『推しの子』は2020年4月から週刊ヤングジャンプで連載開始され、現在では少年ジャンプ+でも連載中の、人気マンガ作品です。
『かぐや様』の赤坂アカ先生と『クズの本懐』の横槍メンゴ先生がタッグを組んで描かれている点も大きな話題となりました。
また、テレビアニメ化も果たしており、2023年4月〜6月にかけて放送されたアニメ1期が世界中で大ヒットを記録しました。
さらに待望のアニメ2期も2024年7月から放送中です。
本記事では鮫島アビ子の経歴も含めた過去やかわいい魅力について紹介。
また、本編で繰り広げた大バトルや今後の恋人(彼氏)候補についても迫ります。
本作品の人物相関図は「推しの子の人物相関図！登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。
鮫島アビ子(さめじま あびこ)とは
(推しの子第5巻 赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社)
鮫島アビ子は大人気漫画「東京ブレイド」を連載中の女性漫画家です。
第五章”2.5次元編”での「東京ブレイド」の舞台化がキッカケでアクアや有馬かな達と出会いました。
鮫島アビ子の年齢と人気漫画 | 「東京ブレイド」で5000万部も売り上げた
鮫島アビ子はまだ22歳という若い年齢にも関わらず、本編の時代では既に「超人気のプロ漫画家」という高い地位に君臨しています。
中でも「東京ブレイド」は累計5000万部もの高すぎる売上まで出しており、師匠である吉祥寺頼子先生の代表作「今日あま」をも遥かに超えてしまいました。
鮫島アビ子の過去と経歴 | 吉祥寺頼子のアシスタントを経て漫画デビューを果たした
鮫島アビ子は吉祥寺頼子先生の下でアシスタントとして修行していた時期もあり、彼女たち2人は“師弟関係”となります。
創作者としてはあまりにも早い段階で師匠(吉祥寺)を超えてしまったアビ子ですが、仕事において基本かつ最重要とされる「他者とのコミュニケーションが大の苦手」という致命的な弱点も併せもっているため、その辺は今でも吉祥寺先生から心配されています。
また、挫折を全く知らずに人気漫画家となったこともあり「自分の希望が全てまかり通る」という驕りもあり、そのような性格や性質が脚本家のGOAを始めとした舞台関係者たちとの壮絶な大バトルにまで繋がってしまいました。
コスプレの炎上問題や映画「15年の嘘」にも関わりながら再登場を果たした
(推しの子第10巻 赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社)
「東京ブレイド」の舞台終了後もアビ子は吉祥寺先生と一緒に再登場を果たしています。
一度目の再登場は第七章”中堅編”にて、有馬かなからのインタビューに答えながら相変わらずの“キャラ愛”をアピールしていました。
さらに、その後も星野アイのドキュメンタリー映画「15年の嘘」の制作や撮影が始まった中、アクアから頼まれたことにより吉祥寺先生と一緒に“脚本の添削”を行なっています。
有馬かなの性格や過去、歌や演技の能力については「【推しの子】有馬かなの過去・重曹ちゃんの理由 | 最終話でアクアと結ばれる？」の記事を参照ください。
鮫島アビ子の声を担当する声優さんを予想
同じアニメ2期で初登場する姫川大輝や鴨志田朔夜と異なり、鮫島アビ子の声を担当する声優さんは現時点(2024年5月上旬)でも、まだ発表されていません。
そこで簡単に鮫島アビ子を担当する声優さんを予想してみます。
私的には加隈愛衣さんか田中美海さん辺りが選ばれる可能性が高いと予想しています。
特に加隈さん演じる『無職転生』のエリスの気の強さとアビ子が2.5次元編で繰り広げたGOAや吉祥寺師匠との壮絶なバトルで出した気の強さがかなり大きくマッチしている印象も強いです。
ちなみに、アニメ1期の放送終了後にファンの方から「GOA役とアビ子役を両先生に担当していただく」という、かなり斬新かつ興味深いアイディアが出されたこともあったようですが…
