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【呪術廻戦】呪霊・呪詛師の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説

呪術廻戦

「呪術廻戦」の人物相関図を作成しました。

各登場人物についてもキャラクター同士の関係性など一人ずつ解説しています。

呪術廻戦 呪霊・呪詛師の人物相関図

呪術廻戦 呪霊・呪詛師の人物相関図

Ⓒ芥見下/集英社

呪術廻戦に登場する呪術師たちを敵対し、様々な呪いを仕掛けてくる 呪霊、呪胎九相図、呪詛師たちを紹介します。

呪霊とは、人の負の感情から生まれた「呪い」が蓄積し、形となったものです。ここに紹介する呪霊は、いずれも言葉を話し意思を持った特級、もしくはそれに近い呪霊です。

呪術高専が特級呪霊として認識しているものもいますが、未登録の呪霊も作品の中に登場しています。

呪胎九相図とは、150年前、史上最悪の呪詛師といわれた「加茂憲倫」により作られた9体の呪物で、1番から3番は両面宿儺と同じくらい危険なものとして、特級呪物に分類されています。

しかし、その3体は受肉しており、自由に外を出歩けています。

呪詛師とは、もともと呪術師だったものや呪術師の名家からでたものなど、秩序を率先して破ろうとしている術師であり、呪術師をよく理解している強敵です。

【呪術廻戦】呪術師・非呪術師の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説
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呪術廻戦 呪霊・呪詛師 キャラクターの一覧を解説

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呪霊

両面宿儺(りょうめんすくな)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 両面宿儺サイド
生存状況 虎杖悠仁の中に存在
CV 諏訪部 順一

両面宿儺はその昔4本の腕を持つ仮想の鬼神とされていました。しかし本当は人であり、1000年以上前、呪術全盛期だった時代に実在していた呪詛師です。

当時の呪術師たちは結束し宿儺に挑みましたが、呪術師が束になってかかっても敵わない敵でした。あまりにも強い力があった宿儺は、寿命となって命果てても遺骸である指の死蝋は呪物となり、何本かは呪術高専に保管されていました。

虎杖は宿儺の指を飲み込みましたが、予想に反し宿儺が受肉。特級術師である五条悟曰く「千年生まれてこなかった逸材」となった虎杖を器とし、この世に復活しました。

普段は虎杖に抑え込まれており表層には出てきませんが、虎杖と交代すると爪は鋭くとがり黒くなり、全身に文様、さらに両眼の下部分にもう1対の目が出てきます。

存在そのものが天災に近いと言わしめる実力は、特級呪霊である漏瑚とも遊び半分で戦えるほどです。

宿儺は虎杖に受肉したことで虎杖の同級生、伏黒恵に興味を持ちます。渋谷事変では伏黒恵が特級呪霊に追い込まれた際、助けに行くほどでした。

自分が受肉している虎杖の体すら気に留めない宿儺が唯一、よみがえった中で興味を持ったのは今のところ伏黒恵のみです。

真人(まひと)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 不明
CV 島﨑信長

人が人を憎み、恐れた不の感情から誕生した真人。呪術高専にも未登録なので、正確には特級と認定されている呪霊ではありません。

偽夏油の一派として、渋谷事変では七海、虎杖、釘崎を追い詰めました。また、命がけで挑んできたメカ丸を殺し、さらに1級呪術師の七海も殺したところを見れば特級呪霊として間違いないでしょう。

真人は映画館で高校生ら3人に術式を使い殺していますが、通常見えないはずの真人に気が付いた高校生「吉野順平」を使い虎杖を追い詰めました。

真人に関わったことで吉野順平の母「吉野凪」は、偽夏油が吉野の家に置いた宿儺の指に集まった呪霊たちに惨殺。真人に普段から自分をいじめていたやつが母を殺した主犯ではないかと吹き込まれ、順平は自分の通う高校で術式を使い虎杖が駆けつけますが順平は真人に殺されました。

真人は自分の魂に初めて触れてきた虎杖(宿儺が受肉しているため魂そのものに攻撃できる)に興味を持ち、自分で殺したいと考えるようになります。

つぎはぎだらけの皮膚、長い髪、発生したばかりの呪霊なので子供の用に無邪気で残酷です。

虎杖、メカ丸などと戦いながらどんどん実力を伸ばしていった真人ですが、最終的に虎杖に追い詰められ、夏油傑が体内に取り込みました。夏油の使役という形で存在しているのでは?と考えられます。

人間を見下し、時にはもくろみあって優しく接しますが突き放すときには全く容赦ありません。真人曰「家族」であった偽夏油一派の漏瑚、花御、陀艮には親しみを感じていたようです。

漏瑚(じょうご)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 死亡
CV 千葉繁

漏瑚は、人が大地を恐れる負の感情から生まれた呪霊です。漏瑚も呪術高専で登録されていません。火山のような頭を持ち、怒るとその頭部が噴火したようになります。

お歯黒のように歯が黒く、自分のことを「儂(わし)」といい、人の言葉を話し理解もしている呪霊です。人間を駆逐して呪霊の世界を作ることが漏瑚の夢であり、目的が達成できそうだったため偽夏油一派と手を組んだと考えられます。

