『るろうに剣心』は和月伸宏先生により週刊少年ジャンプで連載されていた大人気漫画作品であり、現在もジャンプSQで続編となる『北海道編』が連載中です。
少年ジャンプで連載された無印版の頃からCDドラマ化やテレビアニメ化を始め、OVAや劇場版、さらにゲーム化も果たしましたが、2023年7月からリメイク版となる新作アニメも放送中です。
本記事では斎藤一が前作(無印版)から北海道編で迎えた展開を辿りながら「牙突」を始めとした強さを紹介。
また、本編の中で少しだけ触れられた奥さん(時尾)との夫婦関係や、北海道編で「弱くなった」と言われる理由や死亡なども含めた結末にも迫ります。
本作品の人物相関図は「るろうに剣心の人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

斎藤一(さいとう はじめ)とは

出典:テレビアニメ「るろうに剣心」公式サイト
斎藤一は元・新撰組の三番隊組長で、幕末時代では維新志士に加担していた剣心(人斬り抜刀斎)と戦った古い宿敵の1人です。
また、新作アニメでは第1話の冒頭から同じ新撰組隊士の沖田総司と共に登場した上、抜刀斎(剣心)との激闘シーンも描かれました。
緋村剣心(人斬り抜刀斎)の死因や死亡時の年齢、北海道編で迎える結末については「緋村剣心(人斬り抜刀斎)の死因・梅毒にかかった理由 | 北海道編で迎える結末とは?」の記事を参照ください。

斎藤一のプロフィール | 明石潘出身の父親の次男とした誕生した
生年月日 | 天保15年1月 |
年齢 | 34歳→39歳(北海道編) |
身長 | 183cm |
体重 | 71kg |
出身地 | 江戸(東京) |
本名 | 山口一 |
好きな食べ物 | かけそば |

新作アニメでは斎藤一の誕生日が「2月18日」に変更されました。
『るろ剣』本編で登場した斎藤一の出身地や家族構成まではハッキリ明かされていません。
しかし、史実では明石潘出身の父親(山口右助)と百姓の母親(ます)の次男として生まれたことが公表されています。
毒舌かつ人間嫌いな性格で、敵や左之助に対して吐く「阿呆が」の台詞も大きな特徴の1つです。
張や佐之助に対する毒舌ぶりは『北海道編』でも変わりません…。
また、タバコを人一倍好んでおり、戦闘や任務中でも吸っていることが多いです。
ユーモアのセンスも一級品であり、新月村で出会ったばかりの巻町操を見た瞬間に動物の”イタチ”を彷彿しながら「イタチ娘」と呼んでいます。
相楽左之助の強さと必殺技、過去や家族、恋愛事情については「【るろうに剣心】相楽左之助の強さと必殺技・過去や家族 | 恵たちとの恋愛事情」の記事を参照ください。

斎藤一のモデルは実在した同名の新撰組隊士
相楽総三や大久保利通と同じく、斎藤一も歴史上で実在した人物であり、キャラ名や設定も新撰組隊士であった同名の斎藤一をモデルとされています。
新撰組として数々の死闘を切り抜けてきた斎藤は、新撰組の中で唯一“不死身”とまで呼ばれており、沖田総司をも超える強さを誇っていました。
また、北海道編では前作以上に新撰組の頃の回想シーンも増加しており、永倉や原田左之助と共に御陵衛士・服部武雄との激戦も繰り広げていたのです。
ただ『るろ剣』での斎藤は実物画とはかなり違うルックスで描かれているようです。
「藤田五郎」という名の警官として働く理由とは
鳥羽伏見の戦いが終わり、時代が明治に変わってからは「藤田五郎」と名前を変えた上で警官の職について生き続けてきました。
(“警部補”という地位で上の立場におり、大勢の警官たちを従えています)
しかし警官はあくまでも“表向きの本業”しかなく「明治政府直属の密偵としての活動を隠すため」に働いています。
本編で初登場した時点から内務卿・大久保利通の密偵(部下)となって働いているのも、渋海のような「明治や人々を食いものにする愚物たちを始末するため」だったのです。
そんな斎藤がかつては敵だった維新志士側の大久保や川路に従ってきたのは、彼らが私利私欲ではなく「本当に明治や日本の平和と未来のために働いてきたこと」を理解および信頼していたからです。
(大久保卿も渋海と同じ人間だった場合には宗次郎よりも先に斎藤の剣で斬り殺されていたでしょうからね…)
原作では京都編の突入時に神谷道場に来訪する形で初登場しては、剣心(抜刀斎)との再戦も果たしましたが、この再戦も大久保卿や川路から「剣心の力量を調べろ」という命令を受けていたために行なっただけに過ぎません。
志々雄一派との動乱や雪代縁たちとの決闘で剣心たちと共闘
大久保卿が宗次郎の手で暗殺された後から、剣心たちと共闘する形で志々雄一派と戦うようになりました。
しかし、志々雄を倒した後の人誅編でも自分で部下にした張も使いながら、志々雄が所有していた甲鉄艦(煉獄)を売った密売者(縁)を捜査する中で再び剣心たちと共闘します。
剣心と縁の再戦が終結したと同時に、黒星を始めとした部下たちを捕縛したことで斎藤も人謀編で受けていた任務も完遂したことになります。
しかし、その後にまた新たな任務を受けたことで張も連れながら北海道へ向かったため、最終話まで剣心との決着をつけぬまま姿を消しました。
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