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【憂国のモリアーティ】ブリッツ・エンダース伯爵のキャラ性・正体と結末

憂国のモリアーティ

2020年秋の新作アニメとして放送および配信中の「憂国のモリアーティ」ですが今回は第6話で初登場し、主人公ウィリアムシャーロック・ホームズとも大きく絡むことになるブリッツ・エンダース伯爵のキャラクター性や正体を紹介しながら最後に迎えることになる悲惨な結末にも迫りたいと思います。

 

ブリッツ伯爵のキャラクター性

まずは本作品の中におけるブリッツ・エンダース伯爵(以下は「ブリッツ伯爵」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。

 

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かなりガラの悪い貴族様

それなりにイケメンなルックスを持つブリッツ伯爵ですが、階級そのものはウィリアムやアルバート達モリアーティ家と同じ“貴族”でありながらも、彼らとは違ってかなり“ガラの悪い貴族様”という印象なキャラクターです。

ブリッツ伯爵「どうして、こんなにゴミが多いんだ?豪華客船(ノアティック号)の処女航海なんだろ?」

「ノアティック号」に入船しようとする前から平民や下民など“自分よりも階級が下の人間たち”を見下す上にそうした人たちを“ゴミ“呼ばわりまでしてしまう始末です。
側にいるフレッド(この時は乗務員の服装でウィリアムの計画に協力しています)から軽い指摘を受けてもお構いなしに持ち前の“毒舌”を続けます。

さらにアニメ版の方では“金髪”な上に紫色のタキシード”に身を包む形での初登場でしたから、そのガラの悪いキャラクター性に更に拍車をかけた印象が強かったですね!

ウィリアム(青年期)の詳細は以下の記事をご覧ください。

 

【憂国のモリアーティ】ウィリアム(青年期)の職業とキャラ性・能力と今後の展開
...

 

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ガラも悪ければ態度もデカい!

ブリッツ伯爵のガラの悪さはその外見や服装だけでなく、乗務員に対する接し方にも表れます。
「ノアティック号」の船内に入ってからは他の貴族たちと同じように黒いタキシードに着替えていたものの・・・

ブリッツ伯爵「つまり貴様はこう言いたい訳だな?『家畜(下民)共と一緒に大衆食堂で餌を頬張れ』と!」

怖い目つきで睨みつけながら苦情を言い放つブリッツ伯爵ですが・・・この時の彼の表情や睨み方は、もはや貴族というよりは中学生ヤンキーのような感じですね。

 

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下民や子供には容赦なし!

自分と同じ階級の貴族やご令嬢たちには紳士的に接するブリッツ伯爵ですが、先に触れた乗務員と同じように“自分よりも階級が下の者”に対する態度は本当に容赦がありません

ブリッツ伯爵「おかしいな・・・ここは我々貴族用の搭乗口のはずだが、どうしてあんなモノ(下民)がいるんだ?」

並んでいる自分を差し置いて先に入ったことで下民(トーマス)から抗議された時にも彼を“階級”だけで比べて見下します。

さらに船内でも少女が母親のワインを運んでいる中で誤ってブリッツ伯爵のタキシードにかけてしまった時にも耳元で不適に囁きます。
(ちなみに原作コミック版の方ではアイスクリームでした)

ブリッツ伯爵「次やったら君を殺すよ」

そう囁かれた少女の方は泣き出しますが、母親の方は自分の子供が何を言われたかなど知る由もありません。

ここまで見ると、ブリッツ伯爵は階級こそ”貴族”であるものの・・・要領の良いイジメっ子やヤンキーをそのまま身体だけ成長させたようなキャラクターであると言えるでしょう。

 

ブリッツ伯爵の正体と犯行

ここからはブリッツ伯爵の黒い正体とウィリアムによって仕組まれた“舞台”の中で起こす犯行内容について迫りたいと思います。

 

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ブリッツ伯爵の正体は”人間狩り”

原作コミック版の方でもブリッツ伯爵にある“黒い噂”についてウィリアムが語っている場面がありましたが、彼の正体は貴族であると同時に実は“自分よりも階級が下の人間を狩ることを生き甲斐としている「人間狩り」なのです。

アニメ版の方では第6話の冒頭部分からブリッツ伯爵が“銃を使っての狩猟”という形で人間狩りを楽しんでいる場面が描かれていたため、彼の正体がかなり解り易い形で明かされておりましたね。

 

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「ノアティック号」で起こした犯行

「ノアティック号」に乗船してから不幸続きなブリッツ伯爵ですが、その苛立ちを船内での“人間狩り”によって発散しようと思いつきます。
そこで白羽の矢を立てたのが乗船前に抗議してきた下民のトーマスであり、彼に“先程のお詫び”と称して自室に招き入れます。

トーマス「本当にもらっていいのかい?」
ブリッツ伯爵「ああ、生きていられたらな!」

すっかり騙されたトーマスを背後からナイフで容赦なく刺し続けた末に殺害してしまいます。
この時は、これまでの不運続きに対しての”ストレス発散”を出来たと言わんばかりにスッキリした表情で落ち着き始めるものの、その直後に部屋に入ってきたウィリアムに自身の犯した殺害現場を見られてしまうのです!

 

ブリッツ伯爵が迎える悲惨な結末

「ノアティック号」でウィリアム(青年期)によって仕組まれた“犯罪の劇場化”による初の主演者とされてしまったブリッツ伯爵が迎える悲惨な結末にも迫りたいと思います。

 

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ウィリアムの計画に嵌められる展開に!