漏瑚は火山・火炎を操る術式を使い、壁や地面を火口に変化させて火で攻撃します。

偽夏油は、漏瑚の強さを”甘く見積もって宿儺の指8本から9本くらい”といっているほどで、漏瑚の強さは本物です。ただ、五条悟にとっては「弱い」存在で、一度五条に頭をもぎ取られています。

しかし、宿儺と対戦した際、「誇れ オマエは強い」と言われたのち殺されました。戦う相手が規格外な相手ばかりな不憫なキャラクターです。

もちろん宿儺との闘いでは宿儺に玩ばれるように戦うしかありませんでしたが、宿儺がこれまで戦った呪霊の中では骨があったよう。同じ志を持っている花御、陀艮、真人と行動していますが、真人には手を焼いていました。

花御(はなみ)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 死亡
CV 田中敦子

花御は、人が森を恐怖する府の感情から生まれた特級呪霊です。筋骨隆々で大きな呪霊で、肌は白く模様が黒く入っています。通常眼球がある場所から植物のような角が生えており、伏黒恵はこの部分が弱いことを見抜いていました。

偽夏油の一派、漏瑚、陀艮、真人と行動を共にしていました。

独自の言語を持っている花御は、頭に直接思考を流し込むような感じで意思を伝えます。人の言葉は理解しているため会話はできますが、漏瑚は花御のこのコミュニケーションを気持ち悪いといっています。

森、空、海を守りたいという気持ちから地球環境を破壊する人間の絶滅を目指しており、偽夏油と手を組みました。呪霊の中で最も優しく、考えていることもまともだなとも感じる、珍しい呪霊です。

花御も呪術高専未登録ですが、強さは加茂憲紀、伏黒恵、狗巻棘が3人で対応しても対応しきれないほど。樹木を操る呪力攻撃を得意とし、虎杖悠仁の黒閃5発、藤堂葵が呪力をのせ放った遊雲をまともに受けても戦い続けられるほど非常にタフです。

特に花御の厄介なのは、左腕です。
花御は左腕全体を布で覆っており、この布を取り地面に掌をあてて植物の生命を吸
い取り、それを呪力へ変換できます。一撃必殺を的中させるために領域展開も発動できる強敵です。

しかし、花御は渋谷事変で五条悟に殺されました。

陀艮(だごん)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 死亡
CV 不明

陀艮は人が海を恐れる感情から生まれた呪霊で、漏瑚、花御同様、特級として呪術高専に登録されていませんが、その力は相当なものです。

比較的初期から偽夏油、漏瑚、花御と登場しているものの、戦っている姿は見られません。漏瑚、花御、真人を家族のように慕っている、偽夏油の一派として登場しました。

芋虫が地を這うように足を引きずり動き言葉は話しませんが、時折「ぶふぅー」と鳴いていました。

フードをかぶっていてそれを取るとタコのような風貌です。しかしこれは陀艮の真の姿ではなく、まだ「呪胎」であり直毘人たちの前で人型に近い形に変貌を遂げました。

渋谷事変で五条悟が獄門疆に封印された後、禪院直毘人、伏黒真希、七海健人が陀艮と戦いました。海の呪霊でありながら空に浮かび攻撃もできる能力の高い陀艮に、3人はてこずります。

陀艮は直毘人に攻撃されそのままやられるのかと思いきや、花御の最後を思い出し激昂します。呪胎から変態を遂げ、脱皮し、筋骨隆々の人型に変わります。

その後、領域展開をした陀艮は、大量の水を利用した術式や水棲生物を模した式神を召喚し、圧倒的な体力で直毘人たちに挑んできました。

最終的に陀艮の領域展開内に入ってきた伏黒恵も領域展開を発動。それによって中和された中、今度は伏黒甚爾が入りこみ、伏黒甚爾に殺されました。

蝗GUY(こうがい)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 死亡
CV 不明

蝗GUYは2級呪霊で、これまで紹介してきた特級呪霊と比較すると力がかなり劣ります。

蝗GUYは、飛蝗の大発生による蝗害(こうがい)を恐れる感情から生まれた2級呪霊で、見た目もそのままバッタです。特級未満の呪霊ですが、人の言葉を理解し人の言葉でコミュニケーションが取れます。

真人に連れられて渋谷事変に登場した蝗GUYは、渋谷駅の帳を守っていた時に偶然虎杖と遭遇。術式は持っていませんがバッタらしいものすごい瞬発力で戦いました。

相手は虎杖で、すぐに倒されました。

祈本里香(おりもと りか)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 不明
CV 花澤香菜

祈本里香は呪術高専の敵でありません。

折本里香は乙骨憂太の幼馴染であり、幼い頃結婚の約束をした仲でした。交通事故で亡くなった里香は乙骨に呪いとしてとりつき、乙骨をいじめていた同級生を半殺しにしてしまいます。

