『東京リベンジャーズ(東リベ)』は、累計発行部数2000万部を突破する、超人気漫画です。東京卍會だけでなく、次から次へと魅力的な不良たちが登場するのも人気の理由ではないでしょうか。
特に、横浜天竺の総長・黒川イザナは、東京卍會の敵でありながら人気のあるキャラクターです。
そこで今回は、『東京リベンジャーズ』の黒川イザナについて、複雑すぎる佐野家との関係と過去と現代、それから死亡理由について解説します。
単行本24巻以降のネタバレが含まれてるよ!
目次
黒川イザナとは
『東京リベンジャーズ』の黒川イザナは、横浜天竺の総長として、そしてマイキーとエマの異母兄として登場しました。
異母弟のマイキーに対する嫉妬心を稀咲鉄太に利用され、関東事変を引き起こしたのです。
幼い頃のエマからは「ニィ」と呼ばれていたみたいだね
黒川イザナのプロフィール
所属 | 黒龍(8 代目) → 天竺 |
生年月日 | 1987年8月30日 |
身長 | 165cm |
体重 | 58g |
愛機 | ホンダCBR400F |
S62世代の黒川イザナは1987年生まれで、関東事変当時は18歳です。
ただ、黒川イザナが高校生なのかどうかはわかりません。また、児童養護施設にいましたが、黒龍総長の頃や天竺総長の頃、どのように生活していたのかも明らかになっていません。
現代では29歳になっていますが…とてもアラサーには見えないほど、少年めいた容姿をしています。
小柄で童顔な顔立ちのイザナは、褐色の肌と銀髪が特徴的です。「カランカラン」と音のする個性的な長方形のピアスをしています。
ヘアスタイルは、センターパートのボブスタイルでサイドからバックにかけて刈り上げたもの。関東事変後のマイキーは、イザナそっくりのヘアスタイルをしているのですが、17巻の表紙のイザナと24巻の表紙の現代マイキーがそっくりだと話題になりました。
マイキーのプロフィールは、誕生日は8月20日、身長は162cmで体重は56kg、しかもバイクはホンダCB250Tで、実は誕生日も体格もバイクの種類も似てるんだよ!
黒川イザナの喧嘩の強さ
黒川イザナは喧嘩に強そうな見た目をしているとはいえませんが、マイキー同様、作中きっての喧嘩の強いキャラクターです。
ここからは、黒川イザナの喧嘩の強さについて、これまでのエピソードをもとに解説します。
無敵のマイキーと互角に蹴り合う
東卍と天竺の頂上決戦といわれた、イザナとマイキーのタイマン。
「核弾頭みたいな」マイキーの蹴りを、ポケットに両手を突っ込んだまま受け止めたイザナは、「崩した体勢からでもこの威力!やべーな!」といっていますが余裕をみせています。
イザナはマイキーと互角以上に蹴り合っていましたが、マイキーの蹴りを受け止め続けたことで、イザナの攻撃が鈍くなっていき、マイキーに追い込まれていきました。
ただし、関東事変までマイキーと互角に蹴り合うことができたのはイザナだけなので、イザナは「マイキー級」といって間違いありません。
小柄なふたりの蹴り合いは、体格以上の迫力があったよね!
S62世代最強
極悪の世代といわれているS62世代は、少年院収監中に出会いました。黒川イザナ、武藤泰宏、望月莞爾、灰谷兄弟(蘭・竜胆)、斑目獅音の6人です。
昭和62年生まれの6人は、それぞれ暴走族のトップを張れるほどの実力者といわれています。
少年院に収監されていたイザナは、収監中の不良たちを次から次へとノシていました。極悪の世代も傷だらけになっていたので、イザナには適わなかったようです。
このエピソードから、S62世代最強はイザナであることがわかります。
でも、天竺ではS62世代より鶴蝶が強いんだよね。イザナと鶴蝶はどっちが強いんだろう?
