『東京リベンジャーズ(東リベ)』は、暴走族の不良たちのガチンコバトルも見どころのひとつとなっている漫画です。
特に、東京卍會の総長・マイキーこと佐野万次郎は最強といっても過言ではありません。
しかし、現代では「闇落ち」してしまうマイキーは、ただひとりしあわせにはなれていません。それは、マイキーの「黒い衝動」が原因のよう…。
今回は、無敵のマイキーの強さや、過去と現代、さらに闇落ちの理由や黒い衝動の正体についてご紹介します。
単行本24巻から先のネタバレがあるよ!
目次
無敵のマイキー(佐野万次郎)とは
『東京リベンジャーズ』の佐野万次郎は、東京卍會の総長として500人規模の暴走族をまとめています。暴走族の間では「無敵のマイキー」といわれているほど、喧嘩は負けなしです。
ですが、お子様ランチに旗が立っていないとわめいたり、使い古したタオルケットを握りしめていないと寝られなかったり、暴走族のトップらしからぬこどもらしいところも。
そんなマイキーは、「不良の時代を創る」という夢を実現しようとしています。
関東事変後、東京卍會が東京最強になったことで解散。その後の未来では、みんながしあわせになっているのに…そこにマイキーの姿はありませんでした。
ちなみに、マイキーはあだ名だよ!祖父と兄以外はマイキーって呼んでるんじゃないかな?
マイキーのプロフィール
所属 | 東京卍會→関東卍會→梵天 |
生年月日 | 1990年8月20日 |
身長 | 162cm |
体重 | 56kg |
血液型 | B型 |
愛機 | ホンダ CB250T |
東京卍會総長のマイキー(佐野万次郎)は、ドラケン(龍宮寺堅)、三ツ谷(三ツ谷隆)、場地圭介(バジ)、カズトラ(羽宮一虎)、パーちん(林田春樹)と旗揚げして以来、「東卍の看板」として東京卍會の規模を拡大していきます。
2005年時点では中学三年生、2017年時点では27歳になっています。
明るい金髪をハーフアップ(ポンパドール)にしたヘアスタイルが特徴的。現代では、金髪や黒髪・白髪など、様々な髪色に変えています。実兄が黒髪であることから、おそらくマイキーの地毛は黒髪でしょう。
黒髪・白髪のセンターパート×ツーブロなど、現代のマイキーの髪型が話題になることもあります。
愛機のホンダ CB250T…通称バブは、兄・真一郎から譲り受けたものです。マイキーはバブにこだわっていて、それまではホーク丸(原付)に乗っていました。
大の甘党で、どら焼き、たい焼き、パフェなどなど…いつも甘いものを食べてるよ
マイキーの声優は林勇さん
『東京リベンジャーズ』のマイキーを演じているのは、「SCREEN mode」として音楽活動もしている林勇さんです。
『ハイキュー!!』の田中龍之介役、『黒子のバスケ』の荻原シゲヒロ役、『文豪ストレイドッグス』の立原道造役などの代表作があります。
TVアニメ『東京リベンジャーズ』チャンネルでアップされたOPのCry Babyのマイキーver.は、マイキーの声で歌っているって話題になったよ!
マイキーの喧嘩の強さは「負けたことがない」最強の不良
『東京リベンジャーズ』の「無敵のマイキー」は、ドラケンいわく「負けたことがない」最強の不良です。
小柄で細身ですが、空手仕込みの蹴りは凄まじい威力です。
ここでは、これまでのエピソードから、マイキーの喧嘩の強さについて解説します。
ちなみに、マイキーの実家は空手道場で、幼い頃からおじいちゃんに教えられていたみたいだよ!
