『呪術廻戦』でそのクズっぷりがひどすぎるといわれている「禪院直哉(ぜんいん なおや)」は、呪術界御三家「禪院家」の第26代当主・禪院直毘人の息子です。
登場した16巻では、性格の悪さをいかんなく発揮していました。
禪院 直哉の強さ、術式、領域展開について、またそのくずっぷりも解説します。
アニメ派の方はネタバレ注意だよ♪
目次
禪院直哉(ぜんいん なおや)とは
呪術界御三家 禪院家第26代当主「禪院直毘人」の息子であり、東京都立呪術高等専門学校(以下呪術高専)東京校の禪院真希、京都校の禪院真依、伏黒恵の父「甚爾」とはいとこにあたります。
当主の息子ですから、当然次期当主候補でした。
禪院家の中でも当主の息子であり、直毘人の遺書による波乱がなければ、当主になることについて周囲は疑問を持っていなかった(性格に難があることを除き)のですから、相当な実力者です。
直哉のシーンを見たい方は、16巻と17巻を見れば十分性格や立場も大体わかるよ。
禪院直哉のプロフィール
年 齢 | 27歳 |
等 級 | 特別一級術師 |
所 属 | 禪院家 |
身 長 | 不明 |
禪院 直哉は作品のフリースペースに五条の1個下と書かれているため、年齢は27歳と思われます。
階級の特別1級術師の特別には深い意味がなく、呪術高専関係者以外だから特別が付いているようです。
同じように父親の直毘人、直毘人の兄弟で真希、真依の父親の扇、さらにもう1人の兄弟の息子であり甚爾の兄弟 甚壱も特別1級術師となっています。
禪院直哉の声優さんを予想
呪術本誌みて、禪院直哉から遊佐の声しか聴こえん…って思ったらみんな思うこと同じだったよねwwwww pic.twitter.com/Kau0ta66jE
— 七星 (@krb7x1010) February 14, 2021
テレビアニメ『呪術廻戦』に登場していないのですが、直哉は真希の覚醒にも大きくかかわる人間なので、この先登場してくる可能性があります。
その際、誰が直哉を演じるのか、『呪術廻戦』のファンならあの人にやってほしい!と希望を持つ方もいるでしょう。
ファンの皆さんの意見を見てみると、『呪術廻戦』の作者「芥見下々」先生は、マンガ「BLEACH」のファンであることを公言されています。
そのため、禪院直哉の声優さんはBLEACHで市丸 ギンを演じた遊佐浩二さんでは?との声が高いです。
遊佐さんの代表作(キャラクター名) ・BLEACH (市丸 ギン) ・鬼灯の冷徹 (白澤) ・黒執事 (ラウ) ・弱虫ペダル (御堂筋 翔)
京都弁なら遊佐 浩二さん!ってイメージついる方も多いんじゃないかな?
禪院直哉の強さは?特別一級術師の実力
性格がクズ過ぎる…と、真希・真依の父親、扇とともに『呪術廻戦』の中でもかなりの嫌われっぷりですが、呪術師としての実力はかなりのものです。
禪院家の扇、甚壱に失礼なことを言ったとき、切りかかってきた2人に動じることもなく、「パパが峠を彷徨ってんねんで 堪忍したってや」と馬鹿にしたような発言をしています。
呪術廻戦の中でも1級といえば憂憂・七海・東堂・夜蛾など、実力者ぞろいです。同じ1級を持つ直哉は相当な強さでしょう。
武器が嫌いでも隠し持つ
「禪院直毘人が亡くなり、その遺書になんらかの理由で五条悟が死亡、意思能力をなくした場合、伏黒甚爾との誓約状の内容を実行、彼の息子伏黒恵を禪院家に迎え当主に置くこと」と書いてあることを聞き、恵を殺しに行きます。
虎杖(宿儺)と一緒にいるはずの恵を追い、虎杖のところへ。
そこには脹相もいて、また虎杖の死刑執行人である乙骨も登場し、乙骨対虎杖、脹相対直哉の戦いが始まります。
直哉は、このとき脹相に術師が得物(武器のこと)持ち歩くことをダサいと思っているといっています。
しかし実際には、隠し持っていた短剣を使って脹相を刺すのですから、ここでもクズっぷりを発揮していますね。
人に執着しがち?生き汚なさは脅威
直哉は、呪力を持たない人間は人間ではないと思っています。
そのため、真希や真依が禪院家にいたとき、雑魚・出来損ないと馬鹿にしつくしていました。しかし、その呪力を真希や真依よりも持っていない伏黒甚爾には強い憧れがあるようです。
真希が覚醒した後、直哉以外の禪院家戦闘部隊を全滅させ、最後に残った直哉が真希と戦っているとき、真希に対して「お前は甚爾君やない」と心の中で強く強く思っていました。
真希の父親である扇や蘭太(禪院家精鋭部隊「炳」所属の呪術師)は、覚醒した真依に甚爾を重ねていましたが、直哉は強く否定していたのです。
