『ブルーロック』には魅力的なキャラクターが数多く登場します。
作中に登場する選手たちの中には、実在の選手が元ネタとなっていたりするキャラが存在します。
公式で直接言及されているわけではなく、モデルが明かされていないキャラクターも多いです。
それぞれのキャラクターのモデルは誰なのかを考察していきます。
登場人物が持ち合わせている能力・技能からモデルを考えていくため、作中のネタバレが含まれています!
ちなみに、以下の記事では『ブルーロック』に登場したキャラクター達を紹介しています。
良ければそちらもご覧ください!
目次
『ブルーロック』モデル選手一覧(日本人)を紹介
潔世一
潔世一は「空間認識能力」が高いです。
それは、言わば「神視点」で状況を俯瞰できる能力です。
作中では、この能力を活かしてボールの落下地点にいち早く駆け付けてゴールを決めたり、優れたポジショニングをしていたりと活躍していました。
以上のことから、モデルとなった選手は「フィリッポ・インサーギ」でしょう。
一応、原作者インタビューで潔のモデルとして名前を出していました。
潔と言う名前も、インサーギから取ったのだと思われます。
フィリッポ・インサーギ選手はイタリア出身であり、常にオフサイドラインまで飛び出してゴールを狙うプレイスタイルが特徴。
ポジショニング能力に優れているため、オフサイドラインでの攻防は目を見張るほど。
ちなみに、インサーギ選手は以下のような言葉を遺しています。
センターフォワードをやっている以上エゴイストであるべきときにはエゴイストでなければならない。チームが組み立てた攻撃をシュートで仕上げるのが僕の仕事だし僕にはその責任がある。多少強引でもシュートを打つ勇気がなければこの仕事は務まらない。
出典:言葉と人生
エゴイストという言葉が入っており、まさに『ブルーロック』の根幹にいるようなモデルの選手でしょう。
蜂楽廻
蜂楽廻の武器は何といっても「テクニカルなドリブル能力」と「ボールコントロール力」です。
踊るようにして相手選手を抜いて行く様は、蝶や蜂を連想させます。
作中では何度も自慢のドリブルで窮地を切り抜け、年俸ランキングでも上位になるほど活躍しています。
ドリブルが上手い選手はたくさんいますが、その中でモデルになった選手は「ロナウジーニョ」だと予想できます。
彼は持ち前のスピードと絶妙なボールさばきでフェイントを使い、相手を一瞬にして抜いていきます。
また、足首の動きを利用したエラシコと呼ばれる技が得意です。
そのエラシコは蜂楽も使っており、トリッキーな戦法は非常に似ています。
他にもモデルとなった選手はいるかもしれませんが、蜂楽廻はロナウジーニョのプレイを意識しているような技を使用しています。
そのため、以上のようにモデルの選手がロナウジーニョだと予想できます。
千切豹馬
千切豹馬は50mを5秒77で走りきるスピードが武器です。
U-20日本代表戦では、右サイドバックで出場。
ボールのテクニックについても優れており、クロスによって多くのチャンスを作ってきました。
そんな千切豹馬のモデル選手は「シシーニョ」選手だと予想されます。
シシーニョ選手はポジションが右サイドバックであり、スピードが持ち味のプレイを披露していました。
また、前十字じん帯の怪我をした経験があり、これも千切豹馬の過去と関連があります。
ただし、潔を除いた登場人物の多くは正確な元ネタが判明していないため、他の選手の要素も入っているでしょう。
國神錬介
國神錬介は圧倒的なフィジカルと左足のミドルシュートが武器の選手です。
幼いころにサッカーで活躍する選手を見て、彼らがヒーローのように見えたことから、自分もサッカーでヒーローを目指しています。
潔たちからもヒーローと呼ばれることがあり、持ち前のシュート力を活かしてチームZを救ってきました。
また、性格面でもスポーツマンシップに溢れています。
他の選手よりもチームメイトと協力することが多く、多くのシュートチャンスを掴んできました。
上記の特徴から、モデルとなった選手は「ディディエ・ドログバ」選手だと考えられます。
ドログバ選手は英雄といった異名があり、フィジカルモンスターと呼ばれるほど力強い肉体が特徴。
また、FIFAワールドカップへの進出が決まった試合の後、内戦を止めるよう呼びかけるなど、まさに英雄的存在です。
そのため、國神錬介はディディエ・ドログバがモデルだと考えられます。
ちなみに、ドログバ選手に近しい選手としてはロメロ・ルカク選手もおり、彼もフィジカルが強いです。
こうしたことから、ドログバ選手やロメロ選手などが元ネタだと予想されます。
五十嵐栗夢
五十嵐栗夢はマリーシアを得意とする選手です。
素の実力としては他の選手よりも見劣りしますが、マリーシアを武器としています。
それは「ずる賢さ」を意味しており、審判へのアピールが上手かったり、PKのチャンスを得るために上手く倒れたりすることを言います。
