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【るろうに剣心】塚山由太郎と弥彦や燕との三角関係 | 旧作アニメや北海道編でのその後

るろうに剣心

『るろうに剣心』は和月伸宏先生により週刊少年ジャンプで連載されていた大人気漫画作品であり、現在もジャンプSQで続編となる『北海道編』が連載中です。

少年ジャンプで連載された無印版の頃からCDドラマ化やテレビアニメ化を始め、OVAや劇場版、さらにゲーム化も果たしましたが、2023年7月からリメイク版となる新作アニメも放送中です。

本記事では塚山由太郎の人生を追いながら”雷十太との師弟関係”や”弥彦や燕との恋愛模様”について解説。
さらに、北海道編と旧作アニメとで異なる「その後の展開」についても迫ります。

本作品の人物相関図は「るろうに剣心の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

 

るろうに剣心の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説
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塚山由太郎(つかやま ゆたろう)とは

【るろうに剣心】塚山由太郎と弥彦や燕との三角関係 | 旧作アニメや北海道編でのその後

(るろうに剣心 第5巻 和月信宏/集英社)

塚山由太郎”石動雷十太の弟子”として初登場して、後に「弥彦とライバル関係」となった少年です。

弥彦と同じ士族の生まれでありながらも、生まれや境遇などが”弥彦と正反対”である点も大きなポイントとなったキャラクターでもあります。

 

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塚山由太郎のプロフィール | 士族かつ商人の一人息子として生まれた

生年月日 明治元年11月
年齢 10歳→15歳(北海道編)
身長 130cm(10歳の頃)
体重 27kg (10歳の頃)
血液型 O型
星座 蠍座
出身地 東京府

由太郎は塚山商会の主・塚山由左衛門の一人息子として生まれました。
また、塚山家も弥彦や燕と同じ”士族”のため、由太郎もまた士族であり少年期から弥彦にも負けない強い誇りを持っていました。

東京編の内容は「【るろうに剣心】東京編と第零幕のネタバレ解説 | 実写映画との違いも紹介」の記事をご覧ください。

 

【るろうに剣心】東京編と第零幕のネタバレ解説 | 実写映画との違いも紹介
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“強くなりたい思いの出どころ”は弥彦と正反対

「強くなりたい」という思いの強さは弥彦と共通している由太郎ですが、その思いの理由や出どころ“弥彦とは正反対”です。

弥彦が死別した両親を尊敬しながら剣術修行に励む一方で、由太郎は「父親への反感」「父親を見返したい」という思いで剣術に励もうとしていました。
(師である雷十太からは全く稽古をつけてもらえてない上、剣術も未経験でした)

父親の由左衛門が商人という職業柄、自分の主君でもない人間たちにもペコペコと頭を下げる姿を由太郎も見続けてきたことに加えて、剣心たちに話した”雷十太との出会い”の時にも自分たちを襲撃してきたゴロツキ達の前でも土下座しながら命乞いする父親の姿に幻滅していたのです。

 

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理想の師匠(雷十太)の裏切りで剣術を断たれた

弥彦たちに対して”雷十太先生の一番弟子”を自称してきた由太郎でしたが、実際には雷十太の方からは弟子とすら思われていませんでした。
雷十太にとって自分の目的(真古流の再興)を果たすための出資者として取り入った”塚山由左衛門の息子”であるため「うざったいのを我慢して師匠のフリを演じていただけ」に過ぎませんでした。

さらに剣心を本気で殺しにかかった雷十太が放つ「飛飯綱」の巻き添えにより“右腕の筋や神経”を完全に斬られてしまいます。
そのような重傷を負った由太郎は「二度と剣術をできない身体」にされました。

石動雷十太の強さと秘剣、アニメとの違いについては「【るろうに剣心】石動雷十太の強さ | 旧作アニメとの違い・北海道編で再登場する可能性」の記事を参照ください。

 

【るろうに剣心】石動雷十太の強さ | 旧作アニメとの違い・北海道編で再登場する可能性
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右腕の治療のため、父親と共にドイツへ旅立った

【るろうに剣心】塚山由太郎と弥彦や燕との三角関係 | 旧作アニメや北海道編でのその後

(るろうに剣心 第6巻 和月信宏/集英社)

