『転生したらスライムだった件』に登場するミザリーは、最古から存在する「原初の悪魔」の一人です。
ギィ・クリムゾンに忠誠を誓っており、メイドの恰好をして仕えています。
この記事では、ミザリーの強さやスキル・正体について解説していきます。
ミザリーとは
ミザリーは「原初の悪魔」の一人であり、ギィ・クリムゾンに仕えているメイドです。
「苦痛」という言葉に因んで、ギィからミザリーと呼ばれるようになりました。
ズボラで不真面目なレインとは異なり、ミザリーの性格は真面目で冷静です。
「魔王たちの宴」でレインが居眠りをしていた際に、ミザリーはその姿に呆れながらテキパキと仕事をこなしていました。
頭脳明晰で分析力に長けており、普段はギィのために情報収集をしています。
ミザリーのプロフィール
名前 | ミザリー |
種族 | 上位魔将(アークデーモン) ↓ 悪魔王(デヴィルロード) |
二つ名 | 「原初の緑(ヴェール)」 |
ミザリーの正体は「原初の緑」
ミザリーの正体は「原初の緑(ヴェール)」です。
作中では、「原初の赤(ルージュ)」のギィ・クリムゾンのメイドとして登場します。
ギィに仕える際、苦痛を意味する言葉に因んで「ミザリー」と名付けられました。それにより、上位魔将(アークデーモン)から悪魔公(デーモンロード)に進化しました。
ちなみに、同じ原初の悪魔であるレインとは仲が良いです。
過去には、そのレインと協力してギィを倒そうとしていました。
ミザリーの声優は「広瀬ゆうき」さん
「広瀬ゆうき」さんは、アイドル・歌手でもある東京都出身の声優です。
幼い頃から声優に憧れを持っていましたが、女優を目指すために芸能界入りしました。
その後、マネージャーからオーディションの勧めがあり、それがきっかけで声優の仕事をするように。
広瀬ゆうきさんの代表作として、以下の作品が挙げられます。
- 『ハイスコアガール』日高小春
- 『ミュークルドリーミー』緑野わかば
- 『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。』マルセル
ミザリーの保有スキル
ミザリーちゃんね#転スラ#tensura pic.twitter.com/QAUCEV5XZj
— えくえくれあん (@ekuekurean) September 1, 2021
ミザリーの保有スキルは不明
『転スラ』において、「原初の悪魔」の全員はスキルを保有しています。
しかし、書籍版の19巻に至るまで、ミザリーのスキルは明らかになっていません。
ただ、リムルをワルプルギスに招待する際に空間転移の魔法を使用しました。この魔法は保有するスキルの一部だと思われます。
今後、ミザリーが戦う展開などがあればミザリーのスキルが判明するでしょう。
ミザリーの強さ・能力|他の原初の悪魔と比較
ミザリーの強さは「原初の悪魔」で7番目
ミザリーの強さは、「原初の悪魔」で7番目です。
ミザリーはスキルが判明しておらず、戦闘描写も無いため具体的な強さは不明ですが、作中では「原初の青」レインと同じくらいの強さだと描写されていました。
ちなみに、レインは核撃魔法「熱収束砲」を保有しています。
これは高温のレーザーを収束して一斉に砲撃するスキルであり、ディアブロとの戦闘中に使用しました。
それらのレーザーをすべてディアブロに避けられレインは敗北。ミザリーのスキルはまだ明らかになっていませんが、レインと同程度の強さのスキルを保有していると考えられます。
また、ミザリーがギィの命令で西方評議会を襲おうとした際、その場にテスタロッサがいました。
テスタロッサを見たミザリーは、すぐに敵わないと察して逃げ帰りました。テスタロッサはカレラやウルティマと同じくらいの強さであり、ディアブロよりは弱いとされています。
以上のことから、ミザリーの実力はレインと同じくらいであり、「原初の悪魔」の中では7番目の強さだと言えます。
「原初の悪魔」の強さについては以下の記事で紹介しています。
ミザリーはリムルにより覚醒進化する
竜魔激突編において、ミザリーはギィの付き添いでテンペストを訪れます。
ギィに仕えていたミザリーは、長い間なぜか進化できずにいました。一方で、リムルの配下であるディアブロやテスタロッサたちは進化していました。
そこで、ギィはミザリーとレインを進化できるようリムルと交渉します。その結果、ミザリーとレインはリムルによって「悪魔王(デヴィルロード)」に進化しました。
他の「原初の悪魔」も進化しており、ミザリーは戦闘経験が浅いため未だ実力には差があります。
それでも、テスタロッサやカレラに匹敵するほどの力を手に入れました。
ミザリーを覚醒進化させたリムル=テンペストの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
ミザリーとギィ・クリムゾンの関係性
ミザリーはギィに敗北してメイドになる
ミザリーがまだ冥界にいた頃、同じ「原初の悪魔」であるレインと行動を共にしていました。
