TV・旧劇場版と新劇場は新たなエヴァンゲリオンの可能性を形にした作品といった感じで、共通点はあるものの「ループ」を抜けるために違う線をたどることで、少年が大人になっていくそんな深いアニメです。
そして、今回『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』の作品は、「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」というチャッチコピーで作品化されていることもあり、TV・旧劇場版と新劇場の違いや繋がりを解説・考察していきたいと思います。
※ネタバレ含みますのでご注意ください。
「ありがとう。全てのエヴァンゲリオン。」
目次
キャラ設定の変更によりアスカが改名
TV・旧劇場版と新劇場で一番に気づく違いとしてアスカ・ラングレーのファーストネームが変更されている部分があります。
TV・旧劇版
惣流・アスカ・ラングレー
新劇場版
式波・アスカ・ラングレー
ちなみに式波というファーストネームは、帝国海軍の「敷波」からとっています。
また、惣流から式波への変更は、日本海軍第二航空戦隊の「蒼龍」から帝国海軍の「敷波」にあわせて変更されています。
まさか海軍の戦隊から名前をとっているとは思わなかった
母へのトラウマがない
劇中の惣流・アスカ・ラングレーと式波・アスカ・ラングレーの違いは、昔の生い立ちが語られないところがあります。
式波は惣流に比べて昔を語られるシーンがほとんどありません。
そのため、母に対するトラウマが語られず、式波は誰かに認められたいという強い想いが惣流に比べてなくなっています。
孤独なシーンが多い
惣流は「母に認められない」といった過去があり、周りに認められたいと必死でした。
そのため、エヴァンゲリオン弐号機とのシンクロ率が0になり、自分の存在を否定されたと思ったのかエヴァンゲリオン弐号機に乗れなくなります。
しかし、最後はエヴァンゲリオン弐号機のコアになっている「惣流・キョウコ・ツェッペリン」が、アスカを包み込むように現れ、覚醒してエヴァンゲリオン量産機を次々に破壊します。
一方式波は、母に対するトラウマがないせいか生き生きとした感じで劇中では活躍していました。
特に誰かに認められたいとかではなく、自分自身の意思で行動しています。
そのため、同じアスカでも考え方に大きな違いがあります。
ちなみに式波は母に対するトラウマがないこともあり、加持に対する恋愛感情も惣流に比べて全くありません。
これは、早く自立し大人になりたいという気持ちが式波にないことが考えられます。
「アスカ・ラングレー」の詳しい情報は以下でまとめていますのであわせてお読みください。
真希波・マリ・イラストリアスが登場
「真希波・マリ・イラストリアス」は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から登場する謎の美少女として当時は盛り上がっていました。
そもそもTV・旧劇には存在しておらず正体も不明な状態でした。
さらに、劇中では急に上空から飛んできて屋上にいるシンジにぶつかるわ、エヴァンゲリオン2号機の裏コード「ザ・ビースト」を使用するわでなんでもありのキャラクター。
ただ、疑問点として年齢に見合わないやや古めの歌謡曲を歌うシーンがあり、もしかしたら誰かのクローンという説も上がりました。
マリの登場って突然だったよね
マリの正体
気になるマリの正体ですが、ある程度予想はついていました。
元情報はエヴァンゲリオンコミック版の最終巻に収録されている「夏色のエデン」で、ゲンドウとユイの大学時代が語られます。
そこで飛び級でマリがエリート学生として、ゲンドウとユイがある大学に入ってきます。
そして、ユイと親密な関係にあり、この時のマリに似た女性がマリの正体でした。
ちなみに結論に至ったのは『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』で冬月がマリに対して「イスカリオテのマリア」といったことで、冬月とマリは関係があるとエヴァファンの中では結論付けました。
前々から「碇ゲンドウ」をゲンドウ君と呼んだりと違和感はあったのですが、冬月ラボのメンバーであるならばしっくりきます。
世界線を変える特異点として登場していた
TV・旧劇版と新劇場版の違いで挙げられるマリの登場ですが、私が思うに世界線を変えるために存在させたのではと考えています。
今までのシンジだとミサトがある程度背中を押しながら、レイが真実に気付かせるといった役割をしていたのですが、マリは明らかに世界線を変える行動をシンジにしていました。
例えばですが、エヴァンゲリオンのパイロットを降りると決めたシンジに対して、逃げてもいいけど、いじけていても何も楽しいことないよ?と意見を受け入れながらもその後の結末も示してくれます。
そして、シンジが心の支えとなっているカヲルがいなくなって動けなくなっている状態の時に、責任をとれと強い口調で怒ります。
ちなみにこの時にエヴァンゲリオン第13号機からシンジを引っこ抜いて、「フォース・インパクト」を止めます。
まるで責任を取る母親のようにシンジを支えていました。
