呪術廻戦で4人の特級術師の1人として登場するのが「乙骨憂太」です。
「特級過呪怨霊 折本里香」に呪われたと上層部に思われたことで、底なしの呪力を手に入れます。
そのため、東京都立呪術高等専門学校(以下呪術高専)に入ったときすでに特級術師でした。
乙骨憂太とはどんな人物なのか、性格、強さ、また意外な五条との関係など紹介します。
入学当初から特級ってすごいよね。
伏黒恵ですら二級ですごい!って言われてたんだから。
目次
呪術高専東京校
乙骨憂太(おつこつゆうた)とは?
乙骨憂太は『呪術廻戦』0巻の主人公で『呪術廻戦』本編にも登場します。
呪術高専に入り自分の生きる道を見つけるまで、特級過呪怨霊の折本里香が他人を気づつけてしまうのでは?と思い、他人とかかわらないようにしていました。
乙骨憂太がどんな性格をしているのかをご紹介します。
呪術師が出来るくらいにはイカれてるのは確定だけどね!
内気な性格をしている
日々いじめてくる同級生に対し、乙骨憂太はひどく怯えていました。
しかしその怯えはいじめてくる同級生に怯えていたのではなく、自分をいじめてくる同級生を折本里香が殺してしまうかもしれないと、怯えていたのです。
憂太と里香は幼馴染で、里香は憂太のことが大好きでした。
憂太の誕生日に将来結婚しようねと指輪を送ってくるほど、里香は憂太のことが大好きだったのです。
そんな里香は、憂太の目の前で交通事故にあい、車に頭をつぶされて亡くなります。
それからというもの、里香は特級過呪怨霊となって憂太とずっと一緒にいます。
特級過呪怨霊になっても憂太のことが大好きな里香は、憂太がいじめられたりピンチに陥ると憂太を助けにやってきます。
呪術高専に行くことになった事件の際も、同級生4名を重症にまでしてしまったことがきっかけです。
こうしたことが幼い頃から起きていた憂太は内気で、友達もいない、1人でいるしかない状態でした。
女の子と友人なんて絶対無理だったんだろうね。
呪術廻戦の裏主人公
乙骨憂太は『呪術廻戦』の0巻の主人公として登場しています。
0巻では呪術高専の五条悟のクラスに入り、仲間たちと次第に絆を得て、折本里香がどうして特級過呪怨霊となったのか、などが描かれています。
1巻で内容が完結しているため、アニメ終了後に、0巻から漫画を読み始めても内容はわかるでしょう。
また、0巻の中で夏油との闘いがあり、『呪術廻戦』の本編に対し裏主人公といえる重大な人物です。
0巻の主人公は、間違いなく乙骨憂太だね♪
乙骨憂太の強さは特級術師の中でも異質
『呪術廻戦』0巻の中でクラスメイトとなった真希と初めて呪霊を解呪に行ったとき、真希から何級なのかと問われます。
呪術高専では学生証に階級が記されているので見てみると、そこには「特級」の文字がありました。
特級は並外れた実力・規格外の実力を持つ呪術師です。
その強さはある意味、特級の中でもかなり異質といえます。そんな乙骨憂太の「強さ」について紹介します。
特級っていっても、〇の中に特って書かれるだけなんだ…。
夏油傑を圧倒するほどの強さがある
『呪術廻戦』0巻で、乙骨憂太は夏油傑に狙われることになります。
夏油は、乙骨憂太の中に潜む呪いである特級過呪怨霊「折本里香」を呪霊操術で取り込むことを目的としていました。
夏油は折本里香の力を手に入れることを前提に、東京と京都にある呪術高専に戦いを挑んでいます。そのため、無謀とも言える「百鬼夜行」を行うと宣言します。
その百鬼夜行を止めるために五条が呪術高専を離れたとき、学校に夏油がやってきました。
学校には憂太と真希のみです。真希は夏油になすすべもなく倒れます。
五条とともに新宿にいっていたパンダと棘は、五条悟に言われて真希と乙骨の元にかけつけますが、全く歯が立ちません。
自分を仲間として認めてくれた、憂太にとって初めてといってもいい友人たちが倒されたことで憂太の中で「何か」が芽生えます。
