『るろうに剣心』は和月伸宏先生により週刊少年ジャンプで連載されていた大人気漫画作品であり、現在もジャンプSQで続編となる『北海道編』が連載中です。
少年ジャンプで連載された無印版の頃からCDドラマ化やテレビアニメ化を始め、OVAや劇場版、さらにゲーム化も果たしましたが、2023年からフジテレビ系列のノイタミナ枠でリメイク版となる新作アニメも放送予定です。
本記事では『るろうに剣心』の人物相関図を作成してみました。
リアルタイムで原作や旧作アニメに触れた人達は復習として、これから初めて触れる人達には新作アニメに備えての軽い予習として活用していただけると幸いです。
目次
- 1 『るろうに剣心』の人物相関図
- 2 剣心と東京の仲間たち
- 3 剣心が東京で闘う宿敵たち
- 4 隠密御庭番衆(おんみつおにわばんしゅう)
- 5 剣心と縁の深い人物たち
- 6 志々雄一派(ししおいっぱ)
- 7 復讐者と同志たち
- 8 まとめ
『るろうに剣心』の人物相関図
今回は少年ジャンプで連載されていた無印版に絞る形で作成しております。
無印版では大きく分けて「東京編」「京都編」「追憶編」「人誅編」と、4つのエピソードで構成されています。
伝説の人斬りだった剣心が“不殺”を誓いながらも多くの仲間たちとの触れ合いや、手強い宿敵たちと繰り広げる剣術バトルが多くの読者たちを惹きつけた名作です。
剣心と東京の仲間たち
まずは、剣心と共に東京で過ごす仲間たちを紹介します。
緋村剣心(ひむら けんしん)
生年月日 | 嘉永2年6月30日 |
年齢 | 28歳(本当は30代) |
身長 | 158cm |
体重 | 48kg |
血液型 | AB型 |
星座 | 双子座 |
出身地 | 関西地方 |
特技 | 剣術、家事全般、口八丁 |
本名 | 心太(苗字は不明) |
CV | 緒方恵(CDドラマ) 涼風真世(旧作アニメ) 斎藤壮馬(新作アニメ) |
本作品の主人公で、赤い髪と左頬の十字傷が特徴的な優男です。
逆刃刀を持って“不殺(ころさず)”を誓いながら戦う流浪人ですが、東京で出会った薫を比留間兄弟から救ったことが縁で神谷道場に居候します。
話す時につける「ござる」の語尾も特徴的で、普段は温厚で優しい性格ですが、人の命や人生を理不尽に奪う者たちに対しては激しい怒りを見せながら「飛天御剣流」の剣で容赦なく叩きのめします。
しかし怒りが頂点に達した場合でも不殺の誓いはも守っており、自分の剣で命を奪うことはありませんでした。
剣心の正体と過去は伝説の人斬り”緋村抜刀斎”
本編では平和や弱い者を守るために己の剣を振るう剣心ですが、その正体とは実は「伝説の人斬り“緋村抜刀斎”」であり、幕末時代で活躍していた頃から始め、本編の時代である現在でも多くの人達から恐れられる存在です。
剣心自身は元々は関西地方の貧しい家の生まれであり、借金のかたに人買いの者たちに連れられる中、野盗たちに殺されそうになったところを飛天御剣流の正統継承者・比古清十郎に助けられました。
この出会いがキッカケとなり、比古の弟子にされて飛天御剣流の修行を始めます。
しかし修行中の中で、日本全土を巻き込む動乱が起こり比古師匠と喧嘩別れした末に長州派・維新志士に加担します。
その中で”人斬り抜刀斎”として幕府や新撰組の強敵たちを始め、多くの人を斬り殺してきました。
当時は、人斬りも“日本の平和ある未来のため”と信じながら戦い続けてきた剣心ですが、自分の妻となった雪代巴を誤って斬殺したことでの後悔と苦悩から、本編の”不殺”を誓いました。
緋村剣心(人斬り抜刀斎)の過去と本名や結婚、十字傷や不殺の理由は「緋村剣心(人斬り抜刀斎)の過去と本名・結婚 | 十字傷や不殺の理由」の記事を参照ください。
本編で日本の平和を守りながら、己の”答え”も見出した
巴と死別した後からは“遊撃剣士”として幕末を戦ってきた剣心ですが、同じ時期に彼の後継者となり、明治時代に変わってからも暗躍し続けている志々雄真実と闘うことになります。
刀匠・新井赤空が残した「逆刃刀・真打」と比古師匠から伝授された奥義「天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)」を駆使して闘った結果、志々雄一派から日本を守り抜きました。
また、剣心に強い恨みを抱く雪代縁との闘いで「己の“答え”」も見出した末に退けることにも成功しました。
最終話で自分の逆刃刀を弥彦に託した
志々雄や縁との死闘を乗り越えた後は薫と結婚した上、一人息子となる剣路も授かりました。
ただ、これまでの度重なる激闘や飛天の剣を振るい過ぎた負担が蓄積した結果、飛天御剣流を使えない身体となっていました。
さらに元服(明治時代での成人)を迎えた弥彦に自分の逆刃刀を授けましたが、それでも剣心自身は平和や弱い者たちを守るために戦い続けることを決意します。
しかし続編の『北海道編』ではさらに強大な力をもつ集団「剣客兵器」と戦うこととなり、弥彦から再び逆刃刀を受け取って新たな闘いに身を投じています。
緋村剣心(人斬り抜刀斎)の死因や死亡時の年齢、北海道編で迎える結末については「緋村剣心(人斬り抜刀斎)の死因・梅毒にかかった理由 | 北海道編で迎える結末とは?」の記事を参照ください。
神谷薫(かみや かおる)
生年月日 | 文久2年6月 |
年齢 | 17歳→22歳(最終話) |
身長 | 155cm |
体重 | 41kg |
血液型 | O型 |
出身地 | 東京 |
特技 | 剣術(竹刀や木刀) |
CV | 櫻井智(CDドラマ) 藤谷美紀(旧作アニメ) 高橋李依(新作アニメ) |
本作品のメインヒロインで、死別した父親(越路郎)が興した「神谷活神流」という流派の活人剣の使い手であり、近所では”剣術小町”とも呼ばれています。
神谷道場の師範代として門下生たちを育ててきましたが、本編開始時に比留間兄弟によって起こされた”辻斬り騒動”のせいで全ての門下生たちから逃げられてしまっています。
それでも1人で騒動を起こした犯人を捜索する中で剣心と出会い、助けられた縁で彼を居候させました。
比留間兄弟を仕留めたことで再び活人剣を復活させようと奮起する中、剣心のノリと労いによって士族の息子・明神弥彦を新たな弟子に取りました。
竹刀剣術なら全国レベルの強さを誇る
一流の流派を担う薫は竹刀剣術では全国レベルの強さを誇り、本来は強いキャラクターです。
しかし、本作品では剣心や佐之助を始めとした人間離れした強さや必殺技をもつ者ばかりが集まっているため、戦闘での活躍シーンは決して多くはありませんでした。
(旧作アニメでは柔術も強いことが判明しました)
最終話では剣心と結婚して息子と多くの門下生にも恵まれた
剣心と縁による決着がついた後には剣心と結婚して剣路という子供も授かりました。
さらに5年後となる最終話では師範となっていた上、多くの新たな門下生たちも入門しており、その中には人誅編で弥彦と共に鯨波と勇敢に戦った新米警官の新市や佐之助の弟(央太)もいて剣術修行に励んでくれています。
神谷薫の強さや奥義、結婚、北海道編で迎える結末については「【るろうに剣心】神谷薫の結婚と息子・死亡説 | 強さと奥義・北海道編での結末とは」の記事を参照ください。
明神弥彦(みょうじん やひこ)
生年月日 | 明治元年8月 |
