『転生したらスライムだった件』には魅力的なキャラクターが数多く登場します。本作には、そのような魅力のあるキャラクター同士の日常描写がたくさんあり、安心して見られる展開が多いです。
しかし、異世界ファンタジーだけあって戦闘シーンも描かれており、その中で死亡してしまうキャラクターも少なくありません。
この記事では、作中で死亡したキャラや、死亡後に生き返って生存したキャラを紹介していきます。
目次
死亡キャラ一覧|死因についてネタバレ解説
井沢静江(シズエ・イザワ)
井沢静江はアニメ1期の第8話で死亡しました。
シズはもともと、リムルと同じ日本出身の少女です。
第二次世界大戦中、魔王レオン・クロムウェルに召喚されたときに、イフリートと同化したことで炎を操る力を獲得しました。このときのシズはレオンに逆らえない呪いが施され、レオンの側近として幸せとは言い難い生活を送っていました。
レオンが勇者クロノアに敗れるとクロノアのもとで修業をし、冒険者として名を上げていきます。そして、各地を回り人々を助けたことで、英雄と呼ばれるようになります。
その後、ユウキやヒナタ、自分と似た境遇の子どもたちの教師となりますが、自分の死期が近いことを察したシズは1人で旅に出ました。旅の途中、ジュラ・テンペスト連邦国でリムル=テンペストと出会い、自分に限界が来ていることを告げます。
このとき、突如としてイフリートが暴走。
最後は、その暴走を止めるためにシズが自身を捕食して欲しいと頼み、安らかに息を引き取りました。
シズの強さやスキル、過去については以下の記事で紹介しています。
ゲルミュッド
ゲルミュッドは、オークロード騒動のときに登場した上位魔人。
白いコートを羽織り、ペスト医師のマスクを被った姿が特徴的です。
アニメでは1期の第14話で死亡しました。
あるとき、飢えて倒れていたオークにゲルドと名付けました。
ゲルミュッドの目的は魔王になることであり、名付けによってオークロードへと進化したゲルドを利用しようと考えていたのです。
しかし、利用していたはずのゲルドに裏切られ、最後は捕食されるという皮肉な結末をたどりました。
ゲルド
ゲルドはアニメ1期の第14話で死亡しました。
ゲルドはゲルミュッドの企てによりオークロードとなり、そのゲルミュッドを捕食してオークディザスターに。飢餓に悩まされていたオークたちはジュラの大森林に進軍しますが、同族食いなどで罪の意識に苛まれていました。
最後はリムル=テンペストに捕食され、死亡します。
ちなみに、ゲルドの息子はリムルの仲間になり、父と同じゲルドと名付けられました。
そのゲルドの強さやスキル、死亡したゲルドとの関係については以下の記事で紹介しています。
グランベル・ロッゾ
グランベル・ロッゾは西方諸国の経済を裏から支配していたロッゾ一族の長です。
書籍版では11巻で死亡します。
かつては光の勇者として君臨し、人類を守るために魔王ルミナスと戦っていました。しかし、妻が人間に殺されたことで、グランベルは人類を守るのではなく支配しようと考えたグランベルはその後ユウキと協力し、ルミナスが大聖堂に置いてある最強の勇者「クロノア」の遺体を持ち出そうとします。
大聖堂にたどり着いたグランベルは、ヒナタと戦闘になり、殺害しました。このとき、ルミナスはヒナタを守れなかったことに悲しみ、グランベルと対峙します。
最終的に、グランベルは本気を出したルミナスに敗北し、クロエに人類を守る勇者になってほしいと伝えて死亡します。
クレイマン
クレイマンはアニメ2期の第24話で死亡しました。
クレイマンの目的は覚醒魔王となることでした。
そのためにも、テンペストとファルムス王国間で戦争が起こるよう仕向け、覚醒に必要な魂を集めようとしましたが、その作戦は失敗に終わります。
今度はワルプルギスでリムルを潰そうと企てましたが、ここでも追い詰めることはできず。結果的にリムルとミリム、シオンとクレイマンが戦うことになりました。
まだ覚醒していないシオンにも圧倒され、苦境に立たされたクレイマンは今まで集めた魂を使って無理やり覚醒します。しかしそれでもリムルには敵わず、究極能力「暴食之王(ベルゼビュート)」によって魂ごと消滅して死亡しました。
クレイマンの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
ショウゴ・タグチ(田口省吾)
ショウゴはアニメ2期の第10話で死亡しました。
