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【憂国のモリアーティ】セバスチャン・モラン大佐のキャラ性と能力・過去と今後の展開

憂国のモリアーティ

2020年秋の新作アニメとして放送および配信中の「憂国のモリアーティ」ですが今回は腹心の部下としてウィリアムたちを支援してくれているセバスチャン・モランのキャラクター性や能力を紹介しながら、壮絶な過去とそこから繋がる今後の展開にも迫りたいと思います。

 

セバスチャン・モラン大佐のキャラクター性

まずは本作品の中におけるセバスチャン・モラン大佐(以下は「セバスチャン」と表記します)のキャラクター性から紹介していきます。

 

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ウィリアムに忠誠を誓う右腕的な存在

アニメ版では第5話で初登場を果たしたセバスチャン・モランはダラム大学の事務局会計主任を務めているダドリー・ベイル卿への”罰”を与えようと決意したウィリアムから呼ばれる形で現れます。

セバスチャン「いよいよ始めるんだろ?そのために俺を呼んだんだろ?えっ?」
ウィリアム「まあまあ、落ち着いて・・・」

セバスチャン自身はウィリアムやアルバートとは違い、モリアーティ家の人間ではありません。
それでもウィリアムに対して絶対的な忠誠を誓う右腕的な存在です。
そんな彼もウィリアムが起こそうとする“革命”の内容を知っており、久しぶりに会った途端にその話題を待ち遠しかったかのように突きつけてきます。

 

 

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元軍人で喧嘩っ早い性格

基本的に任務の時以外には銃を使うことはなく、喧嘩でのトラブルも起こさないセバスチャンですが、相手側から因縁つけられたり襲われたりした時には話は別です。

夜の酒場などでよく行われる、お金を賭けたカード勝負でも圧勝ばかり続けた末に対戦相手から”イカサマ”と言いがかりをつけられたり暴力を振るわれた時には、彼自身も口頭ではなく手の方が真っ先に動いてしまい、持ち前の強い腕力でその相手を押しつけてしまうのです。

こうした“喧嘩っ早い性格”は、元軍人であったことも少なからず影響しているのかもしれませんね。

 

セバスチャン・モラン大佐の多才な能力

ここからはセバスチャンを語る上では決して外すことのできない多才な能力を紹介していきます。

 

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射撃の名手で絶妙な命中率を誇る!

セバスチャンによる射撃の腕前も初登場回と同じ第5話で初披露されました。
ダドリー・ベイル卿にフレッドの変装やウィリアムが”犯罪相談役”である素性を明かしてから彼も本格的に動き始めます。

かなり離れた距離にある部屋から自前のライフルを使って射撃を始めます。
1発目はダドリー卿の頭部スレスレの位置に発砲し、2発目以降は彼の足元へ撃ち続けます。
狙われているダドリー卿の方はどこから発砲されているかなど解る余地もないまま恐怖心に襲われながら避け続けますが、その様はウィリアムが言う通りに「まるでダンスを踊っているかの様な動き」をしておりましたが・・・こうした撃ち方もまたセバスチャンならではの腕前でもあるのです!

これまでも多くのアニメ作品で“射撃の名手”という位置付けでライフルを駆使するキャラクターは多く作られてきました。
(特に有名で人気あるのは「ガンダムOO」のロックオンや「マクロスF」のミシェル辺りでしょうか)
ただ、同じ”射撃の名手”でも彼らはあくまでも「一発で標的に命中させる」ことのプロでした。
そんな彼らに対して、セバスチャンの方は何発も撃っているのに標的(ダドリー卿)には全く当てず、全てを“紙一重の差の間隔”で当てずに撃ち続けているのです!

しかもダドリー卿の不規則な動きに合わせて撃ち続けながら川の方へと追い詰めて転落させるように誘導したのですから・・・こうして見るとセバスチャンは“標的に紙一重の差で撃ち続ける”ことのプロフェッショナルとも呼べるのではないでしょうか。
ちなみに彼がこうして撃ち続けていたのは、もちろんウィリアムからの指示であり、もしも任務抜きの私怨でダドリー卿を狙っていたとしたら・・・最初の1発目で見事に命中させて仕留めてしまっていたでしょうね。

ウィリアム「ところで、腕は錆びついていないよね?」
セバスチャン「愚問だな!」

ウィリアムからの質問に対して自信満々に答えていたセバスチャンですが、その自信はまさに“本物”であったと言えるでしょう。

そしてアニメ版の方では第7話での「ノアティック号事件」の中でも射撃の場面が追加されておりました。
ウィリアムによって仕掛けられた“犯罪の劇場化”にまんまとかかって”殺人鬼”である素性がバレてしまったことで逃げ続けるブリッツ・エンダース伯爵を見事に仕留めたのです!