年齢 | 10歳→15歳(最終話) |
身長 | 128cm |
体重 | 23kg |
血液型 | B型 |
出身地 | 東京 |
特技 | 剣術(竹刀や木刀)、スリ |
CV | 高山みなみ(CDドラマ) 冨永みーな(旧作アニメ) 小市眞琴(新作アニメ) |
東京府士族の少年で、明治維新の混乱により幼くして両親を亡くして孤児となりました。
孤児となってからは”集英組”というヤクザの団体に拾われ「スリ」として働かされてきましたが、剣心や薫との出会いで“武士や士族の誇り”を取り戻すと同時に剣心に引き取られる形で神谷道場に住み込みの弟子となって暮らし始めます。
プライドが高く生意気な性格ですが、それが弥彦の闘争心にもなっており、自分より強い相手に対しても臆せずに強気で挑んできました。
“10歳の中では1番の強さ”を誇る
初登場したばかりの頃はまだ神谷道場に入門したばかりな上に剣術そのものを始めたばかりの弥彦でしたが、ここぞという勝負の時では必ず勝利をおさめてきました。
番外編では長岡幹雄を倒すことで同じバイト先で働く燕を救った上、京都編では十本刀の1人(騙也)との勝負で「見様見真似龍追閃」を喰らわせたことで倒しています。
さらに人誅編でも乙和の使う暗器で重傷を負わされた中で命を振り絞って放った一撃で倒しました。
その強さは師匠である薫からも認められており「10歳の中では“1番の強さ”を誇る」とまで言わせています。
最終話では師範代となり剣心の逆刃刀を受け継いだ
人誅編の完結から5年後には心身とも飛躍的な成長を遂げました。
神谷道場では由太郎と共に“師範代”となっていた上、15歳の誕生日を迎えた日(最終話)では“元服の祝い”として剣心から逆刃刀を授けられました。
また、人誅編の時に習得した神谷活神流の奥義「刀止め」や「刃渡り」も、この時には余裕で使えています。
また、本編の後日談として描かれた読切作品『弥彦の逆刃刀』では、初めて抜いた逆刃刀で志々雄一派の残党を仕留めています。
しかし続編となる『北海道編』では神谷道場の留守を担当したことや北海道へ向かう剣心に必要と判断したため、逆刃刀を剣心に返しました。
明神弥彦の強さや奥義、燕との結婚や子供については「【るろうに剣心】明神弥彦こそ主人公? | 強さと奥義・燕との結婚や子供」の記事を参照ください。
相楽左之助(さがら さのすけ)
生年月日 | 万延元年2月 |
年齢 | 19歳→24歳(北海道編) |
身長 | 179cm |
体重 | 71kg |
血液型 | B型 |
星座 | 魚座 |
出身地 | 信濃(長野県) |
特技 | 喧嘩、長距離走 |
CV | 関智一(CDドラマ) 上田祐司(旧作アニメ) 八代拓(新作アニメ) |
長身で服の背中に「悪一文字」を背負っている喧嘩屋の青年です。
喧嘩っ早く荒々しい性格ですが、弱い者イジメなどを嫌う正義感溢れる熱血漢でもあります。
信濃の大根農家で長男として生まれましたが、幼少期の頃に出会った赤報隊に憧れて家出同然で入って準隊士となりました。
しかし、その赤報隊が維新政府により「偽官軍」の汚名を着せられた上、最も尊敬してきた相良総三まで処刑されたことで明治維新に対して強い恨みを抱いています。
赤報隊が処刑されてからは「喧嘩屋“斬左”」として喧嘩に明け暮れる日々を送りながら”赤べこ”で剣士と出会ったことと脱獄してきた比留間兄弟からの依頼により、剣心と戦います。
その闘いの果てに愛用してきた”斬馬刀”を折られて敗北した後は「剣心の親友」となり、神谷道場でタダ飯にありつきながら御庭番衆や志々雄一派との戦いで剣心の助けとなりながら大活躍しました。
安慈から伝授された”二重の極み”が強力
持ち前の徒手空拳や斬馬刀をも軽く扱う程の怪力で東京編までは剣心に次ぐ強さを見せてきた佐之助ですが、京都編からは斎藤を始めとした幕末の猛者たちには及ばず敗北することも増えました。
しかし剣心を追って京都へ向かう途中で出会った悠久山安慈から伝授された“二重の極み”という技が非常に強力であり、この技を習得しただけでも劇的なパワーアップを果たしたました。
しかし、その安慈も実は志々雄の配下となる十本刀の1人であり、再会と同時に戦うこととなります。
さらに安慈の悲しい過去を聞かされた後も、自分の拳で答えながら二重の極みを更に強化した“三重の極み”で倒した上、安慈の間違いを認めらさせたのです。
終盤で旅立つが、北海道編で再び剣心たちと一緒に戦う
剣心と縁による決着がついて一時的に落ち着きますが、一度戻った故郷で明治政府の高官(谷)をボコボコに懲らしめたことで指名手配されていました。
そのことで警官たちから“追われる身”とされたため、一度は逃亡する形でアメリカへ旅立ち、モンゴルなど世界中を旅する生活を送ります。
しかし『北海道編』で帰国してからは佐之助も北海道まで追いかけては剣心たちと再会し、剣客兵器の猛者たちと戦っています。
相楽左之助の強さと必殺技、過去や家族、恋愛事情については「【るろうに剣心】相楽左之助の強さと必殺技・過去や家族 | 恵たちとの恋愛事情」の記事を参照ください。
高荷恵(たかに めぐみ)
生年月日 | 安政4年12月 |
年齢 | 22歳→27歳(北海道編) |
身長 | 166cm |
体重 | 45kg |
出身地 | 会津(福島県) |
特技 | 医療、料理 |
CV | 土井美加(旧作アニメ) 大西沙織(新作アニメ) |
会津出身の美人女医ですが、自分が助手を務めた医師が悪徳商人の武田観柳と組んでいたことが災いし、恵自身も観柳に追われながら新型阿片(蜘蛛乃巣)を作らせていました。
観柳の手下たちから逃げ続ける中で剣心たちに救われたことがキッカケで神谷道場かかりつけの病院(小國診療所)で“玄斎先生の助手”として働き始めます。
その後も剣心や佐之助の怪我の治療を続けてくれますが、その優れた医療能力により剣心の身体に起き始めた“異変”にもいち早く気づいています。
しかし、会津で起きている医師不足の問題や離れ離れとなった家族を捜すため、人誅編で縁を退けた後は単身で故郷の会津へと帰っていきました。
最終話以降も治療面で頼れる存在となった
会津へ帰る前に剣心に対して身体の異変について説明してくれただけでは終わらず、最終話の後日談として描かれた短編作品『春に桜』でのお花見で操や蒼紫と同様に剣心たちに会いに来た時にも彼の身体を気にかけています。
さらに原作とは異なる結末を迎えたOVA『星霜編』では自ら望んで剣心と同じ病にかかって苦しむ薫の看病までしてくれました。
続編の『北海道編』でも剣心から頼まれる形で北海道へ向かっているようですが、続編での再登場にも大きな期待がもてる1人です。
高荷恵の過去と出生、恋愛事情や北海道編での再登場については「【るろうに剣心】高荷恵の過去と出生 | 左之助たちとの恋愛関係・北海道編での再登場について」の記事を参照ください。
関原妙(せきはら たえ)
生年月日 | 不明 |
年齢 | 29歳→34歳(北海道編) |
出身地 | 京都府 |
趣味 | 錦絵集め(特に月岡津南の絵が好き) |
CV | 根谷美智子(CDドラマ) 島本須美(旧作アニメ) 能登麻美子(新作アニメ) |
神谷道場の近くにある人気の牛鍋屋「赤べこ」の店長の娘であり、お店では妙自身が主体となって働いています。
