『転生したらスライムだった件』に登場するフットマンは、カザリ―ムの「妖死冥産(バースデイ)」によって生まれた魔人です。
戦闘能力は元魔王のクレイマンを越えており、ユニークスキル「増幅者(フトルモノ)」を保有しています。
この記事では、フットマンの強さや正体、登場シーンを解説していきます。
目次
フットマンとは
フットマンは中庸道化連のメンバーであり、「怒った道化(アングリーピエロ)」の異名を持つ魔人です。ティアやクレイマンと同じく、カガリによって作られた妖死族(デスマン)でもあります。
陽気で飄々とした口調が特徴的で、異名通りの怒りっぽい性格です。
仲間意識の強い一面もあり、クレイマンが死亡した際にはリムルたちに対して激怒し、復讐を誓いました。
フットマンは作中序盤のオークロード騒動の頃から登場し、さまざまな事件の裏で暗躍しています。
フットマンのプロフィール
名前 | フットマン |
種族 | 妖死族(デスマン) |
能力(スキル) | 増幅者(フトルモノ) |
フットマンの正体は元エルフ
フットマンの正体は、超魔導王国ソーマにいたエルフです。
遥か昔に存在した王国ソーマは、ジャヒルがミリムの逆鱗に触れたことで滅亡しました。このとき、フットマンも巻き込まれて死亡してしまいます。
唯一生き残ったカザリ―ムは「妖死冥産(バースデイ)」を発動。フットマンを「妖死族(デスマン)」として生き返らせます。その後、ティアやラプラス、クレイマンも生み出しました。
なお、フットマンが仮面をしている理由は、「妖死冥産」を発動したときのカザリ―ムが仮面を付けていたからです。カザリ―ムは自身の醜い顔を疎んで仮面を付けており、フットマンも仲間の証として似た仮面を付けました。
カザリ―ムの強さやスキル、過去については以下の記事で紹介しています。
フットマンの声優は「川田紳司」さん
川田紳司さんは、賢プロダクションに所属する声優です。
代表作として、以下の作品が挙げられます。
- 『のだめカンタービレ』峰龍太郎
- 『神様に拾われた男』ジェフ
フットマンの保有スキル
「増幅者(フトルモノ)」
フットマンの「増幅者(フトルモノ)」は、攻撃の威力を時間経過と共に増幅させるスキルです。
そのため、すぐに決着を付けなければ、敵はとてつもない破壊力の攻撃を受けてしまいます。
また、敵の身体を増幅させることで風船が割れるように弾けさせる攻撃方法も持ち合わせています。
フットマンの強さ・能力|戦闘特化に作られた中庸道化連の一人
転生したらスライムだった件
ついでに言えば、フットマンとティアもアニメ第1期で既出なのだから、公式サイトの中庸道化連のメンバーとして載せておいてほしい。#転スラ #tensura pic.twitter.com/9q8M3vIeCP— まみほ (@mamihohoj) July 21, 2021
ゲルドを圧倒する力を持つ
魔王誕生編において、フットマンはティアと一緒に獣王国ユーラザニアに侵攻するクレイマン軍を見守っていました。このとき、2人の前にゲルドとフォビアが現れました。
フットマンはゲルドを相手に無傷で勝利し、ティアもフォビアからダメージを受けずに圧勝します。
ゲルドはリムルの魔王化によって祝福を受けて強さが大幅に上昇していました。また、ゲルドは後に聖魔十二守護王に選ばれるほどの実力を持っています。
このことから、フットマンは魔王クラスの実力を持っているとわかります。
ゲルドの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
フットマンの登場シーン
#転スラ 43話
フォビオの因縁の相手。
フットマンとティアのピエロコンビ。
更にゲルドも参戦。
これまた因縁の対決。
因縁が因縁を呼ぶ。
因縁まみれの戦い。 pic.twitter.com/mA7fifM0aQ— ケーロック (@krockworks) September 3, 2021
森の動乱編
フットマンがはじめて登場したのは、オークロード騒動のときです。
フットマンはオークたちを扇動し、オーガの里を滅ぼした張本人でした。実は、仲間のクレイマンを覚醒魔王化させるために、意図的にオークやオーガの強者を生み出そうとしていたのです。
魔王来襲編
魔王来襲編では、フットマンとティアがフォビアをカリュブディスの依り代にしようと画策していました。
あるとき、魔王フレイはクレイマンにカリュブディス復活の兆しがあると知らせます。
クレイマンはカリュブディスを復活させ、計画の邪魔になるリムルたちをまとめて排除しようと計画に移りました。
クレイマンの命令でフットマンとティアはフォビアに接近。その後はフォビアを唆してカリュブディスの依り代としました。
魔王誕生編