黒川イザナより強い
関東事変では東京卍會総長・マイキーと天竺総長・黒川イザナの兄弟対決となりました。体格差はほぼ同程度、小柄なふたりの蹴り合いです。
序盤では、マイキーの蹴りを読み切ったイザナが、腕や足で受け身を取りつつかわしていました。
しかし、中盤になるとガードしていた腕と足にダメージが目立つようになり、動きも鈍っていき、終盤になるとマイキーの蹴りがイザナのコメカミに決まります。
「天性のバネとバランス感覚」とイザナはマイキーを評価していたよ!
柴大寿より強い
聖夜決戦では黒龍総長の柴大寿にタケミチ、千冬、三ツ谷、八戒が対戦しましたが、四人でも太刀打ちできませんでした。
まさに、タケミチが「別格」というほど桁外れの強さです。
しかし、対格差はまるで大人と子供のようですが、マイキーはひと蹴りで大寿を沈めています。
ちなみに、最初に強烈な大寿のパンチを受けていますが、マイキーは「自分への戒め」としてわざと避けなかったようです。
場地圭介より強い
東京卍會壱番隊隊長の場地圭介は、特攻隊長というポジションに相応しく、東京卍會参番隊50人に対してひとりでも余裕で立ち回れるほど喧嘩に強いです。
しかし、そんなバジですが、マイキーには負けっぱなしです。
マイキーとバジは近所の幼馴染で、バジはマイキーの祖父の道場でも練習していたのですが…「しょっちゅう喧嘩吹っかけてきてさあ。そのたびにボコボコにしてやった」とのこと…。
ちなみに、マイキーの祖父に「なんでアイツはろくに練習しねぇのにあんなにスゲェの?」とバジが聞いて返ってきた答えは「あれは天才」だったんだよね!
マイキーの過去・現代
『東京リベンジャーズ』では、タイムリープしたタケミチが過去改変することによって何度も現代が変わっています。
しかし、マイキーはいずれも犯罪組織となった東京卍會のトップであり、東京卍會の幹部を殺害していることもあります。
ここでは、マイキーの過去と現代についてまとめました。
マイキーの過去
東京卍會の旗揚げは、マイキーが中学一年生のときです。
マイキーは中学一年生で暴走族の総長となりました。
当時の黒龍を創設メンバーの5人だけで壊滅に追い込んだことで、東京卍會と無敵のマイキーの名が知れ渡ったのです。それからは、東京都内の暴走族との抗争を繰り返し、東京卍會の規模を拡大していきました。
8・3抗争前に出会ったタケミチのことは、どこか兄の真一郎に似ていると気に入ってますね。8・3抗争では愛美愛主(芭流覇羅)の半間と交戦しましたが、決着はついていません。
血のハロウィンでは、カズトラがバジを殺したことに黒い衝動を抑えられなくなり、カズトラの顔面を執拗に殴り続けました。意識を取り戻したバジが自害したことで、カズトラを殺害することはありませんでした。
聖夜決戦では、兄の形見のバブでバジのお守りを持って走りに行こうとしていましたが、聖夜決戦に駆け付けていますね。
その後の関東事変では、天竺との決戦日に異母妹のエマが稀咲に殺害され戦意を喪失していたものの、横浜に乗り込み、黒川イザナとの兄弟対決を制しました。
そして、東京卍會が東京最強の暴走族になったことを理由に解散を決意。それぞれがそれぞれの道を歩き始めますが、マイキーは関東卍會を旗揚げ。2007年時点では、六波羅単代、ブラフマンと並ぶ三天のひとつとなっています。
マイキーの現代
過去改変前の現代では、東京卍會のトップではありますが、組織そのものは稀咲に乗っ取られている状態だったようです。東京卍會の内部抗争で死亡したドラケンと同じ刺青を首に彫っていましたね。
8・3抗争後(血のハロウィン前)の現代では、血のハロウィンでマイキーがカズトラを殺害してしまったことがきっかけで、東京卍會が芭流覇羅に乗っ取られ、巨大犯罪組織に膨れ上がっていったことがわかります。このときの東京卍會も稀咲に乗っ取られていたことがうかがえます。