朗らかな関西弁による話し方が特徴で、剣心や薫たちの良き理解者として細やかな支えとなってくれました。
それでも商売人としての気質を失うことはなく、佐之助のツケの回数や金額をしっかり計算しています。
また、人誅編で赤べこ店舗が壊された直後もめげずに仮店舗を構えて商売をすぐに再開する根性まで見せていました。
また、双子の姉・冴もおり、冴の方は京都で姉妹店「白べこ」を切り盛りしており、彼女も京都編で剣心たちの助けとなってくれました。
三条燕(さんじょう つばめ)
生年月日 | 明治元年2月 |
年齢 | 10歳→15歳(最終話) |
CV | 白鳥由里(旧作アニメ) 大野柚布子(新作アニメ) |
黒髪のおかっぱ頭が特徴的な下級士族の少女です。
弥彦より少し後に赤べこに入って働き始める形で初登場しましたが、その理由は主君の家の息子である長岡幹雄から強迫も含める形で命令で“お店の鍵型”を入手するためでした。
自分の生まれた家や古い主従関係に囚われながら生き続けてきたため、気が優しく引っ込み思案な性格でしたが、弥彦が長岡を倒して救ってくれたことがキッカケで少しずつ強い心を持ち始めていきました。
三条燕の出身や弥彦との結婚、実写版(映画)や旧作アニメとの違いについては「【るろうに剣心】三条燕が弥彦と結婚する時期や子供 | 実写版や旧作アニメとの違い」の記事を参照ください。
塚山由太郎(つかやま ゆたろう)
生年月日 | 明治元年11月 |
年齢 | 10歳→15歳(北海道編) |
出身地 | 東京府 |
CV | 三瓶由布子 |
刀剣の売買を行う塚山商会の一人息子として生まれた士族の少年で「石動雷十太の一番弟子」であることを誇りながら、彼の道場破りに同行しています。
雷十太と共に訪れた前川道場で剣心たちと出会い、神谷道場で同い年の弥彦と競い合いながらの稽古を始めます。
自分の師匠(雷十太)から稽古をつけてもらえてなく、初登場時では完全な初心者でしたが剣術の才能はあり、たった1週間ほどの稽古で弥彦を驚かせる程の実力にまで成長しました。
しかし、信じてきた雷十太の裏切りにより右腕を負傷させられたことで“剣術のできない身体”にされてしまいます。
その後は治療のため父親と共にドイツへ旅立ちますが、出立するタイミングで弥彦から喝を入れられたことにより、元気を取り戻しました。
帰国後は実家の稼業を継いでいた
5年後には帰国していた上に、父親の稼業を継いで「塚山商会の若旦那」として立派に働く由太郎ですが、その一方で剣術を諦めていたことを弥彦に話しています。
これにはドイツでの医学や治療でも「由太郎の右腕が完治しなかったこと」が最も大きな理由となりますが、それと同時に自分が主となって働く塚山商会での事業が忙しいためとも解釈できます。
また、旧作アニメでは原作よりも早いタイミングで一時的な帰国も果たしていますが、こちらの方では由太郎の目標が「医者」へ変わったためという設定に変更されていました。
塚山由太郎と弥彦や燕との関係性、旧作アニメや北海道編での「その後」については「【るろうに剣心】塚山由太郎と弥彦や燕との三角関係 | 旧作アニメや北海道編でのその後」の記事を参照ください。
月岡津南(つきおか つなん)
本名 | 月岡克浩(かつひろ) |
生年月日 | 安政7年1月 |
年齢 | 18歳→23歳(北海道編) |
出身地 | 信州(長野県) |
CV | 家中宏(旧作アニメ) 梅原裕一郎(新作アニメ) |
東京で評判の高い浮世絵師であり、彼の描く錦絵は高い人気を誇ります。
錦絵集めを趣味としている赤べこの妙と三条燕も津南の錦絵のファンであり、左之助が神谷道場で開いた宴会では妙と燕に似顔絵を描いてくれるサービスもしていました。
しかし、少年期では左之助と一緒に「赤報隊の準隊士」として活動していた過去をもっており、自分たちの恩師(相楽隊長)に汚名を着せた上に処刑まで行った“明治政府への強い恨み“を抱き続けながら生きてきたのです。
10年ぶりに再会した左之助の協力も得た形で「内務省への襲撃」まで実行するも空しく、自分たちを待ち伏せしていた剣心に止められたため、津南たちの作戦は失敗に終わります。
それでも復讐を完全に諦めたわけではなく、今後は前職(新聞屋)に戻り「絵草紙新聞で明治政府の非道を正す」という方法に切り替えました。
全編においての出番は少なめでしたが手先の器用さが際立っており、京都編では左之助に渡した“新作の炸裂弾”で志々雄一派の東京への出航を食い止めることに貢献しました。
また、旧作アニメでのみ描かれた「風水編」では薫や東京を救うため、剣心や風水師(陣風)と共闘する形で活躍の場にも恵まれたキャラクターとなったのです。
月岡津南の本名と過去、能力やアニメでの活躍については「月岡津南の本名と能力・左之助達との過去 | 北海道編や旧作アニメとの違い」の記事を参照ください。
剣心が東京で闘う宿敵たち
ここからは東京編で剣心が闘うことになる宿敵たちを紹介していきます。
鵜堂刃衛(うどう じんえ)
通称 | 黒笠 |
CV | 石塚運昇(CDドラマ) 大塚明夫(旧作アニメ) 杉田智和(新作アニメ) |
政府の要人を中心に暗殺活動を行なっている浮浪人斬りです。
“二階堂平方”という剣術の使い手でもあり、その奥義「心の一方」で標的たちの動きを止めながら斬り殺します。
幕末時代では新撰組の隊士として戦っていたものの、同じ猛者である剣心や斎藤とは違って己の殺人欲を満たすためだけに闘う危険人物です。
その危険性は明治になった現在でも続いており、陸軍省の要人(谷十三郎)の暗殺に潜入した時に出会った剣心の強さに興味を抱きながら標的を変更しました。
さらに剣心にも抜刀斎の頃の強さに立ち戻らせたいために薫を攫って人質にした上、心の一方を強くかけることで命を奪おうとまでする非情さも併せもっています。
その結果、抜刀斎に立ち戻った剣心と戦う念願は叶ったものの、彼の強さに敗北した後は自害する形で死亡しました。
黒笠(鵜堂刃衛)の強さと奥義、正体や死亡後の再登場については「【るろうに剣心】黒笠(鵜堂刃衛)の正体と過去 | 強さと奥義・死亡後の再登場について
」の記事を参照ください。
武田観柳(たけだ かんりゅう)
生年月日 | 嘉永元年9月 |
年齢 | 29歳(無印版)→34歳(北海道編) |
身長 | 169cm |
体重 | 60kg |
血液型 | A型 |
CV | 飛田展男(旧作アニメ) 真殿光昭(新作アニメ) |
表向きでは東京で活躍する青年実業家ですが、その本性は高荷恵に新型阿片「蜘蛛之巣」を大量に生産させた上で、多くの犠牲者たちを出しながら莫大な利益を得ている悪徳商人です。
50人もの私兵団に加えて、四乃森蒼紫率いる“隠密御庭番衆”まで自分の配下に引き入れた上で恵の奪還のために潜入した剣心たちを迎撃させます。
しかし“蒼紫たちの敗北”と“回転式機関銃の弾切れ”によって剣心に懲らしめられた後、駆けつけてきた警官隊に捕縛されました。
北海道での再登場時には剣客兵器の本多を倒した
捕縛された後は安慈和尚と同じ”樺戸集治監”に収容されてましたが、剣客兵器が起こした実検戦闘に紛れる形で他の囚人たちと一緒に脱獄しました。
脱獄後、剣客兵器との取引により「雅桐刀の販売」で再起したところで剣心たちと再会してしまいます。
