2020年秋の新作アニメ「ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-(新作アニメ版)」第6話の中で獣王クロコダインもついに登場してくれました!
そこで今回は彼ならではの武人溢れるキャラクター性を紹介しながら微妙に異なる”原作コミック版や旧作アニメからの変更点”についても迫っていきたいと思います。
第6話の詳細に関しては以下の記事をご覧ください。
目次
獣王クロコダインのキャラクター性を紹介
ハドラーに続いてダイたちの前に立ちはだかる形で登場した獣王クロコダインのキャラクター性から紹介していきます。
魔軍司令ハドラーの詳細は以下の記事をご覧ください。
百獣魔団の軍団長
魔王軍6軍団の1つである「百獣魔団」の軍団長として登場したクロコダインは“獣王”の異名も持ち合わせます。
己の持つ大きな身体と怪力で人間たちをねじ伏せるモンスターたちの長である彼にピッタリな異名ですね。
魔王軍6大軍団長の詳細は以下の記事をご覧ください。
強い相手じゃないと燃えない性質?
新作アニメの方でも原作コミック版や旧作アニメと変わらず“悪魔の目玉”を介してのハドラーからの命令を受ける形で初登場しました。
ちなみに以前から「ロモス壊滅」の命令も受けていたのですが、本人には全くやる気がない様子です。
クロコダイン「ダメだ、あの国は。吹けば飛ぶような腰抜けばかりよ」
ロモスには強い者など1人もいないことが分かった時点でやる気をなくしてしまっていたのです。
しかしハドラーからダイの強さを聞かされた途端に大きな興味を抱き始めます。
クロコダイン「ハドラーどのを傷つける程の小僧・・・是非とも戦ってみたくなったわ」
始めはただ単に“強い者との戦い”ばかりを求めてきたクロコダインですが、ダイたちとの戦いを通じて“人間の素晴らしさ”に気づきます。
クロコダイン「いいぞ、人間は・・・今度生まれ変わる時には、オレも人間に・・・」
そして復活を果たしてからの今後のヒュンケル編以降からは、その“人間の素晴らしさ”を語りながら己の身を犠牲にしながらダイたちを助けてくれたり、窮地の度に助太刀に来てくれる心強い味方になるのです。
武人さに溢れる漢らしさ
クロコダインの魅力は、その強大な攻撃力以上に「武人さに溢れる漢らしさ」にあるのではないでしょうか。
ダイたちの味方についてからは、そうした“武人さ”がさらに強調されるように表れていきます。
バラン編では決して勝てぬことが分かっていながらもダイの存在を“太陽”に例えながら立ち向かいます!
クロコダイン「生きとし生ける者には“太陽”が必要だ・・・それを奪おうとする者は断じて許せん!たとえ力及ばずとも戦うのみ!」
彼がそう告げたことにより、バランに対してもダイの存在の大きさを実感させるのです。
主人公ダイの詳細は以下の記事をご覧ください。
獣王クロコダインの能力・必殺技
ここからは獣王クロコダインの強さを表す能力や必殺技について紹介します。
力(パワー)だけならハドラーをも上回る!
怪力で人間たちを捻じ伏せてしまう「百獣軍団」の軍団長だけあり、その大きな身体と強大な腕力から繰り出される攻撃力は半端ありません!
ダイ「凄い!力(パワー)だけならハドラーより上だ!」
クロコダイン「我ら6団長を見くびるなよ!自分たちの得意とする技においてはハドラーどのを上回る力があるからこそ、軍団長を任されているのだからな」
確かに彼から放たれた一撃でダイたちの背後にあった大きな崖をも軽く、くり抜かれていた上に地面までえぐれてしまうほどの攻撃力はハドラーをも超えているのです。
そうした“怪力”と“真空の斧”が見事にシンクロしている点もまた、クロコダインの怪力を存分に引き出してくれる最高の武器となっているのでしょう。
防御面も抜かりなし!
強大な攻撃力ばかりに視点が行ってしまいがちのクロコダインですが、防御の面でも抜かりありません。
彼が身につけている鎧も魔獣としての身体と強さがあってこそ、その重さに耐えながら装備できているのです。
さらに初級程度の攻撃呪文であれば、自分の息を軽く吐いただけでかき消すこともできるのです。
(ポップが放つ「火炎呪文(メラ)もこれでかき消してしまいました)
そしてクロコダインの身体が“鋼鉄”の性質であることも見逃せません。
パプニカのナイフでダイが放つ「大地斬」を喰らっても傷一つすらつけられなかったのです。
奥の手「ヒートブレス(焼けつく息)」
クロコダインが真空の斧で放つ「真空呪文(バギ)」の中で「海波斬」を放って鎧を傷つけたダイが飛びかかった矢先に吐いたのが「ヒートブレス(焼けつく息)」でした。
これもまたゲーム版のドラクエシリーズに登場する多くのモンスターたちも使うおなじみの技ですが、クロコダインにとって「奥の手」であり、見事に受けてしまったダイの全身は焼かれたことで“マヒ状態”とされて動けなくなってしまいます。
唸る「真空の斧」
自分の身体から発せられる”息系”の攻撃とは別に、クロコダインが持つ唯一の武器が巨大な大きさを誇る「真空の斧」です。
彼の怪力によって振られる斧による攻撃力は半端なく、並の人間では一撃で倒されてしまうことでしょう。
さらに“道具として使う”ことにより「真空呪文(バギ)」を発生させることも可能です。
クロコダイン自身は呪文を全く使えない完全なパワータイプの戦士ですが、この斧を道具として使うことで引き起こせる「真空呪文(バギ)」が唯一の魔法手段となります。
そして彼はこれを攻撃だけでなく“防御面”としても上手く活用させていきます。
クロコダイン「腐っても“アバンの使徒“だな!まさか火炎呪文(メラゾーマ)を使えるとは思わなかったぞ」
ロモス城での再戦時、ダイやマァムよりも一足遅れて到着してきたポップが放つ「火炎呪文(メラゾーマ)」が命中してきた瞬間に「真空の斧」で“空気流のバリア”を展開させて直撃を防いでいたのです!
