『呪術廻戦』は2018年から週刊少年ジャンプで連載されている人気漫画が原作です。
主人公の虎杖悠仁が学校で、特級呪物である「両面宿儺の指」を飲み込んだことから物語が急激に加速します。
1巻が発売されると品切れが続出など、当初から大人気の漫画です。
今回はアニメも大人気となった『呪術廻戦』の夏油傑の性格や術式、正体や五条悟との関係性について解説します。

巷では、「メロンパン」だとか「サマーオイル」だとか言われてるけど、どんな人なのか紹介していくね♪
夏油傑(げどうすぐる)とは?

出典:呪術廻戦公式HP
夏油傑は日本にたった4人しかいないという「特級呪術師」の1人であり、闇落ちの呪術師です。
元々は呪術高等専門学校の生徒でしたが、一般人100人をころし呪術高等専門学校(以下呪術高専)を追放された経歴を持ちます。
特級呪術師4人のうちのもう1人「五条悟」や貴重な反転術式の使い手である「入家硝子」とは、呪術高専の同級生です。
黒髪に大きなピアス、ほぼ黒の僧衣に袈裟を着用しています。
アニメ初登場時からある額の大きな傷跡が特徴ですね。
冷静沈着な性格をしている
今日の仕事中に夏油のよさに気づいた、というより夏油と悟のペアの良さに気づいた。夏油の優しさと冷静さと笑顔が素敵。性格はむしろ逆なのにお互い信頼しあってるのがいい。仕事しろ。
— ちゃも (@chamohari) February 16, 2021
問題行動こそありますが、夏油傑は目的と理由をしっかり決め、そこにまい進するようなまじめな性格です。
呪術師とはこうあるべきだという信念、理想を追っています。
騎士道チックな「強きが弱きを守る」を体現しようとしていた人だと思います。
常に冷静沈着、周囲に流されず己の信念を貫く・・・そんな性格をしている夏油。
冷静でまじめ、ストイックだからこそ、いつしか呪術師だけの理想の世界を作るため闇落ちしてい待ったのではないかと思います。
また、基本時には五条悟と同レベルの「クズ」です。
五条悟と一緒にいた夏油が、先輩である歌姫に対し「弱い者イジメはよくないよ。」と呼びかけるシーンは底意地の悪さを感じます。一見暴走しがちな五条悟を止めて、歌姫をかばっているようですが、歌姫をバカにするスタンスは五条悟と同じかと思います。
入家硝子が、五条悟と夏油傑を合わせて「クズ」と呼ぶ理由は、そういった人の心の機微に反応できるにも関わらず、無視できる傲慢さがあったからでしょう。
そんな夏油だからこそ、呪術師として研鑽を積むことが出来たのかもしれませんね。

「呪術師はこうあるべき」という崇高な理想と、基本的に弱い人を馬鹿にするスタンスが同居している不安定な性格っていえるかもね。
非術師や呪霊を見下している
「猿は嫌い」と己に言い聞かせ続けている夏油傑、もし呪霊のいない世界など作れないとして、それを知ったときどう思うのだろう 非術師を殺すことに大義などないよ、非術師を殺すのは非術師を憎むおまえの心を慰める行為でしかないよ、とかなるのだろうか そんなこと知ったことかと道を進むのだろうか
— 丹野(沫井) (@awai_aw) May 22, 2021
夏が闇落ちしたのは、非術師に辟易したからではなく、「非術師に辟易してしまう己の心の闇」に向き合えなかったからでしょうね
イカレてないと呪術師はできない。夏油はマトモだから、優良な人間でいなければという己の理想と、猿共はクソっていう本音の折り合いが付けられなかったんですね— 朔夜@脱稿🥳(仙鬼:夏五C え1) (@sky6397) May 20, 2021
元々呪術高専時代の夏油は「強きは弱きを助けべき」と思っている節がありました。呪術高専時代は弱者(非術師)を守ることが呪術師の役割とさえ言っていたくらいです。
しかし、「天内理子の護衛任務」に失敗したとき、さつ害された理子の遺体を喜びをもって迎える宗教団体の人間たちを見て、非術師を守るという信念が揺らぎだしました。
一人の女の子を殺しておいて遺体を囲みながら拍手で迎える非術師の姿は、さぞ醜悪に映ったことでしょう。
また、夏油はや五条悟と同じ特級術師の九十九由基から、「呪霊は非術師から生まれる」と聞いてしまったことから、「非術師をすべてころせば呪霊はなくなる」という結論にたどり着いてしまいます。
その後、夏油は慕ってくれていた後輩を非術師のために使い捨てのように扱われて亡くし、さらに術師の素質を持つ女の子を村人全員でイジメている村を見てしまい、完全に今までの非術師に対する考えが狂ってしまいます。
結果、自分の両親を含む村人100人以上もの人間をころしてしまいます。
現在は非呪術師、つまり人間を猿と呼び忌み嫌っていますが、夏油は「非術師を守るために呪霊を祓う」という行為の意義を見失い、呪霊をうむ非術師を皆ごろしにして呪術師だけの世界にすればいいと考えるようになってしまったのです。
そのため、夏油は常に非術師や呪霊を見下し、術師だけの世界の実現を目指すようになりました。

術師と非術師っていうカテゴリ分けにしなかったら良かったのかな?
非術師にもクズはいるし、術師にもクズはいるんだって柔軟な思考を持たせたい…!
夏油傑の強さ

出典:呪術廻戦公式HP
夏油は呪霊操述を得意としており、呪術高専が把握していた夏油の能力よりもさらに上を行く能力を持っていました。
夏油傑はどれほど強いのか、夏油の強さについて紹介します。
五条悟と並べる実力者
これはあれだな
ごまちが五条悟で、私が夏油傑か pic.twitter.com/S8SniTjskC— ぴこまる (@clr0wn) May 24, 2021
呪術高専側は、夏油の能力を「主従制約がない、自然発生した呪いのみ操ることができる」と考えていました。
しかし、実際には「主従制約があってもなくても首を挿げ替えれば操ることができる」ことが後に判明しています。
呪術師には階級があり、夏油は最上位の特級です。
呪術界御三家といわれる五条家の現当主であり、自他共に認める現代呪術界最強の呪術師「五条 悟」と比較しても、肩を並べる実力者です。
また夏油はただ呪術にたけているばかりではなく、体術にもたけています。
「呪霊を操るだけなら接近戦で体をたたけばいいのでは?」と思う人もいるでしょう。
しかし、夏油は体術のみでも高い能力を発揮しています。
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