『東京リベンジャーズ(東リベ)』は暴走族の大規模な抗争と不良の殴り合い、さらに不良同士の人間関係まで、不良漫画の魅力がたっぷりと詰め込まれた人気作です。
特に、東京卍會のため、そして仲間のため、壮絶な最期を遂げた場地圭介は、物語の初期で死亡しているのにも関わらず、依然として人気のあるキャラクターです。
今回は、東卍脱退の理由、過去、壮絶な最期、またその死因まで、場地圭介についてくわしく解説します。
単行本23巻までのネタバレが含まれるよ!
目次
馬地圭介(バジ)とは
『東京リベンジャーズ』の場地圭介は東京卍會壱番隊隊長です。また、東京卍會の創設メンバーのひとりでもあります。
「眠いってだけですれ違った奴殴るし、腹減ったら車にガソリン撒いて火ぃつけちゃうし」何を考えているのかわからないといわれていますね。
血のハロウィン前夜には、突然、東京卍會から芭流覇羅に乗り換え、敵になることを宣言しますが…。実は、場地圭介にはある目的があったのです。
ちなみに、小学校高学年の頃、カズトラの誕生日だからって、バジは車を燃やしちゃってるんだよ!不良の誕生日プレゼント、怖い…。
馬地圭介のプロフィール
所属 | 東京卍會→芭流覇羅 |
生年月日 | 1990年11月3日 |
身長 | 175cm |
体重 | 58kg |
血液型 | AB型 |
愛機 | スズキ GSX250E |
東京卍會壱番隊隊長の場地圭介(バジ)は、マイキー(佐野万次郎)、ドラケン(龍宮寺堅)、三ツ谷(三ツ谷隆)、パーちん(林田春樹)、カズトラ(羽宮一虎)と東京卍會を旗揚げした創設メンバーのひとりです。
実は、義務教育をダブっているので、本来は中学三年生ですが、中学二年生でひとつ年下の松野千冬とは同学年となっています。2005年当時は中学二年生の14歳です。
特徴は黒髪のロングヘア、そしてにかっと笑ったときに見える八重歯ですね。気合いを入れるときは、長髪をひとつに結んでいます。
愛機のスズキ GSX250E、通称「ゴキ」は、スクラップされていたものを地道に直したというお気に入り。「オレの愛車が東京一」だといっています。
ちなみにペヤングが大好物!バジにとっても千冬にとってもペヤングを半分コしたのは大切な思い出なんだよ!
今日のらくがき
あの日のペヤング
千冬「最後、ソースでベチョベチョになったかやくが美味いんすよね!」
場地「テメっ、なに2口目いこーとしてんだよ!1口ずつって約束だろーが!」(和)#ペヤング#ペヤング半分コ pic.twitter.com/qBcVKhQyXr
— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) September 5, 2021
馬地圭介の声優は水中雅章さん
『東京リベンジャーズ』の場地圭介を演じているのは、海外ドラマの吹き替えでも活躍している水中雅章さんです。
代表作には、『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』のカザミ役、『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』のディアヴロ役、『現実主義勇者の王国再建記』のポンチョ・パナコッタ役などがあります。
特に、『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』のディアヴロ役では、高い演技力が話題になりましたね。
水中雅章さんは14歳のバジと12歳のバジも、ちゃんと演じ分けてくれたよね!
馬地圭介の喧嘩の強さ
『東京リベンジャーズ』では、血のハロウィンで喧嘩の強さを見せつけた場地圭介。
東京卍會参番隊50人に余裕で立ち回る場地圭介に、タケミチ(花垣武道)は「強え!」と驚いていました。
ここでは、場地圭介の喧嘩の強さについて、エピソードをもとに解説していきます。
東京卍會参番隊50人対”オレ”で勝利
血のハロウィンでは、「東京卍會参番隊50人対”オレ”」という状況に余裕の笑顔を見せた場地圭介は、足場の不安定な廃車の山を飛び回りながら、鉄パイプひとつで敵を殴り飛ばしていきます。
稀咲鉄太が携帯電話で話をしている短時間で、場地圭介は勝利したのです。鉄パイプを稀咲の喉元に突き付け、「チェックメイトだ」と追い詰めました。
しかも…実は、カズトラに腹部を刺されて致命傷を負いながらの戦闘だったのです。もし、致命傷を負っていない状況であれば、東京卍會参番隊100人でも、もしかしたら勝てるかもしれませんね。
鉄パイプで4人まとめて殴り飛ばしていたよね…!