複数の人間に重傷を負わせたこと、また大きな力を持っていることもあり、里香に取りつかれている乙骨は秘匿死刑を宣告され、承諾しました。それを知った五条は、生きる気力もない乙骨に自分で呪いをコントロールできるようにと、呪術高専に誘い乙骨は呪術高専に入ることになったのです。

当時五条悟は乙骨が転入してきた呪術高専1年の担任で、同級生には禪院真希、狗巻棘、パンダがいます。

実はこの乙骨の呪いですが、里香が呪っていたわけではなく、乙骨が「死んじゃいけない」と強く思ってしまったことで里香が「呪われていた」のでした。

無条件の術式模倣ができる里香の力を欲しがった夏油が乙骨を襲いますが、乙骨が初めて里香を呼び、愛を告白したことで完全に顕現。夏油を倒し里香は呪いから解放されました。

乙骨はあの日本三大怨霊「藤原道真」の子孫であり(五条悟も遠い親戚)、強い力を持っていると考えられます。

里香が解呪されたので乙骨は別の方法で戦うのかと思われましたが、渋谷事変後、虎杖悠仁の死刑執行役となり作品に登場したとき、「リカちゃん」が登場しています。

このリカちゃんは祈本里香と何等かの関係があると思われますが、今はよくわかっていません。

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呪胎九相図

脹相(ちょうそう)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 生存
CV 浪川大輔

脹相は、呪胎九相図は加茂憲倫に作られた9体の呪物の1つです。1番から9番まで番号付けられたうち、1番が脹相です。偽夏油と真人が人に受肉させ生まれました。

呪胎九相図とは、呪霊の子を孕める女性に無理やり作らせ堕胎した胎児が死亡し、呪物に変じたもの。つまり、脹相にとって「呪霊の子を孕める女性」が母親となります。

脹相は同じく受肉させられた2番と3番…弟である壊相、血塗のために生きると誓い、自分たちが生きていくために具合がいいだろうと偽夏油に協力していました。

脹相は、出生時に加茂憲倫の血が混ざられたことで、加茂家相伝の赤血操術を受け継いでいます。その術式の影響もあり壊相、血塗とは独自の絆で結ばれています。壊相と血塗が虎杖と釘崎野薔薇に敗れ死亡した際には、真人、偽夏油とボードゲームをしていましたが、その死はすぐに伝わりました。

実は長兄である脹相のみ、加茂憲倫の血が与えられているためか、壊相や血塗よりもずっと人間らしい姿をしています。

渋谷事変では弟たちを殺した敵として虎杖をもう1歩のところまで追い詰めましたが、なぜか「存在しない記憶」を幻視します。その幻視は兄弟たち、そして自分も含めて楽しく食事をする虎杖の姿で、その中で虎杖は「ほら 兄ちゃんも」と脹相のことを呼んでいました。

虎杖悠仁の母もまた、何等かの形で加茂憲倫と関わり、その母から生まれたことで血によって絆がわかる脹相は虎杖悠仁を弟と認識しています。

脹相は渋谷事変後、虎杖悠仁とともに呪霊退治をしています。虎杖の死刑執行役となった乙骨憂太が虎杖をいったん殺し、その後、反転術式で生き返らせてからは九十九由基と天元様の護衛をしています。

壊相(えそう)

出典 :Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 死亡
CV 檜山修之

壊相は、脹相と同じく史上最悪の呪術師 加茂憲倫が生み出した呪物を人に受肉させ誕生しました。

モヒカンで筋肉質、裸体の上に女性用のボディハーネス、蝶ネクタイ、Tバックと、誰が見ても変態な格好をしています。
とても紳士的で敵であっても丁寧に接しますが、血塗を追ってきた虎杖、そして血塗二背中を見られたときは激昂していました。

弟の血塗と一緒に壊相は、宿儺の指を回収しに来た際、八十八橋の呪いを払いに来た虎杖悠仁、釘崎野薔薇と戦います。

背中に異臭を放つ顔があり、これがコンプレックスとなっている壊相。背中を見たものはブチ殺ししようとします。

有毒の血液を操作する蝕爛腐術を操り虎杖と釘崎を追い詰めようとしますが、釘崎の術式で弟が苦しみ、その中でつぶやいた「兄者」という言葉に反応し、結果虎杖の黒閃で殺されました。

虎杖とは腹違いの兄弟となりますね。

血塗(けちず)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 死亡
CV 山口勝平

脹相、壊相と比較すると一番人の形を成していないものといえます。

丸い胴体に大きな口、その上に顔のようなものがあり、口が2つあるように見えます。カエルみたいな体形で、上の顔は無表情、眼球から血液が出ていてかなり不気味です。

2人の兄とは違い、間の抜けたようなイメージがあり、楽しいことが大好きな血塗。虎杖に追いかけられていたとはいえ、兄の壊相が最も嫌う背中を見てしまうなど、コミカルなイメージです。

