2020年秋の新作アニメとして放送開始中である「無能なナナ」も最終話まであと少しとなりましたね!
そこで今回は柊ナナたちが通う学校の”卒業生”としてして現れた橘ジンのキャラクター性や圧倒的な強さを誇る能力を紹介しながら、今後の展開についても迫りたいと思います。
柊ナナの詳細は以下の記事をご覧ください。
目次
橘ジンのキャラクター性を紹介
まずは橘ジン(以下は「ジン」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
島の学校の”卒業生”として登場
第8話での高梨カオリ殺害の真相を巡っての柊ナナと小野寺キョウヤによる攻防戦がまたしても開かれ、この時も何とか自分の容疑を交わしたと思えたのも束の間・・・
犬飼ミチル「では、なぜ今まで気づかなかったんだ!?」
自分から見張り役を候補しては任務についている中で、いきなり別人に変わってしまったかのような犬飼ミチルからカッターナイフを突きつけられますが、この時の彼女こそが橘ジンが自分の変身能力を使って柊ナナの前に現れた瞬間でした。
第8話の詳細は以下の記事をご覧ください。
高梨カオリの詳細は以下の記事をご覧ください。
ジンは翌日も犬飼ミチルの姿のままで登校すると同時に柊ナナをかつて中島ナナオや佐々木ユウカを殺害した場所でもある崖にまで呼び出しては、そこで2人きりとなったところで自分の真の姿も見せるのです。
橘ジン「私は君たちの“先輩”にあたる能力者・・・君と取り引きがしたい!」
自分の変身能力を解いてからはメガネとスーツ姿が似合うイケメン男性の姿を露わにしますが、学校の“卒業生”である彼の目的は決して柊ナナの殺害などでなく、彼女に対して1つの“取り引き”を持ちかけてきます。
中島ナナオの詳細は以下の記事をご覧ください。
卒業後も姿を変えながら島で暮らしてきた
ジンは自分の姿を見せたと同時に柊ナナを現在の住処に招待します。
すでに卒業している身であるジンが学校の寮に住み続けられるはずもなく、現在では海辺にある洞窟の中で必要最低限な物だけを置きながら生活しております。
2人一緒に入ってからは食堂でくすねてきたコーヒーをご馳走してくれるものの・・・
ジン「機会があればキョウヤくんに言っておきたまえ。『もう市販の牛乳はゴリゴリだ』とね」
そう言われた瞬間、柊ナナの方もまた第3話で小野寺キョウヤが誰にも使用されていない校務員室の中で野良猫に対して自販機で購入した牛乳を餌としてあげていたことを思い出しますが・・・ジン自身は柊ナナたちが転入してくる前から“野良猫”の姿に変えながら島に残って生活を続けていたことが判明したのです!
第3話の詳細は以下の記事をご覧ください。
現在では”死者”として扱われる身に!
ジンは自分が在学していた時期に島や学校内で起きていた惨状を柊ナナに対して話し始めます。
5年前、ジンのクラスでも「クラスの中で誰が最強なのか?」という議論が広がり始めたことぎ発端となり、”能力者同士による殺し合い“が始まってしまいます!
