『呪術廻戦』に出てくる「釘崎 野薔薇」は『呪術廻戦」本編で、東京都立呪術高等専門学校(以下 呪術高専)東京校で主人公である「虎杖 悠仁」「伏黒 恵」と同じ1年として登場します。
もちろん呪力があるから呪術高専に入れたのですが、彼女は「田舎が嫌いで東京に暮らしたかった」「金銭的なことを気にせず暮らしたかった(呪術高専では呪霊の解呪を行うため、給料が支払われます)」という理由で、呪術高専に来ました。
流行ものが好きで人を煽るようなところがありますが、彼女は人の気持ちを思いやることができる人ですし、友達思いな女性です。そんな「釘崎 野薔薇」の名言・名セリフを紹介します。
ネタバレに気を付けてね。
目次
釘崎 野薔薇の名言・名セリフ
釘崎野薔薇は流行りものが好きで(ちょっとズレていますが)都会に憧れているちょっと気の強い女の子です。しかし、時折確信をついた心揺さぶられるようなセリフを発します。
虎杖、伏黒と一緒にいるときにも、イケメン兄貴ヒロインぶりを発揮しています。
釘崎野薔薇は2021年7月現在で、生死が不明となっていますが…野薔薇が今後どうなっていくのかなどは、『釘崎野薔薇の能力・術式・領域展開 | 目が重症で死亡?生きてる?』で解説していますので、そちらも合わせてご覧ください。
「掛けられるわ 私が私であるためだもの」
虎杖と初めて呪霊を解呪にいったとき、伏黒の心配をよそに虎杖と2人でしっかり解呪した野薔薇。この戦いは野薔薇に対し五条が「呪術師」としてやっていけるかどうか試した戦いでした。
虎杖にどうして呪術高専にきたのか問われた野薔薇は「田舎が嫌で東京に住みたかったから」といいましたが、これに対し虎杖は、そんな理由で命懸けられるのか?と聞きます。
そこで野薔薇が虎杖に言った、実にイケメン兄貴 野薔薇らしい言葉です。
虎杖「俺もしこたま聞かれたけどさ オマエなんで呪術高専来たんだよ」
野薔薇「田舎が嫌で東京に住みたかったから」
野薔薇「お金のこと気にせず上京するにはこうするしかなかったの」
虎杖「そんな理由で命懸けられんの?」
野薔薇「懸けられるわ 私が私であるためだもの」
「そんな男が死んで泣き喚く程 チョロい女じゃないのよ」
受刑在院者第二宿舎に残された在院者を救うため、受胎が現れた宿舎に向かった虎杖、伏黒、釘崎。
受胎が変態を遂げたら特級に相当する呪霊になるかもしれないという可能性はあったものの、本当に特級仮想呪霊になることはないだろうと送り込まれた3人ですが、結果的に出てきたのは特級でした。
野薔薇はその場から移動させられ呪いに囲まれます。
虎杖が特級とやりあっている間、伏黒に助けられた野薔薇。
最終的に虎杖は特級仮想呪霊を面白がりながら殺した宿儺に心臓をもぎ取られ死亡します。
虎杖の最後の言葉「長生きしろよ」という言葉を伝達された野薔薇が言ったセリフです。
まだあって2週間程度の男が死んでも泣かないと言っていながら、伏黒から顔を背け口をへの字に曲げていた野薔薇は、正面から見たらきっと涙をこぼしていたのではないかと思います。
野薔薇「長生きしろよって・・・」
野薔薇「自分が死んでりゃ世話ないわよ」
野薔薇「・・・アンタ仲間が死ぬの初めて?」
伏黒「同級生(タメ)は初めてだ」
野薔薇「ふーん その割には平気そうね」
伏黒「・・・オマエもな」
野薔薇「当然でしょ 会って2週間やそこらよ」
野薔薇「そんな男が死んで泣き喚く程 チョロい女じゃないのよ」
「私だって殺す気でやるし 特にアイツ 真依とかいう真希さんの出涸らし」
およそ人を尊敬しないような今どきの若い子というイメージの野薔薇ですが、呪術高専で尊敬している先輩の禪院真希に対しては従順です。そんな真希を「落ちこぼれ」呼ばわりする真依のこと表現したセリフです。
京都校の西宮桃は真依の本当の気持ちや立場を理解しており、この野薔薇のセリフに初めて怒りの表情を見せました。
野薔薇「ねぇアンタそっちの学長(ジジィ)から虎杖殺すよう言われたでしょ」
桃「え・・・何ソレ」
野薔薇「別に隠さなくても良いのよ」
野薔薇「私だって殺す気でやるし 特にアイツ 真依とかいう真希さんの出涸らし」
桃「はぁ?」
「テメェらこそ これから呪おうとしてるバカがどんな人間か 少しは考えたことがあんのかよ」
真依の生い立ち、運命を理解しその苦労を近くで感じてきた桃は、野薔薇に対して真依の気持ちを少しでも理解しろといいます。
しかし、野薔薇は双子で生まれ同じもちろん真希と同じ生い立ちを持つ真依であってもその心根が気に入らないと言い切りました。
桃「私達が当然のように享受している環境を手にするのに 真依ちゃん達がどれだけ苦労しているか 虎杖君(呪い)を仲間だと勘違いできる頭でよく考えたら?」
野薔薇「うるせぇよ」
野薔薇「不幸なら何しても許されんのかよ じゃあ何か?逆に恵まれた人間が後ろ指さされりゃ満足か?」