術式は壊相と同じく毒の血液を使います。
全身に浴びなければ死亡しませんが、血塗の血を浴びれば激痛を伴います。

大量の血液を吐き攻撃し、その付着した血液をたどり術式で追撃する戦い方です。兄、壊相とコンビで相乗効果が得られる攻撃ですが、釘崎の芻霊呪法とは最悪の相性でした。

兄の壊相とともに虎杖、釘崎に敗れ死亡しました。

 

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呪詛師

夏油 傑(げとう すぐる)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 夏油一派
生存状況 死亡
CV 櫻井孝宏

漏瑚、花御、陀艮、真人らと五条悟を獄門疆へ封印した偽夏油傑。

その体の持ち主は、元は呪術高専で五条悟、入家硝子と同級生であり4人しかいないという特級呪術師の1人でした。特に五条とはお互いにその実力を認め合う親友でありタッグを組めば「最強」の2人です。

しかし、五条との絆にひびが入り始めます。

当時夏油、五条、家入の担任だった「夜蛾正道(その後学長となり渋谷事変で濡れ衣を着せられ楽巌寺に殺された)」から星漿体「天内理子」の護衛を依頼されます。

天元と星漿体の同化まで夏油と五条が護衛することになりましたが、最終的に天内理子は殺され、呪霊も見えない人間たちが天内の死を喜び拍手で迎える大人たちを見て、夏油は非術師を嫌悪し始めます。

さらに、五条は無下限呪術に磨きをかけ、一人でも「最強」を名乗れるほどの力を経て、より高いレベルになった五条は1人で危険な任務を受けることが多くなります。家入はもともと反転術式で人を治すことにたけていたため戦闘に出ることはなく、結果、夏油も1人で任務に就くことが多くなったのです。

災害があり呪霊の被害が多発したことで、夏油の精神もだんたんと窮地に追い込まれて行きます。

夏油は呪霊操術で呪霊を飲み込み、それを自在に扱えます。ただ、飲み込む時には経口摂取となるため吐しゃ物を処理した雑巾のような味がする呪霊を飲み込まなくてはなりません。

これを日々繰り返し、さらに九十九 由基から「全人類が術師になれば呪いは生まれない」という言葉を聞き、最終的にかわいがっていた後輩 灰原が任務で呪霊に殺されたことで非術師を見下す自分が正しいと考え、呪術高専を裏切ることになりました。

夏油は任務に就いたとき、呪力を持っていることで虐待され監禁されていた菜々子、美々子を救い、逆にその村の住人112名と自分の両親を殺し、呪詛師となります。呪詛師となった夏油は乙骨憂太(祈本里香)の力を狙い百鬼夜行を起こし、乙骨に敗れ、五条に殺されました。

しかし夏油は偽夏油として復活したのです。
復活した夏油は元の夏油傑ではなく、五条封印を狙う羂索が夏油の体を乗っ取った姿でした。

五条とは呪術高専時代、親友であり最強のコンビであり、渋谷事変で夏油に出会ったときすぐに偽物と見破りました。五条が「いつまでいい様にされてんだ傑」というと、偽夏油の腕が勝手に動き自らの首を絞めたシーンは五条と夏油の強い絆があらわされています。

夏油は現在、死滅遊戯に関わっていると考えられます。

裏梅(うらうめ)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 両面宿儺サイド
生存状況 生存
CV 不明

呪術高専姉妹校交流戦、宿儺が漏瑚を倒した後などに登場していた裏梅は、宿儺と1000年以上にもわたり付き合いがあり、宿儺のことを「宿儺様」と崇めるように呼んでいます。

宿儺専属の料理人だったようで、宿儺好みの人間をつかったおいしい料理を提供でき、宿儺は特別に隣に立つことを許していました。

氷擬呪法(ひこりじゅほう)の使い手で、偽夏油が真人を飲み込み虎杖、脹相、日下部らと対峙した際、いとも簡単に特級相当の脹相、1級術師の日下部を行動不能にしています。

宿儺と同じ時代に生きていたということはとんでもない年齢になってしまいますが、裏梅はもしかしたら獄門疆に封印されていたのではないか?と考察できます。誰に封印されたのか、何が原因で封印されてしまったのかわかりませんが、宿儺に関係していたことで封印されたのかもしれません。

作品の145話では、偽夏油が海外で6年前に獄門疆を手にしていたといっています。偽夏油がこの封印を解き、裏梅が現代によみがえったとなれば、裏梅が若いことも納得です。

組屋 鞣造(くみや じゅうぞう)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 生存
CV 稲田徹

呪術高専姉妹校交流戦の際、楽巌寺学長と対峙した組屋鞣造は、もともと偽夏油一派ではありません。人体で日用品や武器を作る趣味を持っていたことで裏梅が目をつけ、交流会襲撃に参加したとされています。