黒川イザナと佐野家の関係性
佐野家の三兄弟(真一郎・マイキー・エマ)の祖父にあたる佐野万作から順番にみていきましょう。
佐野万作の息子が真、そして妻が桜子です。
そして、夫婦には長男の真一郎と万次郎がいます。
しかし、佐野真は黒川カレンと不倫しており、ふたりの間にはイザナとエマが誕生しています。その後、黒川イザナは施設に引き取られ、黒川エマは佐野家に引き取られ、佐野エマとなりました。
関東事変では、黒川イザナが佐野真と黒川カレンのこどもではなく、佐野家の三兄の誰とも血縁関係がないことがわかります。黒川カレンの夫とフィリピン人の女性の間のこどもだったのです。
黒川イザナと佐野家の関係性をまとめると、マイキーとエマはイザナを異母兄だと思っていましたが、実際には黒川イザナと佐野家には血縁関係がないということになります。
エマはイザナが兄ではないと知らないまま殺されてしまったんだね…。
黒川イザナの過去と現代
東京卍會では聖夜決戦後、稀咲と半間が追放されました。
ミッションコンプリートしたタケミチでしたが、待っていたのは、マイキーが東京卍會の古株を殺害している「最悪の現代」だったのです。
どうして最悪の現代になってしまったのか…それは、マイキーを利用して「オレが日本一の不良と呼ばれるまで計10年」という稀咲の計画が崩れてしまったからです。
マイキーを利用できなくなった稀咲は黒川イザナに目を付けます。利害関係が一致したイザナが稀咲と手を組んだことで、黒川イザナの過去と現代も大きく変わりました。
ここでは、聖夜決戦後と関東事変後の未来の鍵を握る、黒川イザナの過去と未来についてまとめます。
黒川イザナの過去
児童養護施設に預けられることになった黒川イザナは、妹のエマとは生き別れになってしまいました。その後、児童養護施設で交通事故で両親を失った鶴蝶と出会い、ふたりの王と下僕という関係が始まります。
また、児童養護施設にいた頃、「兄」と名乗る真一郎が訪ねてきており、以来、兄弟として親交を深めていったのです。不良の遊び方、不良の服装と髪型、そして笑い方も、すべて真一郎から教わりました。異母兄を追いかけるように不良になったイザナは、少年院に収監されていたこともあります。
少年院出所後は、黒龍8代目を継ぎますが、次第にマイキーに嫉妬するようになり、黒龍をゆすり、強盗、薬、なんでもありの極悪集団にまで貶めてしまったのです。
黒龍総長引退から数年後、真一郎が殺害されると、不良の一線から退きます。
数年後、2005年から2006年にかけて天竺を結成。東京卍會対天竺の決戦となった関東事変では、総長同士のタイマンでイザナがマイキーに負けます。
さらに、イザナは鶴蝶を庇って死亡したのです。
関東事変の最終的な目的は、「オレ(イザナ)はオマエ(マイキー)を灰にして真一郎にする」こと…!マイキーを苦しませ続けるために、関東事変を引き起こしたんだよ!
黒川イザナの現代
聖夜決戦後の「最悪の現代」では、東京卍會は東卍古株の幹部たちが、闇落ちしたマイキーに殺害されており、フィリピンに逃亡していたマイキーも死亡しているという状況です。
マイキーを闇落ちさせたのは、「オレのマイキー」にしようとしていたイザナです。
東京卍會のトップはマイキーですが、実権を握っていたのはイザナであり、鶴蝶、乾青宗(イヌピー)、九井一(ココ)は、部下になっています。
フィリピンで「オレのマイキー」を殺害したタケミチとナオトには恨みがあり、ふたりに復讐しています。ですが、関東事変でイザナは命を落としたため、関東事変後の現代にはいません。
カクチョーのように一命を取りとめていたら、12年後のイザナはなにをしていたのかな。
黒川イザナの死亡理由・死亡シーン
関東事変ではタイマンで追い込まれ、マイキーを銃で撃とうとしたイザナを鶴蝶が体を張って阻止しようとします。
すると、計画の邪魔になる鶴蝶を、稀咲が銃で撃ちました。それでも立ち向かってくる鶴蝶に、稀咲は銃弾を数発撃ち込みますが、撃たれたのは鶴蝶ではなく、鶴蝶を庇ったイザナだったのです。
そして「オマエしかいないから」と、これまでにない笑顔を見せました。
死の間際、マイキーに実は真一郎ともマイキーともエマとも、誰とも血がつながっていないことを打ち明け、最期にエマの名前を呼びかけ、息を引き取りました。
そして、イザナの手を握りしめた鶴蝶は、「寂しい思いはさせねぇよ…オレも…今…そっち逝くから」と笑いかけ意識を失いました。
イザナは体が勝手に動いたって言ってたけど…血のつながりを越えたふたりの絆に涙したのは私だけじゃないはず!
まとめ
『東京リベンジャーズ』では、東卍の敵という一言では語ることができない黒川イザナ。
関東事変後の現代の梵天幹部は、まるで、その意思を継ぐかのように、イザナのピアスのデザインの刺青を彫っています。
すでに死亡してしまったイザナですが、梵天にどのように影響を与えたのか、とても気になりますね。
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よーーーーーーーーーーーー