転スラには、ゴブリン族やオーク族・オーガ族といった様々な種族が存在しています。
リムルの配下にはも様々な種族がいて、特にオーガ族であるシュナやベニマルなどが中心となって活躍しています。
本記事では、そんなオーガ族の中でも年を取っている鬼人「ハクロウ」について紹介します。
目次
老鬼人「ハクロウ」とは?
剣聖の称号を持つ大鬼族の「ハクロウ(白老)」。
故郷が滅ぼされ生き残った一族と共にジュラの森に流れ着き、リムルと出会います。
釣りや盆栽が好きな初老のお爺さんで、実は人間と大鬼族のクウォーターという珍しい大鬼族です。
魔素量の少ないハクロウですが、剣術と体術は達人級であり、リムルから名をもらったことでさらに力をつけていきます。
その技量の高さから、テンペストでは指南役として多くの弟子を育てています。
ハクロウのプロフィール
名前 | 白老(ハクロウ) |
年齢 | 300歳以上 |
種族 | 大鬼族→鬼人族→妖鬼 |
武器 | 刀 |
称号 | 剣聖、剣鬼 |
リムルに名をもらったことで、大鬼族から鬼人族へ進化。
その後、リムルが魔王覚醒したことで、ギフトにより鬼人族から妖鬼へと進化しました。
素早い戦闘を得意とし、相手が感知できないほどのスピードで近づき斬撃を繰り出します。リムルの仲間になる前の戦闘では、高い戦闘能力でリムルの腕をあっさり切り落として見せました。
観察能力や分析能力にも優れ、戦闘では常に冷静な判断をすることができます。リムルとの戦闘ではスキルを一目見ただけでリムルが捕食した魔物の名前とスキルを言い当てるほど。
魔素こそ少ないものの、戦闘技術と状況判断に優れたバランスの良い剣士です。
ハクロウの声優は「大塚芳忠」さん
ハクロウの声優を勤めるのは、大塚芳忠(おおつか ほうちゅう)さん。
1983年に活動を開始し、『機甲創世記モスピーダ』のバットラー役でデビューしました。
これまでに「ナルト-疾風伝」の自来也や「鬼滅の刃」の鱗滝左近次役など、数多くの大人気アニメのキャラクターを担当しており、味のある低い声が特徴的な声優さんです。
アニメ以外にも洋画の吹き替え、TV番組のナレーションなど幅広くご活躍されています。
ハクロウの強さ・スキル
剣術と武術の達人であるハクロウですが、「転スラ」にはチート級の能力を持つキャラが多数存在しています。
その中で実際ハクロウがどのくらい強いのか気になるところですね。
スキルや過去の戦闘、これまでの話からハクロウが作中でどのくらいの強さなのかを考察していきましょう。
技術の高さ
ハクロウは長い年月を経て朧流剣術を極めています。
「朧流水斬」や奥義「朧-地天轟雷」など様々な技を使うことができます。
中でも使用者の力量次第で無限大の可能性を生むと言われている最高奥義「八重桜-八華閃」は、強力すぎるゆえに門外不出とされた必殺技。ハクロウの弟子の1人であるガゼル王のみ伝授されています。
カリュブディス戦では、あっという間にメガトロンを細切れにしました。
詳しく描かれてはいませんでしたが、八重桜-八華閃を使ったのかもしれませんね。
朧流剣術以外にも、魔素を纏って闘気とする「気闘法」や瞬間的に移動する「瞬動法」、相手の認識を遮る「隠形法」、武器や拳を強化する「気操法」などのアーツ(技術)も会得していています。
本来100年ほどと言われている大鬼族の寿命ですが、それを大きく超え300年以上生きているハクロウ。300年かけて剣術と技術を極めたのであれば、ハクロウの強さも納得できます。
ヴェルドラの発言
コミック第6巻の書き下ろし小説「ヴェルドラのスライム観察日記〜遭遇編〜」のなかでヴェルドラはハクロウの強さを「魔素量だけで判断すれば弱者に分類されるはずなのに、その戦闘力は侮れない」と語っています。
