マンガでもアニメでも人気の『呪術廻戦』に出てくる狗巻棘は、語彙が「おにぎりの具」だけです。
なぜ狗巻はおにぎりの具材しか話をしないのか、また口元や舌にある模様は何か?など紹介します。
狗巻棘が喋れない理由を解説

出典:Twitter
狗巻棘は、狗巻家相伝の高等術式である「呪言」を扱います。
言霊を増幅させ言葉を発し、聞いた相手はその通りの行動をとります。狗巻が「止まれ」といえば強制的に止まるしかなく、「爆ぜろ」といわれたら自ら爆発するのです。
この術式は拡声器に乗せることや、携帯電話などを通すこともできます。
『呪術高専』0巻で乙骨が呪術高専に転入してきたとき、すでに狗巻は2級呪術師だったことを見ても、非常に有用な能力といえます。
狗巻棘の術式「呪言」については、『狗巻棘はかわいい人気キャラ|術式や領域展開・おにぎりの具で話す理由をネタバレ考察』で解説しているため、合わせたご覧ください。

術式「呪言」のせいで喋れない
言葉を発することで相手を服従させてしまうような力なだけに、生まれたときからこの力がある狗巻は幼いころから苦労したようです。
呪力や術式などを理解できない幼い頃には、人と話をしただけで呪いにかけてしまうこともあり、話をしなくなりました。自分が話をすることで相手を傷つけてしまう可能性があるためです。
強力な術式であり、言葉によっては格下相手につかっても声が枯れます。
相手が自分よりも格上なら、ただ止まれというだけでも吐血することもあり、相手によってはかけた呪言が自分に返ってくることもあるため、自分自身のためにも気軽には喋れない現状です。

呪言の暴発で、周囲の人たちに危害を加えないために、狗巻は特有の単語以外話をしなくなったのかもね。
狗巻棘の日常生活は?日常会話はどうしている?
狗巻棘のおにぎり語の意味
おかか:否定 酷いぞ! ずるいぞ!など…
しゃけ:肯定 同意など…
ツナマヨ(1番好きな具):大切なときに使う?ツナ、単品でも使う。
明太子:気合いを入れるとき
こんぶ:???
高菜:任せろ
すじこ:調子に乗ってるとき
いくら(レア):↑#狗巻棘 #呪術廻戦 pic.twitter.com/liTv52gv5P— @しろろ (@Shiro1431) December 3, 2020
狗巻は、呪術高専のパンダ、禪院真希、そして乙骨憂太と同級生です。
人と接する以上、何等かのコミュニケーション手段が必要ですが、狗巻の場合「おにぎり語」で話をします。
普段から狗巻と一緒にいるパンダや真希とも、日常会話はおにぎり語です。
会話はおにぎりの具で行う
棘くんのおにぎり語
意味わかると面白いしゃけ→肯定
おかか→否定
ツナ→相づち、ちょっと引いた時
ツナマヨ→提案
昆布→警戒
高菜→任せて
すじこ→ドヤッ、ちょっと驚く
イクラと明太子→自分を鼓舞する言葉、話題を変える言葉まだまだあるらしいけど、知ってふと面白いね
#狗巻棘— MaCo (@maco_applejuice) June 14, 2021
呪術高専の東京校、京都校の姉妹交流戦の時、伏黒が狗巻の言葉を理解していることに驚いた加茂憲紀は「君は彼が何を言っているのかわかるのか?」とびっくりしていました。
狗巻の日常会話はすべて「しゃけ」「いくら」「ツナマヨ」「おかか」など、おにぎりの具です。
狗巻が会話するシーンの前後を見たり、ジェスチャー(おにぎりの具を言いながらそれらしいジェスチャーをしてくれる)をしたり、そういったところを見て、大体どういう意味なのか分かってきます。
会話で使っているおにぎりの具の種類・意味一覧
意味 | |
シャケ | 肯定、同意、理解 |
おかか | 否定、抗議 |
高菜 | 心配、任せろ |
すじこ | 意見、呆れ |
ツナ | 呼びかけ、不快 |
ツナマヨ | 提案、賛同 |
昆布 | 不安、心配 |
明太子 | OK、呼びかけ、その他 |
いくら | その他 |
狗巻が会話で使っているおにぎりの具の種類は、現時点で上記の9種類です。会話の雰囲気から具体的な意味が分かります。
ちなみに、意味として原作者が明言しているのは、「シャケ」と「おかか」の2種類のみ。他は会話の流れから読み取れたもので、正確な意味は謎のままです。
いくらや明太子に関しては、具体的な意味が未だに判明していません。
おにぎりの具でも「梅」がない理由を考察
ところで狗巻先輩のおにぎり語で「梅(うめ)」がないのは、「うめ」が日本語で、動詞の命令形(例「産め」)にもなりえるから、という仮説を立てているんだけどこの理解合ってる?|『呪術廻戦』狗巻棘、9つの「おにぎり語録」 しゃけは肯定、おかかは否定、他の具は?https://t.co/uRdXAGodX3
— Kimi Ishida (@kimi_lab) August 9, 2021
最近呪術廻戦はまってるんだけど、狗巻先輩のおにぎり語に梅がないのは「産め」とかになるからかなーとか、しゃけなのはさけだと「裂け」になるからかなーと考察するのにはまりまくっておる。#呪術廻戦 #狗巻棘
— 篶華(すずか) (@suzudabada) January 11, 2021
おにぎりといえば、「梅」も定番ですよね。しかし、不思議なことに、狗巻のおにぎり語では「梅」が出てきません。
おにぎりの中で人気のエビマヨなども出てきませんが、梅はおにぎりの定番中の定番です。
シャケやおかか、めんたいこ、それにいくらだって出てくるのに、「梅」が出ない理由は「うめ」という言葉の音が原因ではないでしょか?
- 埋め
- 膿め
- 倦め(飽きるとか退屈するとか 嫌になる 疲れるなど)
- 産め
- 績め
「うめ」という言葉を調べてみると、同音異義語が多々にあります。
狗巻が梅干しの「梅」といったとしてもそれが「埋め」と変換され、どこか埋まってしまうかもしれないですし、「倦め」となってしまったら友達に嫌がられるかもしれません。
そういえば、狗巻は「鮭」のことを「しゃけ」といっていますよね。「鮭」だと「裂け る」にかかってしまうからかもしれませね。
鮭のようにほかのいい方に言い換えることができる音なら、おにぎり語の語彙に「梅」も入ったかもしれません。
呪術師以外にもおにぎり語を使う
呪術廻戦の小説版「いばらの道」では、狗巻棘と害億人観光客が話しているシーンがあります。
英語で「渋谷109」に行きたいとつげ、片言の日本度で懸命に狗巻に道を聞いている外国人に対し「しゃけ、すじこ、こんぶ、おかか」で返しているため、外国人観光客は混乱必死です。
「Ah……ワタシ、行キタイ。イチマルキュー。Please.OK?」
「しゃけ」
「Shake?」
「…サーモン」
コメント