2020年秋の新作アニメ「ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-(新作アニメ版)」第2話のラストでアバン先生と共に登場し、ダイの1番の仲間かつ親友であるポップのキャラクター性や魔法能力を紹介しながら微妙に異なる”原作コミック版や旧作アニメからの変更点”についても迫っていきたいと思います。
第2話の詳細に関しては以下の記事をご覧ください。

ポップのキャラクター性と成長過程

出典:あにこ便
まずはポップのキャラクター性を紹介していきながら、彼の成長過程も簡単に辿りたいと思います。
本作品における真の主人公?
ポップといえば、まずは“最低なお調子者キャラ”という印象を真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
しかしダイとの冒険の中で数々の出会いや戦いを経験していくことで最終的にはダイ以上に成長していきます!
(その最初の成長のための大きな境界線とは、やはりマァムとの出会いと、ニセ勇者様ご一行の1人である「まぞっほ」からの助言でしょう)
ニセ勇者一行の詳細は以下の記事をご覧ください。

そのために原作コミック版や旧作アニメの頃からリアルタイムで追い続けてきたファンの中でも「本当の主人公はダイでなく、ポップだ!」と強く主張する人が現代でも多くいる程です。
主人公ダイの詳細は以下の記事をご覧ください。

彼の成長ぶりはダイたち仲間キャラだけでなく、敵側として戦う魔王軍も認めるようになっていきます。
魔王軍6大軍団長の詳細は以下の記事をご覧ください。

始めは“小僧”呼ばわりしながら見下してきた獣王クロコダインや魔軍司令ハドラー、そして最大の敵として立ち塞がってくる大魔王バーンでさえも最終的には彼に対して「ポップ」と名前で呼んでくるようになるのです。
魔軍司令ハドラーの詳細は以下の記事をご覧ください。

「武器屋の息子」だからこそ強くなれた!
故郷の村ランカークスにある武器屋の息子として誕生したポップは自分のお店に訪れてきたアバン先生と出会うなり、押しかけるようについていく形で弟子となってしまったのです。
アバン先生の修行やダイたちと共に数々の苦難や激闘を乗り越えてきたポップですが、大魔王バーンとの最終決戦を間近に控える中で“最大の壁”にあたります。
それはダイたちと同じ“アバンの使徒”でも「自分だけが違う」ということです。
ダイ | 勇者 |
ヒュンケル | アバン先生の一番弟子 |
マァム | 両親が勇者時代のアバンと共に戦った仲間たち(ロカとレイラ) |
レオナ | パプニカ王女 |
ポップ「俺だけが皆と違う・・・違うんだ!」
それは本人にとっても前々から既に知っていた“出生”や“境遇”という名の「最大の一線」が来てしまったということです。
「自分の“アバンのしるし”だけが光らない」ことで苦悩を続けた末にマトリフ師匠の元に相談に来ますが、こればかりは師匠に相談したところで解決できない難問であることを自覚します。
ポップ「すまなかった、師匠・・・自分で何とかするよ」
何も相談できないまま去ろうとする中で師匠から“最後のアドバイス”を与えられます。
マトリフ「自分を信じろ!自信を持て、お前は強い!オレの自慢の弟子だ」
師匠からは、ポップがもしも全てにおいて恵まれていた人間であったとしたら、ここまで強くなれなかったことや「弱っちい武器屋の息子」だからこそ、誰よりも強く苦闘の道にも歯を食いしばって耐えてこられたことを諭されます。
最大の壁を乗り越えて魔法使いから”賢者”に進化!
自分の”アバンのしるし”だけが光らないまま、最終決戦を迎えますが、捕われていたヒュンケルを救出した後でも光りません。
そんな中でザボエラによる不意打ちから自分を庇うように犠牲となってしまったメルルから「自分の好きな女性の名前」を教えてほしいと頼まれます。
ポップ「ごめんよ、メルル。俺は・・・マァムが好きなんだよおお!」
思いがけぬ状況の中でマァムへの好意を叫ぶことになってしまいますが、その時にポップの持つ“アバンのしるし”も光り出します!
しかし、ザボエラの攻撃を受けたメルルは深い傷と猛毒により死ぬ寸前まで追い込まれます。
ポップ「こんな俺なんかのために死なないでくれー!」
そう叫んだ途端にメルルが一命を取り留めただけでなく、猛毒も完全に消えていたのです。
エイミ「この凄まじい魔法力は回復系のパワー?まさかポップ君・・・“賢者”に!?」
この時にポップが放った魔法力は“回復系”であると同時に“蘇生系”も含まれておりました。
そんな光景を見ていたレオナ姫からも自身がバラン戦の中で倒れた彼に試した「ザオラル」よりも上の「ザオリク級」であることを実感させます。
思いがけぬ形で”魔法使い”から“賢者”に変わったポップですが、これは自分の意思で”武闘家”に転職したマァムとは明らかにケースが異なります。
この時のポップの場合は転職というよりは「最大の壁を乗り越えた末の“進化”」と言った方が正しいのかもしれませんね。
レオナ姫の詳細は以下の記事をご覧ください。

コメント