2020年秋の新作アニメとして放送開始される「無能なナナ」第1話で飯島モグオとリーダーの座をかけてのバトルを展開した郡セイヤのキャラクター性と能力を紹介しながら、彼が柊ナナによる殺害計画に関わってしまう一面にも迫りたいと思います。
第1話の詳細は以下の記事をご覧ください。
目次
郡セイヤのキャラクター性を紹介
まずは郡セイヤ(以下は「セイヤ」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。
貴公子的なナルシスト
異性から見れば“貴公子”とさえ思えてしまう程のイケメンであり、本人もそのことを自覚しているゆえにかなりナルシストなタイプのキャラクターです。
そのイケメン性により、クラス内でもミーハーな女子たちからも大人気のプレイボーイでもあるのです。
飯島モグオとは常に歪みあう!
セイヤ自身が氷を操る能力者であり、常に氷や水のように冷静沈着なタイプのキャラクターですが、それ故に炎を操る能力者・飯島モグオとは極めて対極な関係にあるのです。
そのためにお互いにぶつかり合ってしまうことも日常茶飯事だったりもしますが・・・この2人においては、どちらかというと短気な飯島モグオの方が一方的に突っかかってきてセイヤの方がこれに応じたり止めるパターンの方が多かったりもします。
飯島モグオの詳細は以下の記事をご覧ください。
かなり皮肉屋な一面も!
セイヤ自身が貴公子的なナルシストなタイプであるため、同じクラスの男子に対してはかなり皮肉屋な一面も併せ持っております。
第1話で飯島モグオが中島ナナオの所有物であるコミック本を取り上げると同時に炎の能力によって燃やしてしまう中、セイヤが「イジメはよくない」と止めに入ってきます。
ここだけを見れば「かなりイイ奴なのでは?」と思ってしまいがちですが、この直後からセイヤによる皮肉ぶりが大きく披露されていくのです。
セイヤ「ナナオ君も選ばれた戦士なのだ・・・いくら無能とはいえ」
後の方につけ加えた台詞は明らかに中島ナナオを”無能”と見下しているようにしか見えない上、飯島モグオによって燃やされたコミック本を自分の能力によって氷付けにした状態で手渡すのです。
セイヤによる皮肉ぶりは、さらに続いていきます。
柊ナナが転校してきた初日に、担任の先生からの提案で「学級委員長(柊ナナがキッカケで後に「リーダー」という呼び方に変わります)を決める」という流れになります。
この中で立候補したのはセイヤと飯島モグオの2人だけと思われた矢先で、柊ナナが中島ナナオを推薦してきますが・・・
飯島モグオ「“無能”はすっこんでろよ!」
セイヤ「悪いが、ナナオ君じゃねー」
この時だけは意気投合したのか、2人一緒に中島ナナオに対して皮肉を込めて見下しておりました。
こうしてみると飯島モグオが”ジャイアン”タイプであるとしたら、セイヤの方は”スネ夫”のようなタイプや位置づけにも見えてしまいますよね。
中島ナナオの詳細は以下の記事をご覧ください。
郡セイヤの能力と得意技
ここからはセイヤが繰り出す”氷の能力”と、それとはまた異なった長所について紹介していきます。
絶大なる氷の能力!
柊ナナから推薦された中島ナナオが辞退したために、結局はセイヤと飯島モグオによるタイマン勝負の展開となります。
飯島モグオから出された炎や鉄拳攻撃を交わした後、自分の能力である氷を地面から出してモグオの足を凍りつかせることで止めてしまいました。
これにより飯島モグオの方が動けなくなったために勝負は「セイヤの勝利」で幕を閉じます。
ここで注目すべきなのは、飯島モグオの方が自分の手からでないと炎を出せないことに対して、セイヤの方は自分の手だけでなく、少し離れた位置(この時は地面から)からも氷を出せる点にあるのではないでしょうか。
こうして離れた位置からも氷を出せるのであれば、もしも自分自身が”人類の敵”や他の能力者から襲われた時でも、その者の足を凍らせて止めることで、その間に反撃したり逃げることも可能でしょうからね。
そしてセイヤの氷もまた、飯島モグオの炎とはまた違う形で絶大な威力を持っていることが明かされます。
最終的にリーダーとして選ばれた中島ナナオが柊ナナの手によって殺害された翌日には課外授業として、学校付近にある池での授業となります。
担任の先生からは「沼地や水辺での戦闘を想定した訓練」と説明を受けるものの・・・
セイヤ「こんな訓練、何の意味があるんですか?」
水深5メートルはある大きな池を全面に渡って凍らせてしまっていたのです!