ですが、血のハロウィンでマイキーがカズトラを殺害しなかったため未来が変わります。
現代では東京卍會のトップですが、古株の粛清をはじめており、創設メンバーのパーちんと側近のペーやん(林良平)も殺害されています。黒龍の金と稀咲の暴力により、マイキーは闇落ちしてしまっていたのです。
聖夜決戦後の現代では、ドラケンは斬殺、三ツ谷は絞殺、千冬は射殺、八戒は焼殺、さらに出所したカズトラもパーちんも、さらには稀咲さえ、マイキーが殺害しています。この現代のマイキーも、ドラケンのタトゥーを首に彫っていましたね。
マイキーは逃亡先のフィリピンからタケミチに手紙を送っていました。
そして、フィリピンまでやってきたタケミチに自分を殺すように懇願。結果的には、ナオト(橘直人)に撃たれ、タケミチの腕の中で息を引き取りました。
関東事変後の現代では、日本最大のは犯罪組織・梵天の首領となっています。
結婚式の招待状を渡しにきたタケミチを銃で撃った後、ビルから飛び降りようとしたマイキーですが、タケミチに腕をつかまれます。そして「…助けてくれ、タケミっち」と手を握り合った瞬間、タイムリープのトリガーとなりました。
その後はおそらく、ふたりともに転落したとみられます。
マイキーが闇落ちした理由
『東京リベンジャーズ』では、タイムリープしたタケミチがリベンジしているのに、現代の東京卍會は犯罪組織となり、マイキーも闇落ちしてしまっています。
それはすべて、マイキーが黒い衝動を抑えることができなかったから。黒い衝動は、兄の真一郎、幼馴染のバジ、異母妹のエマがいたから抑えられたとマイキーはいっています。
血のハロウィンでも「ずっと…テメー(カズトラ)が年少から出てきたら、真っ先にオレが殺そうと思ってた。そんなオレを諭し続けてくれたのがバジだった」といっています。
真一郎とエマは殺害され、バジは自害しています。現代には、マイキーのストッパーはいなかったのです。
そして、どれだけ東京卍會の総長と副総長としての信頼関係があっても、ドラケンでは代わりにはなれなかったのでしょう。だから、ドラケンが死んでいる現代でも生きている現代でもマイキーは闇落ちしているのです。
マイキーの黒い衝動の正体は?
未来のタケミチへのビデオレターでは、黒い衝動のことを「自分自身では制御できないもうひとりのオレみたいなものだ」と、マイキー自らが説明してます。
黒い衝動がはじめてみられるのは、おそらく血のハロウィンです。
兄の真一郎を殺し、幼馴染のバジまでも殺したカズトラを、マイキーは殴り続けたのです。ドラケンも三ツ谷も、「殺しちまう!」とわかっていながら止めることができませんでした。
聖夜決戦後、東京卍會幹部を粛清してフィリピンに逃亡したマイキーは「なんとかひとりで頑張ったんだ。でも抑えられなかった。オレがオレでなくなることを」といっていますが、おそらくこれは黒い騒動のことでしょう。
そして、関東事変後の現代では、結婚式の招待状を渡しにきたタケミチを、突然躊躇いもなく銃で撃っています。
マイキーのいう黒い衝動の正体は、殺したくないのに殺してしまう、コントロールのできない殺意だといえそうです。
まとめ
『東京リベンジャーズ』の「無敵のマイキー」こと佐野万次郎は、最強のキャラクターと言っても過言ではありません。ですが、現代では闇落ちして東京卍會の幹部たちを殺害しているのです。
ついには、幸せになれ!と願っていたはずのタケミチさえ銃で撃ってしまいました。
マイキーを救うためにタイムリープしたタケミチのリベンジでマイキーが黒い衝動をどのように乗り越え、しあわせになるのか見守りましょう。
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