夏油に対し、刀を使った接近戦や里香の協力で得た圧倒的な呪力でねじふせました。
特級である夏油をもってしても里香の力を奪うことができなかったのです。
もちろん里香の力は強大ですが、それにプラスして乙骨憂太自身にも力を出せる理由がありました。
夏油の百鬼夜行を行った理由や強さについては別記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
乙骨憂太の術式は折本里香との「純愛」
乙骨憂太の術式は夏油に「変幻自在 底なしの呪力の塊」と言わしめたほどです。
その力は百鬼夜行の際、夏油と戦った『呪術廻戦』0巻と劇場版で見ることができます。
0巻の劇場版が発表されているから、今後映像としても見られそうだね。
①愛する人の魂を呪力として利用する力
憂太が呪術高専にきたときは里香の力を使うどころか、里香の力を制御する術も知りませんでした。
しかし、真希との初任務で里香がくれた婚約指輪を媒介に、里香と自分をつなぐことができることを知ります。
そして、百鬼夜行で仲間を襲撃した夏油に怒り、とうとう里香を完全に顕現させました。
そのとき、里香に対し愛の告白と自分のすべてをあげる約束をして口づけを交わすことで、呪力を制限解除させとてつもない「純愛」の力を発揮しました。
その呪力によって、夏油に勝利したのです。
里香と一緒に死ぬことでその力を得ていたため、乙骨は死ぬつもりでした。
しかし、里香の解呪がされたため生き残っています。
里香ちゃんとの純愛が素敵だね♪
乙骨は、里香を解呪した後も特級のままです。
乙骨が里香を呪っていたため、元々里香が所有していたという莫大な呪力はすべて乙骨のものだったことになります。
本誌では、乙骨が登場し、足で車を蹴っ飛ばしったり、全力で走っている虎杖に軽々と追いついたりと規格外な力量を感じさせています。
反転術式を使える描写が0巻ではありましたが、里香の解呪後に使えるかは不明です。
反転術式は術式ではなく、呪力操作で身に着けられるため、里香の存在の有無に変わらず使えそうではありますが…。
これからに乙骨の活躍に期待ですね。
②無条件の術式模倣(コピー)
無条件に術式を模倣できることも『呪術廻戦』0巻で描かれています。
夏油に襲撃され倒れた「棘」の術式をコピーして使っています。
棘の術式は言霊の増強である「呪言」です。
夏油に対し呪言を使いましたし、瀕死の状態の仲間たちを救ったのも反転術式をコピーして使ったものです。
呪術師の力を無条件でコピーできるのですから、乙骨憂太の力は強大といっても過言ではありません。
偽夏油は「無条件の術式コピー、底なしの呪力、どちらも最愛の人の魂を抑留する縛りで成り立っていたに過ぎない」と発言しています。
しかし、本誌では乙骨の呪力量は五条悟よりも上であるとされているため、偽夏油は乙骨の実力を把握しきれていないと考えます。
術式のコピーまで里香がいなくとも使えるのかも不明ですので、今後の動向が楽しみです…!
また、この際乙骨がコピーした狗巻棘の術式については別記事で解説していますので、そちらもご覧ください。
乙骨憂太の領域展開は不明
領域展開というのは閉鎖した空間に敵を閉じ込めるものです。
乙骨は日本にたった4人しかいない特級呪術師ですから、領域展開も使えるのではないかと思いますが、そういった場面は描かれていません。
これから作品の中で明らかになるのかもしれませんね。
出自から考えても、術式持ってそうだよね。
乙骨憂太の過去
乙骨憂太は主人公の虎杖悠仁と同じように、完全秘匿での死刑になるはずでした。
しかし、五条に救われます。
折本里香の力はとてつもなく危険で、憂太を思っての力ですが、いつも憂太を追い詰めていました。
乙骨憂太がなぜ、折本里香の特級過呪怨霊に呪われてしまったのか、憂太の過去に迫ります。
目の前で好きな女の子の頭がつぶされて死んだら、それは…ね。
特級過呪怨霊「里香」を制御できずにいた
