『呪術廻戦』では魅力ある人物がたくさん登場しますが、中でも五条悟は、呪術師として最強であり、教師としては最低、この人みたいになりたいと目標にされるけれど尊敬はされない・・・と、つかみどころのない人間です。
ただこの作品の中で五条に関わった人にしてみれば、最高のくそ野郎であり世界の均衡を保っている人でもあります。
そんな五条 悟は人の心にスッと入るような、またかっこつけていないのにめちゃくちゃかっこいい言葉を聞かせてくれます。五条 悟の名言・名セリフを紹介します。
ネタバレを含むから気を付けてね!
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目次
- 1 五条 悟の名言・名セリフ
- 1.1 「大丈夫 僕 最強だから」
- 1.2 「犯人探しも面倒だから 上の連中 全員殺してしまおうか?」
- 1.3 「だから僕は教育を選んだんだ 強く聡い仲間を育てることを」
- 1.4 「若人から青春を取り上げるなんて 許されていないんだよ 何人たりともね」
- 1.5 「大丈夫でしょ だって君弱いもん」
- 1.6 「領域展開 無量空処」
- 1.7 「これからの世代は 『特級』なんて物差しじゃ測れない」
- 1.8 「死ぬときは 独りだよ」
- 1.9 「まぁ 大丈夫でしょ 俺達最強だし」
- 1.10 「桃鉄99年やった時の方がしんどかったわ それに オマエもいる」
- 1.11 「あ゙ー? そうか?そうだな そーかもなぁ!!」
- 1.12 「コイツら 殺すか? 今の俺なら多分何も感じない」
- 1.13 「俺が救えるのは 他人に救われる準備がある奴だけだ」
- 1.14 「強くなってよ 僕に置いて行かれないくらい」
- 1.15 「違ぇよ ハゲ この程度で僕に勝てると覆ってる脳みそに驚いたって言ってんだよ」
- 1.16 「でも 一人は寂しいよ」
- 1.17 「これは持論だけどね 愛ほど歪んだ呪いはないよ」
- 1.18 「傑 …」
- 2 まとめ
五条 悟の名言・名セリフ
五条 悟は、呪術界御三家の一つである「五条家」の当主。
自他共に認める現代に生きる呪術師界でかなうものがない最強の呪術師であり、彼がこの世に誕生してから呪術師、呪詛師、呪霊まですべてに影響し世界の均衡が変化したといわれています。
特級呪術師はこの世に4名しかいませんが、もちろんその1人であり、同じ階級区分となる特級呪霊も五条には手も足も出ません。
東京都立呪術高等専門学校(以後 呪術高専)の教師をしている五条は、目で術式を見ることができる「六眼」の目の持ち主です。また、無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)によって、自分と敵の間に無限の空間を作り出すことができます。
もちろん、五条は領域展開も繰り出せますし、五条の領域展開「無量空処(むしょくうしょ)」で非術師なら一瞬で廃人、特級呪霊でも身動き一つできない状態になってしまうのです。
圧倒的な強さを誇る五条ですが、ある経験から「優秀な生徒を育てる」ことを目標としており、教師という道を歩んでいます。そんな五条の素敵すぎるセリフ、名言は心の奥に残りますよ。
五条悟の強さに関してはこちらの記事をご覧下さい。
「大丈夫 僕 最強だから」
周囲の人も五条の強さを知っていますが、五条自身も自分の強さをよく理解しています。
虎杖が宿儺の指を取り込んだことを知った五条は、虎杖に受肉したことを知り、体内にいる宿儺と意識を変えられるかどうか聞きます。宿儺に代わって大丈夫なのか?と心配する虎杖へ、自信たっぷりに言った言葉です。
五条「ははっ 本当だ 混じってるよ 体に異常は?」
虎杖「特に・・・」
五条「宿儺と代われるかい?」
虎杖「スクナ?」
五条「君が食った呪いだよ」
虎杖「あぁ うん 多分できるけど」
五条「じゃあ 10秒だ 10秒経ったら戻っておいで」
虎杖「でも・・・」
五条「大丈夫 僕 最強だから」
五条悟は「最強」を自称しても納得させるほどの実力を持っていますが、実際はどうなのでしょうか…?