魔王誕生編では、ファルムス王国とリムル率いるテンペストが戦争をしていました。
クレイマンは覚醒魔王化するのに必要な魂を集ようと、ファルムス王国にテンペストと戦争をするよう仕向けます。しかし、リムルが兵士たちの魂を利用して覚醒魔王化してしまい、作戦は失敗に終わりました。
そこで、クレイマンは自身の軍をユーラザニアに向かわせます。その後、フットマンとティアはその一部始終を見守っていましたが、それも失敗。
結果を報告しに帰ろうとしたとき、フットマンはゲルドとフォビアの2人と遭遇します。
そうして交戦状態になるも、フットマンたちは常に優位に立ち回り、ゲルドとフォビアを迎え撃ちました。
聖魔対立編
聖魔対立編において、フットマンとティアはユウキのもとに帰りました。
そこで、フットマンは「魔王たちの宴」でクレイマンが死亡したことを知ります。それを聞いたフットマンは怒り狂い、悲しみに暮れました。
中庸道化連は仲間を家族のように愛しており、ティアやラプラスも同様にクレイマンの死を悼んでいました。
クレイマンの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
勇者覚醒編
フットマンは三巨頭の幹部ダムラダが東の帝国に拠点を移したことで、異世界から転移してきた子供たちの取り扱いを任されます。
勇者覚醒編において、フットマンは子供たちの取引先である魔王レオン・クロムウェルのもとに赴きました。
フットマンとレオンの商談の最中、レオンがクロエの名を出しました。ここで、レオンがクロエを捜索していると判明します。
その商談が終わり、ルべリオスにある勇者クロノアの遺体を奪取する計画に参加したフットマン。ですが、計画の途中でルミナスの配下ギュンターと戦闘になり、苦戦を強いられます。
フットマンは満身創痍になりながらも、ラプラスの助けでその場から離脱し、東の帝国方面に逃走しました。
ラプラスの強さや正体、最後については以下の記事で紹介しています。
戦争前夜編
勇者覚醒編にてルベルオスからの逃走に成功したフットマンでしたが、その途中で最強の魔王ギィ・クリムゾンと出会ってしまいます。
フットマンは仲間のユウキたちを逃がそうと時間を稼ぎますが、ミザリーに手も足も出ず敗北しました。
竜魔激突編
竜魔激突編ではユウキがギィの配下になり、「帝国に潜入して内部から崩壊させろ」と命令されます。
フットマンはユウキたちと共に拠点を帝国に移し、皇帝へのクーデターを企てていました。しかし、作戦を決行する前に協力者のダムラダが精神を支配されてしまいました。
窮地に陥ったフットマンは、カザリ―ムたちを連れて混成軍に合流しようとします。
その道中、近藤達也と遭遇しました。近藤達也は帝国近衛兵の中でも最強と名高い人物です。
フットマンは、近藤に成す統べなく敗北して重傷を負ってしまいました。
近藤達也の強さやスキル、正体については以下の記事で紹介しています。
深淵解放編
深淵解放編において、近藤はカザリ―ムに対して精神支配のスキルを使用しました。これにより、カザリ―ムの生み出したフットマンやティアたちも支配されてしまいます。
結果的に、近藤の支配を受けた中庸道化連のメンバーはドワルゴンへの侵攻作戦に参加させられました。
その後、フットマンがカザリ―ム、ティアと天星宮に戻ると、近藤が倒されたことでカザリ―ムの支配が消え、フットマンの精神支配も無くなりました。
野望終焉編
野望終焉編では、熾天使と合体したフットマン・ティア・カザリ―ムの3人が「妖天」に生まれ変わりました。その後、フットマンは天使陣営として「黄金卿エルドラド」にあるレオンの城を襲撃。
そこではレオンの他にアルロスとクロードが待ち構えており、フットマンはクロードと戦闘になりました。このとき、城に仕掛けられている地下迷宮への転移魔法陣に戦いながら近づこうとします。
しかし、フェルドウェイが「天使長の支配」を使用したことで再びカザリ―ムが支配され、フットマンも同様に支配されました。
この場にはユウキもおり、「強欲之王」で全員の精神支配を解除しました。その瞬間、フットマンの腕がユウキの腹部を貫通します。
実は、フットマンは「妖天」になった際、ジャヒルの魂に上書きされていました。ジャヒルとなったフットマンは、閃光を放つ爆炎を中庸道化連のメンバーに向けて放ちました。
そうして、最後は全員消滅してしまいます。
まとめ
この記事では、フットマンの強さや正体について解説してきました。
フットマンはこれまで紹介した通り、物語の序盤から登場し、裏からさまざまな事件に関与しています。
フットマンはweb小説版とは異なり、活躍する場面が増えて仲間思いな一面を見せるようになりました。そのため、より一層魅力的なキャラになっています。ぜひ、本編でフットマンの活躍を読んでみてください。
コメント