第7話の詳細に関しては以下の記事をご覧ください。

 

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この時も標的そのものには当てず、彼が帆を登りながら逃げる中で“紙一重の差で”手の近くに発砲して驚かせながら海へ転落させてしまうのでした。
(こうした追加や変更点の関係でブリッツ伯爵による最後の捨て台詞を聞けずに終わってしまったことには少し残念な気持ちもありますが・・・)

ブリッツ伯爵の詳細は以下の記事をご覧ください。

【憂国のモリアーティ】ブリッツ・エンダース伯爵のキャラ性・正体と結末
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ギャンブル運も強い!

セバスチャンのもう1つの飛び抜けた能力といえば、やはり“ギャンブル運の強さ”でしょう!
この要素もまた第5話で披露されます。
本作品の時代でのギャンブルとは主に「ポーカー」などのトランプを使っての”カード勝負”になりますが、セバスチャンが勝負に入った時には、いつも“彼の1人勝ち”という結果となります。

あまりの圧勝ぶりによって対戦相手たちからは「イカサマじょねぇのか!」と責められたり殴りかかられたりすることもありますが・・・そこも流石は軍人時代の頃から鍛え上げてきた体術相手を床に伏せる形で抑えつけてしまいます。

セバスチャン「ツいてねぇ奴は大体そう言うんだ・・・戦場ではそういう奴からんでったぜ!」

先に突っかかってきたのは相手側の方だから、セバスチャンの方はあくまでも正当防衛になるわけですが・・・この時に発した“戦場”“死”という言葉が彼の壮絶な過去とウィリアムへの絶対的な忠誠心にもつながっているのです。

 

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射撃以外でもウィリアムを支えている

第6話でウィリアムが提案した“新たな計画”の中では射撃やカード勝負以外でも彼を支えてくれていることが判明します。
「ノアティック号」にフレッドと共に“乗組員”に扮して乗り込んだ時にはウィリアムやトーマスへの“連絡係”も務めておりました。

セバスチャン「理由は聞かない・・・それも“契約”のうちだったはずだぞ」

ブリッツ伯爵への嫌がらせ”を命じられて動いているトーマスが理由を聞いてきても威圧感溢れながら発する一言だけで黙らせてしまいます。
フレッドとは対称的に圧倒的な長身と威圧感のため、同じ豪華客船に乗船していた無関係な貴族たちからも乗組員というよりは“警備員”“用心棒”と捉えてしまっていた乗船客も少なくはなかったかもしれませんね。

 

 

セバスチャン・モランの壮絶な過去

狙撃でも体術でも賭け事でも抜群な運と腕前を誇るセバスチャンですが、そんな彼もまたウィリアムたち兄弟にも負けない程に壮絶な過去を背負っています。

 

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軍人時代に失った多くの仲間たち

ロンドンの名家に生まれたセバスチャンもまた“貴族”の階級であったものの、厳格な父親と堅苦しい貴族社会から少しでも離れたい想いで軍に入隊したセバスチャンですが、その家柄のために当時の階級も“少佐”とされておりました。
(ちなみにウィリアムたちと共に行動している現在の階級は“大佐”です)
さらには彼が所属していたアフガンの工兵隊でも“隊長”の地位についていたのです。

ウィリアム(青年期)の詳細は以下の記事をご覧ください。

【憂国のモリアーティ】ウィリアム(青年期)の職業とキャラ性・能力と今後の展開
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戦争ゆえに自分たちがいつ戦死させられてもおかしくない戦場に身を置いていながらも多くの部下たちと楽しく過ごせる毎日に対して「本当の家族のような暖かさ」を感じられ、この戦場こそが“自分の求めていた居場所であることを実感していたのです。

しかし、その“求めていた居場所”も統合参謀本部から下された移動任務の中で一気に奪われてしまいます
いつも通り準備を入念に済ませたはずにも関わらず、待ち伏せしていた敵軍たちによる突然の一斉攻撃を受けると同時に部下たちが殺されてしまいます。
唯一、負傷せずに残っていたダリルとも敵から放たれた爆撃によって離されただけでなく、セバスチャン自身も右手を失ってしまいます。
(このために現在の右手“義手”なのです)
1人きりにされながらも部下たちを殺された怒りを爆発させながら迎撃しますが、敵の数があまりにも多かったために敗れて海へと落とされてしまうのでした。

 

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戦争中の敗北で自身も”戦死”扱いに!