そこで、呪術廻戦の最強ランキングを作成してみましたのでぜひご覧ください。
「犯人探しも面倒だから 上の連中 全員殺してしまおうか?」
「特級がいる場所への救助、しかも生死不明の5名の救助に、いくら呪術高専の生徒であっても”1年”を向かわせるなんてありえない、これはわざとではないのか」と伊地知に対し質問した五条がはなったぞっとする言葉です。
伊地知は五条が呪術高専時代に後輩だったこともあり、五条のすごさをいやというほど知っています。
いつもチャラけている五条が感情的な言葉を吐くなんて、伊地知にとってはとんでもなく怖いことです。
宿儺の指を飲み込んだ虎杖は秘匿死刑になるはずでした。
しかし、それを無理やり実質無期限猶予のある死刑にしたのは五条です。
「上」にとっては面白くないことであり、宿儺という超危険な特級呪霊を生かしておくことになるため、ひそかに虎杖を殺すよう仕組んだのでは?と勘繰ったのです。
その時はなった、珍しく感情的になった五条の言葉です。
五条「僕が無理を通して悠仁の死刑に実質無期限の猶予を与えた 面白くない上が僕のいぬ間に特級を利用して体良く彼を始末ってとこだろう」
五条「他の2人が死んでも僕に嫌がらせができて一石二鳥とか思ってんじゃない?」
伊地知「いや しかい派遣が決まった時点では本当に特級に成るとは」
五条「犯人探しも面倒だ 上の連中 全員殺してしまおうか?」
五条悟は飄々とした場面が多く、基本的に不真面目です。
そんな五条悟が真剣に怒りをあらわにしている貴重なシーンです。
そもそもなぜ上層部は虎杖悠仁を殺したかったのか、その原因である宿儺に関してや虎杖の過去について別記事で解説しているので、そちらも合わせてご覧ください。
「だから僕は教育を選んだんだ 強く聡い仲間を育てることを」
どんな世界でもそうですが、1つの仕組みやシステムができあがると、それを保護しようとしますね。
呪術界も同じく、保身、世襲などに力を注ぎ、それに歯向かう勢力を消し去ろうとしています。
五条自身、呪術界の御三家「五条家」の当主ですが、彼にとってそんなことはどうでもいいことなのです。
五条の力をもってすれば上の連中を皆殺しにしてリセットするのは簡単です。
しかしそんなことをしても、今度は五条自身についてくる人がいなくなります。
そこで五条は教育を選択したのです。
自分には教育によって果たしたい夢がある、そう伊地知に説明しています。
伊地知「夢・・・ですか」
五条「そっ 悠仁のことでも分かる通り上層部は呪術界の魔窟 保身馬鹿 世襲馬鹿 ただの馬鹿 腐ったミカンのバーゲンセール」
五条「そんなクソ呪術界をリセットする」
五条「上の連中を皆殺しにするのは簡単だ でもそれじゃ首がすげ変わるだけで変革は起きない」
五条「そんなやり方じゃ誰も付いて来ないしね」
五条「だから僕は教育を選んだんだ 強く聡い仲間を育てることを」
五条悟らしい前向きな考えだよね♪
「若人から青春を取り上げるなんて 許されていないんだよ 何人たりともね」
『呪術廻戦』本編でも『呪術廻戦 0巻』でも出てくる五条の言葉です。
本編2巻では虎杖が生き返りますが、家入硝子に記録上は死んだままにしてくれと依頼する場面で出てきます。0巻では乙骨を自ら預かり、上から何かあれば覚悟するようにと言われたとき、同じセリフを言っています。
これは考察ですが、多分五条にとって自分が呪術高専で過ごした時期、呪霊退治をしながらも充実した時間を過ごしたのから出る言葉ではないかと思います。
夏油傑が非術師全滅を考える前までは、夏油と2人で「俺たちは最強だ」と思っていた五条。
世襲のことや時に仲間が惨殺されることもある世界であっても、先輩後輩、同級生、仲間がいて「若人」であることを楽しんだ、そんな時間を現代の生徒たちにも味わってほしいと思っているのではないかと考察します。
家入「じゃあ虎杖がっつり匿う感じ?」
五条「いや交流会までには復学させる」
家入「何故?」
五条「簡単な理由さ」
五条「若人から青春を取り上げるなんて 許されていないんだよ 何人たりともね」
五条悟は本編の前日譚である0巻にも登場しています。
「大丈夫でしょ だって君弱いもん」
漏瑚と戦っている中で、ちょうどいい機会だから、死んだことを隠して修行中の虎杖をこの場に連れて雇用と思い立った五条。
呪術高専で修行中だった虎杖を瞬間で連れてきて、漏瑚に「見学の虎杖悠仁君です」と紹介します。
虎杖は宿儺の器と知っている漏瑚は、偽夏油一派の目的に気が付いて連れてきたのでは?と考えました。