普段から本作品の連載でお忙しい先生方に声優としても出演していただくことは、時間やスケジュール的にかなり難しいため、かなり難しいと感じられます。
鮫島アビ子のかわいい魅力を場面ごとに紹介
(推しの子第6巻 赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社)
人間性においては一癖も二癖も強いアビ子ですが、それらの性格や性質こそが星野アイ達とは大きく異なる可愛さにも繋がっています。
ここでは、そんなアビ子のかわいい魅力に迫ります。
童顔とくせっ毛の髪型がかわいい
師匠である吉祥寺頼子が美人系な容姿であることに対し、アビ子の童顔は完全に“かわいい系”にあたりますますよね。
しかも並外れた“くせっ毛”もアビ子の童顔と上手い感じに噛み合っている点が彼女の可愛いさを更に引き立てている印象です。
ちなみに、アビ子のくせっ毛が「完全な天然である」と決められる要素が、アビ子自身の変わった性質や人気漫画家ゆえの忙し過ぎる生活からも見て取れます。
変わり過ぎた性質や人見知りな性質もかわいい
(推しの子第5巻 赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社)
アビ子は常人を大きく超えた“変わった性質”もあり、その一面が原作44話で分かり易く描かれていました。
この回では人見知りなアビ子が師匠(吉祥寺頼子)に同行してもらいながら「東京ブレイド」の練習の見学に来ますが、多くの出演者たちや関係者たちに会う前に劇団内でのトイレで見せた「歯ブラシ二刀流での歯磨き」でした。
それだけで吉祥寺先生をも唖然とさせていましたが、アビ子にとっては「2本使う方が歯磨きも早く終わらせられる」という考えによるものであり、それも「アビ子なりに効率の良さを考えての行動」だったのです。
しかし、初対面のアクア達の前では吉祥寺先生の背中に隠れてしまう程の“人見知りな性格や仕草”も見せていましたが…
実はアビ子には「イケメンや美少女とは目を合わせるだけでテンパってしまう」という性質も併せもっていました。
自分の漫画やキャラクターへの深い愛情もかわいい
普段は人見知りなアビ子ですが、自分が作り出した漫画やキャラクターへ抱く“深すぎる愛情”を爆発させながら激しく抗議することもありました。
GOAが舞台用として制作済みかつ原作とは大きく異なったストーリーやキャラ設定に納得できないアビ子は激しく怒鳴りながら「脚本全般の変更」を要求する上、それが出来ない場合には「舞台そのものの中止」まで申し出るなど、本当に容赦ありません。
そんなアビ子の姿にアクアたちだけでなく、多くの読者も唖然させられたでしょうが…
それはアビ子の作品やキャラ達への愛情に加えて、人気漫画家としての「強すぎるプライドとプロ意識」の表れと捉えるべきですね。
鳴嶋メルト達の高レベルな演技に感動する表情もかわいい
見学に来るなり脚本へのクレーム等で怒ってばかりいる印象の強いアビ子ですが「東京ブレイド」の初日公演で主演(姫川大輝)や黒川あかねの見せた絶妙な演技に感動します。
そんな出演者たちの高レベルな演技に感激する中、鳴嶋メルトが見せた感情演技と「刀を駆使しての芸当」に対しては特に感激しながら嬉しそうな表情まで露わに出していました。
これまで真面目かつ怒った表情ばかりだったアビ子だからこそ「素直に嬉しい想いを出した時の表情」が余計に可愛く見えてしまうんですよね…。
姫川大輝の本当の父親、星野アイやアクアとの関係性は「【推しの子】姫川大輝の父親もカミキヒカル | 母親(愛梨)やアクアとの血縁関係」の記事を参照ください。
鳴嶋メルトのの過去(食われた年齢など)や演技力の急成長については「【推しの子】鳴嶋メルトが食われた過去や年齢 | ゴロー役が原因で死亡する？」の記事を参照ください。
鮫島アビ子が繰り広げた壮絶な大バトルとは
(推しの子第5巻 赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社)
人見知りだけど自分の漫画やキャラクター達への愛が強い故、アビ子は何気に大バトルを自ら勃発させてしまうことも多いです。