五条以外、甚爾のことを理解している奴はいないと思うあたり、直哉は甚爾について特別な感情、執着があったのだと思います。以前も直毘人が危篤の時、甚壱に対し甚爾くんと顔が逆ならよかったのになども言っていましたね。
「呪力を持たない人間は人間じゃない」と言っておきながら全く呪力を持っていない甚爾に執着し尊敬しているところなど、やはり直哉は歪んでいますね。
ただ、恵が当主に…という直毘人の遺言を聞いて即座に恵を殺しに行ったところや、虎杖を殺すけど上にはしばらく黙っていてと乙骨に願い出るなど、直哉の「生き汚さ」が目に余ります。
覚醒し禪院家のものを殺しまくった真希に「人の心はないんか」など、よく言えたものです。
直哉の場合、禪院家の他党首候補と同じ境遇だったにもかかわらず、協力を一切使用としなかったあたり、自分がいかに嫌われているのかわかっているのかもね。
禪院直哉の術式・領域展開・能力を紹介
禪院 直哉は禪院家の中でも特に歪んだ性格だし、クズで、どうしようもない人間だと思います。
しかし、腐っても禪院家。
持っている術式も強さも一流です。
禪院直哉の術式は禪院家相伝「投射呪法(とうしゃじゅほう)」
直哉の術式は禪院家相伝の「投射呪法」です。
自らの視界を画角にして、頭の中に1秒間の動きを24の瞬間に分割したイメージ」を作っておいて、それを自分の体でトレースします。
動きそのものを作ることができればトレースは勝手に終わりますが、動きを作れなかった、成功しても物理的な法則を無視した動きになった場合、1秒間全く動けないというリスクが生まれます。
簡単に説明すると、「決めた通りにしか動けないけど、自分がイメージしたとおりに動ければ超スピードで動ける」という術式ですね。
これは触れた相手にも強制されるので、投射術式中に相手に触れて、実際にイメージした動きを「しなければ」1秒間フリーズ状態となります。
デメリットは、あらかじめ作った動きは途中で変えることができない点、さらに過度に物理的な法則を超えた動きはできず、無理にやろうとすれば自分がフリーズする点です。
父親の直毘人、そして直哉は頭の中でコマ描写する天才であり、投射呪法を極めた使い手でした。
投射呪法は相伝ですが、歴史の浅い術式でした。相伝となったのは父親である直毘人が投手だったためです。
直毘人の強さや術式については『【呪術廻戦】禪院直毘人の強さ・術式・領域展開 | 真希や甚爾との関係性も解説』で紹介しているので、合わせてごらんください。
領域展開は使えない?
禪院直哉が領域展開を繰り出しているところは、作品中出てきません。
真希に追い詰められたとき、脹相にやられると思ったときも領域展開をつかっていませんので、使えないのではないか?と推測されます。
父親の直毘人も陀艮戦で落花の情(簡易領域のような領域を持たず敵の筆誅術式が発動し触れた瞬間に繰り出す対領域術 これは御三家に相伝している)で対抗していました。
禪院直哉の性格がクズと言われる理由
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呪術17巻では禪院直哉は満場一致の真のクズだと分かった
(好きです)#呪術廻戦 #呪術廻戦17巻
#禪院直哉 pic.twitter.com/esRaHA0Hf8— Lisa🍭🔔鬼滅多め/暫く休みます (@Lisatan222_oO) October 4, 2021
禪院直哉は「禪院家に非ずんば呪術師に非ず 呪術師に非ずんば人に非ず」という封建的な禪院家で育ちました。
中でも当主の息子としてチヤホヤと育てられ、呪術師天下、男尊女卑の中におり、クズの中でもクズといわれる性格になってしまいました。
登場するや否や、漏瑚にやられ死にかけているのは「真依」だと思っており、死にかけているのは「真希」だというと、「そうなん?ほなええわ」と真希の実の母親に言うのですから、とんでもないクズです。
直哉曰く、真希は男を立てず散歩後ろを歩けない、そうではなければ背中を刺されて死ねばいい、そんな存在だというのです。いとこが死にかけており、また自分の父親が危篤状態でこんなことを言えるなんてびっくりします。
この時もへらへらと笑いながら、しかも遅刻して登場し、扇や甚壱もディスりまくり。自分ではなく恵が当主に…と聞くと、即殺しに行こうと考えるような人ですから、クズ中のクズです。
直哉の登場で、禪院家が是認クズなんじゃないか?って憶測がたてられていたけど、そんなことなかったね…!
