『転生したらスライムだった件』に登場するラプラスは、中庸道化連の副会長を務める”享楽の道化(ワンダーピエロ)”です。
中庸道化連でも屈指の実力者であり、カザリ―ム並みに強いとされたロイ・ヴァレンタインすらも一瞬で倒すほど。
オークロード騒動のときにリムルの敵として初めて登場し、その後もさまざまな場面で暗躍しています。
この記事では、そんなラプラスの強さや正体、最後について解説していきます。
ラプラスとは
ラプラスは中庸道化連の副会長を務めており、「享楽の道化」と呼ばれる妖死族です。
ラプラスは、元魔王のカザリ―ムの使用したスキル“妖死冥産”によって生み出されました。そのため、自身を復活してくれたカザリ―ムに対して強い忠誠心を持っています。
作中では、ガビルを唆して反乱を起こさせたりオークロード騒動の裏で暗躍したりと、黒幕のような存在の魔人です。
大阪弁をより胡散臭くしたような口調で話し、常に飄々とした態度を見せます。
戦闘回数は多いですが、そのほとんどがラプラスの逃走で終わるなど、その性格と相まって掴みどころのない人物です。
ラプラスのプロフィール
名前 | ラプラス |
種族 | 妖死族(デスマン) |
称号 | 「享楽の道化(ワンダーピエロ)」、中庸道化連副会長 |
ユニークスキル | 「詐欺師(アザムクモノ)」「未来視(ミエルモノ)」 |
ラプラスの声優は「中井和哉」さん

出典:青二プロダクション
中井和哉さんは青二プロダクションに所属する声優さんです。
代表作として、「ONE PIECE」のロロノア・ゾロ役、「血界戦線」のザップ・レンフロ役などが挙げられます。
ラプラスの正体・素顔についてネタバレ解説
ラプラスの正体は「勇者 サリオン・グリムワルト」
ラプラスは、表向き中庸道化連の副会長を務めていますが、本当の正体は「サリオン・グリムワルト」という勇者です。これは、『転スラ』書籍版の18巻で明らかになりました。
かつてカザリ―ムの父は超魔導大国で“ジャヒル”と名乗り、ミリムの怒りを買ったことでその国は滅んでしまいます。
その国の首都ソーマでは、邪竜の混沌竜(カオスドラゴン)が誕生し、破壊の限りを尽くしていました。この混沌竜を倒すため、ラプラスは戦いを挑み、竜を追い払うことに成功します。
しかし、混沌竜から呪いを受け、瀕死の重傷を負ってしまいました。
勇者サリオンは天帝エルメシアの父
『転スラ』の世界には、”魔導王朝サリオン”という国があり、勇者サリオンと同じ名前です。
実は、サリオンは魔導王朝サリオンの天帝「エルメシア・エルリュ・サリオン」の父親です。そのエルメシアの母親はシルビアという名前で、魔法に関する天才でした。
作中で胡散臭い言動が目立つラプラスですが、以上のことから前世は非常に有名な人物だということがわかります。
カザリ―ムによって復活する
カオスドラゴンとの戦いで瀕死の重傷を負ったサリオンは、呪術王カザリ―ムと出会います。
このとき、カザリ―ムは「妖死冥産(バースデイ)」を発動し、滅亡した国の死体を生贄にしてサリオンを妖死族(デスマン)のラプラスとして復活させました。
こうして生き返ったラプラスは、カザリ―ムに恩を感じてカザリ―ムに従うようになります。
このとき、カザリ―ムに「ラプラス」という名前をつけてもらいました。
ラプラスの保有スキル

出典:Twitter
ラプラスは以下の2つのユニークスキルを保有しています。
- 「詐欺師(アザムクモノ)」
- 「未来視(ミエルモノ)」
「詐欺師(アザムクモノ)」
ラプラスが保有する1つ目のユニークスキルは「詐欺師(アザムクモノ)」です。敵の認識に干渉する効果を持ちます。
その効果により、持っている武器を偽装や、自分の死体の生成が可能になります。
作中では、このスキルを使用することでラプラスが持っていた槍をナイフと思わせ、間合いの外から奇襲しました。
また、ジュラの森でトレイニーに襲われたときも、偽の死体を生成してそのまま逃げ切ることに成功しています。
「未来視(ミエルモノ)」
2つ目のユニークスキルは「未来視(ミエルモノ)」です。
ラプラスの切り札とされるスキルで、数秒先の未来が見えます。複数の未来を見通せるため、格上の相手でも互角に戦うことができます。
また、「詐欺師(アザムクモノ)」が通用するかどうかも確認できるため、非常に強力なスキルだと言えます。
ラプラスの強さ・能力 | 中庸道化連で最強

出典:Twitter
ラプラスは中庸道化連で最も強い
ラプラスは中庸道化連で一番強いとされています。
上で紹介したように、ラプラスはもともと勇者サリオンでした。ラプラスとして復活した後も、以前持っていたスキルを保有しており、凶悪な混沌竜(カオスドラゴン)を追い払える実力も備えているため、非常に強いと言えます。
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