ここでは、アビ子が2.5次元編の中で繰り広げた大バトルを紹介します。
脚本やキャラ設定変更への不満をぶつけながらGOAと口論
1つ目の大バトルは「東京ブレイド」の舞台化に際し、脚本家のGOAによって変更されたキャラ設定に対して納得できないアビ子が大声で怒鳴りながら自身の不満を容赦なくぶつけることで勃発しました。
「東京ブレイド」は舞台化よりも前にTVアニメ化も果たしていますが、舞台や映画となると時間や尺の関係で全てを原作通りに作ることは極めて難しいことと言えます。
その辺はアビ子自身も充分に理解しており、脚本や展開の変更には目をつむっていましたが「GOAにより変更されたキャラ設定」にはどうしても納得できなかったために「うちの子達(キャラ達)は、こんな馬鹿じゃない」と強く訴え出たのです。
しかも、最後にはGOAに対して「創作者としてのセンスが(ない)」とまで言いのけてしまいます。
それでも、この場では同行していた吉祥寺先生がアビ子を止めてくれたこと、数日後にはアビ子自身も冷静となりながらGOAや総合責任者の雷田澄影との綿密な話し合いを行った結果、アビ子にも納得してもらえた脚本に変更した上で舞台公演も実現できました。
漫画家のあり方を巡り吉祥寺頼子との師弟対決も
(推しの子第5巻 赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社)
アクアから頼まれた吉祥寺先生がアビ子の自宅(仕事場)を訪問した原作48話で壮絶な師弟バトルまで勃発しました。
バトルの原因は全てアビ子が作り出しており、それは「アビ子の偏り過ぎた仕事スタイル」でした。
自分の作品へのこだわりが人一倍強いアビ子は”原稿の締め切りオーバー”に加えて「自分のアシスタントを全員クビにしていたこと」まで判明します。
しかも、アシスタントをクビにした理由も「強い拘り故に厳しく叱り過ぎたこと」や「育てる余裕もない」という、完全に独りよがりな思いからでした。
吉祥寺先生から「人のコミュニケーションから逃げているだけ」と、本心を指摘されたアビ子も「自分の作品(漫画)の方が多く売れていること」を盾にしながら強く反論しますが…
原稿を続けながら泣き出してしまいます。
GOAや雷田には強気で責め続けたアビ子ですが、師匠である吉祥寺との言い合いには勝てませんでした。
吉祥寺頼子と『かぐや様』の関連性、年齢や弟子などについては「【推しの子】吉祥寺頼子と『かぐや様』の関連性 | 年齢や弟子、死亡フラグについて」の記事を参照ください。
映画の添削が原因で鏑木やカミキヒカルとのバトルも？
アクアから頼まれたために吉祥寺先生と一緒に映画「15年の嘘」の脚本を添削したアビ子ですが、それが原因となって今後は鏑木勝也やカミキヒカルとのバトルに発展してしまう可能性もゼロとは言い切れません。
原作148話の時点で出演者たちによる撮影も終わり、後は編集作業なども経て上映を待つのみという段階にまで進みました。
しかし、プロデューサーとして作品の内容よりも売り上げを重視する鏑木が吉祥寺とアビ子により添削された脚本を良くも悪くも気に留めた場合にはアクアを通して3人で謁見する中、アビ子が鏑木への反論を言うことで「アビ子と鏑木の口論バトル」が勃発するかもしれません。
一方、映画のスポンサーとなったカミキヒカルからも間接的とはいえ脚本に関わったアビ子と吉祥寺が目をつけられながら、星野アイや片寄ゆらと同じく、狙われるように接近される可能性もあり得ます。
しかし、アビ子の場合は仮にカミキや使いの男に殺されかける中でも、持ち前の気の強い性格で出来る限りの抵抗を見せてくれそうですね。
鏑木勝也の性格や正体、星野アイやアクアとの関係性は「【推しの子】鏑木勝也の正体・黒幕(カミキ)との繋がり | 星野アイやアクアとの関係性」の記事を参照ください。
カミキヒカルの過去や生い立ち、死亡させた真犯人については「【推しの子】カミキヒカルの正体と過去 | 星野アクアとルビーの本当の父親である理由」の記事を参照ください。
