ドラゴンクエスト ダイの大冒険は1991年にアニメ化されたアニメで、当時ゲーム版ドラゴンクエストやアニメ版ドラゴンクエストが人気だったこともあり、大人気でした。しかし、アニメ版は原作と並行して放送されていたのですが、何故かアニメ版が途中で打ち切りになりました。
当時は何故原作が終わっていないのにアニメが終わったのかと噂になったくらいです。もしSNSとい拡散方法があったら社会問題になったような気がします…今回は1991年と2020年に放送されているドラゴンクエスト ダイの大冒険の最終回について原作を交えながら紹介します。
目次
原作漫画「ダイの大冒険」の最終回をネタバレ解説
原作版ドラゴンクエスト ダイの大冒険は竜魔人化したダイと鬼眼王と変化した大魔王バーンの死闘後に空から落ちてきて感動のフィナーレという形で終わると持っていたのですが…
ここにきて状況が一変。ダイが新・大魔王バーンとの死闘で勝利して仲間内で喜んでいたのですが、そこに現れたキルバーン。ただ現れただけなら傷ついたダイ以外のメンバーで総出でかかれば簡単に勝てるのですが…
キルバーンという人形には黒の核晶が埋め込まれており、地上で自爆を図ります。この爆弾厄介なことに爆発することで、地上を全て破壊する威力。そのためただ倒すだけではなく、地上で爆発をさせてはいけないという所が今回きつい点です。
ちなみにキルバーンはもともと大魔王バーンを自爆で倒すために作られた機械人形で、黒の核晶の爆発は本来大魔王バーンに使う予定でした。
そして大魔王バーンの命を狙ってたのは冥竜王ヴェルザー。色々と最後になりわかることがあったことから、当時盛り上がりましたね。
最後は感動で終わりたいのに、何故ダイが・・
ダイはキルバーンの爆発に巻き込まれて消滅
今回の最終回のタイトルは
「さらば!!! 愛する地上よ」
その前は「さらば!我が友」、「さらば!!大魔王」とわかりやすかったのですが、何故最後だけ愛する地上よだったのかと考えたときにまさかダイが消えてなくなるとは思いませんでした。
そもそもドラゴンクエストは世界を救った勇者という形で終わることが多く、主人公が消えてなくなるという事は本当に珍しいです。
そもそも今回のドラゴンクエスト ダイの大冒険はゲーム版ドラゴンクエストと同じではつまらないという経緯で生み出されたアニメだけに、主人公の在り方も差別化を図ったのではと思われます。
ダイらしいけど、みんなはただ悲しいだけだよ
最後は誰もがダイは生きていると思ってそれぞれの時を過ごす
結果的にダイは消えてなくなってしまいますが、かつての仲間や知り合いは結婚したり、修行に出たりと平和になった地でしっかりと生きています。そして皆揃えて言う言葉として以下があります。
そうだ あいつが戻るその日まで
おれたちが世界を守っていこう
いつの日か あいつを見つけても
あいつが自分で帰ってきても
この言葉は親友のポップが言った言葉なのですが、全ての人が思っている言葉にもなります。
美しい大地や街並みや
平和な人々の暮らしを見て
これがおれの守った地上なんだ と
誇らしく胸をはれるようにしよう・・・!