野薔薇「どんな生い立ちだろうと私はアイツが気に食わねぇ」
野薔薇「同じ生い立ちでも 私は真希さんが大好きだ」
「私との相性は 最悪だよ!!」
壊相、血塗と戦っている中で、共鳴りを発動させる際のセリフです。野薔薇の表情の中でもこれでもか!!というくらい「どや顔」をしています。
野薔薇の芻霊呪法(すううれいじゅほう)と壊相の蝕爛腐術(しょくらんふじゅつ)朽(きゅう)は、壊相にとって最悪の相性でした。
壊相「辛いようでしたら 今すぐ殺して差し上げましょうか?」
野薔薇「クックックッ」
野薔薇「当たれば勝ちの術式 強いなオマエら」
野薔薇「でも残念 私との相性 最悪だよ!!」
「そっか じゃあ 共犯ね 私達」
血塗と壊相を倒しても、血塗と壊相の肉体は消えませんでした。
肉体が存在したということは呪霊ではなく、呪詛師だったことを意味します。
つまり、虎杖と野薔薇は人間を殺してしまったのですね。
虎杖は以前、呪詛師を殺してしまったことがありましたが、野薔薇は初めてです。
壊相は血塗が死んだとき涙をこぼしました。虎杖はその涙をみて心があったんだと理解したのでしょう。その命を奪ったのは紛れもなく虎杖と野薔薇でした。
野薔薇「そっか」
虎杖「俺は自分が・・・釘崎が助かって・・・生きてて嬉しい ホッとしてる」
虎杖「それでも俺が殺した命の中に 涙はあったんだなって・・・それだけ」
虎杖「・・・そっか じゃあ 共犯ね 私達」
「それでも アイツらが戦っているのに 一人だけ帰るなんて私にはできない」
渋谷事変で七海から新田を連れて逃げろと言われたのに、戦いに戻る際、新田に行ったセリフです。
七海はこれから先の戦いが、七海ですら最も下の階級となる、だからこそ野薔薇を逃がしました。
しかし、野薔薇にとっては、一緒に命を張ってきた人たちが戦っているのに、そこから帰るなんてできなかったのです。
新田「ダメっすよ 釘崎さん・・・!! 七海さんも言ってたでしょ?」
新田「それに・・・家入さんのことを黙ってたのは」
野薔薇「私がこういう無茶に出るのを防ぐためでしょ 救急隊員の到着が遅かったのも多分そのため」
野薔薇「それでも アイツらが戦ってるに 一人だけ帰るなんて私にはできない」
「虎杖 皆に伝えて 悪くなかった!!」
虎杖とともに真人と戦っている中、真人に触られ瀕死の重傷を負う瞬間、虎杖に伝えた言葉です。
分身を使い虎杖、野薔薇をかく乱した真人は素手で野薔薇の頬に触れました。
これにより野薔薇の頬は内側からはじけるように吹き飛び、野薔薇は五条、虎杖、伏黒、真希、狗巻、パンダを思い、また野薔薇が大嫌いだった田舎で別れた幼馴染を思いながら倒れました。
野薔薇「・・・っていうわけでもなかったかなぁ」
野薔薇「ゴメンね ふみ 約束守れなくて」
野薔薇「虎杖 皆に伝えて 悪くなかった!!」
野薔薇が今後どうなっていくのかなどは、『釘崎野薔薇の能力・術式・領域展開 | 目が重症で死亡?生きてる?』で解説していますので、そちらも合わせてご覧ください。
「アンタたち優しすぎるのよ。呪術師のくせに」
呪術廻戦の小説版『夜明けのいばら道』の「野薔薇と棘」にて、虎杖死亡後、交流会に向けて訓練中の釘崎野薔薇と2年の狗巻棘は一緒に戦うこととなります。
棘のターゲットである呪詛師(鶴瓶たち)が野薔薇を狙ったことで、2人で任務をこなしていくストーリーになっています。
会話でお互いの距離感を掴むタイプの野薔薇に対し、棘はおにぎりの具で会話を絞っていることから野薔薇の得意なコミュニケーションの形に持っていけないことから苦手意識を持っていました。
そんな語彙を絞っている棘の言葉から優しさを感じ取ったため、野薔薇が棘に対する印象をガラリと変えたシーンのセリフです。
狗巻「ーー”ころ す な”」
鶴瓶「あああ、ふああああっ、アッ!」
狗巻「………おかか……」
野薔薇「……あのね」
野薔薇「アンタたち優しすぎるのよ。呪術師のくせいに」
まとめ
呪術廻戦に出てくるキャラクターは、それぞれが何かしらを背負っていますが、野薔薇は何かを背負っているというよりも、自分自身がどうあるべきなのか、自分に恥じない生き方ができるのか、これを指針として生きているように思います。
自分に責任をもって生きているから、野薔薇はかっこよく凛としていてぶれないのでしょう。池崎野薔薇の放つ言葉は人に対する思いやりと、自分に対する厳しさがあふれています。
今回は呪術廻戦のイケメン兄貴キャラ「池崎 野薔薇」の名言をお届けしました。
また、呪術廻戦の名言は他にもたくさんあります。
キャラごとにまとめていますので、そちらも合わせてご覧ください。
- 虎杖悠仁の名言・名セリフ集
- 五条悟の名言・名セリフ集
- 釘崎野薔薇の名言・名セリフ集
- 両面宿儺の名言・名セリフ集
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