『じゅじゅさんぽ』によれば、五条の背骨を利用しポールハンガーを作りたかったらしいので、任務よりも趣味優先であったことは間違いないでしょう。

偽夏油もそれを理解しており、襲撃後見捨てる算段でした。

楽巌寺と対峙しているところにお目当ての五条が登場し大喜びで襲いかかりましたが、五条の相手になるわけもなく…五条は楽巌寺から「殺すな」といわれ、手足をつぶし拘束。

組屋鞣造はわき役だとと思いがちですが、渋谷事変後、死滅回遊に参戦する前に、天元様が禪院真希に「組屋鞣造の工房(アトリエ)だろう?」といっています。組屋鞣造が渋谷事変後に、キーマンのように登場するなんて想像できなかったですね。

今後、組屋鞣造が作った強力な呪具などが登場するのかもしれません。

粟坂 二良(あわさか じろう)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 虎杖悠仁・伏黒恵との戦闘後、生死不明
CV 不明

偽夏油と組み渋谷事変で嘱託式「帳」を守る役割として登場しました。ピタピタのTシャツと短パン、腹巻、太い眉毛が印象的な「おじさん」というイメージの呪詛師です。

あべこべ(強い攻撃は弱く、弱い攻撃は強くなる)という術式を持っており、あべこべの上限・下限も使い分けが可能。初見ではわかりにくい術式であり、相手が強ければ強いほど相手にダメージを与えられる有対人戦闘において非常に有利な術式です。

術式を使うのは、私腹を肥やすためです。
呪霊・呪詛師と呪術師の戦いなど本来なら関係ない立場でした。

本来私腹を肥やすことにしか術式を使っていなかった粟坂でしたが、五条悟を封印するための作戦と聞き参戦したとみられます。

五条が生まれるまで、粟坂とオガミ婆は自由気ままに呪霊を使い私腹を肥やしていました。

そして、五条家に生まれた「六眼」持ちの子どもに億を超える懸賞金がかけられたと聞き、様子を見に行きます。そこで五条を見た途端2人は震え、その圧倒的なレベルの違いに近づくことすらできなかったのです。

五条悟が生まれたことで「世界の均衡が変わった」こと、そしてそれによって自分たちが自由気ままに稼げなくなったことを理解しました。

そんな2人ですから、五条を獄門疆に封印することに力を貸さないわけがありません。まさしく目の上の大きすぎるたんこぶ「五条」さえいなくなればという気持ちで渋谷事変に参戦したのでしょう。

オガミ婆(おがみばば)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 死亡
CV 不明

偽夏油が起こした渋谷事変に粟坂と参戦したオガミ婆も、粟坂と同じく、五条が生まれたことで自由を奪われたと逆恨みしている呪詛師です。

偽夏油と組み、以前のような呪詛師の世界を取り戻そうと戦いましたが、自分がこの世によんだ「禪院甚爾」により殺されました。

オガミ婆と一緒にいる孫は、実は幼い頃にさらい血縁だと偽って育てた赤の他人です。他にもこのようなさらってきた孫が数人いるといわれています。

昔からあの世とこの世とつなぐといわれていた口寄せ、「イタコ」に近い術式を持っており、あの世に行ったものを乗り移らせる対象の人に、自分もしくは霊を飲み込ませて憑依する術式です。

交霊術の際、肉体と魂の情報は別々に扱うようにしていて、通常肉体の情報以外、降霊しません。しかし渋谷事変の際、「禪院甚爾」を降ろし甚爾に殺されました。

重面 春太(しげも はるた)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 死亡
CV 波多野渉

偽夏油一派の一人でノリが軽く無邪気といったイメージの重面は、サイドテールで華奢、まるで女の子のようです。自分勝手で自分が楽しければなんでもいいという考え方をしています。

組屋鞣造が作った”手を離しても握れる呪具”を使っています。呪術廻戦では自分の意志で発動する術式がほとんどで、重面の術式のように自分の意志に関係なく自動発動するのは珍しいですね。

持ち手が手になっていて握ってくれるほか、手が地面や壁をはいまわる描写もされていますので、ちょっと呪骸のようなイメージもあります。

術式は日常の小さい奇跡を記憶から消して蓄えて、貯めた奇跡を命に係わる場面で放出し危機を回避できるというもの。初登場した呪術高専姉妹校交流戦では庵歌姫、釘崎野薔薇、禪院真依と対峙しようとしていましたが、帳が破壊されると仲間を気にかけもせずすぐに逃げ出しました。

渋谷事変では補助監督の伊地知をめった刺しにするなど、見ていて本当に嫌な気持ちになる呪詛師です。

釘崎、七海のほか渋谷事変では補助監督の新田、釘崎野薔薇、伏黒恵と対戦することになりましたが、最終的に、伏黒恵を助けに来た宿儺によって体を縦に真っ二つにされ死亡しました。

吉野 順平(よしの じゅんぺい)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 なし
生存状況 死亡
CV 山谷祥生

