『推しの子』は2020年4月から週刊ヤングジャンプで連載開始され、現在では少年ジャンプ+でも連載中の、人気マンガ作品です。
『かぐや様』の赤坂アカ先生と『クズの本懐』の横槍メンゴ先生がタッグを組んで描かれている点も大きな話題となりました。
また、テレビアニメ化も果たしており、2023年4月〜6月にかけて放送されたアニメ1期が世界中で大ヒットを記録しました。
さらに待望のアニメ2期も2024年7月から放送中です。
本記事では姫川大輝の年齢や家族、本当の父親(カミキヒカル)やアクアたちとの関係性を解説。
さらには、映画「15年の嘘」の撮影終了後にカミキから狙われて死亡する可能性にも迫ります。
本作品の人物相関図は「推しの子の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
姫川大輝(ひめかわ たいき)とは
姫川大輝は劇団ララライの看板役者として活躍中の男性です。
(現役エースの黒川あかねと同じ劇団である上、かつては星野アイやカミキヒカルも所属していました)
アニメ2期で放送される第5章「2.5次元編」で初登場しており「東京ブレイド」の舞台では主演としてアクアや有馬かな達とも共演します。
姫川大輝の年齢や本名、両親について
姫川大輝の年齢は原作41話で初登場した時点で19歳のため、アクアたちよりも2〜3歳程上となります。
また、大輝の本名は「上原大輝」ですが、本編での役者としての活動中のみ「姫川大輝」という芸名を使っています。
これら2つの苗字は両親のものであり、大輝の父親は「売れない役者の“上原清十郎”」で母親が「大人気女優の“姫川愛梨”」とされてきました。
しかし、上原清十郎の方だけがあくまでも“戸籍上での父親”でしかなかったことが、映画「15年目の嘘」への出演や撮影の中で明かされます。
(姫川大輝の本当の父親については後の項目で解説します)
姫川大輝が初登場時に老けて見えた理由とは
初登場時の大輝に対して「実年齢(19歳)よりも老けて見える」と感じた読者も多かったようです。
そのような印象を抱かせた最大の理由や原因として、やはり「無上髭」にあったと思います。
さらに「東京ブレイド」出演者たちの顔合わせで皆が集まる中でも寝入っているところを代表者(金田一敏郎)に叩き起こされたばかりの“寝起きでくたびれた表情”もまた、大輝を実年齢よりも老けて見えさせた原因とも考えられます。
姫川大輝が母親(愛梨)の姓を名乗る理由
大輝が芸名として母親(愛梨)の苗字である姫川を名乗る最大の理由とは「父親(上原清十郎)を嫌いなため」であることを、原作68話で語っています。
この時期は「東京ブレイド」の舞台が大成功のまま千秋楽を迎えた後にアクアと語り合う中で話していました。
姫川大輝の過去や生い立ち | 劇団の代表者(金田一)に育てられた
先に紹介した姫川大輝の両親は息子(大輝)がまだ5歳だった頃に夫婦ともに心中したことで他界しています。
そのような両親との死別を余儀なくされた後は孤児となり一時的に児童養護施設に預けられて生活する中、劇団ララライの代表者・金田一敏郎に引き取られて育てられてきました。
そのため、大輝にとっては金田一こそが「自分を育ててくれた親代わり(義父)」となります。
姫川大輝の役者としての経歴 | 輝かしい功績はさらに更新される
母親(姫川愛梨)から受け継いだ才能や劇団ララライでの練習で演技能力を伸ばしてきた大輝ですが、その活躍の場は決して舞台だけに留まっていません。
舞台出演の中で見せてきた高い演技能力を多くの監督やプロデューサー達から認められた末に“月9ドラマでの主演”も果たした結果「最優秀男優賞」まで受賞しました。
さらに「東京ブレイド」の舞台出演を終えてから映画「15年の嘘」に上原清十郎役として出演するまでの間にも「CM3本への出演」もこなした収入で3000万円もする高級車を購入した上でアクア達を乗せてドライブに行きますが…
運転免許を取得したばかりの影響で電柱にぶつけて壊してしまいます。
姫川大輝の声は声優「内山昴輝さん」が担当
姫川大輝の声を担当している声優さんは「劇団ひまわり」に所属する内山昴輝さんです。
内山さんは幼少期から子役としてテレビドラマの出演を果たされた上、海外映画でも少年役の吹き替えも行ってきました。