暴走族40人対”オレ”
ある日のできごととして、不良40人をひとりでのしたことが語られています。
ちなみに、義務教育を留年した場地圭介に、眼鏡をしたら頭が良くなるよとマイキーが言ったので、渋谷に眼鏡を買いに行ったときのことです。
暴走族40人にマイキーとドラケンとじゃんけんをして場地圭介が買ったので1対40を楽しんだのでした。
楽しんだというあたり、不良40人との殴り合いなど、場地圭介にとっては喧嘩ではなくお遊びだったのでしょう。
このときは眼鏡を買い忘れたみたいだけど…その後は眼鏡×七三分けのガリ勉スタイルになっていたから、また眼鏡を買いに行ったんだろうね
マイキーには勝てない
東京卍會総長のマイキーとは幼馴染の場地圭介。
マイキーの実家の「佐野道場」で、マイキーの祖父から空手を習っていました。
どうやら幼稚園の頃には、すでに知り合っていたようです。
「しょっちゅう喧嘩吹っかけてきてさあ。そのたびにボコボコにしてやった」とマイキーはいっていますね。
小学校低学年の頃から、場地圭介はマイキーには勝てませんでした。もしかしたら、子供同士の喧嘩だけでなく、佐野道場での「公式戦」でも負け越していたのかもしれません。
タケミチは「マイキー君に何度も喧嘩売るなんてとんだおばかさん……」とドン引きしていたよね
馬地圭介の過去・現代
『東京リベンジャーズ』では血のハロウィンの過去改変によって、それからの未来が大幅に変わりました。
血のハロウィンの過去改変のキーマンとなったが場地圭介です。
しかし、その場地圭介は現代にはいません。なぜなら、血のハロウィンで死亡してしまったからです。
ここでは、場地圭介の過去と現代についてまとめます。
過去
血のハロウィンでは、過去改変に関わらず、場地圭介は死亡しています。ですが、過去改変によって死亡の前後が大幅に変わるのです。
まず、東京卍會から芭流覇羅に乗り換えたのは、東京卍會の敵である稀咲鉄太について探るためです。
「パーを出所させる代わりに参番隊隊長に任命してくれ」と稀咲鉄太がマイキーに交渉しているところを偶然目撃したことで、稀咲は東卍の敵だと気付いたからです。
過去改変前の過去では、カズトラにナイフで刺し殺されます。
マイキーにとってカズトラは、兄・真一郎の敵です。少年院から出所したら殺そうとしていたほどです。そんなマイキーを諭し続けていたのが場地圭介です。
実の兄と幼馴染を殺されたマイキーはカズトラを殺害しますが、稀咲鉄太が身代わりを用意したため、マイキーは少年院に送致されませんでした。
その結果、東京卍會は芭流覇羅に乗っ取られ、巨大阪大組織となってしまいます。
タイムリープしたタケミチ(花垣武道)の過去改変により、カズトラにナイフで刺された場地圭介は即死を免れました。そして、意識を取り戻した場地圭介は自らの腹部にナイフを突き刺して自害したのです。
この場地圭介の選択によって、マイキーがカズトラを殺すことが回避できたため、東京卍會は現状のまま維持されることになりました。
バイクショップでバブを盗もうとして、カズトラがマイキーの兄を殺害してしまったとき、「どんな地獄がこの先待っていても、俺が最後まで一緒だ!」とバジは約束したけど…本当に最期まで約束を守ったよね。
現代
血のハロウィンの過去改変前、現代の東京卍會は稀咲のもと巨大犯罪組織となっていました。死刑囚となっているドラケンも、死刑囚となったのは稀咲鉄太の命令で殺人をしていたからだとみられます。
ですが、血のハロウィンの過去改変後、東京卍會の最高幹部に稀咲だけでなくタケミチも名を連ねている現代となったのです。
さらに、千冬はナオト(橘直人)とカズトラとともに、あの頃の東卍を取り戻すため、そして場地圭介の敵を討つため、東京卍會を裏切り稀咲を狙っています。
ちなみに、基本的に『東京リベンジャーズ』のタイムリープは「12年前のその日」にしか戻れません。そのため、タイムリープのルールでは、タケミチが何度も何度も過去改変したとしても、場地圭介が生き返ることはありません。
ですが、関東事変前、タケミチは「オレは…エマちゃんも場地君も救う」と千冬に言っているのです。
もしかしたらタケミチの過去改変によって場地圭介が生存している現代になることもあるかもしれませんね。
関東事変後の現代では「ペットショップで働いてみたい」っていうバジの夢を叶えるために、千冬はペットショップの経営者になってるよ!
馬地圭介の死亡理由・死亡シーン
血のハロウィンでは、カズトラにナイフで刺された場地圭介。ですが、即死ではありませんでした。
東京卍會参番隊の50人を相手取り、敵である稀咲を追い詰めるものの、あと一歩のところで意識を失ってしまいますが、その後に意識を取り戻して立ち上がります。
マイキーには「オレのために怒ってくれて、ありがとな」と、カズトラにはこんな傷では死なないから「気にすんなよ」と笑いかけ、次の瞬間には、自分の腹部をナイフで刺していたのです。
それは、「オレは自分で死んだ」のだから、カズトラが負い目を感じることも、マイキーがカズトラを殺すこともなくなると考えたからです。
そして最期は、腹心であり親友でもある千冬の腕の中で迎えました。
「ペヤング食いてぇな」という場地に、買ってきますよと千冬が返すと「半分コな?」と笑いました。そして「ありがとな、千冬…」と言い残し、息を引き取ったのです。
『東京リベンジャーズ』でもこれ以上ないってくらい壮絶な最期だったよね…
まとめ
『東京リベンジャーズ(東リベ)』の場地圭介は、東京卍會のため、そして幼馴染のマイキーと親友のカズトラのため、自決するという壮絶な最期を遂げました。
あまりにも壮絶な最期だっただけに、「エマちゃんと場地君も救う」というタケミチの言葉を信じたくなりますよね。
今後の現代で生き返るのかどうかにも注目です。
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