禪院直哉は死亡している?死亡原因を解説
覚醒した真希は父扇、叔父の甚壱、そして禪院家の精鋭部隊もつぶし、残った直哉と対峙しました。
直哉は遠慮なく投射呪法を繰り出し、真希は直哉の術式によってフリーズしている間にぼこぼこにされます。
しかし、真希は直哉が最後の一発を繰り出そうとしたとき、直哉の左頬をぶん殴りました。これにより直哉は敗北。
敗北した直哉はなんとか真希から逃げましたが、最終的には真希の母に刺されて死亡します。『呪術廻戦』第151話の最後で真希の母に刺され、152話で死亡しました。
しかしここで怖いのは、術師に殺されなかった点です。
敵対している呪術師を殺す際には、死んでから呪いに転ずる、つまり呪霊にならないように「呪力」で殺すのが決まり事です。
今回は、真依・真希の母、つまり呪力を持たない人間に刺されています。
真依たちの母が呪具で直哉を殺していればいいのですが、たぶん何の呪力も入っていない調理用の包丁で刺していますので、呪力と関係ない状態で殺された可能性が高いのです。
ほかの者たちについては、遺体の傷口から凶器の呪具からと思われる呪力がわずかに検出されていると書かれているところも、もしかして、そうではない殺され方をした直哉が呪霊になるかもしれない伏線?と考えられます。
死亡理由・原因に関しては『禪院直哉が死亡確定? | 死亡シーンの解説や復活する可能性を考察』で詳しく解説しているので、合わせてごらんください。
禪院直哉は伏黒甚爾のファン!?甚爾への感情を解説
直哉が甚爾と初めて会ったのは、直哉が幼い頃で、このころにはすでに次期当主になる人間といわれていたようです。
天才とチヤホヤされていた直哉は、呪力を持っていない真依、持っていても微力な真希に対し落ちこぼれ、出来損ないと馬鹿にしつくしていました。
甚爾についても、呪力を全く持っていない出来損ない、男のくせに呪力が1ミリもないと馬鹿にしており、馬鹿にしようとわざわざ甚爾を見に行っています。
直哉はどんなにみっともない奴だろうとくずらしい考えで甚爾にあいます。
しかし、甚爾は堂々と強面で男らしい男だったのです。この出会った瞬間から実は甚爾に強烈な憧れを持ったのではないかと思います。
真希が覚醒しその立ち姿が甚爾を思わせましたが、それでも甚爾は真希は甚爾ではない、「アッチ側」に立つのは自分といっています。
アッチ側というのは、甚爾、そして五条がいる世界です。
直哉があこがれ続けているのは「圧倒的な強さ」であり、その筆頭となるのが呪術界最強の五条悟。しかし、その五条を唯一追い詰め死の寸前まで追い込んだのが甚爾です。
五条 悟と唯一互角に戦った甚爾は直哉にとって憧れ以外の何者でもなかったのですね。
伏黒甚爾の性格や過去・どのような存在であったかは『伏黒恵と父の衝撃的な過去|パパ黒のろくでなし3つのエピソード』で解説しているので合わせてごらんください。
まとめ
『呪術廻戦』でも16巻という遅い登場だった禪院直哉。
そのくずっぷりに注目が集まり、またくずだったからこそ、真希が勝った時にすっきり感を大いに味わった人も多かったでしょう。
封建的な禪院家に育った直哉の歪みまくった性格とクズっぷり、術式・領域展開について、そして甚爾への思いや死亡の理由などお届けしました!
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