里桜高校に通っていた吉野順平は、同級生らにいじめられ不登校になっています。

煙草を押し付けられる、ゴキブリを食べさせられる、女子を見ていたと因縁をつけられ殴られるといった陰湿ないじめを受けていたのです。

ある日、映画館で自分をいじめていたグループの3人が殺されました。偶然同じ映画館にいた順平は、その3人を殺したのが真人だと知りました。

本来、真人のような呪霊は呪力を持っているもの以外見えません。順平はもともと呪力を持っていて気が付いていなかったのでしょう。

3人を殺した真人を追いかけ、真人のようになりたいと願ってしまい、真人から術式を指導されます。

順平は式神 澱月(おりづき)という術式を操れるようになり、自分をいじめたやつらと担任の教師に復讐しようと考えますが、高校生3人が殺された事件を負い順平のもとにやってきた虎杖と仲良くなります。

女手一つで自分を育ててくれている母親「凪」のことをいい人だという虎杖の言葉や、人を殺すことで母の魂を汚したくないという気持ちからいったんは復讐をやめようと思いました。

しかしそんな時、母「凪」が惨殺されます。
偽夏油が順平の家に保管していた宿儺の指を持っていき、それに集まってきた呪霊たちが凪を食い殺したとみられます。腰から下が欠損した状態で見つかりました。

これにより順平は復讐を決意、同級生を殺そうとしているところに虎杖が到着。順平を止めようと必死になりますが、そこに登場した真人に順平は体を大きく変えられ、その急激な変化に耐えられず死亡しました。

ミゲル

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 夏油一派
生存状況 生存
CV 山寺宏一

ミゲルは海外出身の呪詛師で、百鬼夜行の際に登場しました。油傑にスカウトされ一派に入り、百鬼夜行では五条悟をできる限り呪術高専に戻さないため対応しました。

五条は夏油の目的が乙骨の祈本里香だと気づき、パンダと狗巻棘を先に呪術高専へ送り、「あの異人を片付けたらすぐに行く」といっています。新宿に来た時点で厄介なのはミゲルと判断していたようですね。

夏油に対しぶっちぎれた五条は六眼を解禁していたので、その五条相手に10分以上足止めしたのはすごいことです。ミゲルは黒い縄のような呪具を使い、ミゲルの祖国の術師が何十年もかけて編み込む特級呪具相当のものです。(ファンブックによる)

あらゆる術式効果を乱し相殺する縄によって、あの五条の無下限呪術をも貫通しました。

のちにミゲルは乙骨と海外にいることが扉絵に描かれていますが、五条に押し付けられたということです。

枷場 美々子(はさば みみこ)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 夏油一派
生存状況 死亡
CV 松田利冴

枷場美々子は『呪術廻戦0巻』に夏油一派として百鬼夜行に登場し、その後『呪術廻戦』で偽夏油一派として登場しました。夏油傑が村人112名を殺したとき、その村で虐待・監禁されていた美々子、菜々子を助けてからずっと夏油の側にいた2人です。

年齢は不明ですが、百鬼夜行の際、助監督の伊地知と対峙した際、「まだ子供じゃないですか」といわれた場面があり、高校生くらいだと思われます。

美々子は人を吊るすような術式で、伊地知と会話しているシーンの背景に数名の助監督たちが吊るされていました。

美々子にとって菜々子は生まれた村で共に虐待されていた菜々子と、自分達を救ってくれた夏油はなくてはならない存在です。生まれた村で呪術師としてひどい扱いを受けていた2人は、夏油が加茂憲倫(羂索)に乗っ取られてからずっと夏油奪還を画策しており、渋谷事変はいい機会だと思っていたようです。

偽夏油一派で保管していた宿儺の指を盗み、渋谷事変のどさくさに紛れて虎杖に食べさせ、宿儺を完全復活させて本当の夏油を奪還しようとしていました。しかし漏瑚に見つかり殺されそうになり、指を10本飲ませた虎杖(これで最低でも15本飲んだことになる)から宿儺が現れます。

息をすることすら遠慮するくらいの圧倒的な圧の中、もう1本の指のありかを教えるから夏油を開放してほしいと願いましたが瞬殺されました。

枷場 菜々子(はさば ななこ)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 夏油一派
生存状況 死亡
CV 松田颯水

美々子と共に虐待されていた村から夏油に救い出された奈々子も美々子同様、高校生くらいだと思います。宿儺にあと1本指のありかを教えるから夏油を開放してほしいと願い、指1本2本くらいで自分に指図できるつもりだったのかといわれ、菜々子も瞬殺されました。

菜々子はスマホを媒介にする術式と思われますが、詳しいところはわかっていません。

宿儺が美々子を殺した後、菜々子は反撃を試みますが瞬殺。その際宿儺が「写真機で撮影した被写体をどうこうするものだろう」といっており、自分を撮影して直後に受けるダメージを無かったことにするほか、相手を被写体にしようとしている場面などもあり、攻撃・防御の両方に利用できる力のようです。

