2020年秋の新作アニメとして放送開始される「無能なナナ」第2話で柊ナナのターゲットとされてしまうクラスメイト・渋沢ヨウヘイのキャラクター性紹介しながら、彼の中にある能力の真実にも迫りたいと思います。
第2話の詳細は以下の記事をご覧ください。
目次
渋沢ヨウヘイのキャラクター性を紹介
まずは渋沢ヨウヘイ(以下は「ヨウヘイ」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
かなりの神経質
渋沢ヨウヘイは基本的に1人で過ごすことの多い生徒であり、この日もまた誰とも離さず、1人で過ごしています。
そんな中、自分の真後ろで飯島モグオが自分の子分を殴り飛ばしてしまうはずが、真逆に彼の方が殴られて床に倒れていたのです。
そして倒れたままのモグオに対して厳しく告げていくのです。
ヨウヘイ「私が『ご飯を食べるのが遅い人』と『ご飯どきにうるさい人』が大嫌いなのも分かっていますよね!
飯島モグオ「渋沢くんは最強だからね」
あの番長的存在である飯島モグオを自分の能力を使うことによって黙らせてしまうのです!
飯島モグオの詳細は以下の記事をご覧ください。
そんな状況を見ていた中で郡セイヤからヨウヘイの能力について聞かされた柊ナナは食堂で食事中の彼に声をかけて一緒に食事しますが、彼女もまた、食べ終わった後に注意を受けます。
ヨウヘイ「私は『飯粒を残す人』も嫌いなんです」
外見は普通の男子と変わらないヨウヘイですが、かなり神経質な性格である上に、自分にとって嫌いな行為をしてくる者に対しては男女関係なしに訴えてくるのです。
高い志しを持つ理想家肌
そんなヨウヘイですが「神経質」とはまた別に「理想家肌」な気質も持ち合わせております。
一緒に食堂で過ごす柊ナナから、自分の能力が実は「時間を止める」ものとは少し違うことを見ぬかれますが、ヨウヘイの方は驚いたり警戒するどころか、むしろ好意的に接するようになるのです。
ヨウヘイ「素晴らしいですよ!あなたは大切な仲間です。共に世界を作り直しましょう!」
初登場した時とは、まるで別人と思える程にハイテンションになりながら柊ナナの存在を「仲間」と快く認めてしまいます。
実は泳げないことも判明
ヨウヘイという能力者を語る上において、あと1つ欠かせないこととして「泳げない」ことが挙げられます。
これは課外授業として学校の付近にある大きな池で判明しますが、他の生徒から落とされようとした時に本人も強く抗議しています。
ヨウヘイ「ちょっ・・・!僕は泳げないんですよ!」
しかし、この「泳げない」体質がこれから本人に起きる悲劇へと繋がってしまうのです。
渋沢ヨウヘイ、能力の真実!
ここからは渋沢ヨウヘイの持つ能力の真実に迫りたいと思います。
真の能力は「時間遡行」だった!
クラスメイトたちの間ではヨウヘイの能力が「時間を止める能力」であると広まっているのですが、本当は少し違っていたのです。
真の能力は「時間遡行」であることが柊ナナとの会話の中で明かされます。
どちらも似ているようですが、実はかなり違っており、ヨウヘイは時間遡行を使うことで“少し過去の時間に戻る”ことで自分の身の回りに起きた嫌な出来事を回避してきていたのです。
先の項目でも触れた飯島モグオや柊ナナとの接触の中で「時間遡行」を使ったことによる効果をまとめてみましょう。
教室内でのモグオの時 | 飯島モグオが子分を殴り倒す前の時刻に戻って、ヨウヘイ自身の拳でモグオを殴り倒した。 ↓ そのために子分ではなく、モグオの方が倒れていた。 |
食堂での柊ナナの時 | 柊ナナがヨウヘイの方にあるグラスに手をぶつけて傾けさせてしまう前の時刻に戻した。 ↓ 時刻を戻しながら、自分の手でグラスを掴んだことで入っていた水が一滴もこぼれ落ちない現実を作り出した。 |
ヨウヘイの持つ「時間遡行」はただ単に己に降りかかる危機を回避するだけでなく、使い方次第では自分の思い通りになる現実すら作り出すことすら可能と言えるのです。
「時間遡行」の大きな弱点
他の生徒たちにはない魅力的な能力を持つヨウヘイですが、後から入ってきた小野寺キャウヤから、その「時間遡行」を使って中島ナナオの行方を探してみてほしいと頼まれます。
ヨウヘイにとっては「なぜ自分が?」と思ってしまうようなことですが、柊ナナとの絡みもあり「時間遡行」を使う形での共同捜査が始まります。
校庭に出てから始めるのですが、これまでとは違って現時刻に戻ってきてからのヨウヘイはかなり疲労している様子です。
実は「時間遡行」を使うとヨウヘイ自身の体力も消費する仕組みとなっており、数秒前や数分前程度であれば、それほど大きく消耗させられることはありません。
しかし“数時間も前に戻る”となると話は別となり、遠い過去に遡るほど、それ相応にヨウヘイ自身にかかってくる負担も大きくなってしまうということです。
さらにヨウヘイの「時間遡行」で戻れるのは、あくまでも“24時間前まで”であることも本人から告げられます。
万能に見えた「時間遡行」の能力にも実は致命的かつ大きな弱点が2つもあったということですね!
