ドラゴンクエスト ダイの大冒険は原作ではすでに1996年に全343話で終了しています。そしてオリジナルアニメーションの方は1991年に全46話で終了しており、原作版を見ればドラゴンクエスト ダイの大冒険が全て終了したと思われがちですが、実は原作版でも回収しきれていない伏線が3つあります。これは魔界編があるのではと思わせてしまう内容になっており、これから詳しく紹介していきたいと思います。
原作でも何故ここで終わりといった疑問が結構多いよね
目次
破邪の洞窟の最深部は魔界に繋がる
破邪の洞窟は
レオナが破邪呪文ミナカトールを取得
アバン先生が決戦に備えて修行をしたところ
といった形で原作では語られています。
実は破邪の洞窟にはさらに最深部があるのですが、そこに何があるのかという事は語られていません。しかし、破邪の洞窟の最深部は魔界と繋ぐための秘術が存在しているとなっており、魔界に行く手段として使用されるのではと思っています。
破邪の洞窟って謎が多いよね
レオナが取得したミナカトールとは
マホカトールの上位版になり、レオナ1人では使用できないのが特徴となっており、5人の正義の使徒を持っている仲間が集まることで使用できます。
また、ミナカトールは大魔王バーンの居城を覆う結果を無力化するために原作では使用されており、最終決戦には欠かせない者でした。
ちなみに5名の仲間は以下になります。
正義 レオナ
闘志 ヒュンケル
慈愛 マァム
純粋 ダイ
勇気 ポップ
ただ当初ダイが勇気となっており、ポップは??でした。しかし、実際にミナカトールを使用した際にマァムが好きだと告白したことによりしるしが反応して、実際はポップが勇気だということが判明します。
そしてダイは純粋で、何事もありのままを受け止める心があることがしるしとして反応していたし、相手に立ち向かう気持ちが純粋として今回反応しています。
そして以下が実際のミナカトールの魔法の唱え方になります。
聖なる光よ、その御力において邪悪なる魔力を退けさせたまえ、ミナカトール
ポップが勇気って、ダイが勇気を持った勇者って思いこんでいた
亡くなったと思ったアバンは破邪の洞窟で修行していた
アバンはデルムリン島に攻めてきた、かつて勇者とした戦ったハドラーが攻めてきた時、メガンテを使用して一旦は亡くなったとなっています。しかし実際にはメガンテをしたものの、カールの守りを持っていたため実際は生きていました。
ダイ達の元に姿を見せていなかったのは、ダイやポップに自分がいると足かせになり、成長の妨げとなると判断して決戦までは姿を隠していました。そして姿を隠していた時にいたのが破邪の洞窟。地下150階まで到達しており、そこで破邪の秘法を取得して、バーンとの戦いで大活躍します。
ただ当時150階まで潜っていたこともあり、レオナたちがミナカトールを取得しなければ、地上の状態が把握できず、決戦に間に合わなかった可能性があります。そして、あるゲームのコラボでは250階まで潜ることができ、そこには破邪の淵竜がボスとして出てきます。
すごく奥まであるんだね
真・大魔王バーンを倒した後に消えたダイ
ダイは真・大魔王バーンと決戦をする際に、バランの竜の紋章と自身の竜の紋章を合成して額に移し、竜魔人として覚醒します。圧倒的な力で真・大魔王バーンを追い詰めていき、最後には宇宙から地上に戻ってきます。
しかし、そこに現れたキルバーンが連れている機械人形に格納している黒の核晶を爆発させて、地上を消滅させるという言葉に、ダイとポップは2人で、機械人形を捕まえて上空に上がりますが、途中でダイはポップを引き離します。この後上空でダイは爆発に巻き込まれて消えてしまいます。ただここで疑問に思う事が2つあります。
確かにダイってどこに行ったんだろうって当時思った人が多いと思う
地上に残されたダイの剣の輝きが失われていない
上空で機械人形に格納された黒の核晶が爆発に巻き込まれますが、地上に残されたダイの剣は輝きを失っていません。
ダイの分身でもあるダイの剣の輝きが失われていないという事はダイは生きている