しかし、その後に繰り広げた剣客兵器の1人・本多雨読と撃ち合い戦う中、弟子にさせた井上阿爛との名コンビプレイにより見事に撃ち倒しました。
武田観柳の能力と北海道編での再登場、実写版については「【るろうに剣心】武田観柳の能力・北海道編で再登場した理由 | 実写映画や舞台(宝塚)が与えた影響」の記事を参照ください。
石動雷十太(いするぎ らいじゅうた)
生年月日 | 嘉永3年5月 |
身長 | 190cm |
体重 | 90kg |
CV | 大林隆介(旧作アニメ) 三宅健太(新作アニメ) |
古流剣術を元に創設した剣客集団「真古流」の指導者です。
“殺人剣術至上主義”を掲げて、複数名の同志たちやコロツキの部下たちを率いて“道場破り”と称しては日本全国の竹刀剣術の道場を潰して回ってきました。
また、弥彦と同い年の少年・塚山由太郎を弟子に取っていたものの、本心では”出資者(由左衛門)の息子”だったために“師匠のフリ”を演じていただけに過ぎなかったのです。
しかも自分からの誘いに応じなかった剣心を消そうと不意撃ちしてきた中、自分の秘剣・飛飯綱で由太郎の右手を怪我させた上に剣術まで奪ったことで剣心の逆鱗に触れた結果、自信喪失させられながら敗北しました。
石動雷十太の強さと秘剣、アニメとの違いについては「【るろうに剣心】石動雷十太の強さ | 旧作アニメとの違い・北海道編で再登場する可能性」の記事を参照ください。
斎藤一(さいとう はじめ)
生年月日 | 天保15年1月 |
CV | 鈴置洋孝(旧作アニメ) 日野聡(新作アニメ) |
元・新撰組の三番隊組長で、幕末時代では維新志士に加担していた剣心(抜刀斎)と剣を交えた、古い宿敵の1人です。
毒舌かつ人間嫌いな性格ですが「悪・即・斬」の正義を貫きながら闘い続け、その正義は明治になった本編でも揺らいでいません。
また、敵や佐之助に対して吐く「阿呆が」の台詞も特徴の1つです。
明治からは「藤田五郎」と名前も変えた上で警官として活動する中で神谷道場に来訪しては剣心との再戦を果たしました。
しかし、この時の戦闘は自分の意思でなく、新たな上官となった大久保卿や川路から「剣心の力量を調べろ」という命令を受けていたためです。
その後、志々雄が表舞台でも本格的に動き出した中、大久保卿が宗次郎により暗殺された後からは、剣心たちと共闘する形で志々雄一派と戦うようになりました。
しかし、志々雄を倒した後の人誅編でも自分で部下にした張も使いながら、志々雄が所有していた甲鉄艦(煉獄)を売った密売者(縁)を捜査する中で再び剣心たちと共闘することになります。
その後は新たな仕事を受けたため、張を連れながら北海道へ向かったため、最終話まで剣心との決着をつけぬまま姿を消しました。
突き技の”牙突”は一撃必殺の強力技
斎藤の必殺技「牙突」もまた、読者や視聴者たちの中で彼のキャラ性を大きく印象づけています。
「牙突」は平突きを昇華させた技で幕末の頃から使用してきましたが、幾度もの激闘の中で複数の形式も編み出しています。
特に切り札である“零式”の威力は絶大であり、八つ目の左腕を破壊した上、宇水の胴体を真っ二つにしたことで死亡させています。
志々雄の時には不発に終わったものの、命令させられた場合にはまさに一撃必殺の強力技であり、突き技だけに限定すれば本作品の中で最強の必殺技とも言えます。
斎藤一の強さと必殺技、奥さんとの夫婦関係や北海道編での結末については「【るろうに剣心】斎藤一の強さと牙突 | 奥さんとの関係性・北海道編で死亡する?」の記事を参照ください。
北海道編で同じ新撰組隊士と再び共闘する
最終話の目前で北海道に向かった斎藤ですが、その時に受けた任務こそが『北海道編』の大敵である剣客集団でした。
5年もの長い年月もかけた捜索の末に、やっと剣客集団を見つけては剣客集団の中でも上位の強さを誇る凍座白也と交戦します。
その戦闘で愛刀と左腕を負傷しながらも、結果的に捕縛には成功しました。
しかし剣客集団の規模や人数は志々雄一派をも超えており、北海道の各地域にも凍座以外の集団が”実検戦闘”と称しながら町や収監所を襲撃されています。
そんな中で、幕末で同じ新撰組の仲間として戦っていた仲間・永倉新八との再会を果たし、新たに登場した剣客集団の猛者との戦闘でも再び共闘しました。
斎藤と永倉による共闘は『北海道編』の7巻〜8巻で見られます。
隠密御庭番衆(おんみつおにわばんしゅう)
江戸幕府の組織の1つであり、影で江戸城を警護していた忍者のような集団です。
東京編(観柳編)では蒼紫や直属の部下たちと闘うことになったものの、京都編で出会った操や翁は剣心と共に志々雄一派と戦う形で良き協力者となってくれました。
四乃森蒼紫(しのもり あおし)
生年月日 | 嘉永6年1月 |
身長 | 182cm |
体重 | 72kg |
血液型 | A型 |
星座 | 水瓶座 |
出身地 | 東京府 |
趣味 | 茶の湯、瞑想 |
CV | 安原義人(旧作アニメ) 内田雄馬(新作アニメ) |
最後の御頭であり、わずか15歳の時に御頭の座を任された天才隠密です。
初登場時は東京で“観柳の用心棒”をしながら4人の部下たち(般若、式尉、癋見、火男)を引き連れていましたが、それは御庭番衆が組織解体されたために行き場を失った彼らに“最強”という名の華をもたせるためでした。
しかし剣心との闘いで敗北後、観柳が使う回転式機関砲(ガトリングガン)によって4人の部下を死亡させられてからは山籠りの修行を経て、剣心を追いかける形で京都へ行きました。
辿り着いた京都で志々雄と同盟を結んだことで一度は“修羅”に落ちかけたものの、剣心との再戦で目を覚まし、共に志々雄を倒した後は本来の居場所となる葵屋で操や翁と一緒に暮らし始めました。
基本的にクールな性格でいつも冷徹そうな表情ですが、責任感が強く仲間たちを大切に想う気持ちはとても大きいのです。
拳法と二刀小太刀で攻撃と防御を両立
蒼紫は“拳法による攻撃”と“小太刀を使った防御”を両立した「攻防一体型の戦法」を得意としています。
観柳邸での剣心との初戦では拳法だけで剣心に大ダメージを与えた上、彼から繰り出される抜刀術をも小太刀を盾のように扱いながら簡単に防いでしまいます。
しかし、小太刀と流水のような動きを組み合わせた必殺技「回転剣舞」が絶大な威力を誇り、剣心の逆刃刀を収める鉄拵えの鞘をも丸太のように簡単に切り裂きました。
そして剣心に敗北後は小太刀二刀流を習得し、その2本の小太刀による新たな必殺技「回転剣舞・六連」では翁の全身を容赦なく斬り出血多量の重傷まで負わせています。
人誅編では非常に頼れる仲間として活躍した
京都編での再戦で剣心と和解してからは非常に頼れる仲間として活躍しており、人誅編では縁と外印によって仕組まれた“薫の死亡”が偽りのものであることを誰よりも早く見抜きました。
外印によって作られた薫や夷腕坊の人形はかなり人間離れした”外法”の技術で作られており、医者である恵をも騙し通しましたが、外法はむしろ蒼紫たちの方の専門分野でした。
そのため、人誅編は剣心の過去や決別とはまた別に「蒼紫が自分の専門分野も活かしながら活躍できたエピソード」とも言えますね。
縁を退けた後には再び操も連れて京都へ戻ったものの後日談となる『春に桜』でも再登場して、剣心たちとの交流も度々続けていました。