尊敬する雷十太に裏切られた上、剣術もできなくなった由太郎は自宅に引きこもってしまいます。
そんな息子を心配した父親(由左衛門)は「一家揃ってドイツへ引っ越すこと」を決めており、そのことを剣心たちにも話します。
当時のドイツは世界で最も医学が進んでおり「由太郎の治療のため」であると同時に「由太郎に剣術を忘れられるのでは?」という2つの可能性に、由左衛門は賭けていたのです。

そして1週間後、新橋駅で塚山親子の出立を剣心たちも見送りますが、そんな中で弥彦から喝を入れられたことで由太郎も本来の元気さを取り戻します
最後まで喧嘩の絶えない2人でしたが…
由太郎もまた「帰国後に決着をつけること」を弥彦と誓い合った上でドイツへと旅立っていきました。

 

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塚山由太郎の声は声優「三瓶由布子さん」が担当

新作アニメで塚山由太郎の声を担当している声優さんは「アクセルワン」に所属する三瓶由布子さんです。

三瓶さんは小学生の頃に体験した学芸会がキッカケで演劇に興味をもち、劇団若草に入団後に多くのオーディションも受けられたそうです。
テレビアニメでは2000年に放送された『だぁ!だぁ!だぁ!』の西遠寺彷徨役で声優デビューされており、その後も少年役で経験を重ねた後、2005年に『交響詩篇エウレカセブン』のレントン役初出演も果たされました。

三瓶由布子さんの代表作(キャラクター)は、以下のとおりです。

  1. 『Yes!プリキュア5』夢原のぞみ(キュアドリーム)役
  2. 『BORUTO-ボルト-』うずまきボルト役
  3. 『アイドルマスター SideM』秋月涼役
  4. 『デジモンアドベンチャー』八神太一役
アメリア
アメリア

90年代に放送された旧作アニメでは田中真弓さんが由太郎役を担当されていました。

 

由太郎と弥彦や燕の恋の三角関係について

【るろうに剣心】塚山由太郎と弥彦や燕との三角関係 | 旧作アニメや北海道編でのその後

(るろうに剣心-北海道編- 第4巻 和月信宏/集英社)

ドイツへ旅立った由太郎でしたが5年後(前作の最終話)の時点では既に帰国していた上、かなりの”プレイボーイ”に成長していました。

それが弥彦や燕との「恋の三角関係」のような構図が出来上がっている印象ですが…
ここでは、この3人の恋愛模様や真相について迫ります。

 

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由太郎が燕を口説くのは弥彦のため?

北海道編の劇中では弥彦がいる前でも平気で燕を口説く由太郎ですが…
このような行動や振る舞いは、自分が本当に燕を口説き落としたいわけでなく、あくまでも「弥彦と燕を早く結ばせてあげたい」という思いによるものとも考えられます。

成長後も剣術ばかりでとの恋愛は二の次な弥彦に呆れる思いと、そんな弥彦に恋する燕を可哀想に感じているのかもしれません。
そこで由太郎は自分が敢えて“邪魔者”となって、弥彦を焚きつけているとも考えられますよね。

 

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由太郎の本命の女性は燕以外にいる可能性も高い?

恋愛やナンパにおいては弥彦や燕よりも桁違いに上な由太郎ゆえ、この2人がお互いに一途であることは既に把握できているはずです。

また、少年期の由太郎自身の好み“年上の女性”であることも神谷薫との稽古で判明しています。
北海道編でも成長したとはいえ、由太郎もまだ15歳(明治では成人扱いの年齢ですが)のため、自分の好みが極端に変わることもないはずです。
さらに5年間も過ごしてきたドイツで出会った恋人や婚約者がいる可能性もあり得ます。

このような予想や考察が当たっている場合、由太郎にとって燕は恋愛相手としては“対象外”となります。
これはに魅力がないというわけでなく「弥彦が燕一筋」であると同時に「燕もまた弥彦一筋」であることを、薫と同じように由太郎も充分に理解しているためと取れます。

神谷薫の強さや奥義、結婚、北海道編で迎える結末については「【るろうに剣心】神谷薫の結婚と息子・死亡説 | 強さと奥義・北海道編での結末とは」の記事を参照ください。

 

