『転生したらスライムだった件』に登場するアピトは、ミツバチの姿をした蟲型魔獣です。
リムルに保護された後は名づけによって進化し、人型になりました。
最終的には修行によって魔王クラスの実力を持つようになり、地下迷宮79階層の守護者に任命されます。
この記事では、そんなアピトの強さやスキルについて紹介していきます。
目次
蟲女王アピトとは
アピトはリムルに助けられた蟲型の魔獣です。
テンペストで暮らすようになってからは「天星麗蜂(クイーンワスプ)」へと進化し、地下迷宮の79階層を守護するようになります。
アピトは、リムルに助けてもらった恩を返すために一生懸命努力をする真面目で従順な性格です。一方で、敵に対しては一切容赦が無く、帝国軍が迷宮に攻めて来たときには兵士たちを一瞬で亡き者にしました。
初期は体長が50cm程度の蟲型魔獣であり、名づけと魔鋼での外骨格のコーティングを経て蟲型魔人(インセクター)へと進化しました。79階層のフロアボスに任命されてからは、度重なる訓練を積んで迷宮十傑に選ばれます。
ちなみに、従順で真面目な性格のアピトは、同じ女性の十傑で腹黒なクマラと性格が合わず、犬猿の仲です。
アピトのプロフィール
名前 | アピト |
種族 | 蟲型魔人(インセクター) |
称号 | 女王麗蜂(クイーンワスプ) |
究極贈与 | 女王崇拝(プロセルピナ) |
アピトの声優は「上田麗奈」さん
上田麗奈さんは、81プロデュース所属で富山県出身の声優、歌手です。
代表作として、『SSSS.GRIDMAN』の新条アカネ役、『ダーウィンズゲーム』のシュカ役、『鬼滅の刃』の栗花落カナヲ役などが挙げられます。
アピトの保有スキル
「女王崇拝(プロセルピナ)」
アピトは覚醒したことによって究極贈与「女王崇拝(プロセルピナ)」を獲得しました。
これには以下の能力が含まれています。
- 思考加速
- 魔力感知
- 超感覚
- 魔蟲支配
- 軍団指揮
- 超速行動
- 致死攻撃
- 空間移動
- 多重結界
この中で特筆すべきアピト固有の能力が「魔蟲支配」と「軍団指揮」です。
2つの能力により、眷属の蜂型の魔物を生み出して千体以上の軍団蜂を操り、敵を攻撃できます。その蜂は一体一体が危険度特A級の魔物であり、並みの実力では敵わないほど強いです。
また、「致死攻撃」は敵に拳の針を2回突き刺し、防御無視のダメージを与える効果があります。
さらに、「女王の身命針(クイーンオブニードル)」という奥の手を隠し持っており、魔鋼をも貫く力があります。
アピトはこれらの能力を駆使して、迫りくる帝国軍の兵士たちをわずか10分で殲滅しました。
アピトの強さ・能力|魔王クラスの実力を持つ
ゼギオンとアピト来た!!#転スラ日記#転スラ#tensura pic.twitter.com/3TkcUQAIaB
— ひろき (@ikehiro_lions) June 1, 2021
帝国の軍勢を蹂躙
帝国侵攻編にて、帝国軍のカリギュリオはテンペストの高価な品々をすべて自分の物にするため、テンペスト軍と衝突します。アピトは、web版の157話で79階層に攻めて来た帝国軍を相手にします。
その際、千匹の軍団蜂(アーミーワスプ)を操り戦いました。
軍団蜂は体長30cmほどの蜂型の魔蟲で、『思考加速』や『超速反応』などのエクストラスキルを持っていなければ反応すらできません。さらに、この軍団蜂の羽は高周波を発する鋭利な刃となり、人間の首を一瞬で切り落とす威力があります。
千匹の軍団蜂を巧みに操り、アピトは10分程度で帝国軍を蹂躙したのです。
ちなみに、書籍版の13巻ではこの戦いの後、ミニッツと戦闘になります。
ミニッツは帝国精鋭部隊の指揮官であり、地下迷宮に侵攻してきた兵士の中で最も強い人物です。アピトの軍団蜂がミニッツのユニークスキル「圧制者(オゴルモノ)」により全滅すると、アピトは自ら攻撃に出ます。
「圧制者」には引力を操る能力があり、戦闘開始直後、ミニッツに囚われてしまうアピト。その後、アピトは致命傷を負うも、相打ち覚悟でミニッツに「女王の身命針(クイーンオブニードル)」を発動しました。
最後は、アピトとミニッツの両者が倒れて共に戦闘不能になります。
なお、迷宮内ではリムル配下の魔物は死なないため、後になって復活しました。
魔王ディーノを相手に時間稼ぎで貢献
帝国軍との戦いでテンペストに貢献したアピトは、天魔大戦編のディーノ戦でも活躍しました。
このときのディーノは自らを七天使の熾天使(セラフィム)だと明かし、地上の監視をしていたと告げました。アピトは裏切りを阻止する為に、ベレッタと手を組み格上のディーノと戦います。
最初はディーノの究極能力「怠惰之王(ベルフェゴール)」に苦戦を強いられますが、アピトたちは迷宮内では死亡しないことを利用して時間を稼ぎました。
アピトたちの活躍により、魔王ディーノの手の打ちがすべてわかり、助けに来たゼギオンに対して大きく貢献しました。