まぁ乙骨君が里香ちゃん使ってロッカーに同級生詰め込んだ件、あれは里香ちゃんの事をちゃんと理解しきれてないのもあるし…
— にきたろう (@kuronnikibi) February 1, 2021
乙骨憂太が幼いころ、憂太のことが大好きで、憂太も慕っていた里香を亡くします。
憂太の目の前でおきた交通事故によって頭部をつぶされ即死でした。
しかしその時、憂太の足に縋りつくように現れたのが特級過呪怨霊の里香です。
里香は憂太のことが好きすぎて、憂太をいじめるやつ、いやな思いをさせるやつを攻撃します。
憂太は里香が自分に憑りついていることをわかっていましたが、「制御」できずにいました。
完全秘匿の死刑になりかけた事件も、憂太を日々苛め抜く同級生に対し「きちゃだめだ、リカちゃん」と言っていたのに、里香は現れ4名を教室のロッカーにすしずめ状態にし瀕死の重傷をおわせます。
憂太は常に里香の出現におびえ、自分が人とかかわることなく生きていく、もしくは死ぬしかないと追い込まれていました。
殺してはいないってところは優しいよね。
五条悟が高専に転入させて乙骨憂太を救った
あまりにも強大な里香の力に呪術師たちはみな恐れをなし、完全秘匿の死刑が決まっていた憂太のもとに呪術高専の五条悟がやってきました。
憂太はナイフで自殺を図りますが、ナイフがぐにゃぐにゃに折れ曲がり自分で死ぬこともできません。
誰も傷つけたくない、だから外にはもう出ない、そういう憂太に五条は「一人は寂しいよ?」「呪いの力の使い方を学びなさい」と、呪術高専に連れて行きました。
たった16歳で完全秘匿での死刑執行を自ら了承した憂太は、五条悟によって救われ、五条悟によって呪術師の道を歩みだしました。
乙骨にとって恩人ともいえる五条悟をについて、能力や立場などについて別途記事にて解説しています。あわせてごらんください。
16歳で死刑を受け入れるなんて悲しいよ…。
夏油傑との戦いで里香が解呪された
人と関わりを持ちたくないと思っていた憂太ですが、呪術高専に入り本当は人と関わりたい、誰かに必要とされたい、生きてていいって思いたいと、呪術師を目指すようになります。
しかし、里香の力は最悪の特級呪術師「夏油」に知られることとなり、里香の力を取り込むために百鬼夜行を行うことを宣言しました。
その戦いの中で、初めて心を許せる仲間となった真希、棘、パンダを瀕死の状態にした夏油に対し、憂太の怒りが爆発します。
心の底から夏油を憎み、命令口調で里香を呼び、夏油に「ブッ殺してやる」と戦いを挑みました。
この戦い以前、真希と呪霊の解呪にいき、初めて自分で里香ちゃんを呼び出した憂太はあることを思い出してしました。
それは「大人になったら里香と憂太は結婚するの」と言われたときの自分の返事です。
「いいよ じゃあ ぼくらは ずーっとずーっといっしょだね」といったことを思い出した憂太は、里香が自分に呪いをかけたのではなく、自分が里香に呪いをかけたのかもしれないと考えました。
夏油との闘いで里香に里香に守ってくれたお礼を言い、自分の未来も心も体も全部あげる、愛しているよ里香とキスをし折本里香は制限解除、夏油を叩きのめしました。
辛くも逃げた夏油は五条悟に殺されますが、その後、約束通り自分の身をささげようとした憂太の前で里香の呪いが解呪したのです。
やはり憂太の予想通り、折本里香の呪いではなく、乙骨憂太の呪いが里香にかかっており、憂太自身が里香を受け入れたことで解呪となりました。
里香ちゃんや乙骨にとってはすごくいい結末だったんじゃないかな。
乙骨憂太がアニメにて再登場!敵?味方?
まさかこのタイミングで乙骨がアニメに登場するとは思っていなかったでしょう。
4巻33話の扉絵が0巻以降初めての登場では?と思われていたのですが、その後なんとTVアニメの第16話「京都姉妹校交流会ー団体戦②ー」に登場。
一瞬だけ映ったことでTwitterのトレンドにも名前が挙がってしまいました。
乙骨の動きを見ていきましょう!
