2020年秋の新作アニメの中でも特に注目度の高かった「ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-(新作アニメ版)」がついに放送開始されましたね!
今回は主人公ダイの育ての親として登場するブラスのキャラクター性と能力、そして今後の展開を紹介していきます。
ブラスのキャラクター性

出典:ポンポコにゅーす
まずはブラスのキャラクター性から紹介していきます。
デルムリン島を守る鬼面道士
15年前に世界を支配していた魔王ハドラーが勇者アバンによって倒されたことにより、世界に平和が戻っただけでなく、その魔王の手下だったモンスターたちも邪悪な意思から解放されます。
こうして穏やかな性格に戻ったモンスターたちは南海の孤島である“デルムリン島”でひっそりと暮らすようになり、この島の中心人物となっているキャラクターこそが鬼面道士のブラスなのです。
漂流してきたダイの育ての親
他のモンスターと一緒にデルムリン島で暮している中、海辺に流れ着いた難破船に気がつきますが、その船の上に乗っている赤ん坊と出会います。
その時に乗っていた“ゆりかご”の側面に取り付けられているプレートがキッカケで、その赤ん坊に「ダイ」と名付けて育て始めるのです。
ブラス自身はダイを一人前の魔法使いにするべく、魔法の特訓中には厳しく指導しますが、それ以外の時には“優しいお爺ちゃん”のような一面も見せてくれます。
こうした”アメとムチ”を程よく使い分けられることは、まさに「理想的な育ての親」のお手本なのではないでしょうか。
実はおだてに弱い一面も・・・
物語の初期ではデルムリン島にも外部からの人間が訪問してくることも数回あります。
ゴメちゃんを拉致するためにやってきたニセ勇者ご一行様の次には、後にダイたちと同じ「アバンの使徒」となるパプニカ王国の王女・レオナ姫が魔法の儀式を行うために訪れてきます。
この時に彼女と共にやってきたテムジンから「ブラス老」と呼ばれただけで嬉しさのあまりに浮かれてしまうのです。
モンスターの中で唯一、人間との会話が可能
この辺は意外と見落とされがちかもしれませんが、ブラスはデルムリン島に住むモンスターの中で、唯一人間との会話が可能なキャラクターです。
人間の言葉を話せなければ、自分が見つけて拾ったダイを育てることすら出来なかったでしょうし、魔法を教えることも不可能だったことでしょう。
ダイの方もまた、ゴメちゃんを始めとして他のモンスターたちと仲良く暮らしているものの彼らはブラスとは違って人間の言葉を話すことが出来ません。
ダイもまた、モンスターたちの言葉が直接分かるわけではなく、長い年月にかけて一緒に暮してきたうちに泣き声や仕草などによって”何を言いたいのか”を感覚的に理解できるようになってきたのでしょう。
ブラスの魔法能力
ここからはブラスの魔法能力や、鬼面道士ならではこそ使用できる呪文に迫ってみたいと思います。
デルムリン島で唯一の魔法の使い手
デルムリン島には数多くの種類によるモンスターが住んでいるものの、ダイの育ての親であるブラスは島の中では唯一の魔法の使い手と言えるのではないでしょうか。
同じ島で暮しているモンスターたちは確かに多くの種類がおりますが(新作アニメ版では旧作の頃にはまだ登場していなかったキラーパンサーまでおりました)、マトモに魔法を使えるのはブラスだけと思われます。
そうして見ることによって、ブラスがダイに対して懸命に魔法を習得させようとする気持ちも何となく分かる気がしますね。
全身から電撃を放つことも可能!
魔法の儀式のため、パプニカからデルムリン島に訪れたレオナ姫でしたが、それは同行してきたテムジンとバロンによって仕組まれた罠だったのです。
儀式を行うとための場所に着いた途端にダイとレオナ姫の窮地をゴメちゃんから聞かされたブラスはすぐに駆けつけようとした途端に足止めされると同時にテムジンから自分たちの企みを聞かされます。
ブラス「神に仕える身でありながら、己の欲望のために主君が命を奪おうとは・・・許せんわい!」
怒りが頂点に達した時、全身から電撃のような物質を放って自分を取り囲んでいるテムジンや部下たちを退けてしまうのです!
こうした表現を見て「ダイ」本編だけでなく、ドラクエシリーズのゲーム作品にも触れてきたファンには勇者だけが使用できるとされている「電撃呪文(ライデイン)」を彷彿される人も多いかもしれませんが、ブラスの放った電撃はあくまでも別物と考えた方が良いでしょう。
新作アニメ版だけで披露した攻撃魔法も!
新作アニメ版ではブラスもダイたちと同行して、ゴメちゃんを拐ったニセ勇者たちと船上で戦います!この戦いの中で「真空呪文(バギ)」を唱える場面もありました。
ちなみにブラスが「真空呪文(バギ)」を使用したのはこの新作アニメ版が初となります。
中級の攻撃呪文も使いこなす!
ブラスが自分の能力でテムジンたちを退けられたのも束の間・・・バロンが搭乗したキラーマシンが海辺から現れて襲いかかってきます!
他のモンスターたちを退かせたブラスがメラ系の中級呪文である「メラミ」で応戦しますが、魔法攻撃を寄せつけないキラーマシンのボディにはダメを与えることすら出来なかったのです。
レオナ姫を最終的に救う役割を果たす
バロン操るキラーマシンを倒したのは”竜の紋章”の力に覚醒したダイですが、強力な攻撃魔法を使えるようになっても回復呪文までは使用できません。
魔のサソリから受けた猛毒により、死の危機に瀕しているレオナ姫を「解毒呪文(キアリー)」によって治療します。
こうして見ると最終的にレオナ姫を救ってくれたのはダイというよりもブラスという解釈もできますよね。
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