テレビアニメでは2007年に放送された『神霊狩』で声優デビューを果たされました。
内山昴輝さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。
- 『機動戦士ガンダムUC』バナージ役
- 『キングダムハーツ』ロクサス役
- 『マクロスΔ』メッサー役
- 『僕のヒーローアカデミア』死柄木弔役
姫川大輝の本当の父親もカミキヒカルである理由
映画「15年の嘘」への出演を機に再登場した中で「姫川大輝の本当の父親もカミキヒカルであったこと」が判明しました。
ここでは、その理由と同時に「母親(姫川愛梨)やアクア達との血縁関係」について迫ります。
母親(姫川愛梨)がカミキヒカルとの間に大輝を身籠っていた
カミキヒカルこそが「姫川大輝の本当の父親」である決定的な理由こそが「愛梨が目論んでいた“托卵”」です。
ちなみに、托卵に対しては斎藤壱護の方がアクアよりも先に“1つの可能性”と見出しながら捜査を続けています。
愛梨には「児童性愛者」という性癖があり、自分が気に入ったカミキのことを、まるで”自分の子供”のように可愛がってきました。
そのような愛梨の性癖は、映画撮影の中で愛梨役となった不知火フリルの絶妙な演技により明かされます。
まだ出会ったばかりの頃は美味しい食事をご馳走したりお小遣いをあげたりという程度でしたが、そのような関係を続けるうちに一夜を共に明かす中、愛梨が「カミキとの子供」を身籠もってしまったわけです。
実際に結婚した夫(上原清十郎)と出会った正式な時期までは不明ですが、おそらくはカミキとの間に出来た子供を「貴方(上原)との子供よ」と偽った上で入籍した結果「戸籍上での大輝の育ての父親」を獲得したものと思われます。
カミキヒカルの過去や生い立ち、死亡させた真犯人については「【推しの子】カミキヒカルの正体と過去 | 星野アクアとルビーの本当の父親である理由」の記事を参照ください。
姫川大輝と星野アクア達は異母兄弟(兄妹)の関係性
「今日あま」等の時と同じく「東京ブレイド」の練習中にも共演者や関係者たちの髪やタバコなどの鑑定を続けた結果、アクアが辿り着いた答えが「姫川大輝」という存在です。
姫川大輝のDNAが星野アクアやルビーと同じであった理由も、この3人に「本当の父親(カミキ)の血を受け継がれていたため」でした。
カミキと姫川愛梨の間から生まれた大輝、そして同じカミキと星野アイの間から生まれたアクアとルビー…
このような夫婦関係や親子関係が発覚したことにより「姫川大輝と星野アクア達は異母兄弟(兄妹)の関係性」だったのです。
星野アクアの性格や前世、役者としての才能や目的の詳細は「【推しの子】星野アクアの魅力と声優 | 役者としての才能と目的・本当の父親や彼女について」の記事を参照ください。
星野ルビーの過去や生い立ち、復讐の理由については「【推しの子】星野ルビーがアイドルを続ける理由と目的 | 前世・兄アクアや父親との関係性」の記事を参照ください。
姫川大輝の両親(上原清十郎と愛梨)もカミキヒカルに殺された可能性が高い?
原作68話で大輝の方からアクアに対して、自分の両親(上原清十郎と姫川愛梨)が「軽井沢町のコテージで心中したこと」を話しています。
この時点ではカミキの名前や存在までがまだ明かされていなかったため、アクアも読者たちも大輝からの話をそのまま信じるしかありませんでした。
しかし実際には上原は大輝の”戸籍上での父親”に過ぎなかった上、斎藤壱護が追求していた“托卵”の方が当たっていました。
このような結果に辿り着いたことにより大輝の両親も「本当に心中での死亡だったのか?」という新たな疑問を抱いた読者も多かったのではないでしょうか?
さらに、その後の展開でカミキ自身の手で起こした「片寄ゆら殺害」から推察すると、大輝の両親も「実はカミキに殺害されての死亡」であり、殺害後に“夫婦ともに心中したように仕立て上げられたに過ぎない”という線も考えられます。
斎藤壱護の失踪した理由や詳細については「【推しの子】斎藤壱護が失踪した理由と目的 | 年齢と誕生日・星野アイとの関係性」の記事を参照ください。
姫川大輝はカミキへの復讐心までは抱いていない?