最後は、シンジが大人の考えになって、父のゲンドウの本当の気持ちと向き合うことができた際には、シンジを認めたのかどこにいても迎えに行くと優しい口調で伝えます。
もしですがマリが、今回いなかったら、TV・旧劇のように最後はシンジが「サード・インパクト」を起こしてループを繰り返していた可能性があります。
もしかしたら、ユイにシンジのことを頼まれていたのかもしれません。
使徒の名前・数・順番が異なる
TV・旧劇場版と新劇場版には使徒が登場するのですが、実際に比べてみると使徒の名前と数と順番が違うことがわかります。
使徒の番号 | TV・旧劇に登場した使徒 | 新劇場版に登場した使徒 |
第1使徒 | アダム | 第1の使徒・アダム(アダムス?) |
第2使徒 | リリス | 第2の使徒・リリス |
第3使徒 | サキエル | 第3の使徒 |
第4使徒 | シャムシエル | 第4の使徒 |
第5使徒 | ラミエル | 第5の使徒 |
第6使徒 | ガギエル | 第6の使徒 |
第7使徒 | イスラフェル | 第7の使徒 |
第8使徒 | サンダルフォン | 第8の使徒 |
第9使徒 | マトリエル | 第9の使徒 |
第10使徒 | サハクィエル | 第10の使徒 |
第11使徒 | イロウル | 第11の使徒 |
第12使徒 | レリエル | 第12の使徒 |
第13使徒 | バルディエル | 第13の使徒 |
第14使徒 | ゼルエル | |
第15使徒 | アラエル | |
第16使徒 | アルミサエル | |
第17使徒 | ダブリス | |
第18使徒 | リリン |
表のとおり、TV・旧劇場版はリリン(人間)を含んで18使徒、新劇場版は13使徒しかいません。
そのため、新劇場版の方は数が減らされています。
また、新劇場版は第1使徒と第2使徒以外は名前がありません。
そして、TV・旧劇場版と新劇場版を比べると以下のように使徒の順番が違っています。
TV・旧劇版 | 新劇場版 |
第3使徒 サキエル | 第4の使徒 サキエルに似ている? |
第4使徒 シャムシエル | 第5の使徒 シャムシエルに似ている? |
第5使徒 ラミエル | 第6の使徒 ラミエルに似ている? |
第10使徒 サハクィエル | 第8の使徒 サハクィエルに似ている? |
第13使徒 バルディエル | 第9の使徒 バルディエルに似ている? |
第14使徒 ゼルエル | 第10の使徒 ゼルエルに似ている? |
しかし、新劇場版の方は正式な使徒の名前は語られていませんし、明記がないためあくまで似ているという形で比較しました。
そうすると、使徒の番号がずれていることがわかり、さらにはTV・旧劇に登場した何体かの使徒はいなくなっています。
今回、新劇場版では世界線が変わるため、使徒自体の在り方を変えたのだと思われます。
そして、何故新劇場版では使徒の名前がなかったのは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』でエヴァンゲリオンシリーズをなくすために使徒の存在自体をTV・旧劇と似つつも全く別の存在にしたのではと考えています。
使徒は『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』では人の中にいたよね
今までのエヴァシリーズをどう見たらいいかは以下でまとめていますので、ぜひあわせてお読みください。
海の色の違い
TV・旧劇と新劇場版の海は赤くなっています。
しかし、海洋生物研究所の中では青い人工的な海が見られます。
そもそも、何故エヴァンゲリオンの世界の海は赤いのかという疑問が出てくると思うのですが、それは「セカンド・インパクト」が大きく関係しています。
以下「セカンド・インパクト」の内容になります。
2007年(平成19年)より開始された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズでは、「15年前」にセカンドインパクトが起こり、「人類の半数が死滅した」と説明されているが、「何年に」「具体的に何が起こったか」は説明されていない。また、全世界の海が赤く変色して海洋生物はそのほとんど全てが死滅し、わずかに人類が人工的に構築した環境において限られた数の個体が生存するに過ぎず、そのため、セカンドインパクト後に生まれたシンジやアスカたちは、ペンギンやカメといったありふれた海の生物を知らない、という描写がなされている。
出典:「セカンドインパクト」wiki
「セカンド・インパクト」は、葛城博士が考えた人類補完計画の「海を浄化」する段階。
そのため、海にいる生物は全てLCL化してしまい、LCLにより海が赤くなっています。
ちなみにシンジたちは15年前に起こった「セカンド・インパクト」後の世界を生きており、海の生物を知りません。
しかし、海洋生物研究所中では生き残った海の生物を見ることができるので、全く会えないわけではないことが救いですね。
海の生物がLCL化して海が赤くなったんだね
エヴァ2号機にビーストモードが搭載されていた