クラスの生徒たちがそこまで大変な状況に置かれている中でも教官たちの方は介入することもなく、先に島から撤退してしまいました。
更には海に浮かぶ艦隊から無常にも銃による発砲が続き、殺し合いの中でまだ生き残っていた生徒たちも無差別に殺害されてしまったのです。
ジン本人は最後の仲間が殺害された後に自分の能力で姿を変えた状態で何とか生きて脱出できたものの、戻ってきた実家で更なる悲劇を迎えます。
ジン「私は”人類の敵”と戦って勇敢に戦死したことになっていたのだ」
これは完全に学校や委員会によって捏造された情報工作でした。
元々、両親が他界していたジンにとって唯一の家族である祖母からも自分の姿を見た途端に念仏を唱えられたと言います。
さらにはジンに生きていられては困る連中(学校や委員会に関係している者たちのことですね)も押しかけてきては”警察”と自称して彼を車に乗らせようとしてきたため“鳥の姿”に変身しては、そのまま飛び立つ形で逃げ去っていき、現在に至るのでした。
橘ジンのチート級すぎる能力
ここからは橘ジンの駆使する驚異的な・・・というよりはチート級と言った方が良いかもしれない能力について迫りたいと思います。
他のクラスメイトや動物に”変身”できる能力
自分の過去の事情などを話した後には柊ナナにも自身の“身の上話”を求めますが、自分が淹れたコーヒーにいつの間にか“毒”を入れられており気づかずに飲んでしまったことで倒れます。
そうしてジンが倒れている間に彼のことを委員会に報告しようと自分のスマホを取り出しますが・・・
ジン「なるほど、この端末に“秘密”が詰まっているのだね」
“毒”を飲まされて倒れているはずのジンが小野寺キョウヤの姿に変身している状態で柊ナナの背後からスマホを奪ってしまいます。
柊ナナ「なぜ?一体どこから・・・?」
ジン「愉快なマジシャンはショーの始めにワザと失敗して観客の傲慢を買うという・・・」
奪った直後には先程と同じく犬飼ミチルの姿に変わります。
犬飼ミチルの詳細は以下の記事をご覧ください。
ちなみに彼女に変身していた時には「ナナさん」と呼んでいたことで柊ナナの方も“偽物”であることを見破れたわけですが、それは実はジンの失敗などではなく、“ワザと失敗”しながら彼女の出方を伺っていたに過ぎませんでした!
ジン「だから君は傲慢にも私の能力を“誤解”してしまった」
ジンの言う通り、柊ナナは彼の能力や失敗を完全に”誤解”してしまったわけですが、彼女はさらに“最大の誤解”をしていたことに気づかされるのです!
小野寺キョウヤの詳細は以下の記事をご覧ください。
他の能力者たちと同じ技でも桁違いな強さを誇る!
ジンの能力の凄さを”誤解”していたことに気づかされた柊ナナが、この場はすぐに退散しようと逃げ始めますが今度は郡セイヤの姿に変わっただけでなく、柊ナナの両足を”氷漬け”にするように固めては足止めしてしまいます!
柊ナナ「姿形だけでなく、能力までもコピーできるのか?」
ジン「人を化かす程度の能力で、血みどろのサイキックウォーを生き残れたはずもあるまい?」
柊ナナ「コイツ、本物の“人類の敵”だ!」
他の能力者に変身できる上に、その能力者の持つ能力までもコピーして使用出来てしまうとは・・・これまでにあらゆる知恵や”毒針”を駆使しながら何人もの能力者たちを殺害してきた柊ナナにさえも「本物の”人類の敵”」とまで呼ばせてしまうのです。
郡セイヤの詳細は以下の記事をご覧ください。
それでも痛みを覚悟した彼女は力を振り絞って両足を氷から無理やり出しては逃げていきます。
しかしジンのコピー能力には更なる恐ろしさが隠されておりました。
第10話の冒頭で逃げていく柊ナナをジンの方も追ってきますが、この時には飯島モグオの姿に変わると同時に彼の能力である“炎”を出してはぶつけてきます!
第10話の詳細は以下の記事をご覧ください。
避けられずマトモに喰らった柊ナナは海の上で倒れてしまいますが、ジン(飯島モグオ)から出された”炎”の直撃によって背中に重傷を負ってしまいます。
ジン「すまない、能力のコピーは出来るが手加減には慣れが必要でね・・・」
同じ”炎”でも「能力者としてのレベルや強さ」が違えば、その“炎の強さ”も変わってくるわけです。
それは即ち本家(飯島モグオ)の炎を「メラ」に例えるならコピー(ジン)の方は「メラゾーマ」程の威力を誇っていると言っても過言でないほどに現在の在校生たちを遥かに上回っているのです!
飯島モグオの詳細は以下の記事をご覧ください。
本作品に登場しているキャラクターの能力そのものが既にチート級であるというのに、ジンの「変身」と「コピー」能力はまさに“最強のチート級”と言ったところでしょうか!
変身能力に隠れた意外な弱点とは?