ナルシストなセイヤにとっては、ただ単に自分の能力や凄さをクラスメイトたちに見せつけてやりたいためにやったことなのでしょうが、ここまで広範囲にわたる氷漬けの能力は飯島モグオが放った「F・F(フレンドリー・ファイアー)」とはまた違う意味で絶大な威力を誇っているのではないでしょうか。
体術の腕もなかなかのモノ!
リーダーをかけての勝負において担任の先生からは「能力の使用は一切禁止」であることを告げられたために、2人も最初だけは能力を使わない状態で戦います。
飯島モグオが見るからに攻撃だけに特化したパワー重視タイプのキャラクターであることに対し、セイヤの方はそのスマートな体型を生かした体術により、余裕で鉄拳攻撃を避けます。
しかし彼の場合は避けるだけでは終わらず、宙返りジャンプしながら避けると同時に“引っ掻き攻撃”も繰り出してモグオの右頬に傷をつけたのです!
この時には氷の能力は一切使っていないため、セイヤ自身による身のこなしは、かなりのモノであると言えるでしょう。
郡セイヤが柊ナナの殺害計画に関わることに!
飯島モグオと同じく、セイヤもまた殺害されずに生き残り続けていくキャラクターです。
しかし2人目のターゲットとして選ばれた渋沢ヨウヘイ殺害の中で、セイヤもまた間接的にとはいえ加担してしまうことになるのです。
セイヤの凍らせた池が決定打に!
第2話で渋沢ヨウヘイの持つ「時間遡行」の能力を危険視した柊ナナが彼を2人目のターゲットとして殺害することを決めます。
その殺害場所に選ばれた場所こそが、セイヤが全面を凍らせてしまった池だったのです!
渋沢ヨウヘイが彼女の手によって殺害されたことなど知る由もないセイヤですが、自分の能力によって凍らせた池により間接的とはいえ、彼もまた柊ナナの殺害計画に一役買ってしまうことになります。
渋沢ヨウヘイの死後も気づかぬまま・・・
そして柊ナナの作戦にかかって渋沢ヨウヘイは水死体に成り果てる形で死亡しました。
セイヤの能力で凍らされた池が溶けるまでには4〜5日間はかかるとされており、その期間は凍らされた池の上でクラスメイトたちが楽しく遊んでいるのです。
その凍った池の水面下では渋沢ヨウヘイの死体が眠っていることも知らずに・・・。
殺害に及んだのはあくまでも柊ナナであり、セイヤ自身には何の罪もありません。
しかし自分の能力が自分でも知らぬ間に、クラスメイト殺害の道具に利用されてしまうとは・・・やるせないだけではなく、かなり皮肉な話ではないでしょうか。
まとめ
今回は氷の能力者を駆使するナルシスト・郡セイヤのキャラクター性や能力を紹介すると同時に、彼の能力が間接的にクラスメイト殺害に繋がってしまう過程や結果にと迫ってみました。
- 氷の能力者であり、ナルシスト。
- ミーハーな女子から大モテだが、同じクラスな男子に対しては皮肉屋な一面を見せることもある。
- 氷の能力は手からだけでなく、自分から少し離れた位置からでも出すことが可能。
- 氷の能力だけでなく、体術による身のこなしもかなりの腕前を持つ。
- 自分の能力を柊ナナの殺害計画に利用されてしまう展開へ進んでいく。
自分でも知らぬ間に、柊ナナの殺害計画に関わってしまった郡セイヤですが、今後は氷の能力でクラスメイトたちを助ける立ち位置になってほしいものですね。
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