そしてこの言葉をもとに誰もがダイの持っていた剣が、ダイが戻ってくる時の目印になるとダイが戻ってくることを信じて力強く生きていきます。
皆ダイの生還信じているんだね。
アニメ「ダイの大冒険(旧)」の最終回をネタバレ解説
1991年に放送されたドラゴンクエスト ダイの大冒険は約1年間放送されて、全46話で終了しています。
原作は1989年から少年ジャンプで連載されて、1996年に終了しています。全343話で、コミックにすると37巻という長い話になっており、そもそも原作が終わる前にアニメが終わるのは珍しいパターンです。
もともと1年で終わる予定で進めていたらしく、期間的に途中で終了せざるを得なかったのだと思いますが、人気の作品だけに少し残念でした。
打ち切りになったのは悲しいね
父親のバランを撃退する所で終了
1年間という期間で46話放送されたのですが、内容的にダイの父親であるバランを撃破したという形で終了しています。原作版ではダイの記憶を父親が消しまい、ダイを自分の元に戻します。そして、ポップの必死のメガンテにて記憶を取り戻して竜の紋章を右手に移して、バランを撃退するのですが、話の内容が感動的になるように無理やり終わっている形になります。
ちなみに原作でどのくらい放送されているかというと
コミックは全38巻中、10巻の最初の方で終了
文庫本だと全22巻中、6巻
が相当箇所になります。
原作では竜騎衆の登場など慌ただしかったのですが、綺麗な終わり方になっていますね。無理矢理感が感じただけに少し違和感を感じました。
これから激しい戦いになるんだよね。
アニメ「ダイの大冒険(2020)」の最終回をネタバレ予想
2020年版ダイの大冒険はきちんと最初から放送されており、ダイがブラスじいちゃんとデルムリン島で過ごしている所に、偽勇者、レオナ姫、アバンが訪問することで、物語に入っていきます。
1991年に放送されたダイの大冒険は1年間というスケジュールを立てていたという事もあり、仕方なく最後も無理矢理終わらせています。
そのため2020年ドラゴンクエスト ダイの大冒険は原作漫画と同様に大魔王バーンとの戦いまで描かれるでしょう。
リメイク版凄く綺麗だね
原作で描かれなかったダイの黒の核晶に巻き込まれた後の世界
2020年版のダイの大冒険が原作に忠実に放送されるとして、期待しているのはダイが黒の核晶に巻き込まれた後の世界を放送されると思っています。
何故なら原作で以下のように終わっています。
再び勇者が帰ってくる
何故最後にダイの元にキルバーンが現れ、自爆する形でダイを巻き込んだのかという事を考えると先に繋げるためだと考えています。
先にも述べたのですが、ドラゴンクエストの主人公はアニメ版もゲーム版も主人公がなくなるという事はありません。逆に世界を救った勇者として語り継がれ、伝説になります。
ゲーム版とアニメ版のドラゴンクエストと差別化を図るためと考えてはいたのですが、先に繋げるためではと考えています。何故ならダイが真・大魔王バーンとの戦いの後地上に落ちてきて、円満に終了となった場合、その先がありません。
勇者帰ってきて欲しい
魔界編が新たに放送される可能性も?
原作版を読んでみると、ダイはあくまで黒の核晶の爆発に巻き込まれて消えたとなっています。
つまりダイの遺体がない上に、剣だけが残されるという事は、爆発により魔界に飛ばされたというのが自然な考えになります。
そしてキルバーンと思っていた人型の方は人形で、本当のキルバーンは一つ目ピエロとなっています。これは最後の最後で明かされたことで、当時誰も予想していませんでした。
また、キルバーンは冥竜王ヴェルザーが地上を手に入れるために手配した大魔王バーンを倒す手段でした。そして大魔王バーンさえもそのたくらみに気づいておらず、魔界独自の考えだったのだと思います。
しかし、今回ダイ達の活躍により、大魔王バーンは倒され、爆発も阻止されて、計画が全て泡になり何もしないわけがありません。
魔界編からダイが地上に戻るために脱出するというシーンを加えた後に、みんなに再開して本当のハッピーエンドになると思います。ファンにとっては嬉しい新規エピソードですが果たして実現するかどうか?
まとめ
1991年に放送されて、2020年にリメイクされたドラゴンクエスト ダイの大冒険ですが、今回は本格的に原作を再現したとに、原作で中途半端に終わったダイが爆発に巻き込まれた後もしっかり描かれると思います。
原作を知っている人でも1991年に放送されたドラゴンクエスト ダイの大冒険を見ている人でも楽しめるような作りになっているでしょう。
今回は原作漫画、1991年に放送された旧アニメもとに2020年に放送開始したリメイク版のダイの大冒険の結末・最終回について考察してみました。
コメント