映画への出演で再登場を果たした大輝ですが、彼自身が上原清十郎役での出演に応じた理由は、アクアやルビーとは大きく違っています。
大輝が出演を決めた理由は、あくまでも「自分たちの親がやってきたことの精算のため」であり、カミキへの復讐心までは抱いてない様子です。
「父親や真犯人(カミキヒカル)への復讐」を1番の目的として動いてきたアクアやルビーとは違い、大輝の方は「両親からの愛情を受けないまま死別させられた点」や「自分の目の前で両親を殺害されなかった点」が大輝自身に復讐心までは燃やさせていないのではないでしょうか?
もしも大輝も星野アイの子供(アクアやルビーの実兄)として生まれ、大輝自身も2人と同じように母親(アイ)を目の前で殺害されていた場合には、アクアたちと同じように「カミキへの復讐心」を燃やしながら役者として“犯人捜し”などに尽力していたものと考えられます。
星野アイの性格、過去生い立ち、交際相手(夫)の詳細は「【推しの子】星野アイはなぜ殺された?死亡した理由や交際相手(夫)について」の記事を参照ください。
姫川大輝の高い演技力や意外な弱点について
「東京ブレイド」の舞台(本番)や練習中に見せた、アクアや有馬かなをも驚かせながら熱くさせた程に高い演技力を誇る姫川大輝…
ここでは、そんな大輝の高い演技能力や意外な弱点について解説します。
台本読みや”感情表現の高さ”でアクア達の能力を引き出した
「東京ブレイド」の舞台では主演(ブレイド役)に抜擢された姫川大輝…
そんな大輝の演技能力の高さは台本読みの時点から披露されており、始めは感情を抑えていた有馬かなの役者魂にも火をつけながらお互いに熱い感情演技を行なっています。
さらに舞台の初日では敵役として向き合うアクアに対して“大きな壁”と感じさせた点にも「大輝の感情演技の能力の高さ」が発揮されていました。
他の役者や共演者たちと違い、アクアの目標はあくまでも「練習や出演の中で真犯人に近づく」というものであり、役者そのものを目指していたわけではありません。
そのようなアクアの心を演技で熱くさせた点にも「大輝の演技能力の高さ」を実感できます。
有馬かなの性格や過去、歌や演技の能力については「【推しの子】有馬かなの過去・重曹ちゃんの理由 | 最終話でアクアと結ばれる?」の記事を参照ください。
視力の弱さも動きだけでカバーできる
大輝は実は視力が弱く、そのために日頃から眼鏡をかけており、それは練習中も変わりません。
しかし、本番の舞台では役に合わせてのメイクもする上、担当者からも化粧が落ちることを危惧されながら「眼鏡をかけないように」と指示されることもあります。
それは「東京ブレイド」の舞台でも同じですが、眼鏡どころかコンタクトも入れず、自分の視力の弱さをも「動きだけでカバーできてしまえる点」も大輝の大きな強みと言えます。
さらに「東京ブレイド」の舞台では原作者(鮫島アビ子先生)から多くの指摘や希望を受けていたことや脚本家(GOA)との話し合いによって、役者たちの台詞が大きく削減された脚本に変更されました。
それは即ち、かなが言っていた通り「役者たちの動きや演技力が最も強く要求される脚本」だったわけですが…
視界よりも動きを重視する大輝にとっては、むしろ好都合な脚本変更だったかもしれません。
姫川大輝の弱点は”漢字が苦手なこと”や”メンタルの弱さ”
劇団の看板役者として君臨できる程に高い演技能力をもつ大輝ですが、その一方で致命的な弱点もあります。
まず1つが「漢字が苦手なこと」であり、それによって「東京ブレイド」の台本に書かれて漢字に苦戦したこともあったようです。
視界は動きでカバーできても、読めない漢字に対しては大輝自身が調べるなり共演者に教えてもらうなどしなければ乗り切れないようです。
そして、もう1つが「メンタルの弱さ」であり、仕事や演技以外のことに対しては、かなりの”豆腐メンタル”と言えます。
原作138話で買ったばかりの高級車を電柱にぶつけて壊した直後に「怖い」と言いながら車の運転をやめる宣言をアクアやMEMちょの前で宣言します。
そのようなメンタルの弱さを、彼らと一緒にいた不知火フリルからも呆れられていました。
不知火フリルと『かぐや様』の繋がり、姉(ころも)との関係性は「【推しの子】不知火フリルと『かぐや様』の繋がり | 姉(ころも)との関係・死亡しない理由について」の記事を参照ください。
姫川大輝も最終話までに死亡する可能性が高い理由
アクアやルビーだけでなく2人と同じ血縁関係にある姫川大輝もまた、最終話までに「カミキヒカルに殺されて死亡する可能性が高い」と考えられます。
ここでは、そのような理由について考察してみます。
姫川大輝も「自分の子供」としてカミキの殺害候補に入っている?
