『転生したらスライムだった件』では、オーク族やゴブリン族など、様々な種族のキャラクターが登場しています。
悪魔族の中でも、ギィは上位の強さを持つ”原初の悪魔”の1人で、最強の魔物として数千年間君臨し続けています。
本記事では、そんな原初の悪魔「ギィ」の強さやスキル、正体などを紹介していきます。
目次
ギィとは?
転スラの世界において数千年間、最強の魔物として、また八星魔王(オクタグラム)の中でも最強の地位についています。
普段は北方にある永久凍土の大地で暮らしています。
世界の創造主である星王竜「ヴェルダナーヴァ」の友であり、世界の調停者としての役割も担っています。
ギィのプロフィール
名前 | ギィ・クリムゾン |
種族 | 悪魔王(デヴィルロード) |
称号 | 八星魔王(オクタグラム) 暗黒皇帝(ロード・オブ・ダークネス) |
スキル | 傲慢之王、深淵之神 |
ギィの正体は「原初の赤(ルージュ)」
ギィの正体は、「原初の赤(ルージュ)」です。
ヴェルダナーヴァが世界を創造する以前、「光」の大聖霊から七柱の熾天使(セラフィム)を創造した事で、対となる影の存在が生まれました。
それが「闇」の大聖霊から創造された原初の七柱の悪魔の一柱、ギィです。
ギィの名前は、人間たちに戦争の為に召喚され、敵国を滅ぼし、その対価として召喚した人間の国ごと滅ぼした時に得たものです。
人間たちの発したうめき声がそのまま名前となり、自ら「ギィ」と名づけネームドの魔物へと進化しました。
ちなみに、「クリムゾン」は、数百年前に戦いを挑んできた勇者ルドラによって名づけたそうなの!
ギィの声優は石田彰さん
代表作は、『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲル役、『NARUTOシリーズ』の我愛羅役、『Psycho-pass』の縢秀星役など。
視聴者に強く印象付ける声色で、よりキャラの性格を豊かに表現することに長けた声優さんです。
ギィの保有スキル
ギィは、2つのスキルを保有しています。
「傲慢之王(ルシファー)」と「深淵之神(ノーデンス)」です。
究極能力「傲慢之王(ルシファー)」
魔王へと覚醒した際に獲得したユニークスキル「傲慢者(プライド)」が、ヴェルザードとの戦いを経て「傲慢之王(ルシファー)」へと進化したもの。
スキルの内容は「一度見たことのあるスキルをコピーする能力」です。
ユニークスキルだけでなく、究極能力さえもコピーすることができ、さらに自分が使いやすいように瞬時に最適化することも可能です。
憶測ですが、ワルプルギスで作り出した結界は、無限牢獄とラミリスの「迷宮創造(チイサナセカイ)」を応用したものだと考えられます。
究極能力「深淵之神(ノーデンス)」
思い描いたものを具現化することができる能力。
ソウルイーターの能力のある剣や武器などを瞬時に作り出すことができ、相手の武器をコピーして、自身に適応するように変化させることも可能です。
傲慢之王(ルシファー)と兼用することで、例え自身よりも高い戦闘能力を持っている敵であっても、相手のスキル・武器を再現してしまいます。
一点、傲慢之王(ルシファー)よりも優れたスキルだと言えるのは、相手のスキルを見る必要がありません。
ギィはどれくらい強い?ほかの魔王と比較
ギィは最古の魔王として君臨していますが、実際どれくらい強いのでしょうか?
他の魔王や原初の悪魔たちと比較してみます。
リムル
アニメ版のワルプルギスの段階では、リムルも一見しただけで「ヤバい」と感じさせていましたが、単純にスキルの内容や数で考えれば、リムルのほうが優位に立てる可能性が十分にあるのではないかともいます。
究極能力「暴食之王(ベルゼビュート)」で、相手の能力を完全にかき消すことが可能で、自分の体内に吸収してしまいます。
また、「智慧之王(ラファエル)」によって、ある意味二重の人格を持っており、相手の情報を解析するので、ギィの究極能力「傲慢之王(ルシファー)」と類似していると言えます。
他にも究極能力「暴風之王(ヴェルドラ)」や「契約之王(ウリエル)」を所持しているため、スキルの観点からすればリムルが優位でしょう。
ギィはまた剣技においても世界屈指の実力を誇りますが、それもこの4つの究極能力の前では、あまり効果的ではないかもしれません。
よって、リムルに勝利できる可能性はこの時点であっても低いと言えるでしょう。
リムルの強さやスキルなどの詳細は、『【転スラ】リムル=テンペストの強さはチート級!最強の全能力・スキルを解説』で紹介しています。
ディアブロ
冥界において一度死闘を繰り広げたことがあり、互角に終わって以来気が置けない仲です。
当時のディアブロは「上位魔将(アークデーモン)」だったので、名づけ前の戦闘時で互角ということは、かなり善戦することが期待されます。
とはいえ、ギィも数々の強敵と対峙していて、同様に成長していると考えられます。単純な物理戦での戦闘ではギィが優位に立つでしょう。
また、ディアブロのスキルは精神支配系のスキルは、相手が戦意喪失する必要があり、その分スキル使用のハードルは高くなってしまいます。
よって、ディアブロと対峙した際には接戦になりつつも最終的にはギィが勝利する可能性が高いと考えられます。
