『葬送のフリーレン』は2020年から、山田鐘人先生(原作)とアベツカサ先生(作画担当)のコンビによって週刊少年サンデーで大人気連載中の漫画作品です。
2021年漫画大賞など、多くの賞も受賞されており「泣けるファンタジー作品」とまで呼ばれ、大きな話題となりました。
さらにテレビアニメ化も決定しており、2023年9月末での金曜ロードショー枠で放送される第1話を皮切りに放送中です。
本記事ではデンケンの年齢や魔法、強さについて解説。
また、死別した妻やマハトとの師弟関係における過去、そしてマハトとの死闘の末の決着や別れにも迫ります。
本作品の人物相関図は「葬送のフリーレンの人物相関図!登場人物・キャラクターの一覧を解説」の記事をご覧ください。

デンケンとは
デンケンは一級魔法試験編で初登場した男性であり、同じ試験会場でフェルンやフリーレン達とも出会いました。
受験者の中では最年長であり、その年老いた容姿を始め単眼鏡や長い髭が特徴的ですが、かつては権力争いにも勝ち抜いた上で「宮廷魔法使い」として働いていた程の高い実力と実績の持ち主でもあります。
デンケンの年齢とプロフィール | 黄金郷で生まれた魔法使い
種族 | 人間 |
年齢 | 78歳(初登場時)→80歳(黄金郷編) |
職業と階級 | 二級魔法使い→ 一級魔法使い |
デンケンの故郷は魔王直属の配下”七崩賢”の1人であるマハトに支配された黄金郷にあります。
まだ少年期だった頃に両親を亡くした後から黄金郷にある城塞都市ヴァイゼを統括するグリュックの養子となり、息子のように育てられました。
また、デンケンが“マハトの弟子”となって彼から魔法を教わり始めたのもこの時期からです。
そして20代半ばの頃には結婚もしていましたが、それは本編の時代から50年以上も前の時代です。
そのため、本編で初登場した時点では既に“78歳”という高齢を迎えていました。
さらに漫画の中では魔法試験編から黄金郷編にかけて2年もの年月が流れているため、帰郷時やフリーレン達と再会した時には80歳を迎えていたことになります。
デンケンの性格 | 権力者でも誠実かつ社交的
かつては権力者として働き続けたこと、かなりのインテリで気難しい性格に見えがちなデンケンですが、実はかなり誠実で優しい上、社交性も高いことが判明しています。
一次試験で同じパーティーメンバーとして共闘したラオフェンを自分の孫のように可愛がり、リヒターも食事に誘うなど、試験の合間の時間では同じ受験者たちとの交流も積極的に行っていました。
ちなみにデンケンは子供を授からないまま妻と死別していますが、もしも子供がいた場合にはフェルンやラオフェンと同じ位の年頃の可愛い孫にも恵まれていたかもしれません。
そのため、1000年以上も生き続けているフリーレンはともかく、フェルンたち人間の魔法使いに対しては“自分の子供や孫”のような感慨を抱いたのかもしれませんね。
フェルンの魔法能力の強さやシュタルクへの想いは『フェルンの能力・強さはフリーレンより上?世界最強の魔法使いになる可能性あり』の記事で紹介しているので、ぜひこちらも参照ください。

デンケンが一級魔法使いを目指した理由とは
デンケンもまた、フェルンたちと共に最後の三次試験まで勝ち残り、面接官を務めた大魔法使いゼーリエから認められて合格したことにより、晴れて“一級魔法使い”に昇格しました。
一級魔法使いになった者には「ゼーリエから自分の望むあらゆる魔法をもらえる」という特権を得られること、さらに本編の時代でマハトに支配された黄金郷へ入るにも「一級魔法使いの地位や階級が必要」とされています。
デンケンは過去に死別した妻の“お墓参り”を果たしたい思いで一級魔法試験に臨んでいたのです。
(妻との過去に関しては後の項目で解説します)
その後、原作77話でレルネンとエーデルに見送られながら“50年ぶりの帰郷”を果たしましたが…
この時の帰還は「黄金郷を封印する結界の維持と管理」という、ゼーリエから与えられた任務のためでした。
それでも、デンケンにはこれまで果たせずにきた「妻(レクテューレ)のお墓参りをする」という目的も、自分の命すら捨てる覚悟で果たそうと考えていました。
デンケンの魔法 | 本当の強さにも迫る
ここではデンケンの使う魔法や、その絶大な威力について解説します。
また、魔法とは異なる“デンケンの本当の強さ”にも迫ります。
フリーレンとの戦闘で見せた上級魔法の数々
デンケンの強さや魔法において、どうしてもマハトとの死闘で見せた「ゾルトラーク」や「ミステイルジーラ」ばかりが脳裏に焼きついている読者も多いはずです。
しかし、デンケンの魔法や絶大な威力は一次試験で臨んだフリーレンとの戦闘中で充分に証明されています。
空に浮いたフリーレンから「ヴァルドゴーゼ」という魔法で起こした巨大な竜巻きを目前にしても、デンケンは狼狽えず「ダオスドルグ」という風を業火に変えられる魔法で“炎の竜巻き”へと変えながらフリーレンへの反撃を行なっています。
さらに、バリアを張って防御に徹したフリーレンに対して「カタストラーヴィア」という裁きの光を放つ魔法ですかさず攻撃していました。
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