【ダイの大冒険】ダイの額に宿る竜の紋章はどういう意味？竜の紋章発動のきっかけはレオナ姫！？

ドラゴンクエスト ダイの大冒険の主人公ダイは額に宿る竜の紋章が印象的だと思います。しかし最初から額にあったわけではなく、ダイが仲間達と苦難を乗り越えた証として、アニメや原作の途中で目覚めています。

そしてダイの額に浮かんだ竜の紋章は、序盤で出会ったレオナ姫が毒に家臣達の野望により倒れたことをきっかけに、怒りがこみ上げ発動しました。

そんなドラゴンクエスト ダイの大冒険の主人公であるダイの額に浮かんだ竜の紋章について詳しく述べます。

竜の紋章が目覚めた最初のきっかけ

ダイが竜の紋章に目覚めるきっかけになったのはレオナ姫がデルムリン島にやってきたことです。その前にはドラゴンクエスト3の勇者、戦士、魔法使い、僧侶の偽物が来たばかりでバタバタしていたのですが、その後にレオナ姫が司教テムジンと賢者バロンと共に島にやってきたことがダイの目覚めのきっかけになりました。

そして最初にダイと出会ったレオナ姫は勇者様と紹介され、あまりの小ささに冗談でしょといった感じで本気にしていませんでした。

しかし、それもそのはず。竜の紋章に目覚める前のダイは魔法も使えず、剣さえも持っていないので、さすがに勇者は無理があるような…

その後、レオナ姫から由緒正しいナイフをもらってなんとか形になったという流れでした。そして気になるのはこのときにもらったナイフですが、結構いいナイフだなと思ったら、パブニカ制で王家のナイフの3本の中の1つ。

太陽はレオナが持っていて、海は行方知れず、風は王宮で保管されています。今回ダイにはレオナが所持している太陽の方を渡しています。当時はあんまり考えなかったのですが、本当に由緒正しかったんですね。

攻撃力はせいなるナイフより強く、魔のさそりの甲羅を簡単に切り裂く程の攻撃力を持っています。

 

レオナ姫が毒におかされるうえに、仕組んだのは家臣！？

ダイがレオナ姫をデルムリン島を案内した時に遭遇した毒サソリ。レオナ姫はダイが手なずけているモンスターと思ったみたいですが、実際は家臣たちが島に持ち込んだモンスター。

しかもレオナ姫が毒攻撃を受けたうえにキアリーの魔法が使えないと治療できない。

 

ダイは賢者バロンに治療をお願いするも、その手に持っていたのは魔法の筒。これはダイが偽勇者たちからごめちゃんを救うために使用したモンスターを入れて運ぶ魔法アイテム。

道具を見たとたんに毒サソリを持ち込んだのは賢者バロンという事が分かります。ここで疑問なのは何故、デルムリン島で家臣達はレオナ姫を暗殺しようとしたのかという事です。

司教テムジンははっきりとブラスじいちゃんに対して、レオナ姫を暗殺してパブリカ王国を手中におさめると言い切っているので、計画に巻き込まれたレオナ姫は凄くかわいそうな気がします…

 

ついに怒れる竜の紋章発動

ドラゴンクエスト ダイの大冒険の見どころNo1のシーン。レオナ姫が毒におかされ、家臣はレオナを助けてくれない。レオナ姫の命が危ないという瞬間にレオナ姫が言った

ダイ君ほとんどの呪文契約できたんでしょ。それ才能ある証拠だよ。

この言葉にダイがついに怒りを解き放ちます。

今まで体の中に本来あった力を解き放つようにダイは力の開放をするのですが、上空からライデインが落ちてくる演出はドラゴンクエストを重ねているような・・

ちなみにライデインは勇者だけが使える魔法という設定になっており、設定されたのはドラゴンクエスト3から。もう偶然じゃないですよね。

ついに額に竜の紋章を宿したダイ。そして唱えた魔法が

バギクロス

ベギラマ

これはドラゴンクエストの中では中級程度になっていて、そもそもメラといった初級の魔法が使えないダイが使えるわけないのですが…

竜の紋章は怒り共にダイの能力を格段にアップする役割があると思います。

この時によく言われたのは

ダイ爆発

まさに大爆発ですね。

ただ、この当時は怒らないと竜の紋章が使えないと言った不完全なものでした。しかし、これだけ能力が格段にアップするなら、能力としては最高ですよね。

 

師匠アバンとの修行でさらに芽生えていく竜の紋章

デルムリン島に来たのはアバンと呼ばれるかつて勇者と呼ばれた人物。そして先に弟子となったポップ。この出会いがさらにダイの竜の紋章の力を確実なものにしていきます。

最初はポップと一緒に修行をしながら、技を身に着けていくのですが、最初に身に着けた技は以下になります。

大地斬

海波斬

空烈斬

そしてドラゴラムでドラゴン化したアバンを敵にして、3つの技を取得させようとしますが、デルムリン島にハドラー部隊が攻めてきたことから中止になります。

アバンがメガンテをして亡くなったと思わせたのはダイのため

デルムリン島に押し寄せてきたかつて勇者であったアバンが倒した魔王ハドラー。アバンはメガンテを使用して魔王ハドラーを倒しますが、メガンテは自身の命と引き換えに相手に巨大なダメージを与えることから、当時亡くなったと思われていました。

