『転生したらスライムだった件』に登場する魔王「ラミリス」は、最古の魔王の内の1人で、リムルと大の仲良しです。
おっちょこちょいな性格でリムルから憐みの目で見られることも多々ありますが、それでも慕っているキャラクターがたくさんいます。
本記事では、そんなラミリスの強さやスキル、正体などを紹介していきます。
目次
ラミリスとは
金髪で羽の生えた妖精で、小さくか弱い子供のような姿をしています。
大きさとしては、およそ30cmくらい。
手のひらサイズなので、転スラ内でも有数の小さなキャラです。
しかしその反面、ギィやミリムと同じく最古の魔王であり、普段は精霊の住処で精霊女王(エレメント)として君臨しています。勇者に加護を与えるなど、世界の均衡を保つ重要な役割を担っています。
また、ラミリスは一定周期で成長し、寿命を迎えると子供の姿で転生します。
その際に記憶も継承できるため、かなり特殊な体質といえます。
ラミリスのプロフィール
種族 | 精霊族(ピクシー) |
称号 | 迷宮妖精(ラビリンス) 精霊女王(エレメント) |
年齢 | 数千年(肉体の年齢は50~100年程度) |
身長 | 約30cm |
スキル | 「迷宮創造(チイサナセカイ)」 |
ラミリスの性格
リムルと初対面した時には、単に訪問者を驚かせたいがためにゴーレムと対峙させたなど、いたずらの動機はかなり子供じみています。
言動に関してもいつもふざけたような口調で話すので、初対面のリムルからはかなりなめられていました。
他にもワルプルギスではディーノに「チビ」と言われてバカにされるなど、見た目や言動のせいで周りからはいつもバカにされてしまいます。
普段は無邪気な性格ですが、イングラシア王国の子供たちの話を聞かされた時にはいざ人から頼られるとその実力は姉御肌のように逞しいのが特徴です。
その一方で魔法に関してのエキスパートであり、使えない魔法はないという、いかにも魔王らしい一面もあります。
また、その知識と精霊女王というステータスから精霊工学にも精通しています。
ラミリスの声優は「春野杏」さん
実は春野の机には特別にこんな素敵なスペシャルオブジェも飾っていただけていたんですよ青ピンク黄色のブレンドAカラーで3つ!
象さんから出てたわけではありません! pic.twitter.com/iZHhjkb6Ox— 春野杏 (@haruno_anzu_) September 6, 2021
代表作は、『ブレンド・S』の星川麻冬役や『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』の藤本彩乃役、『はたらく細胞』の血小板役などです。
H2:魔王ラミリスの強さ・能力 | 大人状態(全盛期)はトップクラス?
一見まったく強そうには見えませんが、世界の創造主ヴェルダナーヴァが作り出した精霊女王(エレメント)です。世界の調停者として、ギィ・クリムゾンと同じ立場にあります。
子供の姿だと、かなり非力な状態で戦闘能力は低いと思われますが、それでもユニークスキル「迷宮創造(チイサナセカイ)」を使用した、空間支配による攻撃で相手を翻弄するのではないでしょうか。
また、魔法や精霊の知識が非常に高いので、「上位悪魔(グレーターデーモン)」くらいの悪魔であれば、子供の状態でも十分戦えるのではないかと思います。
しかし、精霊と悪魔、天使の三すくみの関係上、相手が天使の場合は天敵となります。そのため、堕天したとはいえ天使だったディーノは天敵です。
大人の姿になったラミリスの強さは?