しかし『北海道編』の時期では“身内の不祥事に関わる任務”のために旅立っており、剣心からの協力要請も未だ届いていない状態です。
(ちなみに操も蒼紫について行っている状態です)
四乃森蒼紫の強さと必殺技、北海道編での再登場については「【るろうに剣心】四乃森蒼紫の小太刀と必殺技 | 実写版で死亡した?・北海道編での再登場について」の記事を参照ください。
巻町操(まきまち みさお)
生年月日 | 文久3年11月 |
年齢 | 16歳→21歳(北海道編) |
身長 | 149cm |
体重 | 37kg |
血液型 | B型 |
出身地 | 京都府 |
CV | 櫻井智(旧作アニメ) 山根綺(新作アニメ) |
御庭番衆・先代の御頭(蒼紫の師匠)の孫娘です。
蒼紫に強い好意を抱きながら日本中を回って捜し続ける中、京都を目指して旅立っている剣心と出会いました。
かなりのおてんば娘であり、京都までの道中では持ち前の破天荒な性格で剣心をも振り回していました。
しかし新月村での事件(三島英次の両親殺害)で志々雄一派のことを知った後からは剣心たちの良き協力者となって、同じ葵屋の御庭番衆や京都中の住人たちを指揮しながら志々雄による“京都大火”を食い止めることに貢献しました。
般若譲りの拳法と飛苦無を使いこなす
操も御庭番衆の1人であり、般若から教わってきた拳法や所持している“苦無”という飛び道具も使いこなす実力者であり、並程度の相手(初登場時に自分が騙したヤクザなど)なら余裕で倒せてしまいます。
さらに方治により立案された”葵屋襲撃”に遭った中でも苦無を使う必殺技「貫殺飛苦無」も駆使して、十本刀の1人である鎌足をも薫との共闘で倒しました。
巻町操の強さと技、魅力、その後については「【るろうに剣心】巻町操のその後・うざさとかわいい魅力 | 蒼紫との再登場・実写映画での違い」の記事を参照ください。
柏崎念至(かしわざき ねんじ)
生年月日 | 文政2年9月 |
年齢 | 69歳→74歳(北海道編) |
身長 | 165cm |
CV | 北村弘一(旧作アニメ) 不明(新作アニメ) |
京都の料亭および旅館である「葵屋」の隠居で、操の育ての親でもあります。
日頃は飄々としてますが、その正体は御庭番京都探索方の頭領で「御庭番衆“最恐”」とまで言われた歴戦の忍です。
また、蒼紫からも「先代御頭をも凌ぐ程の手練れ」とまで言われました。
戦闘では両手に装着した“鋼鉄のトンファー”で闘い、本気になって感情が昂ると髪と髭が逆立ちます。
操を葵屋まで送り届けてくれた礼として、剣心に対する協力を惜しまず”人探し”を始め、志々雄一派との戦闘でも薫や弥彦、そして葵屋で働く部下たちの指揮も務めてくれました。
剣心と縁の深い人物たち
ここでは剣心に飛天御剣流を伝授してくれた師匠を始め、幕末時代に縁の深かった者たちを紹介します。
比古清十郎(ひこ せいじゅうろう)
生年月日 | 不明 |
年齢 | 43歳→48歳(北海道編) |
身長 | 189cm |
体重 | 87kg |
血液型 | O型 |
出身地 | 京都府 |
CV | 池田秀一(旧作アニメ) 中村悠一(新作アニメ) |
飛天御剣流の十三代目継承者です。
剣心の師匠かつ育ての親でもあり「剣心」という名前に改名させた人物でもあります。
時代が明治に変わってからは「新津覚之進」という偽名で陶芸家として生活していましたが、帰ってきた剣心に奥義「天翔龍閃」を伝授したことで修行を完成させてくれました。
年齢からは想像できない程の若作りなルックスですが、自画自賛の多いナルシストな性格です。
また、ぶっきらぼうで人間嫌いな性質は斎藤一と共通しているものの、剣心にとっては自分の幼少期の”恥ずかしい過去”まで知られているため「斎藤以上にタチの悪い存在」でもあります。
しかし、その実力は間違いなく本物であり、本作品の中では間違いなく“最強”と言えます。
アニメ版では再登場の機会にも恵まれていた
剣心に奥義を伝授してくれたり葵屋に襲撃してきた十本刀の不二を倒すことで仲間たちを助けてくれたりしましたが、原作での比古の出番は京都編で終わりとなりました。
しかし、アニメ版では京都編以降も「島原編」や「星霜編」などのオリジナルストーリーで再登場しています。
『北海道編』では蒼紫や操とは違う形で行方知れずとなっていますが、比古も高い人気を誇るキャラクターのため、再登場してくれる可能性は高いと思われます。
比古清十郎こそ最強の理由や剣心との過去などついては「【るろうに剣心】比古清十郎こそ最強? | 年齢や過去、死亡せず生きてる理由・実写映画での違い」の記事を参照ください。
雪代巴(ゆきしろ ともえ)
生年月日 | 不明 |
年齢 | 剣心(抜刀斎)より3つ年上 |
出身地 | 江戸 |
CV | 岩男潤子(OVA) 不明(新作アニメ) |
幕末時代に出会った剣心(抜刀斎)の元妻であり、縁の姉です。
しかし、その正体は抜刀斎により斬殺された武士・清里明良の許嫁であり、巴自身は闇乃武と手を組んで復讐という目的で抜刀斎に接近してきた間者(スパイ)だったのです。
それでも山奥での夫婦生活を続けるうちに剣心(抜刀斎)のことも本気で愛するようになりました。
最終的には闇乃武との戦闘で死にかけた剣心(抜刀斎)を救おうとして割って入りながら、剣心(抜刀斎)の剣で斬られて死亡しました。
また、剣心の左頬に十字傷をつけた人物の1人でもあります。
1人目は清里に、そして2人目として巴の短刀で傷つけられた結果、剣心の“十字傷”が完成して本編でも残り続けていたわけです。
桂小五郎(かつら こごろう)
生年月日 | 天保4年6月26日 |
CV | 関智一(OVA) 不明(新作アニメ) |
斎藤一と同じく実在した歴史上の人物をモチーフとされたキャラクターで、長州派維新志士の指導者であると同時に、西郷隆盛や大久保利通と並ぶ“維新三傑”の1人です。
本作品では追憶編(幕末時代)の中で登場し、高杉晋作率いる”奇兵隊”に入隊した剣心(少年期)の剣に希望を見出しながら自身の配下にして“人斬り”を命じてきました。
しかし巴の死亡後に「剣心と飛天御剣流の使い方を誤ったこと」に罪悪感を抱きながら、それ以降は抜刀斎の後継者(志々雄真実)を派遣した上で剣心を“遊撃剣士”という任務に変更しながら戊辰戦争や鳥羽伏見で戦わせました。
その後、明治10年の西南戦争の最中に脳病にかかりながらも、最後まで日本の未来を案じながら死亡しました。
志々雄一派(ししおいっぱ)
ここからは最も高い人気を誇る京都編で剣心たちと壮絶な死闘を繰り広げた志々雄真実と、部下である特殊部隊「十本刀」の猛者たちを紹介します。
志々雄真実(ししお まこと)
生年月日 | 嘉永元年8月 |
身長 | 170cm |
体重 | 59kg |
血液型 | O型 |
星座 | 獅子座 |
出身地 | 京都府 |
CV | 池田政典(旧作アニメ) 古川慎(新作アニメ) |
京都編のラスボスとして登場した剣客で、禍々しさに溢れる強さと怖さを見せつけた「炎を統べる悪鬼」です。
元々は、幕末時代に“抜刀斎の後継者”となって幕府の要人たちを暗殺してきた元・長州派維新志士でした。
しかし、その強さや野心を当時の上官や仲間たちから恐れられたことで暗殺されかけますが、全身に大火傷を負わされながらも生還してきました。