夏油について菜々子も美々子も深く愛し尊敬しています。

夏油に「五条悟って何者?」と聞き「親友だったんだ ケンカしちゃってそれっきり」といっていました。それを聞いていた美々子と奈々子は、夏油を殺したことは一生許さないけれど、夏油のたった一人の親友だからこれでいいと思った…といっています。

夏油の心を最大限に尊重し、だからこそ夏油をのっとった偽夏油に対し、地獄に落ちろと思っていたのです。最後まで夏油の開放を願ったまま、美々子も菜々子も死亡しました。

ラルゥ

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 夏油一派
生存状況 不明
CV 速水奨

美々子、菜々子と同じく夏油一派。
詳しくは説明されていませんが、呪詛師であると思われます。

上半身裸で筋骨隆々、男性ながら「傑ちゃん」と呼んでおり、女性のような話し言葉で話します。

ラルゥは呪術廻戦114話で自分の目的として「夏油傑を王にすること」「傑を王にしたかった」といっており、人間に恨みがあったり、呪詛師だけの世界を作ろうと思っていたり…ということではなさそうです。

ラルゥがどんな術式を使っているのか、どんな力をもっているのか描写はありません。しかし偽夏油一派が話をしているとき、ラルゥが一言で皆をおさめたことがあります。このことから、かなりの力をもっており、仲間もそれを理解しているのだと思います。

渋谷事変の最終局、偽夏油との対峙、136話で九十九由希が登場した際、「さて ラルゥが動く時間を稼がないとね」と考えている描写があります。このとき偽夏油との会話の中で、九十九は高校時代の夏油に会ったきりで、それ以降は会ったことがないことも分かっています。

つまり、九十九とラルゥが会ったのは夏油傑が百鬼夜行で五条に殺された後となるため、もしかしたらラルゥは九十九と組んでたのかもしれません。いずれにしてもラルゥは九十九とやり取りをしていて、九十九側だったことがわかります。

菅田 真奈美(すだ まなみ)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 夏油・偽夏油一派
生存状況 不明
CV 伊藤静

菅田真奈美は、『呪術廻戦0巻』で夏油の秘書のようなイメージで登場します。

夏油傑を信頼し、また夏油傑からも信頼されており、百鬼夜行では新宿班の指揮も行っています。見た目も秘書っぽく、出来る女といったイメージです。

渋谷事変では祢木と共にパンダと日下部の前に現れていますので、夏油死亡後体をのっとった偽夏油の一派として動いていました。このとき菅田は「私達は夏油様の意志を継ぐ者 高専関係者ならそれ以上 語る必要はないでしょう」といっています。

回想シーンでは偽夏油に協力するかどうか、夏油一派で話をしている場面が描写されており、祢木と言い争いをする美々子・菜々子に「いい加減大人になりなさい 菜々子」といっています。

夏油に対し強い思いをもっていた菅田ですが、渋谷事変の際、漏瑚の極ノ番「隕」から逃げられたのかどうかわかっていません。

祢木 利久(ねぎ としひさ)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 夏油・偽夏油一派
生存状況 不明
CV 不明

顔の右側に大きな傷跡があり、普段はそれを覆っています。

祢木利久という名は、公式ファンブックで明らかになりました。また公式ファンブックでは、夏油に心酔する理由は菜々子と美々子とほぼ同じとされていますので、幼い頃に夏油に救われた一人といっていいでしょう。

実力についてもファンブックで明かされており、それほど強くないと書かれています。渋谷事変で日下部が このレベルのが仕切ってる集団だろ?といっていますから、1級術師以下の実力でしょう。

漏斗の極ノ番「隕」から逃げられたのか、また誰かに救助されたかなどはわかっていません。

羂索(けんじゃく)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 偽夏油一派
生存状況 生存
CV 櫻井孝宏

羂索は加茂憲倫を操り、夏油の体を乗っ取り操っている人物です。

の体を乗っ取れる能力をもち、長い間この世に存在しているようで、宿儺、裏梅共かかわりをもっています。身体能力、特徴、術式までもすべて引き継げる能力で、乗っ取られた人の頭には必ず縫い目があります。

術者本人の生得領域、転じた肉体に刻まれていた生得領域も利用でき、その術者の記憶も受け継がれるため、記憶を利用し術者に関係している人の弱点を狙えるでしょう。

星漿体同化阻止を失敗し当時の六眼持ちに敗れ、また星漿体同化を阻止しようと生後6か月の星漿体と六眼持ちを殺したが同化しようとした際、六眼に敗れたことがわかっています。

また加茂憲倫の肉体を乗っ取り、受胎九相図を作ったのも羂索であり、虎杖の父「仁」の妻「香織」が亡くなり後妻ものっとったようで、その際悠仁が生まれています。

3度目にしてやっと星漿体の同化阻止に成功しました。
このとき羂索は呪霊操術を扱える青年「夏油傑」がいることを知りました。

実に長い間、星漿体同化阻止を練り失敗を繰り返していました。そのため、渋谷事変は五条が高校生の頃から計画されていた練りに練った作戦です。呪術師に対する決死の挑戦だと言えます。