渋沢ヨウヘイの悲しき結末
自分の能力で柊ナナに協力してくれているヨウヘイですが、その能力を危険視されたために中島ナナオに続く“2人目のターゲット”に選ばれてしまいます。
そこで、ここからは彼が柊ナナの手によって殺害されてしまう手順や過程を簡単に辿ってみたいと思います。
中島ナナオの詳細は以下の記事をご覧ください。
夜遅い時刻に連れ出す
一旦はお互いに解散したら2人ですが、ヨウヘイが寮の中で過ごしている時に柊ナナから呼び出されます。
そして彼女からの「中島ナナオ殺害についての作り話」を信じきってしまいながら課外授業の場所として使われた大きな池の前まで連れ出されます。
この場所で1日前に中島ナナオが”人類の敵”に襲われたなどと真っ赤な嘘を聞かせられたヨウヘイは“現時刻から1日前“に戻ってしまいます。
ヨウヘイ「すぐに戻ってきますよ!中島くんと一緒にね」
しかし彼が中島ナナオを連れ戻すことなど出来るはずもなく、これがヨウヘイによる最後の台詞となってしまうのです。
自分の能力や弱点を利用されて殺害される結末に!
日中に行動を共にした中で自分の弱点を知られてしまったヨウヘイは、己の持つ「2つの弱点」を利用される形で殺害されてしまいます。
「時間遡行」で1日も前の時刻に戻ったことによる大きな体力の消耗をさせられた上に「泳げない」体質なのに池の中に落とされてしまっては助かりようがありません。
誰からも気づかれないまま、水死体に・・・
1日前に戻ったヨウヘイが池の中に落ちてからの課外授業の中で郡セイヤが自分の能力を使って池の全面を凍りつかせてしまいますが、一度凍らせると3〜4日間は溶けないことも聞かされています。
ヨウヘイが柊ナナに連れ出された夜間の時刻でも氷はまだ溶けておりません。
翌日には、その凍りついた池の上でクラスメイトたちが和気あいあいと遊んでいる下で誰からも気づいてもらえぬまま、“水死体”となり果てる形で悲劇的な結末を迎えることとなります。
まとめ
今回は2人目のターゲットに選ばれてしまった渋沢ヨウヘイのキャラ性を紹介しながら、能力や結末についても迫ってみました。
- 普段は1人で過ごすことが多く「神経質」であると同時に「泳げない」体質である。
- ヨウヘイの真の能力は「時間遡行」である。
- 万能かつ魅力的な能力に見える反面、致命的な弱点もあることが判明する。
- 柊ナナの協力者となるものの、最後には彼女の手により、能力や弱点を利用する形で殺害されてしまう結末を迎える。
一見は万能に見える「時間遡行」の能力ですが、その性質や弱点を他人に知られてしまえば、ヨウヘイ自身にも大きなダメージが返ってきてしまうということですね!
無情にも殺害されてしまったヨウヘイは哀れですが、1番の敗因は途中から柊ナナを完全に信じ切ってしまった点にあったのではないでしょうか。
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