いずれにしても足手纏いになるのに愚かだというと、五条は漏瑚に対し弱いから大丈夫といったのです。
漏瑚は特級呪霊であり、なかでもかなり強い呪霊です。
偽夏油も少し甘めに見ているとはいえ、漏瑚の力について宿儺の指8本くらいといっていますから、相当の呪力、実力を持っています。それなのに五条はごく普通に、何のためらいもなく漏瑚は弱いと言い切りました。
それがまた五条の強さを表していますね。
漏瑚「なんだそのガキは 盾か?」
五条「盾?違う違う 言ったでしょ 見学だって」
五条「今この子に色々教えてる最中でね ま 君は気にせず戦ってよ」
漏瑚「自ら 足手纏いを連れてくるとは 愚かだな」
五条「大丈夫でしょ だって君 弱いもん」
五条悟・宿儺は規格外です。そんな規格外の相手を立て続けに行ったのが漏瑚です。
その不運な立ち回りから、愛されキャラとして人気の漏瑚について別記事で解説しているので、そちらも合わせてご覧ください。
「領域展開 無量空処」
虎杖悠仁に領域展開を見せるために、漏瑚との戦いの場に連れてきました。
術式の奥義である領域展開を術師側で初めて使用したのが五条悟です。
その圧倒的な強さは勿論のこと、説明されなければ何をしたのか全く分からない複雑な知識・計算の上で成り立つ術式はアニメでは圧巻のクオリティーでした。
特に、五条悟の素顔が本編で初めて晒されたということもあり、人気なシーンです。
五条「領域に対する最も有効な手段 こっちも領域を展開する」
五条「同時に領域が展開された時 より洗練された術がその場を制するんだ」
五条「相性とか呪力量にもよるけど」
漏瑚「灰すら残さんぞ!! 五条悟!!!」
五条「領域展開 無量空処」
術師の奥義の立ち位置にある領域展開は使用するメリットもあればデメリットもあります。
また、一撃必殺のようなイメージもありますが、防ぐ術も存在しているため応用が利かない術ともいえるでしょう。
「そもそも領域展開ってなに?」と言う質問からわかりやすく解説していますので、そちらの記事も合わせてご覧ください。
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「これからの世代は 『特級』なんて物差しじゃ測れない」
五条は呪術界の仕組み、上層部が大嫌いです。
交流会のため呪術高専京都校学長の楽岩寺 嘉伸(がくがんじ よしのぶ)が東京校に来ました。
その時も、自分より上の学長という立場の人に、「とぼけるなよジジィ 虎杖悠仁のことだ 保守派筆頭のアンタも一枚噛んでんだろ」といっています。
敬語を使うどころから、ハナから敬う気がないという五条には京都校2年の三輪 霞もしかるべきところに報告するといっていますが、五条は知ったこっちゃありませんって態度です。(ちなみにこの時の三輪の心の中は、「ヤッベー!!生五条悟だ!!生五条悟だ!!」です)
ここで五条が楽岩寺に言いたかったことは、上層部が地位、伝統などにうつつを抜かしている間に、すでに新しい力の波が押し寄せているということです。(呪術師も呪詛師も呪霊も)楽岩寺が「少しおしゃべりが過ぎるの」とイラっとさせた五条のセリフです。
五条「その呪霊達は意思疎通が図れたし 同等級の仲間もまだいるだろう 敵さんだけじゃない 秤に乙骨 そっちの東堂 生徒のレベルも近年急激に上がってる」
五条「去年の夏油傑の一件 そして現れた宿儺の器」
楽岩寺「何が言いたい」
五条「分かんないか」
五条「アンタらがしょーもない地位や伝統のために堰き止めていた力の波が もうどうしようもなく大きくなって押し寄せてんだよ」
五条「これからの世代は 「特級」なんて物差しじゃ測れない」
五条「牙を剥くのが五条悟(ぼく)だけだと思ってんなら 痛い目見るよ おじいちゃん!!」
五条悟に浮かれる三輪はかわいいと評判です。
特に、呪術廻戦では珍しい恋愛描写も人気ですので、その相手であるメカ丸との間柄も解説した記事と合わせてぜひご覧ください。
「死ぬときは 独りだよ」
伏黒恵が虎杖悠仁に追い抜かされそうになった際に、五条にけいこをつけてもらうようになりました。
「死んで勝つ」と「死んでも勝つ」の違いを伏黒恵に教える五条は、作中でも少ない、伏黒に対して珍しく教師の側面を見せる場面です。
伏黒が一人で宿儺の指一本分の呪霊と戦うことになり、危機的な状況に陥った際に思い出された言葉です。
アニメでは五条の美しさが目立つ場面でもあり、人気が高いです…!
