『転生したらスライムだった件』に登場するユウキは、シズの教え子であり、リムルと同じ日本出身の異世界人です。
イングラシア王国で、自由組合総帥(グランドマスター)として登場しました。
この記事ではユウキの強さ・スキルや正体、最後について解説していきます。
目次
ユウキとは
ユウキは『転スラ』の世界に召喚された日本人であり、シズの教え子です。人あたりが良く、リムルともすぐ打ち解けるほど柔和な性格をしています。
登場当初、リムルがシズの仮面を持っていたことで2人は敵対しましたが、誤解が解けてからは漫画の貸し借りをする仲に。
ユウキはイングラシア王国で自由組合総帥として活動し、魔法の仕組みや元の世界に戻る方法の研究をしています。また、魔物をA~Fの六段階に分けて危険度を評価するなど、冒険者のためにさまざまな制度を作りました。
ユウキのプロフィール
名前 | ユウキカグラザカ(神楽坂優樹) |
所属 | イングラシア王国・自由組合総帥 |
スキル | ユニークスキル「創造者」
究極能力「強欲之王」 |
ユウキの声優は「花江夏樹」さん
花江夏樹さんは、神奈川県出身でアクロスエンタテインメント所属の声優です。
代表作として、以下の作品が挙げられます。
- 『鬼滅の刃』竈門炭治郎
- 『進撃の巨人』ファルコ
- 『東京リベンジャーズ』九井一
ユウキの保有スキル
ユウキは以下のスキルを保有しています。
- ユニークスキル「創造者(ツクルモノ)」
- 究極能力「強欲之王(マモン)」
「創造者(ツクルモノ)」
「創造者(ツクルモノ)」は、ユウキが異世界に来たときに獲得したスキルです。この能力を使うことで新たなスキルが作れます。
作中では、このスキルを用いてユニークスキル「能力封殺(アンチスキル)」を作成。「能力封殺」を使って魔王カザリ―ムと互角以上に戦い、最終的に勝利しました。
カザリ―ムの強さやスキル、正体や最後については以下の記事で紹介しています。
「強欲之王(マモン)」
究極能力「強欲之王(マモン)」は奪うことに特化したスキルです。
ユウキは書籍版の10巻において、マリアベル・ロッゾを倒したことでユニークスキル「強欲者(グリード)」を獲得。その後、度重なる死闘をかいくぐり、「強欲者」が究極能力「強欲之王(マモン)」に進化しました。
リムルの究極能力「暴食之王(ベルゼビュート)」と似た能力を有しており、相手のスキルや命を奪う効果があります。
また、記憶を奪って改竄できるため、敵の支配も可能です。
ユウキの強さ・能力|実力はリムルにも匹敵する
\本日8/25放送!/
転生したらスライムだった件 第1期
第20話「ユウキ・カグラザカ」ユウキ
「なるほどぉ~。これが大人の事情ってやつですかぁ!」杉P#転スラ #tensura pic.twitter.com/JzINRMMcXb
— 【公式】アニメ『転生したらスライムだった件』 (@ten_sura_anime) August 25, 2020
リムルVSユウキ
ユウキは、web版と書籍版の両方でリムルと戦っています。
web版のユウキはギィ・クリムゾンをも超える力を手にしており、帝国皇帝ルドラを殺して奪ったスキル「正義之王(ミカエル)」でリムルたちを滅ぼそうとしました。
最終決戦時には、強大な力を持つユウキとリムルが互角の戦いを繰り広げます。ユウキはスキル「時空跳激震覇(クロノサルテーション)」を発動してリムルを別の時空へ飛ばしました。しかし、機転をきかせて元の世界に戻ってきたリムル。
結果的に、ユウキは虚数空間に閉じ込められ、敗北します。
また、書籍版の10巻においてもリムルとユウキが戦いました。
リムルにクレイマンの黒幕だと疑われたユウキは、マリアベルに操られているふりをして疑いを晴らそうとしました。
リムルがマリアベルと対峙したとき、ユウキはその間に入って戦闘態勢に入ります。逃げるマリアベルを後目に、リムルは「能力封殺(アンチスキル)」を保有するユウキに苦戦していました。
その後、リムルが剣でユウキと斬り合い、互角の勝負が繰り広げられました。このとき、カザリ―ムがユウキは操られたふりをしていると伝え、一時休戦となります。
そうしてリムルはユウキにマリアベルを追わせて、ユウキがマリアベルの「強欲者(グリード)」を奪いました。
このように、ユウキはweb版の場合リムルに敗北し、虚数空間に閉じ込められます。また、書籍版の場合はユウキとリムルが互角に戦い、その後休戦になりました。
ちなみに、物語終盤のユウキには帝国を倒すという目的ができ、リムル陣営と一時的に共闘するようになります。
リムル=テンペストの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
ユウキの正体・過去をネタバレ解説
【今週の転生したらスライムだった件 (第38話)】
ユウキ・カグラザカが黒幕か
結構あっさり明かしたな
まあそこは転スラらしいとも言えるか
1話まるまる会議だったところも相変わらずスローテンポだな
テンペストが滅亡とはどういうことなのか、今後も楽しみです#転スラ pic.twitter.com/Iu72cP4EBA— T (@T_anime__) July 14, 2021
ユウキの正体はラスボス?