ショウゴはラーゼンによって召喚された異世界人であり、ユニークスキル「乱暴者(アバレルモノ)」を保有しています。
あるとき、テンペストを疎ましく思うファルムス王国はショウゴ、キョウヤ、キララをテンペストに向かわせ、問題を起こすことで戦争の口実を作ろうと目論んでいました。
キララの能力でテンペスト陣営と戦闘になると、“プリズンフィールド”という魔物を弱体化させる結界を発動。それにより、ショウゴはシオンを殺し、シオン以外の魔物たちも殺害しました。
その後、テンペスト陣営の反撃が始まると、ショウゴはゲルドに追い詰められます。ショウゴはそこでさらなる力を得ようとキララを殺し、スキル「生存者(イキルモノ)」を獲得しました。しかし、ゲルドには敵わず、殺さないでくれと命乞いまでし始めます。
間一髪のところをラーゼンに救われたショウゴでしたが、恐怖で戦う意志を喪失してしまいました。
このままでは戦力にならないということで、ショウゴはラーゼンに身体を乗っ取られます。
その乗っ取りにより、ショウゴの精神は消失して死亡しました。
キョウヤ・タチバナ(橘恭弥)
キョウヤはアニメ2期の第10話で死亡しました。
キョウヤもショウゴと同じ日本から召喚された異世界人で、ユニークスキル「切断者(キリサクモノ)」を保有しています。一見おとなしそうな様子ですが、実際は人や魔物を殺して自分の能力を試してみたいと考える容赦の無い性格です。
ファルムス王国の先遣隊としてテンペストに向かい、ゴブタと戦闘になりました。ゴブタを倒し、援軍として来たハクロウも得意の剣術で退けました。
しかし、テンペスト陣営が反撃に出てハクロウと再戦した際には、あっさりと首を斬られて死亡します。
キララ・ミズタニ(水谷希星)
キララはアニメ2期の第10話で死亡しました。
キララもショウゴやキョウヤと同じく日本出身の異世界人で、ユニークスキル「狂言師(マドワスモノ)」を保有しています。
「狂言師」は言葉で人を操るスキルです。
ファルムス王国は、スキル「狂言師」によってテンペストの魔物が人を襲ったという事実を作るためにキララを派遣しました。
シュナのスキル解析により「狂言師」が無効化されて当初の作戦は失敗しましたが、ショウゴがシオンたちを殺したことで、ファルムス王国とテンペストの争いを起こす作戦は成功。
しかし、キララは反撃を受けて敗北したショウゴに殺され、死亡してしまいます。
フォルゲン
フォルゲンはショウゴと同様ラーゼンによって召喚された異世界人であり、アニメ2期の11話で死亡しました。
ファルムス王国側はテンペストの反撃を受け、国王を逃がそうとしました。そこへ、魔王化したリムルがやってきます。
フォルゲンはリムルの「神之怒(メギド)」で頭を貫かれて死亡しました。
カザリ―ム
カザリ―ムは作中で何度か死亡と蘇生を繰り返しており、最後に死亡したのが書籍版の18巻です。
もともと、カザリ―ムは超魔導大国の王女でした。
あるとき父がジャヒルと名乗り、カザリ―ムに人体実験を施しました。ここでカザリ―ムは一度死亡し、ジャヒルにより“妖死族(デスマン)”として蘇らされます。
事件が起きて超魔導大国が滅ぶとカザリ―ムは禁断の呪術「妖死冥産(バースデイ)」を発動し、中庸道化連のラプラスたちを生み出しました。このような経緯を経て魔王を名乗り始め、レオン・クロムウェルに戦いを挑みます。
互角の戦いを繰り広げたカザリ―ムでしたが、結果的に死亡。このときはまだ精神体として彷徨っており、ユウキに肉体を作ってもらったことで復活しました。
その後、書籍版の18巻では、ミカエルに支配されたカザリ―ムがフェルドウェイ、レオンの二人と交戦しました。
ユウキとラプラスがカザリ―ムの相手をして、何とかミカエルの洗脳を解くことに成功します。しかし、フットマンの精神はジャヒルに乗っ取られており、隙を突かれたカザリ―ムたちは追い詰められます。
そうして形勢が逆転したカザリ―ムは、ジャヒルの放った業火に焼かれて死亡します。
このとき、ユウキを含めた中庸道化連のメンバーも同じようにジャヒルの攻撃に巻き込まれて死亡しました。
カザリ―ムの強さやスキル、最後やラプラスの強さやスキル、過去については以下の記事で紹介しています。
ヤムザ
ヤムザはクレイマンの幹部「五本指」の中指で、アニメの2期20話で死亡します。
氷結魔剣士という異名を持ち、クレイマンからユーラザニアで魂を集めろと指示されていました。しかし、そのユーラザニアには住民がいませんでした。