ミザリーとレインは、最も強いとされるギィに2人で挑めば勝てるのではと考え、勝負を仕掛けます。
しかし、ギィの圧倒的な実力の前に2人は敗北しました。
悪魔族は肉体を持たないため、死亡しても復活できます。
ただ、「心核」を破壊された場合は壊した相手に服従する形で復活します。
ミザリーとレインは完膚なきまでに叩き潰されたことで「心核」が砕かれ、そのままギィに従いました。
ギィ・クリムゾンの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
ギィは「ミザリー」と名付ける
ミザリーとレインがギィのメイドとして働いていた頃、ギィは人間世界に召喚されました。
召喚した人間たちは、100年続いた戦争を終わらせて欲しいとギィに頼みます。
ギィは敵国を滅ぼし、さらにはギィを召喚した国まで滅亡させたことで覚醒しました。
その後、ミザリーとレインを召喚し、「原初の緑」には苦痛を意味する「ミザリー」と名前を与えました。
ミザリーはギィの代わりに人間を監視
ギィがヴェルダナーヴァと出会ったことで、ギィは人間を監視する『調停者』として魔王になりました。
その際、ミザリーは「緑の使徒(ヴェルト)」という集団を結成しました。
この「緑の使徒」は、人間社会に溶け込ませて人類の情報収集を行っています。
ミザリーはその集団を使役し、ギィの代わりに人間社会を内部から偵察するようになります。
ミザリーの登場シーン
ミザリーさん#転スラ#tensura pic.twitter.com/uUkXY4V79n
— ひろき (@ikehiro_lions) August 31, 2021
魔王誕生編
魔王誕生編において、リムルがファルムス王国との戦争を経て魔王になりました。
その際、クレイマンが「魔王たちの宴(ワルプルギス)」を主催します。
ミザリーはリムルを「魔王たちの宴」に招待。その後、空間転移の魔法でリムルとその配下を会場に案内しました。
勇者覚醒編
勇者覚醒編では、ミザリーが西方評議会に召喚されました。
ギィはもともと人間たちを恐怖で統一しようと考えていました。そこで、ミザリーは「緑の使徒(ヴェルド)」を使役し、西方諸国に魔王の恐怖を植え付けようと画策したのです。
イングラシア王国の評議会中、「緑の使徒」はミザリーを召喚。
ミザリーは評議員を殺そうとしました。
しかし、その場にはテスタロッサがおり、配下のモスもいました。
ミザリーはこの状況を不利だと即座に判断し、そのまま帰還します。こうして「緑の使徒」を利用して情報収集をしようとしたミザリーの計画は頓挫しました。
その後はミザリーのことを聞いたリムルから文句を言われるのでした。
テスタロッサの強さやスキルについては以下の記事で紹介しています。
竜魔激突編
帝国軍とテンペスト軍による地下迷宮攻防戦が終結すると、ディアブロはギィをテンペストに招待します。
ミザリーとレインもギィに同伴し、テンペストの貴族館を来訪しました。ミザリーはシュナお手製のケーキをご馳走になり、レシピまで教えてもらいます。
また、ミザリーとレインはリムルの支援のおかげで覚醒進化しました。
それにより、これまで以上の力を手に入れました。
野望終焉編
野望終焉編では、魔王陣営と天使軍による戦争が起こりました。
このとき、ミカエルたちが黄金卿エルドラドを奇襲します。
ミザリーはレインを連れて「始原の七天使」に対抗すべくエルドラドに急行。2人はピコ、ガラシャと対峙しました。
しかし、ピコとガラシャは端から戦意が無く、レインも戦う気がありませんでした。
すると4人は意気投合します。
4人は氷のかまくらを作り、寒さを凌ぎながら女子会で話に花を咲かせるのでした。
王都騒乱編
王都騒乱編では、女子会が終わった後に行われた会議でミザリーたちが怒られていました。
「他の悪魔が天使軍と戦っている間、何をやっていたんだ」とギィに叱られてしまったミザリーとレイン。
このとき、「緑の使徒」は情報収集のためにミザリーは天使2人と女子会をしていたと訴えかけます。
それによって、ミザリーはギィから許してもらい、再び天使軍の情報収集に勤しみました。
まとめ
この記事では、ミザリーの強さやスキル、ギィとの関係性について解説してきました。
ミザリーは「原初の悪魔」の一人であり、「原初の緑(ヴェール)」と呼ばれる上位魔将です。
作中での強さは描写が無いため不明ですが、名付けやリムルの手助けによって悪魔族でも上位の悪魔王(デヴィルロード)にまで進化しました。
ミザリーは過去にレインとギィを倒そうとした過去があります。結局は返り討ちに遭い、敗北したことでギィにメイドとして仕えることになりました。
ミザリーは描写が少ないキャラクターです。
しかし、登場回数が増えてからはズボラなレインと対称的な性格で魅力的なキャラになっています。
ぜひ、本編でミザリーの活躍を読んでみてください。
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