羽宮一虎の強さは？過去・現代と東卍決別の理由について解説

『東京卍リベンジャーズ(通称：東リベ)』は、暴走族×サスペンス×SFのこれまでにはない不良ものとして話題騒然となった大人気コミックです。『東京リベンジャーズ』としてアニメも大ヒットしているだけでなく、実写映画も好評ですね。

『東京リベンジャーズ』でも人気のエピソードのひとつが「血のハロウィン」ではないでしょうか。

特に、血のハロウィンのキーマンとして登場した羽宮一虎は、人気キャラクターのひとりでもあります。現代での活躍ぶりでさらに人気になっていますね。

今回は、東リベの羽宮一虎について、喧嘩の強さをはじめ、気になる過去と現代、さらに東卍決別の理由についても解説していきます。

羽宮一虎(はねみやかずとら)とは

『東京リベンジャーズ』の羽宮一虎は、芭流覇羅のナンバー3として登場し、血のハロウィンでは「芭流覇羅(オレら)は東卍(トーマン)を嬲り殺しに来たんだよ！」と敵意を剥き出しにしながら東京卍會と対立しました。

しかし…実は、東京卍會の創設メンバーであることがわかります。

東京卍會と敵対してマイキー(佐野万次郎)を恨むようになったある事件があったのです。

羽宮一虎のプロフィール

首筋のトラの刺青とベルのピアスが特徴の羽宮一虎。
過去にあたる2005年時点では中学三年生、現代にあたる2017年時点では27歳です。

中学生の頃は同世代の女の子からも「うちの学校にあんなイケメンいた？」といわれる公式イケメンキャラクターでもあります。

特技が人の爪を剥がすことという物騒な一面ものぞかせていますね。

2003年時点ではパンチパーマ、2005年時点では金色メッシュのウルフヘア、2017年時点では金色のメッシュのロングヘアです。現代のロングヘアはもしかしたら場地圭介を意識している…というのもありえるかもしれないです。

愛機のKawasaki KH400(通称ケッチ)は、宇宙一というほどの惚れ込みよう。かなり改造していることからも、こだわっていたことがうかがえます。

羽宮一虎の声優は土岐隼一さん

『東京リベンジャーズ』の羽宮一虎を演じているのは土岐隼一さんです。

『ユーリ!!! on ICE』のレオ・デ・ラ・イグレシア役、『A3!』の瑠璃川幸役、『TSUKIPRO THE ANIMATION』の衛藤昂輝役、『アイドルマスター SideM』の都築圭役などが代表作として知られています。

また、キャラクターソングだけでなく、自身名義のCDもリリースするほど、歌唱力抜群ですね。

羽宮一虎のケンカの強さ

東京卍會創設時は特攻隊長、その後は芭流覇羅のナンバー3となっている羽宮一虎。

『東京リベンジャーズ』では「喧嘩に弱い」といわれている花垣武道より強いことは間違いなさそうですが…。

ここでは、羽宮一虎の喧嘩の強さについて、作中のエピソードをもとに解説します。

東京卍會元特攻隊長

東京卍會は、黒龍(九代目)に勝利したことで都内の暴走族から一目置かれる存在となりました。

実は、この「カチコミ」に羽宮一虎も参加していたことがわかっています。当時は特攻隊長という肩書です。

この頃、東京卍會創設メンバーは中学生になったばかりです。それでも、たった5人で乗り込み、人数でも体格でも経験値でも不利である黒龍に勝利したのです。

もちろん、東京卍會には「無敵のマイキー」がいましたが、それ以外の4人の戦闘能力がなければ勝利できなかったに違いありません。

ドラケン(龍宮寺堅)、三ツ谷(三ツ谷隆)、パーちん(林田春樹)、バジ(場地圭介)にしても、喧嘩の強さにははばらつきがあるはずです。

ですが、相対的にみて羽宮一虎を含めた全員が人並み以上に喧嘩が強いことは疑いようがありません。

マイキーよりは弱い

血のハロウィンでは鉄パイプでマイキーを殴り付け、絶体絶命にまで追い込んでいますが、言うまでもなく個人対個人では圧倒的に強いのはマイキーです。

マイキーの強烈な蹴りを封じるために足場の悪い廃車の山におびき出し、チョンボとチョメのふたりにマイキーを羽交い絞めにさせたうえで鉄パイプを持ち出したのも、羽宮一虎がマイキーの強さを知っているからでしょう。

