2021年夏アニメとして2期後半が放送された転スラは、まだまだ完結までの道のりは遠そうです。
アニメ2期ではリムルが名実ともに魔王となったところまで描かれましたが、その後の敵であるルドラ・ナスカについては触れられてすらいない状況です。
今回は、アニメに登場してきていないルドラの正体・強さ・スキルや勇者マサユキとの関係についてネタバレしていきます。
ライトノベル18巻までの内容で記載していくね♪
目次
ルドラ・ナスカとは
ルドラ・ナスカは、ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国の皇帝。
本名は「ルドラ・ナム・ウル・ナスカ」で、世界に3人しかいない竜「ヴェルグリンド」に愛されています。
いわゆる、勝ち組の人間ってやつだ!
ルドラのプロフィール
名前 | ルドラ・ナム・ウル・ナスカ |
種族 | 人間 |
役職 | ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国の皇帝 |
究極能力 | 誓約之王(ウリエル)→正義之王(ミカエル) |
ルドラは、東の帝国”ナスカ・ナムリウム・ウルメリア東方連合統一帝国”の現皇帝です。
自我が薄い子孫の身体に記憶・魂を移して生きているため、年齢にそぐわず、ルドラの精神年齢は1000年以上前のものとなっています。
1000年以上前の世界ではナスカ王国の王太子であり、人間たちの頂点に立つ最古の「覚醒勇者」として名をはせていました。この頃はまだ「勇者」の認知度も低かったそうです。覚醒まで至ったのは、ルドラの才能あってこそでしょう。
ルドラ本人はヴェルダナーヴァの弟子でスキルを貰っており、魔王ギィ・クリムゾンとはライバル関係で、恋人は竜種ヴェルグリンド。さらには妹のルシアはヴェルダナーヴァの妻になっているため、交友関係や家系は豪勢です。
性格は、子供っぽく向こう見ずです。何も考えずに同等の力を持つギィに名付けを行ったり、勇者としてもてはやされて調子に乗ってしまったりと、単調な性格をしています。
戦いにおいては誇りよりも結果を重視するタイプで、「勝てば正義!」という勇者らしからぬセコい考えも持っていました。目つぶしや状態異常を仕掛けてから戦闘に持ち込むなどを当たり前に行うほどです。(こうでもしなければ倒せない敵と戦っている前提は有りますが…)
そもそも、ギィに戦いを挑んだのも、ギィが保有する財宝を狙ってのことでした。
しかし、この性格の頃からヴェルグリンドに好かれていたことから、人にも竜にもモテる素の性格の良さが伺えます。また、ルドラは「いずれ世界を征服する」という壮大な野望があり、壮大な夢を現実にできるだけの地位と才能が有ったこともモテる要因だったのではないでしょうか?
外見は勇者マサユキとほぼ同じで、ロシア系で色白な肌と鮮やかな金髪を持ちます。
東の帝国の服装は昔の中華のようなゆったりとした派手な感じですが、装飾品はつけていないようです。
マサユキは異世界でも現代でもモテる外見をしているし、ルドラも美男子と認識されてるんじゃないかな?