実はこのとき、ミリムはクレイマンに操られたふりをしており、先に住民たちを避難させるよう動いていたのです。作戦に失敗したヤムザは逃げようとしますが、ユーラザニア三獣士のアルビスに攻撃されて追い詰められます。
そして、取り付けられていた宝珠によりカリュブティスの依り代になってしまったヤムザ。その後、ヤムザはカリュブティスの姿のままベニマルに一刀両断され、死亡しました。
ピローネ
ピローネはクレイマンの幹部「五本指」の小指です。
死亡した描写はありませんが、アニメの2期14話中の会話で死亡したことが判明します。
ピローネはクレイマンの命令によりファルムス王国とテンペストの戦争を偵察していました。その偵察中、急にピローネに火属性の魔法が下から迫ってきました。
このとき、地上ではディアブロとラーゼンが戦っており、ディアブロがラーゼンの魔法をピローネに向けて反射したことで死亡します。
ビオーラ
ビオーラはクレイマンの作った魔人形であり、アニメ2期22話で死亡します。
23話では、クレイマンの配下としてベレッタと戦いました。
最初はベレッタに対して多種多様の攻撃を繰り出していましたがその攻撃は一切通用せず、呆気なく捻りつぶされ、ばらばらにされてしまいます。
ビオーラを瞬殺したベレッタの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
ロイ・ヴァレンタイン
ロイ・ヴァレンタインはアニメの2期24話で死亡しました。
ロイは「魔王たちの宴」でルミナスの影武者であることが知られて、一人ルべリオスへ帰ろうとしました。
その帰り道にラプラスに出会い、クレイマンが死亡したことを告げました。クレイマンの死を聞いたラプラスは怒り、ロイを殺害しました。
ラプラスの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
ミニッツ
ミニッツは東の帝国の少将であり、書籍版の13巻で死亡します。
帝国とテンペストが戦争を始めた後、帝国軍が地下迷宮に侵攻しました。
ミニッツは迷宮攻略部隊を指揮し、79階層まで侵入してきました。
その際、アピトは次々と兵士たちを打ち倒し、ミニッツと対峙します。
ユニークスキル「圧制者」により引力を操りアピトを追い込むミニッツ。しかし、アピトは迷宮内では死なないことを利用し、相打ち覚悟でミニッツに攻撃し、ミニッツは死亡しました。
ミニッツを倒したアピトの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
カンザス
カンザスは東の帝国の大佐であり、書籍版の13巻で死亡します。
帝国の兵士たちがテンペストの地下迷宮に侵入してきたとき、クマラはカンザスを発見します。カンザスはクマラの故郷「妖魔郷」を滅ぼした張本人で、90階層に連れてくるよう頼みました。
カンザスはユニークスキル「略奪者」を発動し、「妖魔郷」で殺したクマラの仲間たちを召喚します。しかし、リムルの名付けで成長したクマラには敵わず、徐々に追い詰められていきます。
そうしてカンザスはクマラの「九尾連斬」を受けて死亡しました。
カンザスを倒したクマラの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
タツヤコンドウ(近藤達也)
タツヤは「情報に巣食う怪人」の異名を持つ日本出身の元軍人。
書籍版では15巻で死亡します。
作中では、さまざまな効果の弾丸を放つ究極能力「断罪之王」を発動し、覚醒魔王化した「原初の黄」のカレラを圧倒していました。その戦いの中でカレラは覚醒し、究極能力「破壊之王」を獲得すると、しだいに形勢は逆転し始めます。
そして、タツヤはカレラの核撃魔法「終末崩縮消滅波」を受けて死亡します。
タツヤは死ぬ間際、皇帝ルドラが暴走したときは殺して欲しいとカレラに頼み、完全に息絶えました。
タツヤコンドウ(近藤達也)の強さやスキル、そのタツヤを倒したカレラの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
ダムラダ
ダムラダは書籍版の15巻で死亡します。
闇組織「三巨頭」のリーダーであり、帝国皇帝近衛騎士のNo.2でもあります。
作中では、「原初の紫」のウルティマと戦い、瀕死にまで追いやりました。そのとき、ウルティマは覚醒して究極能力「死毒之王」を獲得しました。それにより、ダムラダは手痛い反撃を受けてしまいます。