試合で活躍している描写が少ないですが、上記の特徴から「ディエゴ・シメオネ」選手がモデルだと予想されます。
シメオネ選手は相手選手をわざと挑発して報復を誘発するというプレイが得意です。
1998FIFAワールドカップ決勝トーナメントのイングランド戦において、シメオネはデビッド・ベッカムを退場へと追い込んでいました。
こうした理由から、五十嵐栗夢の元ネタ選手は「シメオネ」選手だと考えられます。
馬狼照英
馬狼照英はゴール右上角を正確に狙える精度の高いシュートと、強靭な体幹を活かした突破力が武器です。
自分のことをキングだと自称するほどの自信家でもあります。
シュートの射程距離は27~29mと長く、ペナルティエリア外からもシュートが狙えます。
さらにはフィジカルを活かして相手の妨害を突破することで、シュートの成功率が高まる位置まで進むことが可能です。
ちなみに、馬狼は作中で好きな選手として「マリオ・バロテッリ」を挙げています。
上記のことから、モデルとなった選手はマリオ・バロテッリ選手でしょう。
彼はフィジカルを活かしたプレイを得意としてます。
また、バロテッリ選手はプライドが高いと言われており、攻撃的な性格でチームメイトと衝突することもあったそうです。
問題児として評価されたこともあり、まさに馬狼の元ネタといった人物だと思います。
加えて、馬狼はバロテッリの部分の当て字とも考えられます。
そのため、馬狼のモデルとなった選手はマリオ・バロテッリ選手でしょう。
凪誠士郎
凪誠士郎は身体能力の高さと、トラップ技術の高さが武器です。
どんなパスも足先に吸い付くようなトラップを作中では披露していました。
また、背中でトラップして相手の裏をかくなど、トリッキーなプレイが得意です。
どんな体勢からでもシュートを撃つことができ、彼の桁外れなトラップ能力と相まって、数多くのゴールを決めてきました。
上記の特徴から、凪誠士郎のモデルは「デニス・ベルカンプ」選手」だと予想されます。
ベルカンプ選手もトラップ技術に長けており、「変態」と呼ばれるほどの技術です。
どんなボールでも足元でぴたりと止め、相手ディフェンダーを見事に回避してシュートを決める機会が多くありました。
発想力が天才的であり、それも凪と重なるところがあります。
以上のことから、凪誠士郎の元ネタは「デニス・ベルカンプ」選手だと思われます。
御影玲王
御影玲王はドリブルやシュート、パスなどの技術がすべて高水準でまとまっているオールラウンダーな選手です。
時には器用貧乏とも言われることもありますが、それでも100点中90点のプレイを幅広く行えることが武器と言えます。
また、作中では相手の技術を盗んで自分の技とする能力も作中では身に付けており、「器用大富豪」とも言える選手になっていきました。
ちなみに、御影玲王は好きな選手としてクリスティアーノ・ロナウドを挙げています。
上記の理由から万能型な御影玲王のモデルは「クリスティアーノ・ロナウド」選手だと予想されます。
ロナウド選手も隙の無い万能型であり、多くの偉業を成し遂げました。
また、シュートやスピード、テクニックが揃った万能ストライカーとしては「ティエリ・アンリ」選手などもモデルとして挙げられるでしょう。
糸師凛
糸師凛は万能型の選手であり、『ブルーロック』で最強クラスの能力を持ちます。
特定の技能が優れているというよりも、サッカーに必要な能力をすべて持ち合わせています。
予測する力が特に突出しており、潔の空間認識能力を利用して罠に嵌めて上回るほど。
糸師凛は言わば「フィールドを支配する能力」を持っています。
上記の特徴から、糸師凛のモデルは「大迫勇也」選手だと予想されます。
すべての能力が満遍なく高く、ゴールを決める攻撃力だけでなく守備にも定評があります。
さらにはコンタクトプレーを得意とし、駆け引きも得意だそうです。
以上のことから、糸師凛は「大迫勇也」選手が元ネタだと考えられます。
蟻生十兵衛
蟻生十兵衛は、195cmの長身と手足の長さが武器です。
190cmある凪誠士郎のボールを、その長い足で奪うほどリーチが他の選手よりも優れています。
また、高く上がったボールを誰よりも先にトラップしたり、ヘディングでゴールを決めたりすることも可能です。
上記の特徴から、蟻生十兵衛のモデルは「ピーター・クラウチ」だと予想されます。
この選手は身長が201cmあり、蟻生と同じように長身を活かしたプレイが武器です。
さらには、ヘディングも得意であり、多くの得点を取ってきました。
このような特徴から、蟻生十兵衛のモデル選手は「ピーター・クラウチ」だと考えられます。
雷市陣吾
雷市陣吾はフィジカルや超人的なスタミナが武器です。
荒々しい性格ですが、味方の士気を上げることを得意としています。