柊ナナをも軽く圧倒してしまう程の能力と強さを誇るジンですが、決して完全無決と言うわけではありません。
柊ナナ「先輩は佐々木ユウカには変身できないんですか?」
柊ナナから自分のことを知りたければ、早く殺害して佐々木ユウカの「死体操作(ネクロマンシー)」能力でゾンビ化させてしまった方が手っ取り早いことを挑発されますが、ジン自身はそうしようとはしません。
何故なら彼が変身できる能力者とは「現在まだ生きている能力者(または動物)だけに限られているから」です!
ジン「私に同じ過ちを繰り返させないでほしい」
結局、この時点で柊ナナの方に勝てる要素など皆無であるため、2人による(あくまで表面上の)“同盟”を結ぶことになります。
そして憎まれ口を叩きながら気を失った柊ナナを寮のベッドにまで運んでくれるのでした。
佐々木ユウカの詳細は以下の記事をご覧ください。
橘ジンが迎える今後の展開
ここからは橘ジンが迎える今後の展開について迫りたいと思います。
石井リュウジ殺害の真犯人にトドメの一撃!
ジンとの一件が少し落ち着いた後にも寮の中で殺人事件が起こります。
今度の犠牲者は石井リュウジでしたが、これまでとは異なり柊ナナが全く関与していない中で起きた殺人事件であり、真犯人は後に飯島モグオの子分の1人である鶴見川レンタロウであることが判明します。
飯島モグオ子分3人の詳細は以下の記事をご覧ください。
一度は柊ナナと小野寺キョウヤの別行動による調査で追い詰めるものの逃げられてしまいます。
しかし人気のない森の中まで逃げ切ったと思われた矢先、彼の背後にジンが現れます。
レンタロウ「俺は表現しているんだ!普通のヤツにはできねぇ表現を!」
ジン「では、私の表現も見てもらおうか」
そうした会話を交わした後、翌朝には彼の手によって葬られたレンタロウが1人きりで倒れていたのです!
本土へで本物の橘ジンとご対面?
石井リュウジの事件が解決してからは、委員会が島に訪問すると同時に柊ナナにとって直属の上司である鶴岡タツミも訪れてきます。
彼は学校の能力者たちを集合させて全生徒たちを島から撤退させると共に本土に移住させてくれるのです。
これによりジンもまた変身能力で姿を変える形で紛れ込んでは柊ナナたちと共に本土へと移ります。
そして本土に移住して早々に柊ナナが新たな能力者・三島コハルから狙われて追い詰められて苦戦している間、本土でも単独行動を続けるジンは全く人気のない地下へと降りていきます。
その降りて入った部屋にはボロボロな状態でありながらも1つの病室となっている上・・・
ジン「帰ってきてしまったよ・・・ジン」
ジンの前で眠り続けていたのは完全に“ジンと瓜二つの青年”でした!
委員会からの決定事項によって島を離れる前の時期、度々会い続けてきた柊ナナから「今の姿は“偽物”である」ことを見破られる場面もありますが、彼女の推理が的中したかのように、本土にある地下の病室で眠り続けている青年こそが”本物のジン”であり、これまで柊ナナたちの前に現れたジンの姿の方が“偽物であった”ことが判明するのです。
まとめ
今回は”卒業生”であると同時に柊ナナたちの先輩にもあたる橘ジンのキャラクター性やあまりにもチート級すぎる能力を紹介しながら、彼が迎える今後の展開についても迫ってみました。
- 島の学校の”卒業生”であり、柊ナナたちの先輩にあたる能力者である。
- 多くの能力者に姿を変えられる「変身」能力を持つ。
- 変身している間は、その能力者が持つ能力も「コピー」という形で使用することも出来る。
- しかし既に他界している能力者に変身することまでは不可能とされている。
- 物語の舞台が本土へ移ってから、ジンの”本当の正体”に迫る展開も用意されている。
出来ることならアニメの方でもジンの”本当の正体”に迫る展開まで進んでほしいところでしたが、残っている話数や時間を見る限り、第1期の中では、ほぼ不可能と言えるでしょう。
こうなったら原作コミックを読みながら第2期も制作および放送されることに期待しましょう!
本作品のアニメ動画や見逃し配信の詳細は以下の記事をご覧ください。
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