り入れているため、面影があります。
そのため、シンジは最初から綾波と波長があっているように近づいていきます。
理由を考えると、シンジは綾波にどことなく母親を重ねてしまっていることが考えられます。
「綾波レイ」の詳しい情報は以下でまとめていますのであわせてお読みください。
アスカの事が好き?
TV・旧劇では、惣流・アスカ・ラングレー、新劇場版では、式波・アスカ・ラングレーという名前になっています。
どちらのアスカも、シンジから見ると好きというよりは大切な存在といった感じでした。
そう感じたのはTV・旧劇では、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air』で弐号機がエヴァンゲリオン量産機にめちゃくちゃにされている姿を見た時に怒りをあらわにします。
新劇場版では、アスカが乗った3号機が暴走した時にシンジの乗るエヴァンゲリオン初号機をゲンドウが暴走させてめちゃくちゃにさせたことに怒りを感じてゲンドウのいるネルフ本部に攻撃を仕掛けます。
TV・旧劇でも新劇場版でも、アスカに対するシンジの想いは大切にしている存在で何かあると本気で怒ります。
そして、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』では、アスカがシンジにあんたの弁当美味しかったし、14年前になるけど当時は好きだったと告白します。
また、碇シンジもアスカの想いに対して、僕もアスカのことが好きだったと当時両想いだったことがわかります。
もしですが、「ニアサード・インパクト」が起こる前にお互いの想いを確認していたら結婚していた可能性が高いですね。
「アスカ・ラングレー」の詳しい情報は以下でまとめていますのであわせてお読みください。
カヲルとは共依存症
渚カヲルは、使徒といわれている存在ですが、いろいろと謎がある存在です。
TV・旧劇では、アスカの変わりでフィフスチルドレンとしてネルフ内部に侵入します。
爽やかな笑顔と、物知りなこと、そして冷静沈着で感情的になるシンジを冷静になだめてくれます。
不思議と安心させてくれる存在なため、シンジも心を許しますが最後はネルフの重要箇所にまで弐号機を操りながら侵入します。
そして、シンジはそんなカヲルの裏切りを許せないと怒りをあらわにして、最後はエヴァンゲリオン初号機で倒してしまいます。
新劇場版では、「ニア サード・インパクト」が起こった世界「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」から、旧ネルフ本部に登場します。
そして、今回は敵としてではなく、シンジを支える役割としてダブルエントリーシステムで共に「ヴィレ」と戦います。
特に、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」以降シンジは人類の敵として見られているため、心のよりどころとなるのはカヲルでした。
カヲルも「君に会うために生まれてきたのかもしれない」というなどシンジを意識していることから共依存症と感じるところがありました。
さらに、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』で、カヲルが碇ゲンドウのクローンと思われる発言がありました。
そのため、カヲルはゲンドウの素直になれない部分がそのまま形になったクローンなのかもしれません。
これは、ゲンドウがそもそも息子のシンジを手放したかったわけではなく、一緒にいたいけど一緒にいるとシンジに悪いと思い、あえて知り合いに預けたという話を聞いて感じました。
ゲンドウに変わり、絶望におちいった息子を助けるためにカヲルが現れたとしたら、共依存症になるのもすごくわかります。
碇シンジの名言集
逃げちゃダメだ!
僕は、エヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!!
僕はここにいてもいいんだ!
……もう、エヴァなんかどうでもいいんだ
だからみんな死んじゃえ
碇シンジの声優さんは緒方恵美さん
緒方恵美さんは、お父さんが東宝、お母さんが声楽といった自身で演じる職業についていることもあり、常に音楽と一緒に過ごすといった生活を送られています。
そして、緒方恵美さん自身もピアノやバレエや日舞を習うなど、将来両親と同じような職業に就くのではと思われていました。
しかし、実際に劇団に所属してミュージカル女優になるものの、周りから声優をすすめられて現在に至ります。
ちなみにデビュー作品で主役なのは『幽☆遊☆白書』の「蔵馬」です。
『美少女戦士セーラームーン』の天王はるか(セーラーウラヌス)を担当
『美少女戦士セーラームーンS』、『美少女戦士セーラームーンSuperS』、『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』に登場する天王はるか役を演じています。
リメイク後の『美少女戦士セーラームーンCrystal』、『劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal』では、皆川純子さんに交代していますが、当時イケメンの女性役として盛り上がりました。
特に、「両性具有」という設定(本来は男性の体と女性の身体を入れ替える?)でもきちんとやり遂げたのは、緒方恵美さんだからこそだと思います。
エヴァンゲリオンシリーズでは男性役の「碇シンジ」役を演じていますが、彼の場合はちょっと頼りない男性といった感じなので、違和感がありました。
コメント
ヴィレがレヴィになっているとこがありました
ご指摘ありがとうございます!
修正いたしました。