五条「でも呪術師はあくまで個人競技」
伏黒「他の術死との連携は大切でしょ」
五条「まぁね でも周りに見方が何人いようと」
五条「死ぬときは 独りだよ」
強いのに人に大切なことを教えるのがうまいよね…!
「まぁ 大丈夫でしょ 俺達最強だし」
五条 悟と夏油 傑が呪術高専2年の時、星漿体である天内理子の護衛勤務を任されたとき、五条が放った言葉です。
呪詛師集団と宗教団体 盤星教「時の器の会」から天内理子を守るという重責を担っても、五条は余裕でした。
この後、任務は失敗、それにより夏油は非術師をこの世から抹殺するという思考を持つようになります。
俺たち最強といっていた親友を殺すことになるとは、この時の五条は微塵にも思っていなかったはず。
五条「呪詛師集団の「Q」は分かるけど 盤星教の方はなんで少女(ガキんちょ)を殺したいわけ?」
夏油「崇拝しているのは純粋な天元様だ 星漿体・・・つまりは不純物が混ざるのが許せないのさ」
夏油「だが 盤星教は秘術師の集団だ 特段気にする必要はない 警戒すべきはやはり「Q」!!」
五条「まぁ大丈夫でしょ 俺達最強だし」
五条悟にとって夏油傑は大切な親友です。
そんな夏油傑が離反した理由や現在アニメで登場している夏油とは何者なのかを解説しているので、そちらも合わせてご覧ください。
「桃鉄99年やった時の方がしんどかったわ それに オマエもいる」
五条が呪術高専自体の話。星漿体である天内理子の世話役をしていた黒井 美里が拉致され、取引場所を沖縄に指定してきました。
五条と夏油、天内は黒井を取り返してから沖縄で観光することになりました。
帰る時間になっても帰りたくなさそうな理子を見て五条は「戻るのは明日の朝にしよう」といいます。
五条は東京よりも沖縄の方が呪詛人(五条いわく じゅそんちゅ)の数が少ないなど利点が多いと考えたようです。
しかし夏油は五条が昨日からずっと術式を解いておらず睡眠もとっていないことを心配し、東京に戻る方がいいのでは?と考えます。
そこで語った、夏油を信頼しきっている五条の言葉です。
五条「傑 戻るのは明日の朝にしよう」
夏油「・・・だが」
五条「天気も安定してんだろ それに 東京より沖縄の方が呪詛人(じゅそんちゅ)の数は少ない」
五条「飛行(フライト)中に天内の賞金期限が切れた方がいいっしょ」
夏油「悟 昨日から術式を解いてないな」
夏油「睡眠もだ 今晩も寝るつもりないだろ 本当に高専に戻らなくて大丈夫か?」
五条「問題ねぇよ 桃鉄99年やった時の方がしんどかったわ それに オマエもいる」
「最強」と言われ続け、誰にも負けないくらいの強さを持っている五条悟が、唯一親友として認めた夏油との友情が熱いね…!
