『転生したらスライムだった件』は2018年にアニメ化され、2021年には2期が放送され非常に人気の高い異世界転生系の作品です。
主人公のスライム「リムル」は、様々な種族の仲間がいて、戦いや国交で忙しい毎日を過ごしています。
本記事では、そんなリムルの秘書・戦闘員を担当している「シオン」について紹介していきます。
目次
シオン(紫苑)とは
シオンは、リムルの秘書を勤めているオーガ族です。
雑で危なっかしいところこそあるものの、戦闘力が非常に高く明るい性格のシオンは、リムルも信頼をおいています。
甘いものには目がなく、そしてそれ以上にリムルのことを好いているシオン。同じオーガ族でリムルが好きなシュナと取り合いをしています。
シュナについては、『鬼人の姫「シュナ」の強さやスキル・能力 | 魅力や声優情報を紹介』で詳しく紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください。
シオンの基本情報
名前 | シオン |
種族 | 大鬼族(オーガ)→鬼人族(キジン) →悪鬼(オニ)→闘神(トウシン) |
所属 | オーガの里→ジュラ・テンペスト連邦国 |
シオンの基本情報は、上記の通りです。
リムルとの出会いを経て、オーガ族から最終的に闘神(トウシン)になりました。
リムルとの出会い
シオンは元々オーガの里で生まれ育ちました。
この里には300名程度の大鬼族(オーガ)が住んでいて、ある日、魔人のゲルミュットが『名前はいらないか?』とやってきます。
しかし、オーガ達はこの提案を妙だと感じ断ってしまいます。
ゲルミュットは魔王クレイマンの新たな魔王を作り上げるという計画のために、有能と感じた魔物達に片っ端から声をかけていたのです。
ちなみに、後に仲間になるガビルもそのうちの一人です。
この誘いを断った事に憤慨したゲルミュットは、名付けをして新たな魔王としようと目論んでいたオークロードのゲルドにオーガの里を襲わせます。その結果、オーガの里の生き残りはシオンをはじめとする6人だけとなってしまいました。
その後、オーガの里からジュラの大森林へと逃げてきたシオン達はリムルに遭遇。リムルをオーガの里を滅した犯人だと勘違いし、戦いになってしまいます。
ただ、リムルが圧倒的な実力の差を見せつけ、無事誤解が解けました。
後に、リムルは「自分の傘下に入らないか」と、テンペストにオーガ達を誘います。
この誘いにオーガの里の長であるベニマルは悩みましたが、仲間の仇を討つことを優先し、傘下に入ることを受け入れました。そして、オーガの6人はそれぞれ名をもらうこととなりました。
ここで、女性オーガの1人がリムルに「シオン」という名前を授かったのです。
シオンは傘下に入った後、知的な見た目をしていたのでリムルの第一秘書に任命されました。
一見するとクールビューティーだけれど実は
クールビューティーな印象をもつ彼女はリムルに秘書の役職を与えられましたが、実際は脳筋なただのドジっ娘だったのです。
リムルのことが誰よりも好きで、他の誰かがリムルと仲良くしているのを見ると嫉妬してしまいます。
さらには、料理が下手すぎる一面も。
あまりの不味さにコブタが初めて手料理を食べた際、死にかけてその後『毒耐性』のスキルを獲得することとなりました。
そんなシオンなのですが音楽においては非凡な才能があり、たまに歌をシュナと歌ったり楽器の演奏をしています。
シオンの声優はM・A・Oさん
アニメ『転生したらスライムだった件』でシオンの声を担当するのは女優・声優のM・A・O(市道真央)さん。
大阪府の出身で1992年生まれのM・A・Oさんは2011年、『海賊戦隊ゴーカイジャー』でルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー役を演じ、注目を集めました。
元々アニメ好きであり、このゴーカイジャーの変身後のアフレコを経験したこともあって2012年から声優としても活動を始めました。
声優として活動する際、M・A・Oという名義を使っています。ですが、この名義になった詳しい理由は本人にもわかっておらず、最初の作品で台本を受け取ったらそう書いてあったそうです。
主な出演作として
- 『アイドルマスター シンデレラガールズ』鷺沢文香
- 『スロウスタート』京塚志温
- 『フリップフラッパーズ』パピカ
などを担当されました。
作品ごとに印象が変わって、アニメのエンディングのクレジットで発見したときに「え、このキャラクターM・A・Oさんだったのか。』と驚かされることが多々あります。
『転スラ』でも同様に驚かされてしまいました。
これからもM・A・Oさんの今後の活躍に期待ですね!
シオンがまさかの死亡?
