『転生したらスライムだった件(以下、転スラ)』に登場する、魔王クレイマン。
アニメ第2期では、最後の敵として主人公リムルたちと激闘を繰り広げました。
今回は、そんな魔王クレイマンの強さやスキル、魔王クレイマンの最後などを紹介します。
目次
魔王クレイマンとは
魔王クレイマンについてのプロフィールや、アニメで魔王クレイマンを演じた声優さんを紹介します。
魔王クレイマンのプロフィール
名前 |
クレイマン |
種族 |
妖死族(デスマン) |
称号 |
人形傀儡師(マリオネットマスター)、十大魔王 |
国 |
傀儡国ジスターヴ |
短い銀髪に白の紳士服を纏い、紳士のような見た目の魔王クレイマンは、作中において傲慢な態度や相手を見下す態度が目立っていました。
十大魔王の一角としてだけでなく、大陸の東にある国「傀儡国ジスターヴ」の国主でもあるクレイマンが魔王となったのは400年前。
カリオンやフレイなど同時期に魔王となった者たちと共に”新世代”と呼ばれ、古から魔王として存在するミリムやギィと比べると、比較的若い魔王です。
魔王クレイマンの声優は「子安 武人(こやす たけひと)」さん
魔王クレイマンの声優は「子安 武人(こやす たけひと)」さん。
声優として活動しながら、ティーズファクトリーの代表取締役も務める子安武人さんは、1988年に活動をスタートし同年に『どんどんドメルとロン』でデビューをしています。
魔王クレイマン役以外にも『SHAMAN KING』ファウストVⅢ世役や『ONE PIECE』の青雉(クザン)役、『進撃の巨人』の獣の巨人(ジーク・イェーガー)役などを代表に、数々の人気作品にご出演されている子安武人さん。
品のある声が特徴的な声優さんですね。
魔王クレイマンの保有スキル
魔王クレイマンは、ユニークスキル「操演者(アヤツルモノ)」を保有しています。
ユニークスキル「操演者(アヤツルモノ)」
ユニークスキル「操演者(アヤツルモノ)」は、相手の心臓に呪印を刻むことで、忠誠を誓わせ操り人形にしてしまうスキルです。
呪印を刻まれた相手は、心臓を奪われたも同然。
逆らうと心臓を潰されてしまうので、クレイマンの命令に従うしが生きるすべはありません。
呪印を受けた相手の目と耳から情報を知ることも可能です。
マリオネットマスターの魔王クレイマンらしいスキルだね!
魔王クレイマンの正体や目的について
ミリムやフレイに指示してカリオンを襲ったことや、自身の配下である五本指のミュウランを使ってテンペストを危機に追い込んだ魔王クレイマン。
その目的は一体なんだったのでしょうか?
魔王クレイマンの正体と合わせて紹介します。
魔王クレイマンの正体
第1期からリムル達を苦しめてきた魔王クレイマンの正体は、元魔王の呪術王カザリームによって生み出された「妖死族(デスマン)」でした。
200年前に呪術王カザリームがレオンと戦いに敗れた後、カザリームの後釜として魔王に選ばれたのが魔王クレイマンです。
同じ中庸道化連の仲間である「フットマン・ラプラス・ティア」の3人と比べて実力の低いクレイマンが魔王になれたのは、復活した元魔王カザリームの協力が大きかったようですね。
魔王クレイマンの目的
数々の悪事を計画し、リムルたちと敵対することとなった魔王クレイマンの真の目的は”覚醒魔王”へと進化することでした。
覚醒魔王へ進化するために、テンペストとファルムス王国の戦争を企てた魔王クレイマンでしたが、リムルたちの活躍でその作戦は失敗。
怒った魔王クレイマンは矛先をリムル達に向けたようです。
魔王クレイマンの強い・弱い? | 最後の死亡シーンは誰にやられた?