「あ゙ー? そうか?そうだな そーかもなぁ!!」
伏黒甚爾に一度は殺されかけた(反転術式で殺されなかった)五条は、天内理子を殺した甚爾の前に現れます。
死にかけたことで呪力の核心をつかんだ五条は、この時覚醒したといってもいいと思います。
反転術式もこの時初めてできたといっていますし、反転術式により生まれた正の力を自ら持っている無下限術式に流し込んだ術式反転「赫」を繰り出すことにも成功。
無下限術式は攻撃が自分に当らないよう、自分の周囲に無限を作るのがニュートラルです。
それを引き寄せる力として使うのが「蒼」、はじく力が「赫」。
しかしこれらについては元禪院家の人間、禪院家で生まれた甚爾は理解していました。
そのため、違和感がありながらも問題なく返せると思っていたのですね。
ですが五条はその上を行きます。無下限呪術「赫」「蒼」のことは知っていても、五条家のごく一部の人間しか知らない「虚式 茈」は甚爾も理解していませんでした。
順転と反転の、それぞれの無限を衝突して作られる仮想の質量を押し出す攻撃「茈」を繰り出せたのも、甚爾に殺されかけたからでした。
五条が覚醒したとき、ハイな状態で放った言葉です。
五条「だが死に際で摑んだ 呪力の核心!!」
五条「オマエの敗因は俺を首チョンパしなかったことと 頭をブッ刺すのにあの呪具を使わなかったこと」
甚爾「・・・敗因?」
甚爾「勝負はこれからだろ」
五条「あ゙ー? そうか?そうだな そーかもなぁ!!」
伏黒恵の父であり、ファンからはパパ黒と呼ばれて伏黒甚爾ですが、実は女性人気も高くかっこいいと評判です。
そんなパパ黒の強さやプロヒモのクズエピソードをまとめた記事を別途用意していますので、そちらも合わせてご覧下さい。
「コイツら 殺すか? 今の俺なら多分何も感じない」
甚爾を倒し理子の遺体を抱き歩いている五条に、非術師(人間たち)がみな拍手を贈っている異常な世界。
星漿体はただ一人と考えている宗教団体にとって、理子の死はおめでたいことだったのです。
理子の遺体を抱き表情なく歩いている五条の元に夏油が到着。
五条のあまりの変わりように(覚醒したこともあり多分とんでもない呪力を感じていたのだと思います)驚く夏油に五条が静かに話しました。
人の命が失われたところでニコニコを拍手を続ける人たち。
夏油にとっても、非術師(人間たち)をみんな殺せば呪霊なんて生まれないという考えてに至る、きっかけとなった出来事でした。
五条「遅かったな 傑 いや 早い方か」
五条「都内にいくつ盤星教の施設があるって話だもんな」
夏油「悟・・・だよな?」(何があった・・・!?)
五条「硝子には会えたんだな」
夏油「あぁ治してもらった 私は問題ない」
夏油「いや 私に問題がなくても仕方ないな」
五条「俺がしくった オマエは悪くない」
夏油「・・・戻ろう」
五条「傑 コイツら 殺すか? 今の俺なら 多分何も感じない」
五条は基本的には非術師を守る側なのに、そう思ってしまうほどの醜悪さだったんだね…。
「俺が救えるのは 他人に救われる準備がある奴だけだ」
星漿体の事件後、五条、夏油呪術高専3年になってから、夏油が任務に行った先で村人112名を殺す事件が起きました。
残穢(ざんえ)から夏油傑の操術で殺されたことがわかり、死刑対象となります。
新宿で夏油にばったり会った硝子は五条に連絡し、五条は新宿に駆け付けます。
非術師を殺し術師だけの世界を作るという夏油の話を聞き、夏油を殺そうとする五条に夏油は殺したければ殺せと言います。結局五条は夏油を殺せず、当時担任だった夜蛾 正道と話をしています。その時の会話の中の名言です。
五条達呪術師は、呪霊から人を救うために、また呪霊自身を解呪し救うために戦っています。
しかし、救ってほしいと思っていない人は救えないのです。