【るろうに剣心】神谷薫の結婚と息子・死亡説 | 強さと奥義・北海道編での結末とは
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新作アニメでは少年期からプレイボーイを発揮していた

由太郎のプレイボーイぶりが初めて判明したのは、あくまでも前作(無印版)の後日譚として発表された読切作品『弥彦の逆刃刀』での薫の台詞からでした。
そして続編として連載開始された『北海道編』では、由太郎のプレイボーイぶりが劇中でも露わに描かれたという流れとなっています。

しかし新作アニメでは雷十太編の時点で由太郎のプレイボーイぶりの片鱗が追加されていました。
とはいえ、この時点での由太郎はまだ10歳のため「赤べこで出会った燕にハンカチを差し出す程度」に留めていましたが…。

このような新たな場面の追加には北海道編で由太郎が燕を口説く場面が描かれた影響が強かったためと思われます。
また、新作アニメでは旧作のテレビ版では放送できずに終わった人謀編も含めて原作の最終話まで放送する意気込みで制作されていること、さらに今後にあり得る“北海道編のアニメ化”も見越した上での追加シーンと捉えることもできるはずです。

三条燕の出身や弥彦との結婚、実写版(映画)や旧作アニメとの違いについては「【るろうに剣心】三条燕が弥彦と結婚する時期や子供 | 実写版や旧作アニメとの違い」の記事を参照ください。

 

【るろうに剣心】三条燕が弥彦と結婚する時期や子供 | 実写版や旧作アニメとの違い
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由太郎のその後 | 北海道編での人生や活躍について

【るろうに剣心】塚山由太郎と弥彦や燕との三角関係 | 旧作アニメや北海道編でのその後

(るろうに剣心-北海道編- 第1巻 和月信宏/集英社)

正式な続編『北海道編』で由太郎も弥彦と同じく”青年の姿”に成長した上で、序章から再登場しました。
しかし、5年後の由太郎の人生や立ち位置は前作(少年期)から大きく変わっています。

 

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成長および帰国後は塚山商会の主として働いていた

北海道編が開始された時点で再登場した由太郎も立派な青年の姿(弥彦や燕と同じ15歳)に成長していました。

この時期には「塚山商会の若旦那となって、父親の事業を継いだ形で働いています。
序章の後編で井上阿爛と明日郎が訪れており、明日郎が持ち逃げしてきた“志々雄真実の愛刀(無限刀)”を見ながら「鋭い鑑定能力」を見せました。

 

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北海道編では既に剣術を諦めていた理由とは

【るろうに剣心】塚山由太郎と弥彦や燕との三角関係 | 旧作アニメや北海道編でのその後

(るろうに剣心-北海道編- 第4巻 和月信宏/集英社)

前作の雷十太編では弥彦との決着を誓い合った上で別れた由太郎でしたが、帰国した時点で「剣術を諦めていたこと」を自身の口で話しています。
この決定的な理由とはやはり「5年後の現在(北海道編)でも右腕が完治していないこと」が深く関わっており、右腕には常日頃から”ギブスのようなもの”を装着しています。

神谷道場には「由太郎の門人札」もかけられたままですが、それはあくまでも薫が入門予定として掛けてくれたままだったのに過ぎません。
それでも神谷活心流には“片手で戦う型”もあり、弥彦から叩き込まれることになります。
とはいえ、北海道編での由太郎は塚山商会の主として事業で忙しい身のため、弥彦や新市たちと違って剣術ばかりに専念するのが難しいことも剣術を諦めた理由に入っていると捉えるべきですね。

明神弥彦の強さや奥義、燕との結婚や子供については「【るろうに剣心】明神弥彦こそ主人公? | 強さと奥義・燕との結婚や子供」の記事を参照ください。

 

【るろうに剣心】明神弥彦こそ主人公? | 強さと奥義・燕との結婚や子供
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今後も東京で剣心たちを支える重要な役回りが続く?