そして直属の部下となる特殊部隊“十本刀”や大勢の私兵団を率いて“国盗り”という目標のために剣心の前に立ち塞がります。
幕末の頃から剣心と互角の強さと頭脳を誇りますが“弱肉強食”の理念をもつ上、同じ刀匠(新井赤空)の刀(無限刀)を振るうなど、剣心とは真逆の思考の持ち主でした。
炎を統べる必殺技と意外な弱点とは
無限刀を駆使して刀を発火させながら繰り出す“焔霊”や“火産霊神”などの強力な必殺技で剣心たちを瀕死に追い込んだ一方、最終戦の中で由美の口から意外な弱点も明かされました。
志々雄は幕末時代に追わされた大火傷の後遺症が残っており「15分間しか戦えない身体」にされていたのです。
無印版の中では最強クラスの強さを誇りながらも十本刀や大規模な組織を結成したのには、そのような事情もあったわけです。
志々雄の死亡後も無限刀は受け継がれた
制限時間オーバーや自ら限界を超えた代償として剣心との決着をつけようとした途端、全身を焼き尽くされる形で死亡しました。
しかし、志々雄亡き後も愛刀(無限刀)は残っており、5年後の『北海道編』では密かに志々雄と出会い繋がっていた明日郎が所持しています。
明日郎の無限刀と”焔霊”は『北海道編』本編の開始と同時に見られます。
志々雄真実の強さと技、過去や最期、その後については「【るろうに剣心】志々雄真実の強さと弱点、刀と技 | 由美との過去や最期・実写映画での違い」の記事を参照ください。
駒形由美(こまがた ゆみ)
出身地 | 不明(商家の娘) |
CV | 入絵加奈子(旧作アニメ) 不明(新作アニメ) |
志々雄の“夜伽”として、彼の身の回りを世話する妖艶な美女です。
かつては吉原一の人気を誇る花魁でしたが、マリア=ルーズ事件や自分の妹分(華火)を軍人に殺されたことで明治政府に強い恨みを抱いています。
自身の戦闘能力の無さにより十本刀の宗次郎や鎌足たちに嫉妬してましたが、剣心との最終戦にて“初めて闘いの中で志々雄様の役に立てたこと”に満足しながら死亡しました。
由美の悲しい過去や志々雄との出会いは外伝コミックで判明しました。
佐渡島方治(さどじま ほうじ)
字名 | 百識 |
CV | 高橋広司(旧作アニメ) 不明(新作アニメ) |
志々雄の補佐役で大勢の部下たちの指揮も執る参謀的な役割を果たした男性です。
十本刀の1人でありながら他の者たちと違って剣術や体術における戦闘能力はないものの、ライフルの腕前は一流のため、非常に高い命中精度を誇ります。
常人離れした「実務能力」を駆使して京都を中心とした拠点の配置を始め、武器類の手配や一大兵団を築き上げましたが、そこまで実行できたのは方治自身が“志々雄様の完全勝利”を願い続けた強い執念からもきています。
志々雄が死亡した後は安慈と共に警察へ出頭しますが、その時も明治政府の無力さや不甲斐なさに絶望し、自分の意思や”志々雄の偉大さ”を公表する場も与えられないまま自害する形で死亡しました。
瀬田宗次郎(せた そうじろう)
字名 | 天剣 |
生年月日 | 文久元年9月 |
年齢 | 16歳→21歳(北海道編) |
身長 | 163cm |
体重 | 51kg |
血液型 | AB型 |
出身地 | 相良国 |
CV | 日高のり子(旧作アニメ) 山下大輝(新作アニメ) |
十本刀最強の剣客であり、志々雄一派の中では最も古い付き合いにより、志々雄から最も信頼されている青年です。
そのような強い関係性の影響で“大久保卿の暗殺”や“煉獄出航の準備”などの重要な任務も主に宗次郎が任されています。
幼少期に志々雄から授けられた脇差を使って自分を虐待してきた家族を皆殺しにしたことで発症した“感情欠落”により、剣心や斎藤ですら動きを先読みできないため、非常に闘いにくい相手でもありました。
しかし剣心との再戦中に辛い過去を振り返りながら苛立つことで感情を取り戻してからは“縮地の一歩手前の速さ”でも剣心に動きを先読みされるようになりました。
再戦で敗北した後は彼もまた“自分の中の答え”を見つけるために放浪の旅を始め、所在地を北海道へ移しています。
天剣と縮地で剣心を追い詰める強さを誇る
宗次郎もまた、蒼紫と同じく本編中で二度にわたり剣心と闘った人物の1人です。
“十本刀最強”の実力は本物であり、初戦では天剣による抜刀術の打ち合いだけで剣心の逆刃刀(影打)を折ってしまいます。
さらに再戦時では“目にも写らぬ速さ”を誇る縮地も使いこなしながら剣心の九頭龍閃をも軽く避けた上に後まで取りました。
また、その縮地を本気で使いながら繰り出した「瞬天殺」で最後の勝負に挑みますが、剣心の奥義との打ち合いで敗北し、名刀(菊一文字則宗)も折られています。
名刀を失っても強さと速さは衰えず
5年後の『北海道編』では茶屋の常連客となっており、そこで遭遇した元・新撰組の長倉新八と壮絶な剣撃戦を繰り広げました。
この時には志々雄から借りていた名刀も失っており、たまたま店員を人質に取りながら立てこもっていたお尋ね者から勝手に借りた無銘の長脇差を利用しています。
それでも歴戦の猛者である長倉にも退けを取らず、得意の天剣や縮地を披露しながら五角に闘っていたため、宗次郎の強さや速さは全く衰えていないことが分かります。
長倉との手合わせ後には再会した安慈や剣心たちと共に剣客兵器との激戦に臨みます。
瀬田宗次郎の強さと必殺技、過去や生い立ち、北海道編での再登場については「【るろうに剣心】瀬田宗次郎の過去と生い立ち・強さとその後 | 映画(実写版)での違い」の記事を参照ください。
魚沼宇水(うおぬま うすい)
字名 | 盲剣 |
生年月日 | 天保13年9月 |
身長 | 176cm |
体重 | 77kg |
血液型 | A型 |
出身地 | 琉球 |
CV | 流山児祥(旧作アニメ) 不明(新作アニメ) |
異常聴覚による“心眼”の使い手である盲目の剣客です。
ティンベー(亀甲の盾)とローチン(鉄球付きの槍)を用いた王家秘伝武術を主な戦法としています。
幕末期では幕府側から”対人斬り用”として雇われていた程の凄腕であり、十本刀の中でも宗次郎に次ぐ“2番目の強者”としての強さを誇ります。
しかし他の十本刀とは違い、如何なる時でも志々雄の命を狙って襲いかかる上、部下の雑兵たちも大量に殺害してしまう程の危険人物でもあります。
それでも自身の対戦相手となった斎藤の”牙突・零式”を喰らい、胴体を真っ二つに裂かれたことで死亡しました。
そのため、宇水自身は京都編で退場したものの『北海道編』では“弟弟子”の伊差川糸魚が登場し、兄弟子(宇水)の仇討ちとして斎藤に攻撃を仕掛けてきました。
魚沼宇水の過去や強さ、弟弟子などについては「【るろうに剣心】魚沼宇水の過去と死亡 | 強いのに弱いと言われる理由・弟弟子との関係性
」の記事を参照ください。
悠久山安慈(ゆうきゅうざん あんじ)
字名 | 明王 |
生年月日 | 弘化2年11月 |
身長 | 193cm |
体重 | 110kg |
血液型 | A型 |
出身地 | 北海道 |
CV | 原康義(旧作アニメ) 不明(新作アニメ) |
“救世”のために志々雄と手を結んだ破壊僧です。
十本刀の中で“3番目の強者”であり、鉄拳だけでも万物を砕く程の破壊力を誇ります。
破壊の極意「二重の極み」を佐之助に伝授してくれた人物でもありますが、彼に教えたのは基礎でしかなく同じ二重の極みでも破壊力は佐之助のものを遥かに凌駕していました。