五条は親友である夏油が深く悩んでいたことを知らずにいたこと、またそこに自分自身がかかわっていたことを知り、非術師を皆殺しにするという生き方を選択「させてしまった」ことを後悔していたのではないかと思います。
夜蛾「何故追わなかった」
五条「・・・それ・・・聞きます?」
夜蛾「・・・いやいい 悪かった」
五条「先生 俺強いよね?」
夜蛾「あぁ 生意気にもな」
五条「でも 俺だけ強くても駄目らしいよ」
五条「俺が救えるのは 他人に救われる準備がある奴だけだ」
唯一の親友を失ってわかることもあるんだね…。
「強くなってよ 僕に置いて行かれないくらい」
星漿体の事件の際、甚爾が死ぬ前に「23年もしたら俺の子供(ガキ)が禪院家に売られる 好きにしろ」と五条に告げました。
五条は甚爾の息子「伏黒恵」の元へ行き、甚爾のこと、禪院家のことなど説明すると、恵は父親のことなんてどうでもいいし、姉(血のつながりはない)の津美紀の母も帰っていないといいます。
五条は禪院家に行きたいか、それともあとは任せてくれるか問うと、恵は禪院家にいって姉が幸せになれるのかどうか聞いてきました。五条が100%とないと説明し、将来呪術高専に通わせることをここで決めたようですね。
その時、小学生だった恵に行った言葉が描かれています。呪術高専で居眠りしながらぼんやり思い出していたのか、それとも夢見ていたのかわかりませんが、高校生になり強くなった恵や虎杖、釘崎を見てほほ笑む五条の顔が何とも言えません。
五条「君はどうしたい?禪院家に行きたい?」
恵「津美紀はどうなる?そこに行けば津美紀は幸せになれるのか?それ次第だ」
五条「ない 100%(ひゃくパー)ない それは断言できる」
五条「クックッ」
五条「オッケー 後は任せなさい」
五条「でも恵君には多少 無理してもらうかも 頑張ってね」
五条「強くなってよ 僕に置いていかれないくらい」
伏黒恵は、五条悟を唯一倒せるかもしれない可能性を持つ術師です。
偽夏油でさえ封印を選んだ五条悟を倒せるかもしれない、その術式や強さ、そして五条悟に引き取られた過去について別記事で解説しているので、そちらも合わせてご覧ください。
「違ぇよ ハゲ この程度で僕に勝てると覆ってる脳みそに驚いたって言ってんだよ」
漏瑚や花御が人を襲い、五条の気が向くように仕向けているときに発したセリフです。
逃げるなと言いながら漏瑚が人間の頭をパキッととると、そこで五条が目を隠している黒い布を取ります。
そして漏瑚を見下しながら放った言葉は実に五条らしい言葉です。
漏瑚「逃げるなと 言ったハズだぞ」
漏瑚「こうでもせんと分からんか?」
五条「・・・正直驚いたよ」
漏瑚「なんだ?言い訳か?」
五条「違ぇよハゲ この程度で僕に勝てると思ってる脳みそに驚いたって言ってんだよ」
呪術廻戦のなかでも、五条悟の攻撃を受けて生き残った呪霊は漏瑚と花御だけではないでしょうか?特に、体の半分を持っていかれて尚生きていた花御は間違いなく強いです。その技などの術式や最期についても別記事で解説しています。
「でも 一人は寂しいよ」
『呪術廻戦 0巻』で乙骨憂太と初めて会い話したときに乙骨に向けて言った言葉です。
いじめっ子であっても自分の意思とは関係なく特級過呪怨霊里香ちゃんが痛めつけてしまう、そんな状態で外にはいけない、そう思っていた乙骨憂太は、どこにも行きたくないと思っていました。
そんな思いでいた乙骨に力の使い方を学ぶようにと教えたのが五条です。
五条「暗いね 今日から新しい学校だよ?」
乙骨「行きません」
乙骨「もう誰も傷つけたくありません。だからもう外には出ません」
五条「でも 一人は寂しいよ」
乙骨憂太は、術師として破格の力を持つ「特級」術師の一人です。
五条悟は勿論のこと、高い力を持つ乙骨憂太は五条悟との関係性も深いです。
詳細は別記事で解説していますのでぜひ、ご覧ください。
五条も、一人じゃ寂しいって思うようなことがあったんだろうね…。夏油が離反したからか…それとも五条家で、そう思ったのかな?
