『東京リベンジャーズ(東リベ)』は、不良漫画としてもSF漫画としても楽しめるのはもちろん、不良たちの絆も見どころのひとつだといえるのではないでしょうか。
特に、関東事変のラストでは、喧嘩屋の鶴蝶(カクチョー)と天竺総長の黒川イザナの絆に、鶴蝶の幼馴染のタケミチだけでなく読者も涙したに違いありません。
そこで今回は、天竺最強の喧嘩屋・鶴蝶の強さと、イザナやタケミチとの人間関係について考察していきます。
鶴蝶(カクチョー)とは
聖夜決戦後、東京卍會は横浜天竺に急襲されます。
タケミチたち壱番隊も例外ではありません。
そして、壱番隊のタケミチと千冬、肆番隊のスマイリーとアングリーは、天竺四天王の鶴蝶に誘き出され、鶴蝶対スマイリーのタイマンになります。
実はタケミチの幼馴染である鶴蝶は、タケミチとサシで話をするためにわざと東京卍會肆番隊隊長のスマイリーに負けたのです。天竺の総長である黒川イザナのためでしたが…関東事変では鶴蝶もタケミチも想像できない、衝撃的な結末を迎えます。
鶴蝶のプロフィール
天竺の四天王であり不良たちには「喧嘩屋」として知られている鶴蝶は、平成3年生の中学校二年生で、東京卍會のタケミチ、千冬、八戒と同い年です。天竺の四天王となる以前の、喧嘩屋としての実績についてはまだ判明していません。
頭頂部だけを坊主にして側面をがっつりと刈り上げた髪型が特徴的。しかし、現代ではセンターパーツのミディアムヘアになり、おとなっぽいと話題になっています。
右後頭部から左耳までとても目立つ傷があります。
さらに、傷のある左目は黒色の右目と違い白色となっており、カラーイラストではオッドアイであることがはっきりとわかります。ただし、左目が見えているのか見えていないのかは明らかになっていません。
関東事変後の現代では、イザナのピアスの絵柄を左胸に刺青として彫っています。
鶴蝶のケンカの強さ

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『東京リベンジャーズ』では、天竺最強とイザナに認められた鶴蝶。小学校低学年の頃、喧嘩に負ける度に悔しがっていたのが信じられないほど強くなりました。
実際、スマイリーに「わざと」負けたといってもタケミチはまったく信じようとしていませんでした。
ここでは、関東事変で明らかとなった、喧嘩屋・鶴蝶の強さについて、作中のエピソードをもとに解説します。
天竺最強の喧嘩屋

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不良のあいだでは『喧嘩屋』として知られている鶴蝶について、「鶴蝶の強さからしたら、他の四天王などゴミ。やはり天竺の主力は鶴蝶ひとり」とイザナがいうほど喧嘩に強いです。
ただし、イザナが天竺を旗揚げしてから、天竺のひとりとして喧嘩屋といわれるようになったのか、天竺旗揚げ以前から喧嘩屋といわれていたのかはわかりません。
黒龍八代目総長を引退した黒川イザナは、程なく不良の第一線から退いています。そのため、小学校高学年から中学校一年生までの鶴蝶は、イザナのもとで喧嘩をしていたとは考えにくいです。
スマイリーにわざと負けた

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関東事変前、鶴蝶とスマイリーはタイマンしています。体格では鶴蝶が上回りますが、年齢はスマイリーが2歳年上です。
このとき、最初は互角にやりあっていたものの、スマイリーに動きを見切られた鶴蝶が惜しくも負けるところまで見事に演じてみせました。
もちろん、わざと負けたわけですが…わざとではなかったとしても東京卍會肆番隊隊長と互角に渡り合えるくらいには強いといえます。
アングリー、イヌピー、千冬を瞬殺

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関東事変の中盤では、覚醒したアングリーが灰谷兄弟を瞬殺。そのアングリーでさえ、鶴蝶の敵ではありません。
それどころか、身長はあるものの比較的細身の鶴蝶は、アングリーだけでなく千冬とイヌピーまで、まとめて殴り飛ばしてしまうほどの腕力を見せつけたのです。
足技ではマイキーやイザナに軍配が上がりますが、投技だけなら鶴蝶は作中トップクラスの部類であることに間違いありません。
タケミチには「気持ち」で負けた
関東事変前、黒川イザナのために関東事変を阻止しようとしていた鶴蝶は、関東事変に乗り気ではありませんでした。
現代では殺害されている、恋人、親友、仲間の未来を変えようとしているタケミチとは覚悟が違いました。明らかに格上の鶴蝶相手に、タケミチは気持ちだけで立ち続けたのです。
結果、勝てなくても負けなかったタケミチは、駆け付けたマイキーにバトンを渡せました。タケミチの気持ちが東京卍會の勝機につながったのです。
最強の鶴蝶をもってしても、覚悟のない鶴蝶はタケミチに気持ちで負けてしまいました。
鶴蝶とイザナの関係

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