ルドラの保有スキル | 正義之王(ミカエル)
ルドラの究極能力は、『正義之王(ミカエ)』です。ヴェルダナーヴァと交換した究極能力のため、世界の言葉により進化したスキルではありません。
正義之王は「支配」の権能であり、支配下に置いた権能を間借りできるうえに、その保有者を従える能力を持ちます。使いこなせれば、天使系の究極能力に対し絶対支配を行うこともできます。
さらに、聖人へと至った人間に究極付与を与える能力「代行権利(オルタナティブ)」を持ちます。
デメリットは、支配下に置く人間が必要な点です。
絶対防御の発動には「周囲の人物からの忠誠心」がエネルギーとして必要となり、ルドラに従う人間が必ず必要になってきます。
しかし、近藤のような絶対的な忠臣を1人作ってしまえば、それだけで切り札としては十分なほどの能力と言えるでしょう。
実力で獲得した究極能力は「誓約之王(ウリエル)」
誓約之王は「破邪」と「守護」の権能であり、あらゆる攻撃を無効化する絶対防御の力です。
ルドラの使用シーンは少ないですが、リムルも同じ究極能力を手に入れており、ルドラと同じく絶対防御として使用していました。しかし、竜種であるヴェルドラの究極能力「究明之王」で確率操作を行われた一撃を防御できませんでした。
ヴェルドラの王劇が貫通した理由は不明ですが、「叡知之王(ラファエル)」ですら予想だにできない事態ではありました。それほどのレアケースであったため、本来であれば誓約之王を貫通する攻撃ほぼないと思っていいでしょう。
主人公であり、ルドラと同じスキルを持つ存在については、『【転スラ】リムル=テンペストの強さはチート級!最強の全能力・スキルを解説』をご覧ください。
ルドラの強さ・能力 | 天使之軍勢(ハルマゲドン)
ルドラは、1000年以上前からギィ・クリムゾンと戦い続けられるほどの力を持った人間です。
ギィに傷をつけられるほど剣技は鋭いものでした。
さらに、究極能力によって絶対防御を持っているルドラをギィは殺せなかったのです。ルドラも、年々力を付けていくギィにとどめをさせるほどの致命傷は与えられません。
幾度となく戦った2人ですが、結局決着がつくことはありませんでした。二人は同格とみて間違いないでしょう。
2人は研鑽を積んでおり、特にギィはルドラが長い年月をかけて習得した技を見て盗みなどしていたため、さらに強くなっていっています。もとより「力と才能」でのし上がった魔王であるギィに対し、ルドラはひたすら習得した「技術」のみで戦い続けられるだけの才能がありました。ルドラも究極能力を使いこなしていなかたっため、ギィと同格でありながらまだ伸びしろは有ります。
究極能力を使いこなしていないにもかかわらずギィと同格にまで至った技術は、ルドラの強さの源と言っていいでしょう。
また、正義之王(ミカエル)の権能で、天使軍団を召喚するという切り札「天使之軍勢(ハルマゲドン)」を保有しているため、遠くの地に強力な軍隊を送ることもできます。ルドラは、当初軍事力や文明のみを破壊し、人の増長した欲望を制御するために使用するつもりでした。
ルドラと決着がつかないほどの力を持つギィの強さについては、『【転スラ】原初の悪魔「ギィ」の強さやスキル・正体 | 配下や声優情報を紹介』をご覧ください。
ルドラの正体はマサユキ?
あと、ルドラについては読み進めて最後に噴いた。せやな!いるな!!全体的に金ぴかなラッキーボーイ!!!強く生きろ!!!!!って考えると、マサユキはルドラの記憶を継承はしたのかな?継承した上で、マサユキとして生きていく方向に転がったならwin-winなんだよなあ。
— 琥珀 (@ambra_tnsr) December 13, 2019
結論からいうと、マサユキはルドラの記憶を引き継がなかった転生体です。
勇者マサユキとルドラはそっくりな見た目をしていますが、全くの別人。マサユキは、れっきとした日本生まれ日本育ちの異世界人です。
しかし、マサユキは他の転生者とは違い、死んだわけでも召喚されたわけでもありません。
ルドラは最終的に魂が散り散りに散ってしまい、ヴェルグリンドによって散り散りになった魂をかき集められます。
世界を渡って魂を集めるヴェルグリンドは、集めたルドラの魂が引き寄せられるほどの多くのルドラの魂を持ったマサユキとすれ違います。
その結果、複数の魂が戻った衝撃で、マサユキは異世界に移動することとなりました。
召喚術を使われたわけではありませんが、ある意味、唯一の「狙った人物を異世界に連れてくる召喚」の成功例ともいえるでしょう。
どこかの魔王が「望んだ人物を異世界に連れてくる召喚」をしようと躍起になっていた気がする…。
結局、望んだ相手を召喚する方法を見つけられなかった魔王「レオン」については『【転スラ】レオンの強さやスキル・能力 | 目的や過去、シズ・クロエとの関係性を紹介』をご覧ください。
ルドラの最後は?死亡?