災害級上位レベルの魔素を持つ「ベニマル、シオン、ソウエイ」も技量ではハクロウに及ばない、本気で戦えばハクロウが1番強い。その技量は災厄級であるイフリートや豚頭魔王に迫るとのことです。
上位精霊であるイフリートや、鬼人に進化したベニマルたちを苦しめた豚頭魔王。
その2体に迫る技量をもつハクロウの凄さがわかりますね。
物語序盤なため、登場キャラは少ないもののこの時点でハクロウの強さは作中トップクラスと考えられます。
ハクロウのスキル一覧
ハクロウは、「天空眼(第三の眼)・武芸者(キワメルモノ)・知覚1000倍」の3スキルを所持しています。
天空眼(第三の眼)
ファルムス王国からの刺客「橘恭弥(タチバナ キョウヤ)」との戦闘で初めて見せた「天空眼」。
キョウヤはリムルと同じ異世界からの転生者で、斬ることに特化したユニークスキル「切断者(キリサクモノ)」や自分を中心に周囲を把握し反応速度も上昇させる「天眼」、300倍の速さで認識することができる「思考加速」のエクストラスキルを使用する強力な敵です。
見えない斬撃で不意打ちを仕掛けてくるキョウヤでしたが、ハクロウの天空眼はそれをすべて見破り圧倒的に勝利。
天眼や魔眼の上位版とも言える天空眼を使い格の違いを見せました。
武芸者(キワメルモノ)
リムルが魔王へ進化したことでギフトとして得たユニークスキル「武芸者」。思考加速、超過加速、未来予測、の能力に特化したユニークスキルで剣術、体術を極めたハクロウにピッタリのスキルです。
中でも未来予測の能力は強力で、もともとスピード重視の戦闘スタイルであるハクロウが未来を予測できると考えるとまさに鬼に金棒と言えるでしょう。
知覚1000倍
リムルに名をもらい鬼人族へ進化したときに獲得したユニークスキルです。生物に備わっている感覚をより鮮明に瞬時に把握することができます。
このスキルによりハクロウの強さは格段に上がり、接近戦においてハクロウを出し抜くことが難しくなります。
その実力は、魔王に覚醒進化後大きくステータスアップしたリムルに「スキルなしでは勝てない」と言わせるほどになりました。
師匠:荒木白哉
ハクロウの剣の師匠は、荒木白哉という名の人物で剣鬼の称号をもつ朧流剣術の達人です。
リムルが転生する400年以上前に転生された異世界人で、大鬼の里で剣術を教えていました。この頃にハクロウは弟子入りをしています。
大鬼族はBランクの強さを持つ魔物で「ジュラの森の覇者」とも呼ばれています。そんな大鬼族を相手に剣術を教えていた荒木白哉の腕前も相当なモノだったことが予想できます。
そんな師匠から教わった剣術と大鬼族本来の強さ。
その2つを持っているハクロウが弱いわけがありませんね。
武道会での戦い
テンペストで最強なのは誰なのかを決めるために開催された武道会。
ハクロウは準々決勝まで進んでいます。
1回戦で戦った相手は拳聖「ダムラダ」。闇組織のリーダーの1人であり帝国皇帝近衛騎士団No.2であるラムラダの実力は高く、WEB小説版でのラスボス的存在である「カグラザカ・ユウキ」とも互角以上に渡り合えるほどです。
ハクロウはそんな強敵を相手に30分以上の激闘の末、一瞬の隙を見逃さず勝利します。
次の準々決勝では惜しくも同じ大鬼族のシオンに敗れてしまったものの、その実力の高さを見せつけました。
モミジとカエデの存在
ハクロウを語る上で欠かせない存在、それが「モミジ」と「カエデ」です。
実はハクロウには「モミジ」という名の子供がいます。
モミジは、ハクロウが荒木白夜に剣術を教わっていたころ兄妹弟子として剣術を学んでいた天狗族の「カエデ」との子供。
カエデはハクロウの剣の腕に一目惚れしハクロウに猛アピールします。その結果、ハクロウとカエデは一夜限りの契りを交わしました。