また、一次選考のチームV戦では、試合開始から御影玲王にマークして、試合終了まで玲王の動きを制限していました。
上記の特徴から、雷市陣吾のモデルは「ジェンナーロ・ガットゥーゾ」選手でしょう。
ガットゥーゾ選手は「闘犬」という異名を持ち、相手に激しくチェックするプレースタイルを得意としています。
さらには、持ち前のスタミナでフィールドを走り、タックルなどでボールを奪う激しいプレイも得意としています。
このような特徴から、雷市陣吾は「ジェンナーロ・ガットゥーゾ」だと思われます。
二子一揮
二子一揮は空間認識能力に優れた選手です。
強力なフィジカルや高身長ではありませんが、戦況を正確に分析する戦術眼を持っています。
他人の能力を引き出すプレイスタイルが得意であり、一次選考では司令塔の役割を担っていました。
また、U-20日本代表戦ではその戦術眼を活かして、ディフェンダーを任されていました。
上記の特徴から、二子一揮のモデルは「ファビオ・カンナバーロ」だと予想されます。
サッカー選手としては小柄ながらも、素早い瞬発力と鋭い読みが得意です。
相手を自由にさせないプレイが抜群に上手であり、守備力に定評がありました。
その読みや身長・守備力などから、二子一揮のモデルは「ファビオ・カンナバーロ」でしょう。
糸師冴
糸師冴は、完璧ともいえるオールラウンダーです。
サッカーに必要なあらゆる能力が高く、ドリブルやシュート、パスや状況判断能力など、すべてに秀でています。
糸師冴は幼いころから才能に恵まれ、海外でサッカーをするようになります。
そうして、『レ・アール』の下部組織に所属し、『ブルーロック』で世界11傑に選抜される実力者となりました。
上記の特徴から、冴のモデルは「中井卓大」選手だと予想されます。
中井選手は、9歳のときにレアル下部組織と契約していました。
この経歴は、冴とよく似ていますね。
また、ボールキープ力に優れており、ゲームメイクを得意としていました。
プレイ中では攻撃的なMFとしてチームの心臓のような役割を担っており、冴もMFであることからモデル選手だと思われます。
加えて、「リオネル・メッシ」選手の世界最高峰の能力も合わさっていると考えられます。
士道龍聖
士道龍聖は、『ブルーロック』の中でも狂暴な性格であり、サッカーを生命活動と捉える独特な感性が特徴です。
ゴールを決めるための能力が突出しており、普通ならシュートを決めるのが難しい体勢でも、正確にゴールを決めることができます。
フィジカルの面でも他者を圧倒しており、頭も切れることから隙がありません。
上記の特徴から、士道龍聖のモデルは「ズラタン・イブラヒモビッチ」選手だと予想されます。
イブラヒモビッチ選手は「悪童」という異名を持ち、アクロバティックなシュートを得意としています。
得点能力が高く、そういった特徴が士道龍聖につながっていると思われます。
そのため、士道のモデルはイブラヒモビッチ選手でしょう。
オリヴァ・愛空
オリヴァ・愛空はU-20日本代表の主将であり、身体能力だけでなく視野の広さも優れています。
センターバックのディフェンダーだけあって防御力がずば抜けており、数人がかりの攻めを相手にしても見事にボールを止めるなど、超人的な活躍が描写されていました。
ちなみに、やや女癖の悪いところがあり、たびたび修羅場になることも。
上記のことから、愛空のモデルは「ファン・ダイク」だと予想されます。
ダイク選手は世界最高のセンターバックと呼ばれたこともあり、高いディフェンス能力が共通しています。
また、相手がどう動くかという読みの能力も高く、まさに愛空といえる選手でしょう。
それに、ダイクと愛空で名前も似ており、他にモデル選手がいたとしても、ファン・ダイク選手も意識して作られているキャラクターだと思われます。
まとめ
この記事では、『ブルーロック』に登場する選手のモデル選手について考察してきました。
元ネタとなった選手は確定しておらず、作者も明かしていません。
ただし、考察では以下の通りになりました。
- 潔世一:フィリッポ・インサーギ
- 蜂楽廻:ロナウジーニョ
- 千切豹馬:シシーニョ
- 國神錬介:ディディエ・ドログバ
- 雷市陣吾:ジェンナーロ・ガットゥーゾ
- 五十嵐栗夢:ディエゴ・シメオネ
- 二子一揮:ファビオ・カンナバーロ
- 馬狼照英:マリオ・バロテッリ
- 凪誠士郎:デニス・ベルカンプ
- 御影玲王:クリスティアーノ・ロナウド
- 糸師凛:大迫勇也
- 蟻生十兵衛:ピーター・クラウチ
- 士道龍聖:ズラタン・イブラヒモビッチ
- 糸師冴:中井卓大
- オリヴァ・愛空:ファン・ダイク
以外と名前が似ているキャラクターがいるなど、面白い結果になりました。
もしかすると、今後は公式からモデルとなった人物が発表されるかもしれませんね。
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