上で紹介したように、ユウキはイングラシア王国で自由組合総帥をしています。
ですが、それは表向きの顔であり、正体は犯罪組織「三巨頭」のリーダーにして、中庸道化連のボスです。また、ユウキはweb版でラスボスとして登場しました。
ユウキは書籍版とweb版で扱いが大幅に異なっています。
共通して言えることは、ユウキが『転スラ』で起こる事件の黒幕的存在だということです。実際、ユウキは目的である世界征服を実現するため、計画の邪魔になるリムルを抹殺しようとしました。
例えば、ファルムス王国がテンペストと戦争をしたとき、ユウキはヒナタに「リムルがシズを殺した」と嘘の情報を流し、両者を戦わせようと画策しました。また、クレイマンを裏から操り、オークロード騒動を引き起こしたのもユウキです。
このように、ユウキは三巨頭や中庸道化連のボスとして様々な事件に関与し、裏からヒナタやクレイマンを操っていました。
ユウキの目的・過去
上の「ユウキの正体」でも触れたように、ユウキの目的は世界征服です。
世界征服をしようと目論んだ理由は、「社会に復讐したいと考えていたため」でした。
ユウキは元の世界にいた時点で既に特別な力が使えました。中学生になった頃、両親を交通事故で亡くしたことで社会に対して理不尽さを感じていたユウキ。そして、ユウキは社会に復讐しようと考えましたが、関係のない人を巻き込むことに抵抗を覚え、行き場のない憤りを抱えてたのです。
このとき、ユウキは魔王カザリ―ムによって『転スラ』世界に召喚されます。その際、ユニークスキル「創造者(ツクルモノ)」を獲得し、「能力封殺(アンチスキル)」を作りました。それにより、魔王カザリ―ムを下して自身の部下にしました。
カザリ―ムからこの世界のことを聞いたユウキは、自分が世界を統一して導いていこうと決意し、世界征服を目標に掲げました。そして、物語が進むにつれて、中庸道化連の仲間たちと共に楽しく暮らしたいと思うようになっていきます。
『中庸道化連』メンバーの正体や目的については以下の記事で紹介しています。
ユウキは最後に死亡する?
元魔王カガリームとユウキ
#tensura #転生したらスライムだった件 #転スラ pic.twitter.com/rDay1QlTzp— 雪だるま (@Yukidaruma_4488) July 13, 2021
ユウキが最後に死亡するかどうかは、Web版と書籍版で異なります。
web版では生きている
ユウキの場合、web版では最後まで生きています。
web版において、ユウキは世界を滅ぼそうと考えており、ルドラから奪ったスキルで「天使之軍勢(ハルマゲドン)」を発動しました。それにより、100万を超える天使を召喚し、世界を壊そうとしました。
結果的に、ユウキとリムルは対峙し、最終戦に突入します。
ユウキはリムルと互角に戦い、共に最高峰の剣を振るって鍔迫り合います。このとき、ユウキはリムルを直接倒すのではなく、別の時空に飛ばそうと考えました。
そこで、スキル「時空跳激震覇(クロノサルテーション)」を放ち、リムルをこの世界から消滅させて時空の果てに飛ばしたユウキ。
しかし、リムルは再びユウキの目の前に現れます。
驚くユウキに対して、リムルはスキル「虚数崩壊」を使用して、ユウキを虚数空間に捕らえました。
こうして、ユウキは生きたまま虚数空間に囚われ続けたのです。
書籍版では死亡する
web版とは違い、書籍版の18巻ではユウキが死亡した描写があります。
18巻において、中庸道化連のカザリ―ムはミカエルに支配されていました。他にもフットマン、ティア、ユウキも支配されてしまい、レオンのもとへ侵攻しました。ラプラスはレオンと合流し、カザリ―ムとユウキを迎え撃つ準備をします。
途中、ユウキは究極能力「強欲之王」を解析することで支配から逃れました。それによって残りのメンバーも正気に戻り、カザリ―ムとレオンはこっそりと転移用の魔法陣まで戦うふりをしながら移動しようと考えます。
しかし、ミカエルはオベーラの裏切りに気付き、支配をより強めました。完全に支配され操られてしまったカザリ―ムやレオンたちに圧倒され、ラプラスと加勢にきたシルビアは苦境に立たされます。
ユウキは何とか「強欲之王」で支配を解き、カザリ―ムたちも再び正気になりました。しかし、フェルドウェイが「目覚めろジャヒル!」と叫ぶと、フットマンの腕がユウキの腹部を貫きました。
実は、ジャヒルはフットマンを乗っ取っていたのです。
ユウキたちは圧倒的に不利の状況になり、徐々に追い詰められていきます。
そうして最後は、ジャヒルの放った業火に包まれ、ユウキたちは閃光と共に消えてしまいました。
ラプラスの強さや正体、過去については以下の記事で紹介しています。
まとめ
この記事では、ユウキの強さや正体などについて解説しました。
ユウキは黒幕的な存在であり、中庸道化連のリーダーです。
web版ではラスボスの立場におり、高い戦闘能力を保有していました。書籍版でもリムルと対立する敵として登場しますが、web版とは違い、共通の敵である帝国を打倒しようとする味方キャラでもあります。
ユウキは作中で何度も計画をリムルたちに潰されます。しかし、それでも仲間と協力して諦めずに行動します。
ユウキは、リムルと敵対するキャラの中でも葛藤や挫折が特に描写されている人物であり、非常に魅力的です。
ぜひ本編でユウキの活躍を読んでみてください。
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