トーマスの死体と共に自分の殺害現場を目撃されたウィリアムからは黙秘してもらえることを聞いて安心すると共に彼の死体を一緒に海へと投げ捨てます。
この時点では束の間の安心感を得るブリッツ伯爵ですが、これもウィリアムによる計画の一部でしかありません。

翌日になると貴族用の特等席で船上バレエを堪能している中でウィリアムが近づいてきます。

ウィリアム「あなたは昨日、ちゃんと殺しましたか?」

そう質問されたブリッツ伯爵は彼から渡された望遠鏡を使って指示された1階の席を見ると、2人で一緒に海に棄てたはずのトーマス本人がバレエ観賞しながら座っている姿を発見します!

ブリッツ伯爵「バカな・・・あり得ない!すまんが席を外す」
ウィリアム「はい、行ってらっしゃい・・・“第二幕”へ」

自分が見たトーマスの姿もウィリアムによる策略の内であることにも気づかず、彼の居る席へと走り出します。

 

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“犯罪の劇場化”初の主演を飾る

トーマスの席へ辿り着いたものの、そこには先ほど見たはずの彼の姿がありません。
他の観賞客や乗務員たちに尋ねながら走り回った結果、舞台裏の中で見つけます。

ブリッツ伯爵「やっぱり死んでるじゃねぇか!このクズめ!」

見つけた時には自身で刺したナイフが刺さったまま倒れて死亡していることを確認しますが、自分がヒヤヒヤさせられた苛立ちを晴らすかのように叫びながら更に刺し続けます!

そんな状況を本人から気づかれないように見ていたセバスチャンからの報告を受けたウィリアムが新たな指示を出します。

ウィリアム「(幕を)上げてさしあげろ」
セバスチャン「了解だ!」

その幕が上がった瞬間・・・今度は多くの貴族や観賞客たちの前で自分の殺害現場を目撃されてしまうのです。
その大勢の貴族や観賞客たちの目からも今のブリッツ伯爵が行なっているのがオペラでもバレエでもない「本当の殺害」であることは一目瞭然であり、絶叫させてしまいます!

実はブリッツ伯爵がトーマスの死体を発見した“舞台裏と思い込んでいた場所”こそが「本物の舞台」の位置だったのです。

ブリッツ伯爵「殺して何が悪いんだ?俺は貴族だぞ!こいつ(トーマス)の何万倍も我が大英帝国に貢献している・・・そんな俺を誰が罰すると!?」

もはや誤魔化すことすら不可能となってしまった状況で完全に開き直ってしまう彼は自分の“黒い本性”を剥き出しにしながら大勢の前で叫び続けます。

本来ならば、この舞台ではブリッツ伯爵がトーマスの死体を刺し続けている場面を大衆の前で見せられただけでも成功のはずでしたが・・・彼自身が醜い本性まで大いに曝け出してくれたことにより、ウィリアムによって仕掛けられた「犯罪の劇場化」初の名主演を飾っただけでなく充分すぎる程に“貴族の腐敗”を多くの人間たちの前で知らしめさせてくれる結果となるのです。

 

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最後には名優ぶりを残して自滅する結末に・・・

思わぬ形で名優ぶりを見せたブリッツ伯爵ですが、開き直ると同時に自分にも近い席にいる貴族にさえもナイフで斬りかかり始めてしまいます!
そして自分を取り押さえにかかってきた警備員たちから逃げようととしますが、シャーロック・ホームズによる華麗かつ強烈蹴り攻撃を喰らって倒されます!

シャーロック・ホームズの詳細は以下の記事をご覧ください。

 

【憂国のモリアーティ】シャーロック・ホームズのキャラ性と能力・今後の展開
...

しかし倒された後も取り押さえてきた警備員たちの手を払いのけては逃げ続けます。
その果てに船内の外にある柵まで追い詰められ、逃げ場すら完全に失ってしまいますが・・・

ブリッツ伯爵「貴族の諸君、せいぜい己の生き方に気をつけるんだな・・・今の私は”次の貴公らの姿”だ!ゆめゆめ忘れるな・・・」

他の貴族たちへの忠告も含めたかのような棄て台詞を残した直後、自ら海へと落ちる形で朽ち果てるのです。

 

まとめ

今回はウィリアムが立てた革命のための新たな計画として開始された”犯罪の劇場化”で初の主演として選ばれたブリッツ・エンダース伯爵のキャラクター性を紹介しながら、彼の中にある”黒い正体や本性”、そして迎えることになる悲惨な結果についても迫ってみました。

  1. ウィリアムたちとは違い、かなりガラも態度も悪い貴族キャラである。
  2. “自分より階級が下の人間”をことごとく見下す上に下民や子供に対しても容赦がない。
  3. 彼の正体や”黒い噂”の真相は、そうした人間を殺害して楽しむ「人間狩り」である。
  4. ウィリアムの策略に嵌められて”犯罪の劇場化”で初の名主演となってしまう。
  5. 最後には開き直った末に意味深な棄て台詞を残して自滅する結末を迎える。

一見では最低キャラな印象ばかりが大きく目立ってしまうブリッツ伯爵ですが、その醜い本性を大きく出してくれたおかげでウィリアムが計画した“犯罪の劇場化”予想以上に大成功させてくれただけでなく、同じ回で初登場したシャーロックに対しても良い形での引き立て役(やられ役)にもなってくれたわけですから・・・これまでに登場して”罰”を受けてきた悪しき貴族キャラ以上に良い味を出してくれた「名悪役」とも呼べるキャラクターだったのではないでしょうか。

 

   

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この記事を書いた人

アニメ・漫画を始めとしたネタバレやキャラクターの考察記事をメインに執筆しております。
ここ最近ではライトノベル関連も担当するようになり、過去に視聴していた作品のリピートをしながら人気作品の新作展開にも関心を持っています。

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