しかし京都編での決闘では安慈自身の救世よりも佐之助の負けられない想いの方が強かったことと、無意識のうちに編み出した“三重の極み”を喰らうことで敗北しました。
その敗北により、大切な子供たちの想いに気づきながら自分の間違いに気づき、志々雄が死亡した後は自ら警察へ出頭しました。
元々は心優しい和尚だった
元々は細身で心優しい和尚として、戊辰戦争で親を失った子供たちを自分のお寺で住まわせてきました。
しかし、その最中に起こされた「廃仏毀釈」で理不尽に子供たちを殺されたことが安慈自身を凶悪な破壊僧に変えてしまったのです。
ただ、破壊僧となってからも無意味な殺生を好まない優しさは失っておらず、京都編では宇水に殺されかけた操を助けてくれました。
また『北海道編』で剣心たちと共闘する際、自分たちのせいで家族を殺された三島栄次の前で宗次郎の頭を強く床に叩きつけながら、自身も誠意を込めて謝罪しています。
悠久山安慈の過去や強さ・結末などついては「【るろうに剣心】悠久山安慈のかわいそうな過去 | 北海道編での強さや結末・実写映画での違い
」の記事を参照ください。
沢下条張(さわげじょう ちょう)
字名 | 刀狩 |
生年月日 | 嘉永5年9月 |
身長 | 170cm |
体重 | 76kg |
血液型 | B型 |
出身地 | 大阪府 |
CV | 福本伸一(旧作アニメ) 不明(新作アニメ) |
刀の収集を趣味としながら入手した刀で人斬りすることも好む剣客で、関西弁での話し方が特徴的な十本刀の1人です。
特に新井赤空の殺人奇剣を好み、剣心との戦闘中も「連刃刀」や「薄刃乃太刀」を惜しみなく使っていました。
また、京都へ到着した早々に志々雄たちから”赤空の最後の一振り”の情報を得たことで青空の息子(伊織)を人質に取ってまで入手しようとする卑劣な一面も見せていました。
しかし、その最後の一振りが「逆刃刀・真打」であり、それを持った剣心の「龍巻閃・旋」を喰らって敗北します。
また、志々雄の死亡後は斎藤の部下(密偵役)として活動を始めており、その生活は『北海道編』でも続いています。
沢下条張の刀や強さ・死亡などついては「【るろうに剣心】沢下条張の刀は実在した? | 北海道編での強さと結末・実写映画での死亡」の記事を参照ください。
本条鎌足(ほんじょう かまたり)
字名 | 大鎌 |
生年月日 | 嘉永5年3月 |
身長 | 160cm |
体重 | 49kg |
血液型 | O型 |
出身地 | 福岡県 |
CV | 竹内順子(旧作アニメ) 不明(新作アニメ) |
巨大な鎖鎌を自在に振り回す十本刀の剣客です。
外見は女性ですが、実は“男”であり「オカマの鎌使い」です。
そのため、戦闘中は男ながらの怪力を出しながら大鎌を振り回す必殺技「乱弁天」で周囲の者たちを容赦なく切り裂きます。
操の飛苦無で大鎌の柄を折られた時にも奥の手としての技「弁天独楽」も披露しました。
しかし本人は女性の心で生きており恋心を抱くように志々雄を慕っていた故、志々雄の死亡後は強く落ち込みました。
それでも政府からの計いによって「女子留学生の諜報員」となる予定でしたが『北海道編』では他の十本刀たちと同じように召集され、剣心たちと共に剣客兵器と戦います。
刈羽蝙也(かりわ へんや)
字名 | 飛翔 |
身長 | 155cm |
体重 | 28kg |
血液型 | O型 |
出身地 | 福岡県 |
CV | 竹本英史(旧作アニメ) 不明(新作アニメ) |
自身の肉体や体重を限界まで削ぎ落とし、上空を浮かびながら戦う十本刀の剣客です。
蝙蝠の形をしたマントの裏に多数のダイナマイトを隠し持っており、それを着火させた爆風に乗せて己の肉体を上空へ飛ばす必殺技「飛空発破」で弥彦を追い詰めました。
しかし弥彦の起点を利かせた戦法までを見抜けずに敗北しました。
自身の捕縛および志々雄の死亡後は飛空能力を政府に買われたことで陸軍の斥候部隊に入り「上空からアジア大陸の情勢を探る任務」についています。
『北海道編』では蝙也もまた、他の十本刀と同様に召集されては剣心たちと共に剣客兵器と戦うこととなります。
夷腕坊(いわんぼう)
字名 | 丸鬼 |
CV | 八嶋智人(旧作アニメ) 不明(新作アニメ) |
十本刀の中でもかなり変わったタイプです。
異常に柔らかい肉体の持ち主で、あらゆる攻撃を吸収してしまいます。
基本的に言葉は話さず、いつもニヤケ顔で「ぐふっ」としか言いません。
そのため、志々雄や同じ十本刀からも「頭が悪い」と言われながら馬鹿扱いされてきました。
葵屋襲撃の際、彼だけが捕縛されないまま逃亡しましたが、後の人誅編で恐るべき正体が判明します。
実は夷腕坊とは「外印が内部から操る戦闘用の人形」であり、縁との共闘では同じ形の弐號機、さらに凶悪化かつバージョンアップさせた参號機(猛襲型)も実戦で投入されました。
才槌(さいづち)
字名 | 破軍(甲) |
生年月日 | 寛政12年12月 |
年齢 | 79歳 |
身長 | 120cm |
体重 | 35kg |
血液型 | A型 |
出身地 | 島根県 |
CV | 西川幾雄(旧作アニメ) 不明(新作アニメ) |
十本刀の軍師的な存在です。
自身は武力を持ち合わせていないものの、卓越した頭脳を駆使しながら不二の戦力で手柄を横取りしようと画策することが多いです。
また、過去に不二を救った人物でもありますが、才槌自身はいつまでも当時の恩を売りながら命令する形で不二を意のままに操ります。
結果的には葵屋のピンチに駆けつけた比古が倒した不二の下敷きとなったまま捕縛されます。
しかし志々雄の死亡後は外務省へ登用され、得意とする交渉術を駆使しながら対外の困難な交渉に携わるようになりました。
不二(ふじ)
字名 | 破軍(乙) |
身長 | 80m以上 |
CV | 石塚運昇(旧作アニメ) 不明(新作アニメ) |
才槌と“破軍”のコンビを組む巨人です。
葵屋襲撃の最終兵器として、鎌足たちより遅れる形で襲来しました。
本人は過去に自身の巨体という異形で大勢から蔑まれており、そんな自分を救ってくれた才槌への絶対的な忠誠心を誓い続けていました。
しかし自分の前に現れた比古から”化け物”ではなく「1人の武人」と認めてもらえたことで歓喜します。
その直後に比古との決闘に臨んだ末、九頭龍閃で倒されました。
捕縛後は北海道へ移動しており、土方と警備をこなす”屯田兵”となって活動しています。
もしも、5年後も同じ地で屯田兵を続けている場合には不二も駆けつけては剣心たちの危機を救ってくれる展開にも期待がもてますね。
復讐者と同志たち
最後は、原作(無印版)の最終章となった「人誅編」で登場した雪代縁と復讐を目論む同志たちを紹介します。
雪代縁(ゆきしろ えにし)
生年月日 | 安政2年5月 |
身長 | 175cm |
体重 | 68kg |
血液型 | A型 |
星座 | 双子座 |
出身地 | 江戸 |
CV | 佐々木望(OVA) 不明(新作アニメ) |
雪代巴の実弟で、剣心の義弟にもあたる人物です。
また、人誅編および原作(無印)でのラスボス的存在でもあります。
“姉(巴)の仇“として剣心に強い恨みを抱いており、上海マフィアの頭目に乗り上がった後、5人の同志たちを率いて「人誅」という名の復讐を実行しました。