アバン先生の詳細は以下の記事をご覧ください。
最大の必殺技「獣王痛恨撃」
クロコダインの強さを語る上で最も外せないのが、彼の右腕から繰り出される「獣王痛恨撃」でしょう。
これもまたロモス城での再戦中に初披露する技ですが、この「獣王痛恨撃」から繰り出される”真空”の威力と大きさは「真空の斧」とは比較になりません!
「真空の斧」が初級の「バギ」であるならば「獣王痛恨撃」は巨大な竜巻すら巻き起こし、もはや最大級の「バギクロス」をも上回ると言えるでしょう。
これを見事に喰らったダイたちは大ダメージを負ったことに倒されて立ち上がる力すら失ってしまいます。
さらにフレイザード編で加勢に来てくれた時にはバルジ島にも負けない大きさと高さをも誇る「炎魔塔」さえも、この一撃で破壊してしまうのです!
その状況を見ていたバダックさんも大いに驚かされますが、彼からの提案で「獣王会心撃」と改名されることになります。
新作アニメでの小さな変更点
獣王クロコダインの場合もハドラーやアバン先生と同じく、外見上の変化はありませんでした。
それでも原作コミック版や旧作アニメから新作アニメで登場してからの小さな変更点が微妙に見られたため、その辺りにも迫りたいと思います。
魔王軍の解説役を引き受ける形に
第6話での初登場を果たした時の“唯一の変更点”が「魔王軍の解説役」を務めたところに尽きますね。
原作コミック版や旧作アニメでは、ハドラーがダイとの戦いで負った身体の傷を回復させた後に大勢の手下モンスターたちを見下ろしながら行なっておりましたが、第5話では時間や尺の関係でここまでで終わってしまいました。
第5話の詳細に関しては以下の記事をご覧ください。
そして次の第6話でダイとポップの前に現れてからクロコダインが彼らに対して解りやすく解説してくれたのです。
もしかしたらファンや視聴者だけでなく制作側にも分からないところで“ダイ討伐”とはまた別にハドラーから「解説役」も託されていたのかもしれませんね。
新作アニメ版クロコダインへの期待
大魔王バーンとの最終決戦開始の時にはヒュンケルと共に“囚われの身”となってしまうものの解放された後には新たな「真空の斧」を駆使しながら人間たちと共にザボエラが呼び出してきた”魔界のモンスター”の大群を倒していきます。
そして彼にとっては“最後の見せ場”となった「ザボエラとの完全なる決別」の時が待っています。
クロコダイン「ザボエラ、最期の時だ・・・」
最後の手段もロン・ベルクにより破られ、もはや立ち上がるチカラすら残っていないザボエラに対して容赦なくトドメの一撃をさして倒します。
自分の元に来てくれたバダックに対し、ザボエラのことを「正真正銘のクズ」と言いますが、もしも自分が軍団長の中で最初にダイたちと戦っていなかったとしたら「自分自身もザボエラのような性格に成り果てていたかもしれない・・・」ことを悟っては哀れみます。
新作アニメの方では原作の最終話まで制作される可能性が高いため、この最終決戦の中でつけるクロコダインとザボエラ・・・軍団長同士の完全なる決別シーンがどういう雰囲気で描かれるのかにも期待したいものです!
(新作アニメがまだ始まったばかりなので、どんなに端折りながら高スピードでストーリー展開させても、ここまで到達するのにはまだまだ先ではありますけどね)
まとめ
今回は”武人さに溢れる漢らしさ”に満ち溢れている獣王クロコダインのキャラクター性や能力・必殺技を紹介しながら、新作アニメによる小さな変更点や今後への期待にも迫ってみました。
- 魔王軍・6大軍団の1つである「百獣魔団」の軍団長として初登場し、最初は”ダイの敵”として立ちはだかってくる。
- ハドラーをも上回る”強大な力(パワー)”と”鋼鉄のような肉体”を持つ。
- クロコダイン自身は魔法を全く使えない戦士タイプのキャラだが「真空の斧」を道具として使用することで”「真空呪文(バギ)」を放ったり、魔法バリアを展開することも可能。
- 最大の必殺技「獣王痛恨撃」は竜巻まで起こす強大な威力を誇るが、後にバダックからの提案で「獣王会心撃」と改名する。
- 登場時から”武人としての誇り”を強く持つものの、ダイとの戦いで”人間の素晴らしさ”に気づいてからは大魔王バーンとの最終決戦までにかけて心強い味方として共に戦ってくれるようになる。
ダイたちにとっても軍団長の中では最初に戦うことになる獣王クロコダインですが、彼との戦いによって味方になるだけでなく、ポップを大きく成長させてくれる面において、敵としても味方としても重要なキャラクターと言えるでしょう。
本作品のアニメ動画や見逃し配信の詳細は以下の記事をご覧ください。
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