ディアブロの強さやスキルについては、『【転スラ】ディアブロの強さとスキル徹底考察!配下最強は本当か?』で紹介しています。
レオン
単刀直入に言えば、レオンに勝利できる可能性が高いです。
それは本人同士も感じています。
とはいえ、レオンも究極能力「純潔之王(メタトロン)」を所持しており、全てのものを分解することができます。
おそらく、「深淵之神(ノーデンス)」で作り出した武器はスキルによって分解することができるので、一時的にギィの隙を作り出すことはできそうですが、「思考加速」で動きに対応されてしまいます。
八星魔王(オクタグラム)の中でも屈指の実力の持ち主ですが、やはり相手がギィとなると、勝てる可能性はほとんどないでしょう。
レオンの強さや正体については、『【転スラ】レオンの強さやスキル・能力 | 目的や過去、シズ・クロエとの関係性を紹介』で紹介しています。
ラミリス
そもそも、ラミリスと戦闘するようなことは絶対にないと思われます。ヴェルダナーヴァに任せられた調停者としての役割を完全に逸脱するためです。
仮に戦闘した場合、現在の子供の姿のラミリスでは確実に負けてしまいます。しかし、大人の姿になって力の全てを取り戻すことができた状態ならば、ラミリスはギィにとっては天敵になります。
ディアブロがラーゼンと戦った際に、「精霊は悪魔に強い」という発言の通り、ギィは「悪魔王(デビルロード)」で、ラミリスは「精霊女王」です。
正確には「元」精霊女王ですが、種族の力の関係上はラミリスが完全に優位になるかと思われます。本人の力が戻っていなくてもあらゆる精霊の力を駆使できる立場にあります。
腕っぷしの力だけではラミリスには勝てるかもしれませんが、それも無効化される可能性が高いのではないかと考えられます。
ラミリスの強さや正体については、『【転スラ】魔王ラミリスの強さやスキル _ 正体や大人姿・声優情報を紹介』で紹介しています。
ギィの配下は3人いる
ギィには、「ミザリー、レイン、ヴェルザード」の3人の配下がいます。
ミザリー
原初の「緑(ヴェール)」の悪魔で、ギィによって名づけをされました。しかし進化はせず、ギィからは「雑魚」呼ばわりされています。
ミザリーを信仰する「緑の使徒(ヴェルト)」を使うことで、人類社会の情報収集を行っています。
レインとは対照的な性格で、非常に仕事熱心でまじめな性格です。
戦闘シーンは一切なく、スキルも不明。謎の多い人物です。
レイン
原初の「青(ブルー)」の悪魔で、ミザリーと同じくギィの配下として雑用をさせられています。
同様に絶対的な主従関係にあり、ギィに忠誠を誓っています。
性格は自己中心的で、仕事を平気でサボったりします。また、ギィと互角に戦えるディアブロに対しては嫉妬を抱いています。
最終的にはリムルのサポートで覚醒進化まで果たします。
リムルに対しては純粋な敬意を抱いています。
ヴェルザード
以前ギィと戦闘した際に戦闘中にスキルを獲得したことから、ギィの将来性に魅力を感じ、以来ギィと行動を共にしています。
世界でも4体のみ存在する竜種の一柱で、氷を司っており、ギィの根城にしている北方の永久凍土はヴェルザードの影響だと考えられます。
竜種の中では長女のポジションで、日ごろから暴走が絶えないヴェルドラに対して「お仕置き」と言って、度々制裁を施しています。
またスキルにより、相手を完全に停止させることができます。使い方次第では世界の時間の流れを止めることが可能です。
ギィはリムルの仲間になる?
最古の悪魔のラミリス、ミリムは、ワルプルギス以前より友好的な関係を築いています。
おそらく、ギィもリムルとは友好的な関係になるかと思います。
彼女たちの言うような形での仲間になるという線は考えられますが、常にテンペストに入り浸るほどではないのではないかと思います。
まとめ
太古より原初の悪魔としても、世界に影響を及ぼすような力を持っており、彼の逸話が神話のような内容になります。
原初の悪魔の悪魔の中でもプライドが高いため、世界の創造者であるヴェルダナーヴァにも戦いを挑みますが、惨敗してしまい、ヴェルダナーヴァの説得により世界の調停者として魔王の地位に君臨し続けています。
魔王の中でも中心人物的な地位に立っていて、ワルプルギスではまとめ役になっています。
またミリムをはじめ、世界の中でも最強の力を持っているような相手であっても互角の戦いを見せ、そのおかげで世界中の強者と友人関係にあります。
戦闘時に常にスキルを獲得するように、頭の回転が速いのと、それを実現できる肉体的な強さがあるため、生涯敗北した相手は創造者ヴェルダナーヴァただ一柱です。
しかし、今後圧倒的な成長速度で進化し続けるリムルに対しては敗北の可能性が見えてきます。
最強の魔王でありながら、世界の調停者としての役割も担っているその立場は、かなり独特な立ち位置だと言えます。世界の強者が自身の力に自惚れて、世界の均衡が崩れてしまうのを幾度も防いでいます。
今後世界の覇権争いが激化していくため、ギィの戦闘がアニメでも見られるかもしれません。今後の展開に期待しましょう。
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