アクアと五反田監督により始動した映画「15年の嘘」により、カミキの存在をアクアとルビーに加えて、姫川大輝にも確信されたことが大きく、それは「自分(カミキ)の存在を知る危険な存在」として大輝も含まれているかもしれません。
その点は大輝もカミキの血を引く子供であるなら尚更であり、もしも先の項目で触れた通りに「大輝の母親(愛梨)もカミキに殺害されたこと」が真実であった場合、カミキにとってはアクア達とは違う形で大輝に対しても“自分の存在や犯行”を暴露されるか分からないという不安もありますからね。
五反田監督の失踪した理由や詳細については「【推しの子】五反田泰志監督とアクアの復讐 | 星野アイの親子関係を知ってる理由」の記事を参照ください。
大輝も「自分(カミキ)を超える者」として許されない存在?
原作132話でのニノ(アイと同じB小町のメンバーだった女性)との通話で、カミキが「自分の妻(星野アイ)を超える存在を許せないこと」が判明しました。
この回ではあくまでもアイの血を引くルビーに視点を向けての通話でしたが…
アイドルではなくとも、役者として高い能力をもつ男の子供たち(大輝とアクア)もいつかはアイや自分(カミキ)をも超える可能性もゼロとは言えません。
そのため、アクアと大輝がカミキの名前や存在に全く気づかなかった場合でも、いつかは「許せない存在」として、アイやあかね、片寄ゆらと似た手口で狙われる可能性も高いです。
黒川あかねの性格や魅力、星野アクアや有馬かなとの関係性の詳細は「【推しの子】黒川あかねがかわいい!アクアと有馬かなとの関係性について解説」の記事を参照ください。
カミキが映画のスポンサーとなり大輝やアクア達に接触できる点も大きい
原作138話で鏑木と謁見した中で「映画のスポンサー」となったカミキの1番の目的とは、やはり「自分の子供たちへの接触または殺害すること」なのではないでしょうか?
もちろんスポンサーとなった以上はカミキも映画の興行収入が大切なため、完成および上映開始されるまでは接触してこないと思われます。
しかし、その後には「もう用済み」と見なされた上で大輝もアクアと一緒に“殺害の標的”として本格的に命を狙われ始める展開も考えられます。
鏑木勝也の性格や正体、星野アイやアクアとの関係性は「【推しの子】鏑木勝也の正体・黒幕(カミキ)との繋がり | 星野アイやアクアとの関係性」の記事を参照ください。
まとめ
今回は姫川大輝の年齢や家族、本当の父親(カミキヒカル)やアクアたちとの血縁関係などについて解説しました。
思いがけぬ形でアクアやルビーと”異母兄弟”であったことが発覚しますが、今後は大輝の母親(姫川愛梨)の死亡の真相も明かされるかもしれません。
さらにカミキの子供である以上、大輝も映画の撮影終了後にカミキや関係者の手で殺害される形で死亡する可能性も決してゼロと言い切れない点も心配ですが…
アクアやかなをも震撼させた程に高い大輝の演技能力をカミキだけの都合で消してしまうことは何としてでも止めなければいけませんよね。
何とか最終話まで生き延びた上で、最後まで「アクアとルビーの良き理解者」であり続けてほしいものです。
本作品の全巻ネタバレの詳細は「【推しの子】原作の全巻ネタバレ解説 | 最後の結末はどうなる?」の記事を参照ください。
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