「これは持論だけどね 愛ほど歪んだ呪いはないよ」
乙骨憂太が初めて折本里香を呼び出し呪霊を解呪し、禪院真希と被害にあった子供たちを助けたとき、折本里香が自分を呪っているのではなく、自分が折本理解を呪っているのではないか?と気が付きます。折本里香を呼び出すとき、里香からもらった指輪を使いましたが、それで当時のやり取りを思い出したのです。
大人になったら結婚するのと言われた憂太は里香ちゃんに「じゃあ僕らはずーっとずーっといっしょだね」と言っていました。ただ一般の人がこれを言ったからと言って、いくら思い入れが強くてもそれが呪いになると思えません。
後から明かされていますが、実は乙骨憂太の祖先が三大怨霊の一人「菅原道真」だったことで、この呪いが完成してしまったようです。
五条のこの言葉を聞いて乙骨憂太は、呪術高専で里香ちゃんの呪いを解くと誓いました。
乙骨「里香ちゃんが僕に呪いをかけたんじゃなくて 僕が里香ちゃんに呪いをかけたのかもしれません」
五条「これは持論だけどね 愛ほど歪んだ呪いはないよ」
乙骨「先生 僕は呪術高専で里香ちゃんの呪いを解きます」
乙骨憂太と折本里香の関係性を調べたのは五条悟です。
特級過呪怨霊であった里香ちゃんが無事に解呪できたのは乙骨憂太の活躍は勿論ですが、それに導いた五条悟の助言あってこそでしょう。五条悟とゆかりもある折本里香については別記事で解説していますので、そちらも合わせてご覧ください。
「傑 …」
五条と夏油は呪術高専時代、自他ともに認める親友であり、「俺たち最強だから」といえる仲間でした。
しかし星漿体の一件から夏油が非術師を守ることに疑問を感じ始め、最終的に非術師をすべて殺すという決意をします。それから、夏油は呪術高専、五条の敵となってしまったのです。
乙骨憂太に敗れた夏油のもとに五条がやってきます。
夏油はここに五条が来ることを予想しており、「遅かったじゃないか」と言っていますし、五条も狗巻やパンダを乙骨の元に送り込んだ時、夏油が若い術師を理由もなく殺さないと「信頼」していました。
夏油と五条は敵同士となりながらも、根っこの部分ではつながっていたのだろうと思います。
五条が夏油を殺す前の会話は五条と夏油らしさがあり、またこのやり取りがあって死んだのにその体を乗っ取り暗躍する偽夏油が、より禍々しい悪に見えてきます。
最後の五条の言葉は『呪術廻戦』の作者がキャラブックの中で「0巻」で言っていると答えています。
なるほど、そういうことですね。
五条「そこは信用した オマエの様な主義の人間は若い術死を理由もなく殺さないと」
夏油「クックツクツ 信用か」
夏油「コレ 返しといてくれ」
五条「小学校もオマエの仕業だったのか!!」
夏油「まぁね」
五条「呆れた奴だ」
五条「・・・何か言い残すことはあるか」
夏油「誰が何と言おうと非術師(さるたち)は嫌いだ でも別に高専の連中まで憎かったわけじゃない」
夏油「ただこの世界では 私は心の底から笑えなかった」
五条「傑 ・・・」
夏油「・・・はっ 最後くらい呪いの言葉を吐けよ」
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まとめ
五条はその言動が軽薄なとところもありますが、こうして『呪術廻戦』の中の言葉をおっていくと、本当に素敵な人だなと感じます。
生まれながらにして人に、世界に影響を与えてしまう存在でいることって、想像すらできませんが、五条 悟だからこそ、生まれ持っての大きな試練も笑い飛ばしながら背負いきってしまうと思います。
五条悟の名言、名セリフを読んでもう一度『呪術廻戦』の面白さをかみしめてほしいですね。
五条悟は獄門疆(ごくもんきょう)に捕らわれています。「最強」の五条悟が封じ込められた獄門疆について別記事で解説していますので、そちらも合わせてご覧ください。
また、呪術廻戦の名言は他にもたくさんあります。
キャラごとにまとめていますので、そちらも合わせてご覧ください。
- 虎杖悠仁の名言・名セリフ集
- 五条悟の名言・名セリフ集
- 釘崎野薔薇の名言・名セリフ集
- 両面宿儺の名言・名セリフ集
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