しかし、最終話でアバンが復活したように登場したのは、そもそもアバンがカールの守りを持っていたことからメガンテを使用しても亡くなっていはいませんでした。

ではどうしてアバンは生きているのにダイ達の前に姿を現さなかったのか。それはダイ達のポテンシャルを引き出すには自分は邪魔な存在だと判断したからです。

この時ダイは初めて親しい人の死を経験して心身共に強くなります。実はこのアバンがとった行動は本当に意味があり、この行動があったからこそダイは竜の紋章の力に飲み込まれない意思を持ち続けることが出来たと思います。

 

 

魔王軍との戦いの中で、成人しないと使えない竜の紋章を自分で使用

 

ダイはそもそも自分が何者か知らない状態でしたが、魔王軍と戦う中で出会った父親バランと出会い、竜の神殿で自身が人間ではないことに驚きを隠せませんでした。

そしてバランからは竜の紋章の共鳴を利用して、今までの記憶を白紙にされ、手中におさめようとされるなど強引な手段で連れ戻そうとされますが、ポップの必死のメガンテにより記憶を取り戻します。

バランとの戦いでダイは額にだけ存在する竜の紋章を右手の甲に移すという奇跡を起こます。そうすることで竜の紋章同士の脳による精神支配が出来なくなります。

右手の甲に宿った竜の紋章の力を使用して、最後はアバンストラッシュとライデインを合成したライデインストラッシュを使用してバランに勝利します。

この時ダイは

自分が人間ではないことで悩んでいたのが小さい問題に思える

と言い放ちさらに力の制御に成功します。

おそらく今まで額に竜の紋章を宿していたことにより不完全な力しか発揮できなかったのではと思います。しかし右手の甲に移してから完全に力を制御しています。

死の大地で受け継いだ父バランの竜の紋章

ダイは死の大地の死闘で、父親バランを倒した際に父から竜の紋章を引き継ぎ、左手に宿します。これで両手に竜の紋章がある状態になるのですが、その状態で発動したのが

双竜紋

真の力を発動する前の大魔王バーンとの戦闘で、使用するのですが、ダイ自身大魔王バーンとの力の差や父バランの死にショックを受けて、バランから受け継いだ竜の紋章を使う決心がつきませんでした。

しかし、父親や仲間の励ましによってついに力を開放します。

 

この時点で

師匠アバンから引き継いだアバンストラッシュを取得するための修行

バランの戦闘経験値を竜の紋章を引き継ぐことで受け継ぐ

この2つの力が加わり、超戦士となります。

今までダイの竜の紋章の初期発動、修行編、父親の力を引き継ぐで紹介してきましたが、実は全てがダイの超戦士との力を発揮するためのプロセスになっていたんですね。

偶然なのか、必然なのかわからないのですが、かなり計画性のある流れと感じました。

最後はダイの紋章は額に戻る

大魔王バーンは真・大魔王バーンになり、両手に竜の紋章を宿したダイでも全く歯が立たなかったのですが、それはダイが父親バランから受け継いだ左手の竜の紋章の力を完全に開放してなかったからです。

しかし、竜の紋章を共鳴する相手がいない以上、記憶操作をされることはないので、額に戻しても問題ないと判断したダイは、両手にある竜の紋章を額に移して合成します。

そして生まれたのは竜魔人ダイ。かつて父親バランも額の竜の紋章の力を開放して変化した竜魔人にダイもなったのですが、違うのは2つの紋章が1つになって額に宿った事です。

師匠アバンや色々な人たちと関わって成長したダイの額の紋章

様々な戦場を潜り抜けてきたバランの竜の紋章

2つの紋章により最強の竜魔人がここに誕生しました。

真・大魔王バーンさえも超越する最強戦士ダイ

竜の紋章は覚醒から始まったわけなのですが、最後は全ての能力を格上げした真・大魔王バーンさえ超越する力をダイは見せつけます。特に以下の言葉からはダイの優しい気持ちを維持しながらも仲間や世界のために戦うダイの本当の想いを感じます。

これが正義か？　より強い力でぶちのめされれば、お前は満足なのか？…こんなものが…こんなものが、正義であってたまるかっ！！！

しかし、そもそも戦いが嫌いなダイが仲間や世界のために泣きながら戦うのは凄く胸が痛かったです。

まとめ

意識も乗っ取られず、優しさを維持したまま純粋に強い戦士になったダイですが、通常竜の遺伝子を受け継いでいる者としては2つの紋章を同時に受け継いでさらに、それを額に合成すると言った神業はできないとなっています。

神業が出来た理由として、原作やアニメの中では父親バランが人間と結婚してダイを産んだからとなっています。純粋に竜の血だけではなく、人間の血が混ざりあう事で、竜の紋章の仕組み自体に縛られなかったようです。