エヴァシリーズでシンジやアスカの上官および保護者役として登場した葛城ミサト。
本記事では、葛城ミサトの性格や過去、加持リョウジとの恋愛関係について紹介。
さらに新劇場版で起こした大きな変化について解説しながら、旧劇場版と新劇場版ともに死亡および復元されなかった理由についても考察してみます。
本作品の人物相関図は「シン・エヴァンゲリオン劇場版の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

葛城ミサト(かつらぎ みさと)とは

出典: ROBOT NEWS VIP
葛城ミサトはTV版の第1話から登場したメイン級キャラクターの1人です。
主人公の碇シンジに加えて後に登場する惣流(式波)アスカの保護者役となった上で引き取り同棲するなど、エヴァ搭乗者(チルドレン)とも深い関わりをもってきました。
葛城ミサトのプロフィール | TVや旧劇場版と新劇場版の違い
年齢 | 29歳(TVと旧劇場版、『新劇場版:破』まで) 43歳(『新劇場版:Q』と『シンエヴァ』) |
誕生日 | 12月8日 |
血液型 | A型(本来はAO型) |
身長 | 163cm |
体重 | 47cm |
所属と地位 | ネルフ戦術作戦部作戦局の課長 (TVと旧劇場版、『新劇場版:破』まで) 空中戦艦ヴンダーの艦長 (『新劇場版:Q』と『シンエヴァ』) |
階級 | 一尉→三佐(TVと旧劇場版) 一佐→二佐(『新劇場版:序』から『新劇場版:序』まで) 大佐(『新劇場版:Q』と『シンエヴァ』) |
愛車 | アルピーヌ・ルノー A310 コスモスポーツ(NERV官用車) |
ミサトのキャラ設定は、基本的には旧作から『エヴァ破』にかけて大きな変更点はありませんでした。
しかし、物語の大きな転換期となった『エヴァQ』からは空中戦艦(ヴンダー)の艦長となってリツコや多くのクルーたちを指揮しながら、かつての上官たち(碇ゲンドウや冬月コウゾウ)と敵対関係となって戦うなど、旧作(TV版や旧劇)とは大きく違う展開や行動も見せてくれました。
また、エヴァに登場するキャラクターたちの苗字には日本で実在した軍艦の名称から取られており、ミサトの苗字も「葛城」という有名な軍艦からつけられています。
葛城ミサトの性格 | 私生活と戦闘(仕事)中の大きなギャップが魅力
私生活では散らかり放題な部屋に住みながら分担性にしたはずの家事もシンジに任せきりと、だらしなさを全開に見せていました。
(さらに新劇場版の方ではお弁当までシンジに作ってもらっていた始末です)
しかし使徒が襲来した時には、まるで別人に変わったかのように颯爽と動きながら、オペレーターやエヴァ搭乗者たちに対してテキパキと指示を与えます。
とはいえ、仕事中や戦闘中に見せる性格こそが“ミサトの本質”であり、私生活でシンジやアスカに見せるだらしなさは「自分の過去なども踏まえた辛さや悲しみを隠すための仮面」にしか過ぎません。
(ミサトの過去や生い立ちについては、後の項目で解説します)
さらにはシンジに対して大袈裟に振る舞っていたことも「見透かされているだろう」と自覚している描写もあった上、旧劇場版のパンフレットにも声優さん方にもコメント欄で「自分の気持ちをなかなか表に出さない人」とまで言わせる程でしたからね…。
碇シンジの詳細に関しては「【エヴァ】碇シンジのTV・旧劇と新劇場版の違い | レイやカヲルとの関係」の記事を参照ください。

葛城ミサトの声は声優「三石琴乃さん」が担当

出典:アニメイトタイムズ
葛城ミサトの声を担当している声優さんは三石琴乃さんです。
三石さんは小学生の頃に入っていた放送委員会の活動がキッカケで、声優を志したそうです。
そして、北海道電力泊発電所の安全PRビデオのレポーターとしてプロデビューされました。
アニメ作品では『エースをねらえ!ファイナルステージ』の友代役でデビューを果たされました。
三石琴乃さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『美少女戦士セーラームーン』月野うさぎ役
- 『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』菅生あすか役
- 『機動戦士ガンダムSEED』マリュー役
- 『ドラえもん』のび太のママ(二代目)役
葛城ミサトの過去と生い立ち | 父親やセカンドインパクトとの深い関係性

出典: BiBi
葛木ミサトの過去や生い立ちには自分の父親と「セカンドインパクト」が重要な関係性として繋がっています。
また、本編では既に親しい仲である赤木リツコや加持リョウジとの出会いも、ミサトの人生を変える大きな分岐点にもなりました。
父親から愛されなかった生い立ちでシンジに共感する
ミサトもシンジと同じく「父親から愛されずに育ってきた子供時代」を送っており、車でシンジをネルフ本部へ連れていく中、それを見抜き共感しながら「私と同じね」と言っています。
ミサトの父親の氏名は「葛城ヒデアキ」で、本編では“葛城博士”と呼ばれながら「葛城調査隊のリーダー」としてアダムの調査に勤しんでいました。
しかし本編の時代(2015年)では既に故人という関係もあり、その素顔や容姿まではハッキリ描かれていません。
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