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で、マリがエヴァンゲリオン2号機に乗って裏コード「ザ・ビースト」を発動させるのですが、起動させたことをNERVのスタッフはみんな驚いていました。
裏コードというくらいだから裏技ではあるのですが、気になったのはマリがエヴァンゲリオン2号機とシンクロしているのか、目が緑になるところです。
同化している場合は、エヴァンゲリオン2号機に溶け込んでしまうので、暴走といった感じに捉えています。
そしてエヴァンゲリオンの闘争心(獣)を出した姿ということもあって進化にも近いです。
ただ、「ザ・ビースト」を使用するとエヴァンゲリオン2号機には戻れないので、捨て身で使っているような気がしました。
劇中では「ごめん2号機」といって自爆します。
そのため、マリだけが知っていたエヴァンゲリオン2号機の裏システムといった感じでした。
しかし、何故エヴァンゲリオン2号機にだけ裏コード「ザ・ビースト」があるのかはわかっていません。
「ザ・ビースト」を使うと格段に能力が上がるよね
冬月研究室でマリがエヴァンゲリオンの裏を知っていた
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』では、マリが冬月研究室にいたゲンドウとユイの同期だったことがわかりました。
そうすると、ゲンドウと同じくエヴァンゲリオンに詳しいといっても過言ではありません。
そのため、通常のエヴァンゲリオンにないシステム(コードを打ち込んで新たな形態になる)を把握していた可能性は0ではありません。
ちなみに『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』以降では、アスカも当たり前のように裏コードを使用しており、これはマリと行動を共にしだしてからになります。
もし、マリにエヴァンゲリオンの裏システムを聞いていたら、アスカが使えても不自然ではありません。
エヴァ3号機のテストパイロットがアスカに
エヴァンゲリオン3号機は、TV・旧劇にも登場する機体です。
しかし、TV・旧劇と新劇場版では大きな違いがあります。
まずは機体の外見が違います。
TV・旧劇のエヴァンゲリオン3号機
新劇場版のエヴァンゲリオン3号機
ほとんど変わらないんのですが、デザインと顔の仮面の色が変わっています。
そして、パイロットが、旧劇・TV版ではトウジ、新劇場版ではアスカが乗っています。
どちらの場合でも、最後は使徒に乗っ取られ、エヴァンゲリオン初号機の暴走により大破しますが、エントリープラグの破壊の仕方がトウジの場合は握りつぶす、アスカの場合はかみ砕くに変更されています。
エヴァンゲリオン3号機の仮面が赤いのは2号機を意識しているのかな
エヴァ4号機以降が大幅に変更されている
TV・旧劇版に比べて新劇場版は4号機以降に力を入れています。
以下違いになります。
TV・旧劇版
機体名 | 搭乗者 |
零号機 | 綾波レイ |
初号機 | 碇シンジ |
弐号機 | 惣流・アスカ・ラングレー |
3号機 | 鈴原トウジ |
4号機 | 不明 |
5-13号機 | ダミープラグ |
新劇場版
機体名 | 搭乗者 |
零号機 | 綾波レイ |
初号機 | 碇シンジ |
2号機 | 式波・アスカ・ラングレー |
3号機 | 式波・アスカ・ラングレー |
4号機 | 不明 |
Mark.04 | なし |
Mark.44 | なし |
仮設5号機 | 真希波・マリ・イラストリアス |
Mark.06 | 渚カヲル |
Mark.07 | なし |
8号機 | 真希波・マリ・イラストリアス |
Mark.09 | アヤナミレイ(仮称) |
Mark.09-A | 不明 |
Mark.10 | 不明 |
Mark.11 | 不明 |
Mark.12 | 不明 |
第13号機 | 碇シンジと渚カヲル(ダブルエントリーシステム) 碇ゲンドウ(単体) |
このように新劇場版の方が、4号機以降大幅に変更されています。
ちなみにゼーレ所有のエヴァンゲリオンは頭にMarkがつきますので、それ以外はNERV所有となります。
エヴァンゲリオンって本当はこんなにいたんだね
以下でエヴァシリーズの強さをランキング化していますので、ぜひあわせてお読みください。
サードインパクト後の違う未来
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』でシンジが使徒に取り込まれた綾波を救うために、エヴァンゲリオン初号機を「擬似シン化第一覚醒形態」に覚醒します。
そして、エヴァンゲリオン零号機のコアをとりいれることで「擬似シン化第二覚醒形態」へと覚醒します。
そこで起こった「サード・インパクト」ですが、上空から来たカシウスの槍により初号機の機能が停止させられ、中途半端な「サード・インパクト」である「ニアサード・インパクト」が起こります。
そして、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』からは「ニアサード・インパクト」後の世界となっており、14年の月日を経ています。
エヴァンゲリオンのパイロット以外はみんな14年の年を経て姿形が変わっていました。