また、伏黒甚爾の姉である津美紀のほか、大勢の人間を呪いにかけ寝たきり状態にしたのも羂索です。津美紀のほか大勢の人間を寝たきりにしてマーキングし、最初から死滅回遊に利用するものと考えていたのでしょう。

その後、渋谷事変で自分の計画に邪魔だった五条悟を獄門疆に封印。真人を呪霊操術によって取り込み、1000万体もの呪霊を世の中に放ったのです。

伏黒 甚爾(ふしぐろ とうじ)

出典:Ⓒ芥見下/集英社

所属 なし
生存状況 死亡
CV 不明

伏黒甚爾は呪術界御三家「禅院家」に生まれました。

伏黒恵の実の父親であり、禅院家第26代当主である禅院直毘人の兄の子どもですから、禅院家の当主になってもおかしくない立場です。しかし甚爾は生まれつき呪力をもっていなかったため、術式至上主義の禅院家の中でひどい扱いを受けて来たようです。

幼い頃、呪霊の群れの中に放り込まれ、その際、口元に大きな傷を作ったとされています。

甚爾は体に一切の呪力が宿っていない「天与呪縛」であり、呪力が完全にないことで驚異的な身体能力と敏感な五感、高い呪力耐性を持って生まれました。通常呪力が無ければ呪霊を見ることもできませんが、五感が研ぎ澄まされている甚爾は呪霊を認識できました。

黙示できないほどのスピードと、呪力がないからこそ呪術師の呪力感知が機能しないことから呪術師にとってかなり戦いにくい相手といえます。

禅院真希・真依の父親である禅院扇は、真依が死んだことで覚醒した際、真希の後に甚爾を思い浮かべ心から悪寒を走らせたところからもわかるように、禅院家の人間にとって甚爾は生きていれば禅院家を抹殺できるほどの能力をもった人間と捉えられていました。

若い時に禅院家をでてひどい暮らしをしていましたが、恵の母親にあってから性格も丸くなり人間的な生活もできていたようです。

恵の母は恵を生んですぐに亡くなり、甚爾はまた元の生活に戻ってしまいました。女性のところを転々としギャンブルでパーッとお金を使うというヒモのような生活をしていた甚爾。

恵という名は伏黒甚爾がつけた名前ですが、『呪術廻戦0巻』で甚爾に仕事を斡旋していた孔時雨(こんしう)に「恵は大きくなったか」と聞かれると「誰だっけ」と発言していますし、禅院家に自分の息子を売る約束までしています。ここまで聞くと最低な父親ですが、実は息子への愛情を感じらるシーンもあります。

禅院直毘人に恵を売る話をしているとき、「術式をもっていれば禅院家での扱いも悪いものではないだろう」といっていますし、五条悟に負けたときには「2、3年したら息子が禅院家に売られる。好きにしろ」といっており、禅院家ではなく五条悟に恵を預けたように思えます。

また渋谷事変の際も父親らしい場面がありました。
甚爾は五条に殺されましたが、渋谷事変でオガミ婆によって降霊されよみがえります。

直毘人、真希、七海が3人でどうにもできなかった偽夏油一派の陀艮を簡単に倒し、陀艮の領域展開から出ると恵を瞬時に外に吹き飛ばした甚爾。このときの甚爾は、強い者から順番に戦いを挑んでいただけで陀艮の次に強いのが恵と判断したから恵のみ外部に吹き飛ばしたと思われます。

恵と戦っていく中で甚爾はふと「オマエ名前は」と聞きます。恵が「伏黒」というと「禅院じゃねぇのか よかったな」といい、自分の頭に武器を突き刺し自害しました。

降霊でよみがえっていた甚爾ですが、通常の呪術師ではなく天与呪縛だったからこそ、魂さえも別の人間に上書きされ自分のこと、恵のことが思い出されたのでしょう。

まとめ

呪術廻戦の相関図および登場人物同士の関係についてまとめてみました。

呪術廻戦は呪術師と呪詛師、呪霊の迫力ある戦いが魅力ですが、それ以上に、様々な呪術師、呪詛師、呪霊の複雑な関係性も大きな魅力となっています。

邪悪な存在であっても奥深いところに愛情や尊敬、憎悪などの感情があり、そのそれぞれの物語を読み解くと、とんでもなく魅力ある作品だとわかってくるのです。

呪術師以外、呪詛師、呪霊についてもちょっと知識をもってみると、呪術廻戦は数倍面白くなりますよ。

   

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この記事を書いた人
稲田

元GMSのチラシ校正員で、現在はWEBライター兼主婦業をしています。アニメは勿論、映画も洋画もよく見ててきました。本は雑食で金融学からなろう系ライトノベルまで様々。

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