結果的に、ダムラダはウルティマに敗北。
最後は、ダムラダがウルティマに「ルドラを殺せる人物を探して欲しい」と伝え、死亡しました。
ウルティマの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
死亡後に生き返るキャラ一覧
ミュウラン
ミュウランはアニメ2期の8話において一時的に死亡し、そのあと生き返りました。
もともとミュウランは、クレイマンの指示でテンペストの潜入したスパイでした。
最初はテンペストの在り方を好ましく思わなかったミュウランでしたが、リムルたちに感化されたことで楽しい時間を過ごしていました。そうして良心の呵責に苛まれつつもスパイとしてテンペストに封鎖結界を張り、結果的に多数の犠牲者を出してしまいます。
その後、ミュウランは罪悪感に耐え切れず自身の正体を明かしました。
実はミュウランの心臓はクレイマンのスキル「支配の心臓」で疑似心臓にすり替わっており、生殺与奪の権を握られていました。
リムルはそんなミュウランを許すと、心臓を一度潰して新たな心臓を作り上げるためにミュウランは一瞬だけ死亡し、すぐに生き返ったのです。
ミュウランの正体やヨウムとの関係については以下の記事で紹介しています。
ゴブゾウ
ゴブゾウはアニメの2期6話で死亡し、11話で生き返ります。
ファルムス王国がテンペストに攻めてきた際、魔物を弱体化させる結界のせいで多くの魔物が犠牲になりました。
ゴブゾウはキョウヤに襲われていたシュナを庇って死亡してしまいます。その後、リムルが魔王化し、「反魂の秘術」を発動したことで復活しました。
ゴブゾウが守ったシュナの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
シオン
シオンはアニメ2期の第8話で死亡し、第11話で生き返ります。
第8話では国益が損なわれるとして、ファルムス王国がテンペストを襲撃しました。その際、「プリズンフィールド」と「魔法無効結界」によってテンペストの魔物は弱体化し、100体以上の犠牲者が出ました。
犠牲者の中にはシオンがおり、魔王となって生き返らせようと決意るリムル。戦争を起こした王国に激怒したリムルは、再び攻めて来た2万もの兵士たちを蹂躙し、魔王へと進化しました。
それにより、リムルは究極能力「暴食之王(ベルゼビュート)」を獲得し、結界内の魔素と召喚したディアブロが差し出した悪魔を吸収して「反魂の秘術」を発動し、シオンを含む殺された魔物たちが生き返ったのです。
そうしてシオンは物語が進むと覚醒魔王化し、究極能力「暴虐之王(スサノオ)」を獲得するなど益々強くなっていきます。
シオンの詳細な死亡理由や復活した経緯、強さやスキル・能力については以下の記事で紹介しています。
ヒナタ(坂口日向)
ヒナタは書籍版11巻でグランベル・ロッゾに殺され、同じく11巻で生き返ります。
上で紹介したように、グランベルは勇者クロノアの遺体がルべリオスの大聖堂にあると知り、ユウキと共にルべリオスの大聖堂を襲撃しました。
このとき、リムルやヒナタたちは音楽交流としてルべリオスに来ていました。しかし、突然グランベルとユウキたちに襲われ、両陣営が交戦状態に入ります。
ヒナタはグランベルと戦闘になり、次第に追い詰められていきました。そのとき、クロエが外に出てきてしまいます。
グランベルはヒナタではなく、クロエに対して「崩魔霊子突(メルトストライク)」を放ちました。ヒナタは咄嗟にクロエを庇い、その攻撃を受けてヒナタは死亡します。
その後はリムルとルミナスの活躍により、ヒナタの魂と肉体が戻り、復活しました。
ヒナタ(坂口日向)の強さやスキル、過去については以下の記事で紹介しています。
まとめ
この記事では死亡したキャラクターと死亡理由、生存したキャラクターについて紹介してきました。
死亡するキャラクターの多くは敵側の人間や魔物ですが、時にはリムルの味方キャラも死亡します。
実際に、シオンなどのテンペストの魔物たちが死亡しています。その後、作中ではリムルがファルムス王国の兵士たちと戦い、魂を得て魔王へと覚醒しました。
このように『転スラ』では死が物語を大きく動かしています。
途中でキャラが生き返ることもありますが、味方キャラも死んでしまうことがあり、戦闘シーンは読んでいて緊張感があります。
戦闘描写が非常にワクワクして面白です。
ぜひ本編を読んでみてください!
コメント
アピトはミニッツ倒せてない。ミニッツはゼギオン瞬殺してた。