十大魔王の一角である魔王クレイマンの強さは一体どれほどだったのでしょうか。
アニメ第2期までの話から魔王クレイマンの強さを考察していきましょう。
魔王クレイマンの覚醒進化や最後のシーンとと合わせて紹介します。
魔王クレイマンの強さ
これまでの戦闘では配下を操り戦っていた魔王クレイマンは、ワルプルギスで初めて自ら戦闘を見せます。
強者の雰囲気を出していましたが、魔王クレイマンの実力はリムルの従者としてワルプルギスに参加していた鬼人のシオンよりも弱かったのです。
魔王ミリムを支配した「操魔王支配(デモンズマリオネット)」すら、「完全記憶」を持っているシオンや「智慧之王(ラファエル)」を持つリムルには通用しません。
純粋な戦闘力だけでみても鬼人シオンは、この戦闘で全く本気を出していないにもかかわらず、魔王クレイマンを圧倒しています。
このことから、魔王クレイマンの強さは十大魔王の中でも最弱に近い力しか持っていなかったことがわかりますね。
覚醒してないとはいえ、十大魔王の一角である、魔王クレイマンを圧倒した鬼人シオンの強さなどの詳細は『【転スラ】シオンの強さやスキル・能力 | 魅力や声優情報を紹介』で紹介しています。合わせてご覧ください!
魔王クレイマン覚醒進化
窮地に追い込まれた魔王クレイマンは、中庸道化連の仲間や自分を生んでくれたカザリームのことを考え”このままでは死ねない”と強く力を求めたことで”覚醒魔王”へと進化します。
覚醒魔王へとなった魔王クレイマンは、フレイが勝てないと断言するほどの力を手に入れました。
魔王クレイマンの最後
覚醒魔王へと進化したことで、力を得た魔王クレイマンでしたが、同じく覚醒魔王となったリムルの力には遠く及ばず、実力の差を見せつけられて敗北。
最後には、リムルのスキル「暴食之王(ベルゼビュート)」で跡形もなく消されてしまいます。
覚醒魔王となったクレイマンを圧倒したリムルの強さが印象的なシーンでしたね!
魔王クレイマンの「あの方」とは?黒幕は誰?
#転スラ 38話
グランドマスターの顔と
ひん曲がった野望を同居させとる変人。
ユウキ・カグラザカ。
まさかの黒幕。
悪い奴らが繋がってゆく。 pic.twitter.com/OoOylHTX0v— ケーロック (@krockworks) July 30, 2021
アニメ第2期47話で、魔王クレイマンが言った「あの方」とは誰のことなのでしょうか。
「あの方」の正体や魔王クレイマンを裏で操っていた黒幕を紹介します。
「あの方」は元魔王カザリーム
「あの方」の正体は、魔王レオンによって倒された元魔王「カザリーム」のことでした。
クレイマンが魔王となる400年以上前に、カザリームの副官をしていた魔王クレイマンは、自分を魔王に引き上げてくれたカザリームを崇拝し、魔王となった後もカザリームの指示に従っていたようです。
200年前にレオンとの戦闘で死んだと思われていたカザリームは、星幽体となって生き延び復活の機会を窺っていました。
現在は復活していて、「カガリ」という名で魔王クレイマンを操る黒幕の少年と共に行動しています。
本当の黒幕は「ユウキ・カグラザカ」
魔王カザリームの他にも、裏で魔王クレイマンを操っていた人間がいました。
それが、「神楽坂 優樹(ユウキ・カグラザカ)」です。
表向きには、自由組合総師(グランド・マスター)として活動し、裏では犯罪組織「三巨頭(ケロベロス)」のトップとして、世界征服の野望を持ち暗躍していたユウキ。
カザリームの復活を餌に魔王クレイマンと接触し、世界征服の手伝いを依頼していたのです。
カザリーム復活後も、中庸道化連のボスとして世界征服の野望を果たすため裏で活動を行なっています。
魔王クレイマンの配下「五本指」
魔王クレイマン配下の中で、最高戦力とされる「五本指」、彼らはいったいどれほどの実力を持っているのでしょうか。
ここからは、五本指の強さや能力などをそれぞれ紹介していきます。
中指:ヤムザ
五本指筆頭・中指のヤムザは、他の五本指と違い自ら魔王クレイマンの配下になった人物です。
氷結魔剣士(アイスブレード)の異名を持ち五本指最強の実力を持つヤムザは、同じ五本指のミュウランからも警戒されるほど「卑怯で残忍」な性格の持ち主。
アニメの初登場シーンでは、魔王ミリムに仕える「竜を祀る民」のヘルメスを容赦なく斬り落としていました。