鮫島アビ子の恋人(彼氏)候補はアクアではなくGOA？
(推しの子第142話 赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社)
吉祥寺先生がGOAに対して話していた通り、アビ子は自身の青春や人生を全て漫画に捧げてきたため男性への免疫がありません。
それは即ち、過去をひっくるめて「今でも彼氏や恋人がいない状態」となります。
ここでは、漫画に全てを賭けてきたアビ子が今後の展開で結ばれそうな候補キャラ達と、その可能性について迫ります。
アクアとの距離感も縮まったがアビ子と結ばれる可能性は薄い？
映画の脚本の添削を務めた時のアビ子は舞台の時以上にアクアに対して親しく接していました。
これにより、アビ子とアクアが恋人同士となって結ばれる可能性に期待する読者もいるのではないでしょうか？
アクアの方も一時期は恋人同士として付き合っていた黒川あかねとも、母親(アイ)を殺害した真犯人(カミキヒカル)の関係で破局したため、尚更そのように考えてしまうこともあります。
しかし、この2人が恋人同士として結ばれる結果や可能性は極めてゼロに近いと思います。
人見知りなアビ子でも自分の漫画の舞台に出演した役者(アクア)にはそれなりの免疫がついたものの、それはあくまでも仕事関係としてに過ぎません。
さらにゴロー(雨宮五郎)から転生したアクアの最大の目的は「カミキヒカルへの復讐」であり、恋愛においては二の次どころか不要とさえ考えていますからね。
そのため、仮に今後の展開でアビ子からアクアに告白した場合でも、アクアにとっての好条件や好都合がない限りは速攻でフラれてしまうでしょう。
星野アクアの性格や前世、役者としての才能や目的の詳細は「【推しの子】星野アクアの魅力と声優 | 役者としての才能と目的・本当の父親や彼女について」の記事を参照ください。
アビ子とGOAが恋人同士として結ばれる時も遥か先の未来に？
(推しの子第5巻 赤坂アカ・横槍メンゴ/集英社)
現時点(原作コミック14巻まで)でアビ子の恋人候補として、最も高い可能性をもっている男性がGOA(ゴア)です。
「東京ブレイド」の舞台脚本や設定を巡り大バトルにまで巻き込まれながらも、最終的には良い感じに和解したまま終わっています。
とはいえ、舞台の終了と共にお別れする時には再びアビ子の方から避けるように距離を置いていました。
そのため、仮にアビ子とGOAが恋人同士として結ばれる未来が待っている場合でも、それが実現されるのは最終話間近か下手をしたら最終話よりも後の時系列になりそうですね…。
アビ子の本命の恋人は「東京ブレイド」のキャラクター達？
これまでの人生や仕事を漫画に捧げてきたアビ子にとっての1番の恋人候補とは、やはり「自分が作り出してきた漫画のキャラ達」だと思います。
特に「東京ブレイド」のキャラ達へ注ぐ愛情が常軌を逸していた点は舞台化の中で大きく描かれており、もはや自分(アビ子)がキャラクター達と恋人や夫婦になった気持ちでいるのかもしれません。
ここ近年の現代社会でも「自分の好きな推しキャラと結婚した」という報告を自身の動画やSNS(Xなど)で自ら公表する人も多く見られます。
アビ子の場合もそのような想いと似たような状態にあり、彼女の場合はそのお相手が「自分が生み出してきたキャラクター達」であるという違いも大きいですけどね…。
まとめ
今回は鮫島アビ子の年齢や大ヒット作品に加えて、経歴も含めた過去やかわいい魅力について紹介しました。
初登場したばかりの頃は常軌を逸する程の拘りや変人ぶりを見せたアビ子先生に引いてしまった読者も多かったと思いますが…
それもまた、星野アイを始めとした主役級キャラたちをも大きく超えた個性と捉えることも出来ますよね。
2.5次元編でGOAや師匠(吉祥寺先生)と繰り広げた大バトルも、アビ子だからこそ実現できた展開であり、今後はアビ子にもアクアやGOAのような素敵な恋人(彼氏)ができる展開にも期待したいものです。
本作品の全巻ネタバレの詳細は「【推しの子】原作の全巻ネタバレ解説 | 最後の結末はどうなる？」の記事を参照ください。
コメント