最初はミゲルと共に海外にいた
呪術廻戦本編では、呪術高専の2年に在籍しています。
その後、伏黒が出てくるシーンで海外に行っていることがわかっています。
詳しくは書かれていませんが、呪術界上層部からの指示で任務に就いていたようですね。
呪術廻戦の33話、扉絵をみるとバオバブのような木が描かれており、そこに乙骨らしき人が描かれています。
一緒にいる人を見ると、何となく見覚えがありますね。
そう、0巻夏油が起こした百鬼夜行で夏油側に加担していた「ミゲル」です。乙骨憂太の方は、肩に黒の刀袋のようなものをかけています。
この刀袋は、0巻の最後、乙骨憂太が持っていたものと同じではないかと思います。
そう考えると乙骨はミゲルと一緒に海外で任務に就いている?と考えられるのです。
ただし・・・ミゲルは夏油の一派だったので、そこが気になります。
ミゲルと呪術高専との立ち位置がわからないよね。
虎杖を殺そうとする敵に・・・
乙骨憂太が新章で登場し、実力者がとうとう帰ってきた!と思いきや、呪術高専上層部より虎杖を殺すよう命じられ、しかも憂太はうけてしまいます。
「ええ?出てこない間に憂太、変わってしまったの?」とびっくりした方も多かったでしょう。
乙骨は呪術高専に入ってすぐ友人、仲間となったパンダ、真希、棘に対し並々ならぬ気持ちを持っていると思います。
憂太はそんな尊い仲間である棘の片腕を切り落としたのが虎杖だと思っており、憂太が虎杖を本当に殺すのではないかとハラハラしている人も多かったと思います。
狗巻棘の腕と飛ばしたのは、虎杖というか宿儺なんだけど…。一見、わからないものね。
敵と思いきや実は味方だった
乙骨憂太は、五条悟に恩を感じていると思います。
人と関わない生き方が必要だった憂太の人生を大きく変えてくれた人であり、真希、パンダ、棘など仲間たちにあわせてくれました。
そして憂太が生きる道を指示してくれた人です。
また、交流戦の前に海外出張に行っていた五条は、とある部族のお守りを持ち帰っています。
あくまでも予想ですが、乙骨憂太に現在の様子を伝え、自分に何かあったら虎杖たちを頼むと依頼されていたのだと思います。
五条とは遠いながらも菅原道真という祖先を通じ、親類でもあります。
人の気持ちを思いやる気持ちが強い乙骨は五条の気持ちをよく理解し、虎杖を殺す役割になって見張る方がいいと考えたのでしょう。
結果的に乙骨憂太は虎杖の敵ではなく味方だったのです。
頼もしすぎる仲間ゲットだね♪
乙骨憂太の声優は緒方恵美さん
アニメでは映像でしか登場していませんでしたが、劇場版の主人公・乙骨憂太の声優は緒方恵美さんと公表されました。
緒方恵美と言えば、『幽☆遊☆白書』の蔵馬や『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジなどの実績があるベテラン声優です。
劇場版の乙骨憂太の養子や声が完全に碇シンジに似ていると話題になりました。
白熱していた乙骨憂太の声優の予想
乙骨憂太の声優
本命、入野自由(お名前登場済)
対抗、花江夏樹(声がぴったりすぎ)
大穴、豊永利行(ただ単に私が好き)でお願いしまーす!!
— こじんまり (@ytmkytmk) May 18, 2021
私の中での乙骨憂太は
本命…入野自由
若手期待…小林千晃
なので、この2人のどっちがだったら1人で100億映画館に貢ぐ!!って気持ちで見に行きます。
なんならもう私の心は映画館に行ってるんだけど声優発表はよ。。あー、でも来たらきたで心臓が。
もうドキドキよ— son (@son28322572) May 18, 2021
乙骨憂太の声優って誰になるんや?
個人的には小野賢章でパッショーネになってほしい笑 pic.twitter.com/2fFKrVM0Fj— ゴリアテの剛田 (@GoGyaian) May 19, 2021
呪術廻戦のオマケ漫画に入野自由の名前があったから乙骨憂太の声優が入野自由って考え方は芥見先生の性格を考えるとありよりのありすぎる#呪術廻戦 pic.twitter.com/x8nfoikYoG
— ◎ (@_mqm_____) March 26, 2021
乙骨憂太の声をどの声優さんか?!ということで、呪術廻戦ファンの予想がかなり白熱していますね。
実際には緒方恵美さんと予想を超えるベテラン声優さんでファンはビックリです。
まとめ
乙骨憂太もそうですし、五条にしても敵となってしまった夏油にしても、考え方の違いや思い込み、誤解や嫉妬が人の人生を変えていくことがあるんだなと教えてくれます。
乙骨憂太は五条にあったことで運命を切り開くすべを知り、仲間を作り、そして五条のために動くことに・・・。
裏の主人公として、また正編に関わるキーパーソンとして注目してほしいキャラクターです。
コメント
やっぱり、いいですね。
ありがとうございます😭