しかし、3対1でありながらマイキーの反撃に成す術もありませんでした。

バジよりは弱い

小学校高学年の頃に真夜中のゲームセンターで出会ったふたりは、ちょっとしたトラブルから「表に出ろ！」と喧嘩することになりますが、このときは羽宮一虎が負けています。

この時点では、羽宮一虎はバジより喧嘩が弱かったといえますね。空手をやっているバジに負けるのはしかたないかもしれません。

また、中学三年生(バジは留年しているので中学二年生)になっても、おそらく羽宮一虎よりバジの方が強いはずです。

なぜなら、東京卍會壱番隊隊長としてバジは喧嘩に明け暮れていましたが、二年間少年院にいた羽宮一虎は喧嘩する機会さえなかったからです。

少年院に送致されることなく、東京卍會のひとりとして実戦経験を積んでいれば、もしかしたらバジより羽宮一虎の方が強くなっていたかもしれませんね。

羽宮一虎の過去・現代

『東京リベンジャーズ』では、主人公・花垣武道の過去改変によって、主要登場人物の過去・現在が大幅に変化する作品でもあります。

特に、血のハロウィンの過去改変により、羽宮一虎の過去と現代は、生死さえ変わっているのです。

ここでは、複雑な羽宮一虎の過去と現代についてまとめます。

羽宮一虎の過去

8・3抗争後の過去では、血のハロウィンで羽宮一虎は死亡しています。羽宮一虎がバジを殺害したことに激高したマイキーが羽宮一虎を殴り殺しにしたからです。

ですが、過去改変によって、血のハロウィンでの結末が変わります。

カズトラがナイフでバジを刺しても即死にはいたらなかったのです。バジは腹を刺して自害しました。羽宮一虎に自責の念を抱かせないため、そしてマイキーが羽宮一虎を殺さないようにするためです。

その結果、マイキーがカズトラを殺害することはなくなり、カズトラは少年院に送致されることになったのです。

そして、少年院で面会したドラケンから「これからもおまえ(一虎)は東卍(トーマン)の一員だ」というマイキーの言葉を伝えられます。

羽宮一虎の現在

血のハロウィンで過去改変されてからの現代では、少年院出所後、松野千冬(千冬)と橘直人(ナオト)とともに、東京卍會の幹部のひとりとなっている稀咲鉄太を追い詰めようとしていました。

窮地のタケミチを助け出しナオトに引き合わせたことで、タケミチは聖夜決戦前にタイムリープできました。また、聖夜決戦後の現代では、ドラケン、三ツ谷、千冬などと同様、出所後にマイキーによって殺害されています。

ですが、関東事変後の未来では、XJ(ペケジェイ)ランドというペットショップで従業員となっていることがわかっています。

ちなみに、このXJランドは、千冬が経営するペットショップです。

また、梵天の首領となったマイキーのことを気にかけており、タケミチには「今度は俺がマイキーを…佐野万次郎を救いたい」と言って協力していますね。

今日9月16日は羽宮 一虎の誕生日(^^)

一虎「本当にこのケッチくれんの？」
千冬「一虎クンコミュ力低いから祝ってくれる友達いないっしょ？」
一虎「一言多いわー。だから女にモテねーんだよオマエ」
千冬「アンタもね」

（和） pic.twitter.com/LxS4fRZTSC

— 東京卍リベンジャーズ【公式】 (@toman_official) September 15, 2020

羽宮一虎が東卍と決別した理由

東京卍會の設立のきっかけになったのは、実は羽宮一虎でした。

東京卍會は黒龍と揉めている羽宮一虎のために「俺たちも暴走族(チーム)を作るんだ」と結成されたいきさつがあったのです。

このいきさつから、誰よりも、東京卍會を羽宮一虎が大切にしていたことは想像できるはず。ですが、ある事件をきっかけに羽宮一虎は東卍と決別することになります。

マイキーの誕生日プレゼントに、バイクショップでマイキーが乗りたがっていた「バブ」を盗もうとしたことが事件の発端です。場地圭介を巻き込み、ふたりで犯行に及んでいます。

このとき、羽宮一虎はバイクショップの店主を殺害してしまうのですが…この店主こそが、マイキーの実兄の佐野真一郎だったのです。

羽宮一虎はこの事件を受け入れることができませんでした。

そして、少年院ではすべてマイキーのせいだと恨みを持ち続け、出所後にはマイキーを殺すために芭流覇羅のナンバー3となり、東京卍會に敵対しました。

まとめ

『東京リベンジャーズ(東リベ)』の人気キャラクター・羽宮一虎は、東京卍會の創設メンバーでしたが、マイキーの兄を殺害した事件をきっかけに決別。

その後は、マイキーを殺すために‎芭流覇羅のナンバー3となり、血のハロウィンではバジが死亡する原因のひとつとなります。

ですが、その後は少年院で自分の罪と向き合い、現代では東京卍會のために活躍しているのです。

現在、マイキーを助けるためタケミチは10年前にタイムリープしています。三天抗争後の現代での羽宮一虎がどのようになっているのか気になりますね。