ちなみにエヴァンゲリオンのパイロットは「エヴァの呪縛」により、年を取っても外見は変わりません。
14年後って気が遠くなるよね
NERVが敵
これ以上インパクトを起こさないために、空白の14年間の間にミサトは対抗する組織「ヴィレ」を立ち上げます。
そして、ミサトが敵視しているのはかつてシンジがエヴァンゲリオンのパイロットとして活動していたNERV。
また、NERVの組織はゲンドウと冬月の2人のみとかつての組織体制は崩れています。
碇シンジが人類の敵
シンジが「ニアサード・インパクト」を起こした元凶ということもあり、式波やヴィレのメンバーは全てシンジのことを敵視していました。
そして、二度とエヴァンゲリオンに乗らないように念を押すとともに、監視されるという立場になります。
しかし、実際は『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』に登場する第3村で、トウジからみんなお前に感謝していると伝えたことで、シンジは敵視されているのではなく、これ以上無理をするなという意味であえてエヴァンゲリオンにのらないようにしていたことがわかります。
旧劇・TVの世界線を変えるために発生した違う未来という可能性
サードインパクトは旧劇・TV版でも起こっています。
しかし、この時は完全に発動しており、エンディングはさまざまですが、人類はLCL化することで1つになり補完されます。
ですが、新劇場版では完全なインパクトではなく、「ニアサード・インパクト」が発生します。
中途半端な「サードインパクト」を発生させることで、人類全てLCL化することができず、壊れかけた世界で14年の時を経ています。
これは旧劇・TV版の世界線では、起こりえなかった可能性でループを抜けるきっかけになりました。
ただ、「エヴァの呪縛」は、まだ解けていないため、エヴァンゲリオンのパイロットはそのままの姿で14年の時を経ています。
そして、新たな未来を作る分岐点となっています。
旧劇場版と新劇場版で物語がループしてる説
TV・旧劇場版と新劇場版は、似ているところがあり、物語がループしていうのではという説がエヴァファンの中で出てきており、いろいろな仮説が立てられています。
しかし、今回の新劇場版はTV・劇場版シリーズのリビルド(再構成)となってます。
再構成は、元の媒体を解体して再び新しい物語として作っていくという意味になります。
そのため、登場するエヴァンゲリオンや使途や登場キャラクターはTV・劇場版をベースにしつつも、新しくキャラクターやエヴァンゲリオンを追加、そして物語を新たな展開にすることで全く違う作品に仕上がっています。
確かに作り手がループしていると物語もループするよね
誤解してしまうカヲルの「繰り返される円環の物語」
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』の最後で、28歳相応の大人の考えになったシンジがカヲルと対話をしますが、その時にカヲルは「繰り返される円環の物語」という言葉を発しています。
この言葉だけ聞くと、いままでループしていた物語から抜けだせたといった感じですが、違和感は残ります。
もしループする物語であれば、1つの平行線を繰り返しながら分岐点を作って抜け出すというのが一般的です。
そのためリビルドした時点で、新たな平行線(可能性)が生まれたという考えになり、同じ場所に戻りつつも何度も繰り返すループとはいい切れません。
ただ、新世界の創造ということならしっくりくると思います。
1つの平行線ではなく、何個も平行線と結末を作ることで理想的な最後を迎える線を探すということであれば、今回のエヴァシリーズの在り方に違和感がなくなります。
作り手がループしていた
ではループ説というのはどこにあるのかという話になるのですが、それは作り手にあるのではと考えています。
どんなに違和感があってもエヴァシリーズの世界がTV・旧劇と新劇場版でループしているというのは見ていると自然に考えてしまいます。
つまり、作り手が前に作ったエヴァシリーズから抜けきれない状態ということであれば、自然とループしているような物語ができてしまうのではないでしょうか。
監督も呪いにかかっていた
今回、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』で「エヴァの呪縛」から抜けて、ついにエヴァンゲリオンがいない世界を作り上げました。
実は、庵野秀明監督も「創作物の補完」という呪いにかかっていたと思われるのが、作品を完結しつつも不完全な部分や欠点が存在しながらも修正できなくなる葛藤と苦悩に悩まされていた点です。
そのため、今回の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』の終わり方は、主人公であるシンジが「エヴァの呪縛」から抜けることで、庵野秀明監督も呪いから解放されたのではと考えています。
作り手がループから解放されたことにより、エヴァンゲリオンシリーズはシンジが大人になり終わりを迎えました。
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