『推しの子』は2020年4月から週刊ヤングジャンプで連載開始され、現在では少年ジャンプ+でも連載中の、人気マンガ作品です。
『かぐや様』の赤坂アカ先生と『クズの本懐』の横槍メンゴ先生がタッグを組んで描かれている点も大きな話題となり、2023年4月からはTVアニメも放送中です。
本記事では天童寺まりなの過去や立ち位置を紹介。
さらに、アクアに見せた”家族写真”を始め「娘(さりな)を捨てた理由」や「転生後の娘(ルビー)と再会した場合の展開」について迫ります。
本作品の人物相関図は「推しの子の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

天童寺まりな(てんどうじ まりな)とは
天童寺まりなは、星野ルビーの前世であるさりなの母親です。
現在は広告代理店に勤務しており、原作118話のラスト場面で初登場しました。
天童寺まりなは星野アイの映画がキッカケで本編に登場した
天童寺まりなが本編での登場を果たせたのは、彼女自身が「広告代理店で勤務していること」と「星野アイが主役の映画(15年の嘘)」での宣伝担当が決まったためです。
星野アイやB小町などの名前は死別した娘(さりな)から何度も聞かされてきたはずです。
さらに、かつて一斉を風靡したアイの映画を自分の勤める広告代理店で宣伝やマーケティングによって、会社内の高い収益に加えて「自分自身の高評価や昇進にも繋がること」まで把握した上で、鏑木プロデューサーに接近したものと思われます。
鏑木勝也の性格や正体、星野アイやアクアとの関係性は「【推しの子】鏑木勝也の正体・黒幕(カミキ)との繋がり | 星野アイやアクアとの関係性」の記事を参照ください。

過去に宮崎県の病院でゴロー(星野アクア)と出会っていた
天童寺まりなの本編での初登場は原作118話でのラスト場面でしたが、実はアクアの場合は前世(ゴローとして生きていた頃)に出会っていました。
まりながさりなを宮崎県の病院で入院させたばかりの時に同伴しており、さりなの病室でお互いの顔を合わせていたのです。
さらに、さりなを入院させるために必要な契約書の保護者名にも“天童寺まりな”の氏名が記載されていたことも覚えているため、アクアの方は再会した時点で「さりなの母親だ」と確信しました。
ゴローの過去や生い立ち、死亡させた真犯人については「【推しの子】ゴローを殺した真犯人はカミキヒカル? | 死亡時の年齢・本名や過去の生い立ち」の記事を参照ください。

天童寺まりなが娘(さりな)を捨てた理由とは
天童寺まりなは20年前から夫婦揃って都内で暮らしていることが、第1話の回想シーンで判明しています。
それなのに難病を患った娘(さりな)を遠い地方(宮崎県)の病院へ入院させたことに疑問を抱いた読者も多いはずですが…
ハッキリと一言で言ってしまうと、それは「自分の娘(さりな)を捨てるため」の判断や行動であった可能性が高いです。
ここでは、そんなまりなの行動や理由について迫ります。
天童寺まりなが娘(さりな)を宮崎県の病院へ入院させたのは厄介払いのため?
天童寺まりなが都内勤務だったにも関わらず、娘(さりな)を遠い地方(宮崎県)の病院へ入院させたのは「厄介払い」であると同時に「会いに行かずに済む口実作り」のためと思われます。
もしも、まりなが本当にさりなを”愛する娘”として見ていたならば、自分や夫が何度もお見舞いに行きやすくするため、自宅や会社から近い”都内の病院”へ入院させていたはずです。
まりな自身が当時から激務必死な広告代理店で働いていたなら尚更です。
それなのに、まりなは自分が会いに行くことすら困難な宮崎県という遠い地方の病院へ入院させてしまっています。
その後、さりなの死に際や死亡後も病院に駆けつけることもありませんでした。
さらに、入院手続きで担当医となったゴローに対して満面な笑顔で向かい合っていた点も、厄介払いと思わせることに拍車をかけています。
まるで「やっと邪魔な娘(さりな)から解放される」という安心感や解放感に満ちた笑顔にすら見えてしまいますよね。
娘(さりな)への愛情を抱いていないことが分かる場面とは
まりなが娘(さりな)への愛情を抱いていないと思わせる場面が原作119話の1ページ目にあります。
前話で初登場を果たした直後、鏑木や五反田監督たちと一緒にインドカレー店で食事を満喫しながら“骨髄”を題材にしたジョークをかましており、意外とお茶目な一面を皆の前で見せていました。
さりながかかっていた難病は骨髄との関連性が深いものではなかったものの…
それでも、さりなのことを本当に愛していたならば、多くの難病と深い関わりをもつ骨髄をストロー代わりにして遊ぶことなど出来ないはずです。
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