ディーノの強さやスキル、裏切りエピソードについては以下の記事で紹介しています。
アピトとゼギオンの関係性
ゼギオンと共に進化
帝国との戦争後、ゼギオンは活躍の褒美として兵士たちの魂を授かり、覚醒魔王へと進化しました。
このとき、ゼギオンにとって妹のような存在であるアピトは「祝福(ギフト)」が与えられて「天星麗蜂(スターワスプ)」に進化しました。
さらに、究極贈与「女王崇拝(プロセルピナ)」を獲得し、パワーアップを遂げました。
ゼギオンの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
ゼギオンの妹的存在
アピトとゼギオンは狐刃虎(ブレードタイガー)との戦いで瀕死になっていたところをリムルに助けられ、配下に加わりました。
このときからすでに、アピトはゼギオンにとって大切な存在であり、重傷になるまでアピトを守護していました。
その後、リムルの名づけと魔鋼による改造によって共に進化し、ゼギオンはアピトを妹のような存在だと強く認識し始めます。
このようにゼギオンがアピトを妹のように認識したことで、上で紹介したように究極贈与「女王崇拝」を獲得できました。
ゼギオン以外との関係性
リムル=テンペスト
リムル=テンペストはアピトとゼギオンを助けた『転スラ』の主人公です。
アピトが魔物に襲われて瀕死の重傷を負っているとき、通りかかったリムルと出会います。このとき、アピトは自身の怪我を後回しにしてゼギオンを治療して欲しいと頼み込みました。
アピトの自己犠牲の精神を気に入ったリムルは、スライムの万能細胞を分け与え、魔鋼でアピトたちの身体を補強しました。それによって傷が完全に治り、アピトたちはテンペストに移住しました。
このようにリムルは命の恩人であるため、アピトとゼギオンはリムルに対して非常に強い忠誠心を抱いています。
リムル=テンペストの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
ヒナタ(坂口日向)
アピトはヒナタとも関わりがあります。
実は、アピトが地下迷宮のフロアボスを任された際、79階層でヒナタと対峙していました。
魔物の中でもトップクラスに素早いアピトでしたが、ヒナタは簡単にアピトの動きを見切り、敗北してしまいます。
より強くなってリムルの役に立ちたいと考えたアピトは、さらに技術を磨くため、ヒナタに弟子入りを志願しました。その結果、聖騎士団の隊長格相手ならダメージを受けずに倒せるくらいの力を身に付けました。
そうしてアピトは迷宮十傑に選ばれるほどの実力者に成長しました。
ヒナタ(坂口日向)の強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
アピトの初登場は何話?
小説は何巻・何話?
アピトは小説の3巻で登場しました。
アピトは初登場時、Bランクの狐刃虎(ブレードタイガー)に襲われ、瀕死の重傷を負っていました。
そこへリムルがやってきて、アピトと出会います。
そのとき、自身が死にかけているにも拘らずゼギオンを助けて欲しいと言ったアピトに心を打たれ、リムルはその二体の魔蟲を
助けました。
自身の細胞をアピトに与え、外骨格を魔鋼で補うことで治療をした後、「花の蜜を集めたり出来るか?」と問いかけます。そうして、アピトが可能だと答えると、テンペストまで二体を連れて行き、手厚く保護しました。
漫画は何巻・何話?
漫画版では6巻の第30話で登場しました。
しかし、1コマだけの登場です。
そのコマでは「あるいは庇護を求めての来訪なんてのもあった」という言葉と共に、アピトとゼギオンが登場しました。
アニメは何話?
アピトは、2022年2月時点ではアニメ版に登場していません。
アピトとゼギオンは書籍版において3巻から登場しますが、その後の出番は17巻までありません。
現在のアニメ2期は、書籍版の6巻くらいであるため、アニメで登場するのは当分先になりそうです。
ちなみに、外伝のアニメ版転スラ日記では第9話に登場しており、蟲型の可愛らしい姿を見られます。
まとめ
この記事ではアピトの強さやスキル、関係性を紹介してきました。
アピトはテンペストの地下迷宮79階層を守護する蟲型魔人(インセクター)で、リムルに強い忠誠心を抱いています。
ゼギオンの妹的存在でもあり、ゼギオンが覚醒したときには、アピトも一緒に進化して究極贈与「女王崇拝(プロセルピナ)」を獲得しました。
帝国軍が攻めて来た時には10分程度で兵士たちを倒し、迷宮十傑として役目を果たしました。また、ディーノが裏切ったときには、ベレッタと共に時間稼ぎをしてリムル側の陣営に貢献。
アピトは登場回数こそ少ないですが、要所で目覚ましい活躍を見せ、存在感を放っている魅力的なキャラクターです。ぜひ本編でアピトの活躍を読んで見て下さい。
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