ここまでは子供の姿での想定です。成長した大人の姿になるとどうなるのでしょうか。
後述しますが、ラミリスは堕天して魔王になった際に転生を繰り返す体質になってしまったことから、本来の力はミリムと同程度あるのではないかと予想されています。
ただし最古の魔王といっても、精霊族であるという生まれつきの体質によって、真なる魔王への覚醒は不可能だと考えられます。そのため、戦闘能力で比較した際には他の覚醒魔王よりも劣ってしまうかもしれません。
しかし、精霊女王(エレメント)としての立場ゆえに、世界へ与える影響が大きく、ラミリス自身が誰かに憑依して加護や能力を付与することで強くなるということが考えられます。
また「迷宮創造(チイサナセカイ)」で創造した巨大な迷宮空間を創造することができるため「迷宮妖精(ラビリンス)」の一面もあります。
ラミリスが魔王になった経緯
元精霊女王(エレメント)
魔王の中では最古の世代ですが、子供の姿になっているため力の大半は失われています。本人から堕天して魔王になったと語られていました。
これはミリムと関係があります。
ミリムは実はヴェルダナーヴァの実の娘であり、人間との子供です。
そんなミリムにはペットの竜がいたのですが、ある魔導王国に殺されてしまい、暴走してしまいます。これが狂化暴走(スタンピード)です。
その際にいくつもの国を滅ぼし、世界を滅ぼそうとしたため、ギィが7日7晩の死闘の末ラミリスが仲裁したことでようやく沈静化します。
転生を繰り返している
ラミリスは膨大なエネルギ-を消費することで沈静化に至ったことで力の大半を失ってしまい、現在のような子供の姿になってしまいました。肉体の寿命が来ると、また転生するという特異体質の原因もこれです。
そのため、正確には精霊女王(エレメント)というよりは堕天した精霊族の魔王という表現が最も近しいのではないかと思います。
ラミリスの配下・部下
ラミリスには、「ベレッタ、トレイニー」の2人の配下がいます。
ベレッタ
リムルが精霊の住処で粉砕してしまったゴーレムの代わりとして作り出された悪魔で、リムルによって肉体を創造され、同時に名づけをされました。
種族は「上位悪魔(グレーターデーモン)」です。
悪魔の系統としては「黒」の系統になり、「原初の黒(ノワール)」ことディアブロの眷属です。
主は違えど、その考え方の方向性はかなりディアブロよりなので、自分中心の考え方をします。
ラミリスとは気が合うようで、ワルプルギスでギィとの会話より、精霊工学の研究に没頭することが趣味のようです。
戦闘能力は非常に高く、クレイマンが自身の最高傑作と言っていたヴィオーラを傷一つなく分解して、周囲が戦闘中なのにもかかわらず手入れを行っていました。どうやら研究材料にするようです。
仮にもシオンが足止めされていたくらいの比較的戦闘能力の高いゴーレムかと思われますが、ベレッタの敵ではなかったようです。
ベレッタの強さや正体については、『【転スラ】ベレッタの正体や強さ・能力 | リムルと交わした契約内容を紹介』で紹介しています。
トレイニー
ジュラの森を管理しているドライアドで、ドライアド三姉妹の長女。
リムルから「さん」付けされたり、ジュラの森の同盟を結ぶ際には見届け人になったりなど、ジュラの森においては権威のある人物です。
創造主はラミリスですが、精霊の住処からはぐれた際にジュラの森へやってきて、ヴェルドラによって森の管理者としての役割を付与されたため、この世に顕現し続けることができています。
性格としては、大人のお姉さんといったような感じで、母親のような気質の持ち主です。
これは精霊女王としてのラミリスへの敬意の表れとして、このような性格になっているのではないかと考えます。
まとめ
最古の魔王として長らく魔王の地位に君臨し続けていますが、子供っぽい見た目と言動で周囲からは、かなりバカにされています。
それでも、精霊女王(エレメント)としての責務を全うしており、救いを求めるものに対して手を差し伸べたり、過去に現魔王レオンに勇者の加護を与えたりと、色々仕事をしています。
精霊の住処を拠点として、精霊女王(エレメント)でありながら魔王という独特なポジションにあります。
また、魔王へと堕落したことにより、一定の成長を遂げて寿命が尽きると子供の姿で転生してそれを繰り返すという特異な体質を持っています。
毎回記憶を継承しているので、本人の人格が変わってしまうようなことはありませんが、生みの親であるヴェルダナーヴァのことはどうやら忘れてしまっているようです。
子供の姿での戦闘能力はほぼないと言ってもいいかもしれませんが、魔法や精霊に関する知識には長けており、「精霊工学天才」としての一面もあります。加えてバックにはギィとミリムがいるので、絶対に手を出してはいけない存在です。
今のところ戦闘シーンの描写はありませんが、ジュラの森に住みついて、「迷宮創造(チイサナセカイ)」でテンペストに迷宮を作り出します。
今後迷宮がどのように発展していくのか期待しましょう。
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