リムルがシズさんの教え子を助けるために、イングラシア王国へ赴いていた間、頼れるシオンをはじめとする部下達にテンペストの留守を任せていました。
シオン達にテンペストを任せても大丈夫。森をその手に収め平和になったから敵の心配はないだろうと考えたのです。
しかし、魔物の国であるテンペストを面白く思わなかったファルムス王国が牙を剥きました。
このファルムス王国はリムルの留守中に狙いを定め、刺客を送り込むのでした。その刺客は実はリムルと同様に日本から『転スラ』の世界へやってきた転生者だったのです。
町を荒らそうとする刺客達をシオンは戦うことによって追い返そうとします。
シオンは自らの武器を使わず刺客を圧倒します。
しかし、卑怯な罠により一気に窮地に追い込まれてしまいます。
この敵達はテンペスト中に、魔物の力を奪う結界を発動して本来の力を出せなくしたのです。
それでもシオンは、リムルの『魔物と人間の共存共栄』という望みを守り抜き、武器を使おうとはしませんでした。
シオンは遂に本気を出す事なく、襲われた子供達の身代わりとなり死亡していました。
シオンの死亡・復活経緯は『シオンは誰に殺された?死亡理由や復活経緯・得たスキルを解説』で詳しく紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください。
シオンのスキル・能力 | 復活前・復活後の強さなど
シオンは異世界人によって殺されて死亡したものの、最終的にリムルのおかげで復活します。
ここでは、復活後に手に入れたシオンのスキルや強さについて紹介していきます。
反魂の秘術で生き返る
あの大賢者ですらシオンを生き返らせる方法を見つけるには至らなかったのですが、テンペストにやってきたエレンがリムル等に『シオン達を生き返らせる方法(おとぎ話)』を伝えます。
そのおとぎ話は『死者が生き返った』というおとぎ話。
可能性は3.14%と低確率ではあり噓の可能性もありましたが、リムルはこの話を信じる事にしました。
このおとぎ話は、太古の昔に魔王となった少女=ミリム・ナーヴァの物語。
ある事がきっかけで多くの人間の命を奪ったミリムは魔王と進化した際、自身の近しかった死んだ魔物を進化させた上で生き返らせたのです。
つまり、「数多くの人間を殺せばリムルが魔王へと進化し、シオンを復活させることができる」ということです。
リムルはシオンを失う原因となったファルムス王国の1万の軍勢を王を西方正教会の重役を残し殲滅し、一度死んでしまったシオンを生き返らせるために魔王化を成功させました。
魔王化に伴い、死者を蘇らせる「反魂の秘術(はんごんのひじゅつ)」を成功。シオンは無事生き返ったのです。
ユニークスキル「料理人(サバクモノ)」
シオンが生き返る時に「料理が上手くなりたい」と強く願ったため、リムルの魔王進化の祝福(ギフト)として「料理人(サバクモノ)」を獲得しました。
このスキルは、自分の望む確定的結果を対象に上書きする「確定結果」という能力が含まれており、これによってどんな方法で調理した料理でも美味しくなるのは当たり前となり、さらに魔法の事象や法則の書き換えさえもが可能になりました。
シオンの最強能力は料理の不味さだと思っていたので、少し寂しい気も・・・。
エクストラスキル「完全記憶」
前述の『料理人(サバクモノ)」だけでも反則級の強さなのに、生き返った際『完全記憶』というエクストラスキルも獲得していました。
このスキルは「魂と記憶が揃えば肉体が完全に破壊されても再生する」というもの。
その結果、シオンは半精神生命体へと進化したのでした。
シオンの強さ(復活前)
シオンはリムルの仲間になり名前を与えられた事により、大鬼族(オーガ)から鬼人(キジン)に進化します。
リムルに与えられた剛力丸という大きな刀でバッタバッタと敵を豪快に倒す様は印象的です。
シオンの強さ(復活後)
復活後シオンの強さは格段に跳ね上がりました。
シオン一人で敵の脅威になってしまうほどの人物になってしまったのです。
鬼人からさらに進化し、闘神(上位聖魔霊ー闘霊鬼)となります。
共に復活したテンペストの軍『不死者の親衛隊(ヨミガエリ)』を指揮することとなりました。先述したスキルよりシオン及び軍の仲間は不死身なので、圧倒的な脅威である事がよく分かります。
復活後の強さが最も際立つのは、なんといっても魔王ダグリュールとの戦いでしょう。
彼は巨人族であり、魔王の中でも最強格の内の一人だと謳われている魔王です。
戦闘の序盤、ダグリュールに押されていたシオンですが、戦いの中で進化しヴェルザードが嫉妬之王を獲得したことにより、シオンの中の嫉妬が消失しました。
このことによって彼女の中の邪悪な感情が消え、究極能力である「暴虐之王(スサノオ)」を獲得することとなりました。
この「暴虐之王(スサノオ)」の能力は、マイナスブレイク(相殺能力)といい、対象のエネルギーを奪うことが可能です。奪ったエネルギーを自分のものとすることができるので、格上の相手でも対等に戦うことができます。
このスキルのおかげでダグリュールの本気を引き出すことに成功しますが、ダグリュールに及ばずヴェルドラに戦いを託しました。倒すことができなかったとはいえ、最強格の魔王「ダグリュール」に本気を出させるだけでも十分すごいですよね。
さらに、シオンはリムルの配下の中で最も強い12人のうちの一人であり、オーガの里出身ではベニマルに次いで2位の実力です。
しかし、ベニマルが武器を所持していない時は不死身のシオンに軍配が上がりそうですね。
まとめ
今回は『転スラ』シオンの強さやスキル・能力|魅力や声優情報を紹介させて頂きました。
まとめると、
- シオンの死亡
- リムルの魔王化により復活
- 料理人、暴虐之王等の取得
という感じですね。
本当に生き返ってほっとしました。
これからも彼女の活躍に目が離せませんね。
『転スラ』にはシオンの他にも魅力的なキャラクターがたくさんいます。是非、この記事をキッカケにして『転スラ』の世界を堪能してください。
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