という事になります。
原作でも
ふたたび勇者が帰ってくるという文面の所にダイの顔が出ているという事は…。ダイはあくまで黒の核晶の爆発に巻き込まれて魔界に飛ばされただけという事になります。
ダイの剣ってすごく重要だよね
黒の核晶
黒の核晶は呪術で加工した爆弾と原作では語られています。
確かに爆弾というのが最適なのですが、それぞれ捉え方が違います。
バラン
爆弾と呼ぶのも生ぬるい悪夢の兵器
ハドラー
忌まわしい
と捉え方が全く違います。
そして、掌サイズの大きさの黒の核晶でも、死の大地が跡形なく吹き飛ぶくらいの威力があり、サイズや込められている魔力の量に依存する爆弾となっています。
ただ吹き飛ばすのであれば、爆発に巻き込まれたダイは地上のどこかにいるというのが一番納得がいきます。しかし、原作ではダイの姿はどこにもなかったとなっている所を見ると、周辺にいる人や物を魔界に送り込む役目があるのではと考えます。
黒の核晶ってキーポイントになりそう
原作では戦いの中に出てこない冥竜王ヴェルザー
冥竜王ヴェルザーは若かりし頃のバランに倒されている存在ですが、バーンと魔界を分けるほどの能力を持っているとされています。ただ原作では魔界に幽閉されているとなっており、地上では全く姿を出していません。
何故魔界に幽閉されている冥竜王ヴェルザーを本編に出したのかという疑問が残ることと、冥竜王ヴェルザーは魔界で幽閉されている状態で地上を狙っているのかという疑問が残ります。
冥竜王ヴェルザーって地上を狙いながらも幽閉されているって変な設定だね
冥竜王ヴェルザーはキルバーンを使用してバーンの命を狙ってた
原作でピエロがキルバーンで機械人形は黒の核晶を積んでいることをカミングアウトされます。そして、キルバーンは元々バーンを消滅させるために冥竜王ヴェルザーが送り込んだものとも言っており、自身が地上に干渉できないためどうにかして抹消したかったようです。
間接的にしか干渉できない冥竜王ヴェルザーは色々な手を回して、地上に働きかけていたようです。ただ、何故バーンと魔界を分けてしまっているのかなど疑問は残ります。もしかしたらバーンを抹殺ではなく、バーンを最終的に魔界に引き戻したかったのではと考えます。
結果的に魔界に行ったのはダイ
当初の予定と違い、実際に生き残ったのはバーンではなくダイでした。しかもダイが宇宙から落ちてきた瞬間に黒の核晶を格納した機械人形がタイミングよく現れており、バーンより強いダイを魔界に連れていきたかったのでと考えています。
そして最後に黒の核晶の爆発に巻き込まれる前にダイはポップは引き離しており、こちらもダイ自身が魔界に行くことを察して、魔界へ行くための手段を確保できるポップを引き離したと考えるのが自然かと思います。
何故冥竜王ヴェルザーが魔界に幽閉されたままで、地上に行くことが出来ないのか。それは地上から魔界へと通じる道を作ることが出来ないという事を考えると、地上と魔界を繋げる手段となるバーンを魔界に引き寄せたいと思うのは自然だと思います。
しかし結果的に魔界に行ったのがダイとなると冥竜王ヴェルザーはどのように対応するのか、魔界編が語られれば、詳しく述べられると思います。
もともと魔界に行くのがバーンと思っているなら、ダイが来たことにより全く違う展開になるよね
まとめ
今回以下の3つの伏線を述べました。
- 破邪の洞窟の最深部の謎
- 黒の核晶を格納した機械人形の爆発で消えたダイはどこに
- 冥竜王ヴェルザーは地上を狙っていたが魔界に幽閉
3つの伏線をまとめると全て魔界に繋がっている事が考えられ、原作の最後に勇者が戻ってくるという言葉を残している以上、リメイク版で魔界編として黒の核晶を格納した機械人形の爆発と共に消えたと思った時から、魔界から地上にダイが戻るという形で2話分で放送される可能性が高いです。もしこの可能性もあるのではと思われた方はコメント下さい。
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