待ち伏せされた敵軍からの襲撃により惨敗しながらも奇跡的に生き残ったセバスチャンは野戦病院の中で目を覚まします。
その中で自分の部隊が「全員が“名誉の戦死”を遂げて“二階級特進”したこと」を知らされます。
現代のセバスチャンが少佐から“大佐”に昇進していたのは、この“名誉の戦死”のためでした。

部下たちの戦死に悲しむと同時に、あの時の襲撃への違和感も消せず、その結果に出た結論とは・・・

セバスチャン「誰かが手引きした」

自分の軍の中に敵との内通者となっていた“裏切り者”の存在を確信します。
その“裏切り者への復讐”を誓ったセバスチャンはロンドンに戻り、闇に潜みながら力を蓄えながら“その時”を待ち続けますが、そんな中でウィリアムと出会い、現在に至るのでした。

 

セバスチャン・モランが迎える今後の展開

ここからは先に紹介した壮絶な過去から繋がると同時にセバスチャンにとって、今後もウィリアムたちと共に”革命”を起こすためには決して避けては通れない試練も兼ねた今後の展開に迫りたいと思います。

 

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かつての部下との悲しき再会

アルバートから新たな任務を言い渡されます。

アルバート「インドに赴き、ダンダーデール公爵を抹殺しろ!」

彼により、情報分析面でのサポート役として引き抜かれたマネーペニーを助手として同行させる中で現地に赴いたセバスチャンは標的であるダンダーデール公爵を一気に追い詰めます。

セバスチャン「今度は俺がお前の“死神”だ!仲間達の恨みを果たすために、貴様を殺しに来ただけだ!」

自分が隊長を務めていた工兵隊を襲撃するように命令していた張本人であるダンデーテール公爵を自分にとっての“復讐”を今こそ果たさんとしますが、その時に彼を待ち受けていたのは、かつての部下との悲しき再会でした。

ダリル「まさか隊長“閣下への刺客”だなんて・・・あの戦場から生き延びていたことと併せて二重に驚きましたよ」
セバスチャン「お、お前は・・・ダリル?」

あの戦場で他の部下たちと一緒に戦死したと思われていたダリルが生きていただけでなく、一時的に別行動を取っていたマネーペニーを人質に取る形で現れたのです。
さらには、このダリルこそがダンダーデール公爵と内通していた“裏切り者”であったことも明かされます。

 

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セバスチャンによる過去との決別

再会したダリルからは、かつて部下だった頃とはまるで別人のように“狂信者”としての本性を露わに出してきます。

セバスチャン「先に地獄で待ってろ!」

再会したばかりの時には自分の方が完全に不利な状況に追いやられたセバスチャンですが、この時に持参していた“特別製の銃”を使うことでダリルたちを欺きながら銃殺することによって「自分の過去との決別をつけるのです・・・。

 

まとめ

今回はウィリアムにとっても頼れる射撃の名手であるセバスチャン・モランのキャラ性や能力を紹介すると共に、壮絶な過去やそこから繋がっていく今後の展開にも迫ってみました。

  1. ロンドンの名家で生まれながら自ら志願して工兵隊の隊長として戦場で戦い続けていた。
  2. 裏切り者の部下(ダリル)により襲撃を受けたことでセバスチャンは右手を失い、軍も全滅させられた。
  3. 奇跡的に生き延びてロンドンに戻ってからウィリアムと出会い、彼の右腕的存在として働くようになる。
  4. 右手が義手に変わった後も射撃の腕は一流であり、カード勝負によるギャンブル運も強い。
  5. 今後はアルバートからの任務を遂行する中で裏切り者であるダリルとの再会も経る中で過去との決別をつけることとなる。

セバスチャンもウィリアム達にも負けぬ程に壮絶な過去を背負っていたわけですね。
裏切り者の部下との再会は辛いものの、これもまたウィリアム達と共に革命を起こしていく上では決して避けては通れぬ試練なのでしょうね・・・。

   

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この記事を書いた人

アニメ・漫画を始めとしたネタバレやキャラクターの考察記事をメインに執筆しております。
ここ最近ではライトノベル関連も担当するようになり、過去に視聴していた作品のリピートをしながら人気作品の新作展開にも関心を持っています。

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