その時誕生したのがモミジです。
モミジの登場後、ハクロウは今までの無口で冷静というキャラは無くなり、見事な親バカっぷりをみせます。普段のハクロウとのギャップを見ることができる貴重なシーンです。
ハクロウの弟子たち
- リムル
- ガゼル王
- 大鬼族
- ゴブタ(ゴブリン)
- ヨウム
ハクロウは、上記5人の弟子を持っています。
ハクロウに育てられたこともあり、全員戦闘スキルが高いです。
リムル
本作「転スラ」の主人公であるリムルも、ハクロウに剣を指南を受けています。
リムル自身が既に強いこともあってか、他の弟子(主にゴブタ)ほど厳しい修行はしていないものの、修行中にはハクロウから「魔素のコントロールが悪い」や「踏み込みはまだまだ」など厳しいアドバイスを受けています。
配下であるハクロウの厳しいアドバイスもリムルは素直に受け入れています。それだけハクロウの実力を認めていると言うことですね。
盟主であるリムルに対してもはっきりと指摘する姿はまさに指南役にピッタリです。
ガゼル王
ハクロウと同じ「朧流剣術」の使い手。
子供の頃にジュラの森でハクロウと出会い300年ほど剣の修行を受けました。
弟子の中で唯一、奥義「朧-地天轟雷」を伝承されています。
英雄王と呼ばれるガゼル王ですが、ハクロウのことを「剣鬼殿」と呼ぶなど今も変わらず敬意を表しています。
ハクロウの元で修行した過去からリムルのことは弟弟子と呼び可愛がり、物語序盤からリムルに協力しています。
大鬼族
大鬼族の里でも剣の指南役の立場であったハクロウは、大鬼族の生き残りであるベニマルやソウエイ、シオンの師匠でもあります。
序盤では大鬼族の中でも最強のハクロウですが、物語が進むにつれ3人の強さはハクロウを超えてしまうほどに。
自分より強くなっていく弟子の成長を喜ぶ様子はハクロウの師としての器の大きさがわかりますね。
ゴブタ(ゴブリン)
戦闘員としてゴブリンたちの多くもハクロウから剣の指南を受けています。その中でもゴブタはハクロウに剣の才能を買われ厳しい修行を受けることに。
毎回ボコボコにされるゴブタですが、持ち前の明るさと素直さでメキメキ剣の腕を上げていきます。本人には自覚がありませんがクレイマンの部下で五本指であるヤムザの攻撃を防ぐなど周囲が驚くほど成長を見せました。
普段はハクロウのことを恐れていますが、厳しく修行をつけられているせいかチャンスがあればハクロウを倒そうと奮闘します。
その負けん気の強さがゴブタを強くさせているのかもしれませんね。
ヨウム
ファルムス王国から派遣された調査団の団長をしていた「ヨウム」。
言葉使いと態度は悪いが本当はいい奴で、部下からの信頼も厚いです。
そんな姿を見たリムルから、「英雄にならないか」と話を持ちかけられます。承諾したヨウムは英雄にふさわしい実力をつけるためハクロウに弟子入りしました。
ハクロウの修行でメキメキと力をつけたヨウムは、獣王国ユーラザニアの上位魔人・グルーシスを相手に見事な立ち回りを見せるほどに。
ゴブタと同じく厳しい修行を受けているヨウムも、チャンスがあればハクロウに一泡吹かせようとゴブタと共に奮闘します。
基本的に誰に対してもラフな話し方をするヨウムですが、ハクロウの前では敬語を使っているシーンが印象的です。
まとめ
老鬼人「ハクロウ」の強さやスキル・能力 | 弟子や声優情報を紹介してきました。
武術の達人としての凄さだけでなく、師匠としても慕われる「ハクロウ」。
登場人物が増えてきたことで少し活躍の場が少なくなってきてるとは言え、作品内で重要な人物であることは確実です。
そんなハクロウの今後の活躍に期待していきましょう!
コメント
鬼滅の刃
野々村なぎ