ルドラは東の皇帝として君臨し続けていましたが、リムルとの戦いになってしまい、戦いの中死亡してしまいます。
ここでは、ルドラが死亡するまでの流れを紹介していきます。
1000年以上前 | ルドラとギィとの約束
ルドラは、ギィを倒すことも仲間にすることもできずにいました。ギィもルドラを認めてしまっており、殺したくないと思っています。
そんなおり、ヴェルダナーヴァが人間であるルドラの妹・ルシアと結婚したことで、ヴェルダナーヴァに寿命の概念が生まれてしまい、2人はこれからどうすべきか思い悩んでしまいます。
そこで、ギィとルドラは「お互いに手駒だけを使って世界の覇権を競い合う」というルールで、再び争い始めることに。
ルドラは正義之王(ミカエル)を使用し配下を増やし強くなり、「みんなを笑顔にしたい。貧困や不平等をなくして誰もが笑って暮らせる世界を作りたい」という願いをかなえようとします。
ギィはルドラの理想の結末を見届けるために、新たなルールを受け入れ、1000年以上も争い続けることとなります。
ヴェルダナーヴァの死亡
ギィとの争いでルドラが国を離れている間に、妹・ルシアと師匠であるヴェルダナーヴァがテロリストによって殺害されたことが原因で、心を殺して生きるようになります。
さらに、ミリムが魔王となり国を一つ滅ぼすなど、様々な苦難がルドラを襲い、ルドラは心を病み、「みんなを笑顔にしたい。貧困や不平等をなくして誰もが笑って暮らせる世界を作りたい」という願いは失われていきます。
ルドラは次第にギィに勝つことがすべてとなり、多くの血が流れるようになってしまいました。
ルドラは子孫の体に記憶と魂を移植することで転生を繰り返していましたが、転生するたびに魂が徐々にすり減り、勇者の資格すら消失してしまい、ルドラの魂は擦り切れてしまいます。
この頃には、ルドラはすでにルドラとしていきておらず、究極能力である正義之王に自我を乗っ取られ始めてきています。
ラムダは自身の魂が擦り切れていくのを自覚しており、腹心のダムラダに自身の殺害を依頼します。しかし、ルドラを殺せないダムラダには、かわりに自身を殺せるものを連れてくるように命じていました。
ルドラの魂がついに擦り切れる
魂が擦り切れる前、すでに正義之王に乗っ取られていました。ユウキを乗っ取ったのは正義之王と考えられています。
正義之王に乗っ取られたルドラは、リムルとの決戦を迎えますが、リムルに完敗します。
正義之王が弱まったことで、最後の最後に力を振り絞り正義之王から意識を取り戻したルドラは自害しようとしますが、ユウキの精神支配により正義之王を発動し天使を召喚。さらに、ユウキに正義之王を強引に奪われ、魂に大ダメージを追ってしまったことで死亡します。
死亡後は、ルドラの魂は散り散りになってしまいましたが、ヴェルグリンドによってあらゆる世界・時代に転生したルドラの魂を集め、生まれ変わりであるマサユキの魂に統合されました。
ルドラは死亡しましたが、マサユキとして生まれ変わったともいえるかもしれませんね。
まとめ
今回は、ルドラについてまとめてみました。
最初は少年のような野望を持っている金にがめつい団永でしたが、徐々に志を忘れ魂がすさんでいくのがみていられないですね…。親友としてルドラを見守り続けたギィの苦悩もしのばれます。
マサユキには悪いような気はしますが、マサユキとしてルドラが幸せに生きれればいいですね♪
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