ちなみに上海での組織が巨大な武器マーケットであり、同志たちに珍しいタイプの武器を与えただけでなく、志々雄に甲鉄艦(煉獄)を売った人物でもありました。
「倭刀術」という剣術と「狂経脈」というドーピング術で常識を遥かに凌駕した身体能力を駆使して剣心を苦戦させますが「己の答え」を見出した剣心との奥義での打ち合いの中、自分の倭刀を折られて敗北しました。
敗北後は一度は警官たちに捕縛されたもののすぐに逃亡しており、その後は落人群(らくにんむら)で巴の日記帳を読みながら、たまたま再会した父親(オイボレ)と共に過ごしています。
少年期の頃に剣心(抜刀斎)と出会っていた
志々雄とは違い、縁の方は少年期の時点(追憶編)で既に剣心(抜刀斎)と出会っていました。
幕末期に巴を追いかける形で実家を飛び出しては闇乃武の“連絡係”として働く中で出会いましたが、姉を溺愛してきた縁にとっては剣心も清里も“邪魔な存在”でしかなく、初対面から己の憎しみや嫌悪感を剣心(抜刀斎)に対してぶつけていました。
そんな中で起きた闇乃武と抜刀斎による激闘の中、剣心(抜刀斎)が巴を誤って斬り殺した瞬間を縁も目撃しており、それによる強い衝撃と絶望感によって黒髪から一気に白髪へと変わってしまったのです。
外印(げいん)
年齢 | 57歳 |
身長 | 164cm |
体重 | 52kg |
CV | 不明(新作アニメ) |
縁と手を組んできた傀儡師で、自らを「機巧芸術家(からくりあるていすと)」と名乗ります。
“夷腕坊”などの戦闘用人形を内部から鋼の糸で操る戦法を得意とします。
復讐の同志たちの中では唯一、剣心への恨みをもたない人物ですが「自身の技術の発展」を目的として志々雄や縁の傍らについて行動してきました。
神谷道場での決闘で夷腕坊の三號機(猛襲型)で剣心を苦戦させますが、剣心の策で人形そのものの動きを停止させられた後、奥義を喰らって敗北しました。
また、縁と袂を分かった後に墓地で待ち伏せしていた蒼紫とは生身で闘いましたが、彼の策にハマったまま焼き尽くされて死亡しました。
鯨波兵庫(くじらなみ ひょうご)
(るろうに剣心 第21巻 和月信宏/集英社)身長 | 200cm |
体重 | 128kg |
血液型 | O型 |
CV | 不明(新作アニメ) |
“3人目の同志”として縁や外印と共に剣心への復讐を実行した隻腕の巨漢です。
右手のアームストロング砲で赤べこや署長宅を破壊した上、一度は監禁された刑務所をも火の海に変えてしまいます。
そのまま東京の町中に出没してはパニックに陥れますが、縁の生き地獄から復活した剣心に敗北したと同時に弥彦の闘志に心を打たれて、そのまま自首しました。
幕末期は江戸幕府の武士として剣心(抜刀斎)と闘っていた
鯨波も幕末期で闘った猛者であり“江戸幕府の武士“として剣心(抜刀斎)と闘った過去の持ち主です。
その闘いの中で剣心(抜刀斎)の龍翔閃によって右腕を切断されており、その失った右腕の代わりに縁から譲られたアームストロング砲を装着していました。
幕末期で敗北した時、鯨波の方から剣心に対して「そのまま殺してほしい」と懇願しますが、その願いを断られたことで「武人としての誇りと時代、死に場まで奪われた」と解釈し、それが鯨波にとっての「剣心への復讐の理由」となっていました。
戌亥番神(いぬい ばんしん)
生年月日 | 嘉永6年4月 |
身長 | 178cm |
体重 | 75kg |
血液型 | B型 |
CV | 不明(新作アニメ) |
“4人目の同志”として縁の人誅に加担した筋肉質な男です。
非常にテンションの高い筋肉バカですが、攻撃・動き共に並外れた格闘能力で佐之助をも苦戦させました。
さらに縁から譲られた「無敵鉄甲」を両腕に装着することで警官たちからの銃弾をも軽く防いでしまいます。
実は追憶編で剣心(抜刀斎)と闘った闇乃武の首領(辰巳)の弟子であり「師匠でも倒せないなら弟子でも無理と思われることに我慢ならない」という、かなり自己中な理由や思想で剣心を狙っていました。
しかし「人誅」として起こされた神谷道場での決闘でも佐之助に倒されたため、標的である剣心とは一度も戦えずに終わっています。
乙和瓢湖(おとわ ひょうこ)
生年月日 | 天保14年11月 |
身長 | 183cm |
体重 | 68kg |
CV | 不明(新作アニメ) |
“5人目の同志”で全身に13種もの暗器を仕込む「人間暗鬼」と呼ばれた男性です。
「梅花中箭」という飛び道具で浦村署長に、そして「毘沙門剣」や「六道蟲」で弥彦に重傷を負わせます。
それでも剣心の強さに恐れを抱く中で弥彦の渾身を込めた一撃を喰らって倒されました。
乙和もまた、番神とほ違う形で闇乃武と繋がっており、追憶編で登場した中条とは友人同士でした。
中条が使っていた「梅花中箭」の暗器も乙和から譲り受けたものです。
口実では「友人(中条)の仇討」を復讐の理由としていますが、本心では「自ら作り出した暗器で人を殺す名目」が欲しいだけに過ぎませんでした。
八ツ目無名異(やつめ むみょうい)
出身地 | 新潟県(佐渡山金山) |
CV | 不明(新作アニメ) |
“6人目の同志”として縁たちと共に「人誅」に加担した八ツ目一族の者です。
金堀り衆に代々伝わる“人体精製”により常人の1.5倍もの長さを誇る両腕を駆使して戦います。
左腕の一振りだけで広範囲の地面を深く抉ってしまう高い攻撃力と「土砂の防壁」で斎藤の牙突を軽く防いでしまうなど、防御面でも抜かりありません。
実は八ツ目も追憶編で登場しており、幕末期は闇乃武の一員として辰巳や中条と共に剣心(抜刀斎)の抹殺計画に参加していました。
始めは不意打ちで剣心(抜刀斎)の肩に深手を負わせるものの、その直後に右掌を刺されたことで自分の姿を見られたため、そのまま退散しました。
それでも「見た者を殺すこと」が八ツ目の一族の掟であるため「剣心へのリベンジ」そのものが八ツ目の復讐でした。
しかし人誅編では剣心との再戦すら叶わぬまま、斎藤に倒されて捕縛されました。
呉黒星(ウー・ヘイシン)
生年月日 | 1854年9月 |
身長 | 155cm |
体重 | 48kg |
出身地 | 清国 |
CV | 不明(新作アニメ) |
縁の副官として、上海マフィア組織の運営を任されている小柄な男性です。
「組織の全てを譲り受ける」という契約により「同志たちの専用武器の発送」などの形で縁の人誅にも間接的に協力していました。
黒星自身は統制や管理が専門であり、縁や同志たちと違って戦闘能力は皆無のため「四星(スーシン)」という4人の護衛を連れ歩いています。
しかし、縁の大きい態度が気に入らず、彼との再戦のために孤島に来た剣心たちの邪魔ばかりしたため、最後には縁に殴られて倒され、遅れて孤島に来た警官たちに捕縛されました。
まとめ
今回は『るろうに剣心』の人物相関図と共に、各キャラクター達の紹介もしてみました。
90年代の連載開始から早くも30周年を迎えた現在でも実写映画や宝塚による舞台化など、作品の人気は未だ衰えていません。
リメイク版となる新作アニメでは、更なる新規ファンの獲得にも期待したいものです。
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