剣術を諦めたことと、塚山商会の事業を支えなければならない身である由太郎ですが“乗船券の手配”や”船便での連絡”などで剣心たちの大きな助けとなってくれています。

そのため、由太郎は今後も北海道へ直接行くことはなく、東京で塚山商会の事業をこなしながら「剣心たちの連絡役」として動き続けるものと思います。
北海道編21話で剣心から届いた船便により、弥彦たちも剣客兵器の存在や恐ろしい実検戦闘が続けられている状況を知ることもできたのです。

 

旧作アニメでの由太郎の変更点とその後とは

【るろうに剣心】塚山由太郎と弥彦や燕との三角関係 | 旧作アニメや北海道編でのその後

(るろうに剣心 第6巻 和月信宏/集英社)

旧作アニメでは雷十太編の舞台やストーリー内容が大きく変更された影響により、由太郎の設定や境遇も大きく変えられました。

しかし、原作にはない“由太郎編”というオリジナルストーリー再登場を果たせた点は、原作とは違う形で「由太郎のその後」を知れる良い機会にもなったのです。

 

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旧作アニメでは由太郎も父親を尊敬していた

旧作アニメの雷十太編では舞台が東京から伊豆地方に変更されたため、由太郎も伊豆の豪邸に住んでいました。
さらに父親が既に故人とされていたと同時に商人でなく「伊豆の雷神」という二つ名までもつ”剣豪”という設定にまで変更されました。
それにより、由太郎の目標も「亡き父親を超える剣豪になること」変更されたため、由太郎の父親への見方も原作とは真逆に父親を尊敬していたのです。

しかし、雷十太が放つ飛飯綱に巻き込まれて「右腕に重傷を負わされる展開」「治療のためドイツへ旅立つ結末」原作と共通しています。

 

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“由太郎編”で一時的に帰国した理由とは

原作では雷十太編以降から最終話まで再登場せずに終わっていた由太郎でしたが、旧作アニメでは島原編や勝海舟編に続く「由太郎編」というオリジナルストーリーの中で再登場を果たしていました。

ドイツで出会った主治医(ハンス博士)と共に一時的に帰国したものの“黒騎士団”という西洋の騎士たちに追われる身でありながらも、博士を救うことに必要な”聖なる霊薬”を入手するため、剣心たちの旅に同行します。

ただ、剣術から身を引いた点は北海道編とも共通しており、戦闘面で由太郎が活躍することはありませんでした。
(弥彦と共に黒騎士団の頭目に挑もうとした時も、操に止められています)
それでも剣心たちともに勇敢に戦う弥彦を素直に褒めるなど、原作にはない微笑ましい行動や場面が描かれたのです。

 

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旧作アニメでの目標は剣術から医師へと方向転換された

北海道編も含めた原作とは違い、旧作アニメでは一時的に帰国してきた時点で由太郎の右腕完治していました。
それでも由太郎が剣術から身を引いたのは“自身の目標の大きな変化”によるものであり、ドイツで出会ったハンス博士の影響で由太郎の目標が剣術から医学へ変わったため」でした。
由太郎にとっての理想の男が雷十太からハンス博士に変わったことにより「由太郎を完全に立ち直らせた」とも解釈できます。

黒騎士団を倒した後にハンス博士と共に再びドイツへ旅立ったのも「本格的に医学を学ぶため」です。
旧作アニメでの由太郎の出番は由太郎編の完結とともに終わりましたが、由太郎ならば弥彦にも負けぬ努力を重ねることでや玄斎、そしてハンス博士にも負けない「優秀で優しい医者に成長した」と思いたいですよね。

高荷恵の過去と出生、恋愛事情や北海道編での再登場については「【るろうに剣心】高荷恵の過去と出生 | 左之助たちとの恋愛関係・北海道編での再登場について」の記事を参照ください。

 

【るろうに剣心】高荷恵の過去と出生 | 左之助たちとの恋愛関係・北海道編での再登場について
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まとめ

今回は塚山由太郎が辿った”雷十太との師弟関係”や”弥彦との恋愛模様”について解説しました。

前作(無印版)では雷十太編だけでの登場で終わった由太郎だからこそ「帰国後の人生」が旧作アニメと北海道編とで異なった点も珍しく、斬新なタイプのキャラクターであったとも言えます。

北海道での剣客兵器との戦いが激化していく中、由太郎だからこそできる商業もますます欠かせない必要な能力となっていくはずです。

   

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この記事を書いた人

アニメ・漫画を始めとしたネタバレやキャラクターの考察記事をメインに執筆しております。
ここ最近ではライトノベル関連も担当するようになり、過去に視聴していた作品のリピートをしながら人気作品の新作展開にも関心を持っています。

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