魔王クレイマンの命令で、軍を率いてユーザラニアへ攻め込んだヤムザですが、鬼人ベニマル率いるテンペスト軍の奇襲により軍は壊滅し、ヤムザ自身もユーザラニアの三獣士筆頭「黄蛇角アルビス」との戦闘で敗北することとなります。
アルビスに敗北後、降伏を宣言するヤムザは、魔王クレイマンによりカリュブディスへと変えられてしまいます。カリュブディスになったヤムザは、最後にベニマルによって一刀両断され倒されました。
自ら魔王クレイマンの配下となったことで、自分は操られていないと思っていたヤムザも、結局はクレイマンに操られ悲しい最後となりました。
示指:アダルマン
死霊の王(ワイトキング)の異名を持つ示指のアダルマンは、数多の不死系魔物(アンデット)を従え、侵入者から魔王クレイマンの城を守る存在です。
従えているアンデットの中には、鬼人ハクロウの攻撃を受け止める実力を持つ「死霊騎士(デスナイト)」や死せる魔物の頂点「死霊竜(デス・ドラゴン)」など強力な魔物も存在し、アダルマンの苦手な接近戦を補いながら戦います。
魔王カザリームの呪いによりクレイマンの城に縛られていたアダルマンは、城に侵入してきた鬼人のハクロウ、シュナ、ソウエイと戦闘になり、最後にはシュナの魔法「霊子暴走(オーバードライブ)」によりその魂を解き放たれました。
シュナの魔法により自由になったアダルマンとアンデット達でしたが、その存在が消えることはなく「何か力になれることがある。」とシュナに申し出をしてリムルの配下に加わることとなりました。
母指:ナインヘッド
魔王クレイマンの「支配の呪法(デモンドミネイト)」により操られていた母指の九頭獣(ナインヘッド)は、ヤムザやアダルマンに近い実力を持っていました。
ワルプルギスで魔王クレイマンの従者として登場したナインヘッドは、リムルたちに襲いかかりますが、リムルに支配の呪法を解いてもらい魔王クレイマンの支配から解放されます。
小説版では、保護された後にリムルから「クラマ」の名をもらい、迷宮の90階層守護者に就くこととなりました。
薬指:ミュウラン
魔王クレイマンの秘術「支配の心臓(マリオネットハート)」により心臓を奪われ、逆らうことできずに魔王クレイマンに従っていた薬指のミュウラン。
元々魔女であった彼女は、強力な結界魔法と魔法を組み合わせた戦略的な戦いを得意とします。
魔王クレイマンの指示で英雄ヨウムに近づきテンペストに侵入したミュウランは、自身の結界魔法でテンペストに攻め込むファルムス王国軍の手助けをした結果、テンペストに大きな被害を出してしまいました。
その後、リムル達に捕まり結界魔法を使った理由と魔王クレイマンに従う真実をリムルに話したミュウランは、リムルによってマリオネットハートから解放され自由の身となったのです。
自由になったミュウランは、その後、一緒に過ごしていくうちに惹かれあった英雄ヨウムと行動しています。
ミュウランについての詳しい内容と英雄ヨウムの恋の行方などは『【転スラ】ミュウランの正体は? | うざいと嫌われる理由やヨウムとの恋を解説』で詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。
小指:ピローネ
五本指の中でも、もっとも登場シーンが少ないのが小指のピローネです。
偵察任務と得意とするピローネは、魔王クレイマンからファルムス王国軍とテンペストの戦争を偵察する任務を受けていました。
しかし、不運なことにラーゼンとディアブロの戦闘を監視中にラーゼンの魔法をディアブロが弾き、その流れ弾に直撃して命を落としました。
作中で詳しく描かれていませんでしたが、ピローネは空中からバレないように偵察を行っていましたが、実はディアブロにはバレていたらしく、攻撃を防ぐついでにあっさりと倒されたのです!
まとめ
今回は、魔王クレイマンの強さや最高幹部の五本指などを紹介しました。
アニメ第1期から2期にかけ、ラスボスとして物語を盛り上げてくれた魔王クレイマンでしたが、その最後は”中庸道化連の仲間を思い出しながら消える”という敵でありながら少し切ない最後となりました。
魔王クレイマンの死が、今後どのような展開に発展するのでしょうか。魔王クレイマンの仲間たちである「中庸道化連」の動きにも注目していきましょう。
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